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コーランを知っていますか (新潮文庫) 文庫 – 2005/12/22
阿刀田 高
(著)
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購入オプションとあわせ買い
こういう入門書が欲しかった!
イスラム教について知りたいと思い立ったら、この一冊を。
遺産相続から女性の扱い方まで厳格に、でも驚くほど具体的に、イスラム社会を規定する『コーラン』。日本人には理解しにくいと言われるこの書も、アトーダ流に噛み砕けばすらすら頭に入ります。神の言葉『コーラン』は、実は後悔しない人生を送るための親父の説教みたいなものなんです。
イスラムとの協調が絶対不可欠な、今だからこそ読みたい『コーラン』の、一番易しい入門書。
目次
第1話 扉を開けると
第2話 象の年に生まれて
第3話 アラーは駱駝を創った
第4話 預言者たちが行く
第5話 妻を娶らば
〈コーランの構成一覧表〉
第6話 神は紙に描けない
第7話 砂漠のフェミニズム
第8話 救世者の称号
第9話 君去りし後
〈イスラム諸国会議機構(OIC)加盟国一覧〉
〈イスラム関係大小いろいろ大ざっぱ年表〉
第10話 聖典の故里を訪ねて
あとがき
解説 池内恵
本文より
二十一世紀の世界はイスラムとの協調を抜きにしては考えにくい。そのイスラムの根底にあるのがコーラン、と、これもまた論をまたない。
にもかかわらず私たち日本人はコーランをほとんど知らない。理解は極端に浅い。
このエッセイは日常の読書の中でコーランをやさしく読み知っていただくこと、ただそれだけを願って綴った。(「あとがき」)
本書「解説」より
コーランには全編を通したストーリーがない。全編どころか、各章にも明確な筋があることはほとんどない。数節単位でぶつぶつと切れてしまい、時間の流れも一方向でない。愛も恋も、人間的な情も主要な関心事ではない。あるのはひたすら神の一人称の命令である。(略)
(阿刀田さんは)腰を据えて勉強し、イスラム教の啓示の書の成り立ちから、マホメット(ムハンマド)の生涯、イスラム教団の歴史、基本的な教義の解説まで細やかに気を配って盛り込んだ、実によくできた入門書を仕上げてしまった。
――池内恵(国際日本文化研究センター助教授)
阿刀田高(あとうだ・たかし)
1935(昭和10)年、東京生れ。早稲田大学文学部卒。国立国会図書館に勤務しながら執筆活動を続け、1978年『冷蔵庫より愛をこめて』でデビュー。1979年「来訪者」で日本推理作家協会賞、短編集『ナポレオン狂』で直木賞、1995(平成7)年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞を受賞。他に『ギリシア神話を知っていますか』『源氏物語を知っていますか』『知的創造の作法』『アンブラッセ』『地下水路の夜』など著書多数。
イスラム教について知りたいと思い立ったら、この一冊を。
遺産相続から女性の扱い方まで厳格に、でも驚くほど具体的に、イスラム社会を規定する『コーラン』。日本人には理解しにくいと言われるこの書も、アトーダ流に噛み砕けばすらすら頭に入ります。神の言葉『コーラン』は、実は後悔しない人生を送るための親父の説教みたいなものなんです。
イスラムとの協調が絶対不可欠な、今だからこそ読みたい『コーラン』の、一番易しい入門書。
目次
第1話 扉を開けると
第2話 象の年に生まれて
第3話 アラーは駱駝を創った
第4話 預言者たちが行く
第5話 妻を娶らば
〈コーランの構成一覧表〉
第6話 神は紙に描けない
第7話 砂漠のフェミニズム
第8話 救世者の称号
第9話 君去りし後
〈イスラム諸国会議機構(OIC)加盟国一覧〉
〈イスラム関係大小いろいろ大ざっぱ年表〉
第10話 聖典の故里を訪ねて
あとがき
解説 池内恵
本文より
二十一世紀の世界はイスラムとの協調を抜きにしては考えにくい。そのイスラムの根底にあるのがコーラン、と、これもまた論をまたない。
にもかかわらず私たち日本人はコーランをほとんど知らない。理解は極端に浅い。
このエッセイは日常の読書の中でコーランをやさしく読み知っていただくこと、ただそれだけを願って綴った。(「あとがき」)
本書「解説」より
コーランには全編を通したストーリーがない。全編どころか、各章にも明確な筋があることはほとんどない。数節単位でぶつぶつと切れてしまい、時間の流れも一方向でない。愛も恋も、人間的な情も主要な関心事ではない。あるのはひたすら神の一人称の命令である。(略)
(阿刀田さんは)腰を据えて勉強し、イスラム教の啓示の書の成り立ちから、マホメット(ムハンマド)の生涯、イスラム教団の歴史、基本的な教義の解説まで細やかに気を配って盛り込んだ、実によくできた入門書を仕上げてしまった。
――池内恵(国際日本文化研究センター助教授)
阿刀田高(あとうだ・たかし)
1935(昭和10)年、東京生れ。早稲田大学文学部卒。国立国会図書館に勤務しながら執筆活動を続け、1978年『冷蔵庫より愛をこめて』でデビュー。1979年「来訪者」で日本推理作家協会賞、短編集『ナポレオン狂』で直木賞、1995(平成7)年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞を受賞。他に『ギリシア神話を知っていますか』『源氏物語を知っていますか』『知的創造の作法』『アンブラッセ』『地下水路の夜』など著書多数。
- 本の長さ375ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2005/12/22
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101255296
- ISBN-13978-4101255293
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2005/12/22)
- 発売日 : 2005/12/22
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 375ページ
- ISBN-10 : 4101255296
- ISBN-13 : 978-4101255293
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 21,427位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1位コーラン
- - 8位イスラム教(一般)関連書籍
- - 72位宗教入門 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1935(昭和10)年、東京生れ。早稲田大学文学部卒。
国立国会図書館に勤務しながら執筆活動を続け、1978年『冷蔵庫より愛をこめて』でデビュー。1979年「来訪者」で日本推理作家協会賞、短編集『ナポレオン狂』で直木賞、1995(平成7)年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞を受賞。
他に『花あらし』『シェイクスピアを楽しむために』『チェーホフを楽しむために』『佐保姫伝説』『プルタークの物語』など著書多数。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年7月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
イスラム教徒の聖典で、ざっくりいうと、キリストが救世主とする新約聖書を否定し、キリストは預言者であり、ムハンマドが最後の預言者で救世主だと。
2022年9月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
イスラム教の事を知りたくて購入しました。
わかりやすかったです。
わかりやすかったです。
2018年9月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
コーランの内容を要領よくまとめている(と思います)。新約聖書などに比べると、ドラマ性がないと繰り返し指摘しているが、まあ、それなりに面白くまとめていると思うし、私自身はコーランへの知識があまりなかったので、非常に新鮮に読むことができました。
ただ、最後のサウジアラビア旅行記はなんだかなと思い、評価が下がりました。旅行記自体は良いのですが、最後にサウジアラビアの人からのインタビューに対して、阿刀田さんとその奥さんの回答の内容がもろに西洋的観点からの「親父の説教」でした(この言葉は本編で良くでてきます…)。サウジアラビアの人々の価値観は西洋的価値観ではないわけで、そこをちょっと旅行した人から『違う価値観から見ると間違っているので、その習慣は変えるべきである』みたいなことを言われても、納得いかないでしょう。ベストセラーの小説家は、自分の書かれた本がたくさんの人に読まれているので、自分の発言の重みをわかっている人かと思っていましたが、もう少し読み手の置かれている状況を考えた発言はできないのかなと思いました。
ただ、最後のサウジアラビア旅行記はなんだかなと思い、評価が下がりました。旅行記自体は良いのですが、最後にサウジアラビアの人からのインタビューに対して、阿刀田さんとその奥さんの回答の内容がもろに西洋的観点からの「親父の説教」でした(この言葉は本編で良くでてきます…)。サウジアラビアの人々の価値観は西洋的価値観ではないわけで、そこをちょっと旅行した人から『違う価値観から見ると間違っているので、その習慣は変えるべきである』みたいなことを言われても、納得いかないでしょう。ベストセラーの小説家は、自分の書かれた本がたくさんの人に読まれているので、自分の発言の重みをわかっている人かと思っていましたが、もう少し読み手の置かれている状況を考えた発言はできないのかなと思いました。
2019年3月11日に日本でレビュー済み
2001.9.11のアメリカ同時多発テロ。
飛行機がNYの世界貿易センタービルをめがけて衝突するのを見た時に、私は
イスラム文明とキリスト教世界がガチンコで戦争を始めたと思った。しかし、
阿刀田高のこの本を読むとそういう見方がまちがいであることがよくわかる。
阿刀田は当書をこの事件の後に書いている。
私はイスラム教やコーランについては何も知らなかった。学校でも教えてくれ
なかった。この本から私が学んだことは次のことである。
(1)イスラム教はキリスト教と対立する教えではなく、キリスト教を補完する
教えであること。コーランのなかには旧約聖書、新約聖書の中に出てくる預言者
が出てくる。イブラーヒーム(=アブラハム)、ムーサー(=モーセ)、
イーサー(=イエス)など。そしてエピソードもしっかり共用している。
イスラム教の成立を622年(ビジュラ=イスラム暦元年)におくと、このころ
には旧約聖書や新約聖書の話はアラブ人のあいだにもある程度行き渡っていた
ようだ。とくにイエス・キリストはアラーから特別扱い(厚遇)されている。
神アラーとしては、「いままでアブラハムとかイエスとかいろんな預言者を送り
込んでユダヤ教、キリスト教を創らせたがどうもいまいちだ。今回、最後の
チャンスとして、マホメットに一番優れたイスラム教を創らせるから皆も従う
ように」ということらしい。
(2)コーランは神アラーがマホメットに下した啓示をマホメット自身が書いた
もの。だからあまり首尾一貫していない。話がぽんぽん飛んでわかりにくい。
おやじの説教みたいに、「よくわからんでも俺の言う通りにしたら間違いない」
みたいな。(と、阿刀田氏は書いている。)書かれたものも時間順に並んでない
からわかりにくい。むしろコーランはみんなで詠唱するときの荘厳さが肝の
神の音楽なのかもしれない。
(3)ユダヤ教もキリスト教もイスラム教も神は一神教でアラー=the Godである。
日本のような自然の恵みが豊穣なところでは、すべてのものに神がやどる
八百万の神々(多神教)であるが、きびしい砂漠ではアラーの一神教である。
自分に従えば最後の審判で天国に行かせてやるが、従わないと地獄行きだと
脅す。(天国には特上と並みの2種類あるらしい。区別はよくわからないが。)
多神教については土俗の古めかしい神だとバカにする。
日本人から見ると、女性の扱い方、多神教や偶像崇拝に対する考え、金融の
利子の否定など違和感はあるが、信仰は生まれた地域におおきく依存するから
(全世界の20%の人がイスラム教の信者)お互いに理解して仲良くしなければ
ならないと感じた。そのとっかかりとして本書をすすめる。読みやすい。
Amazonで購入
2001.9.11のアメリカ同時多発テロ。
飛行機がNYの世界貿易センタービルをめがけて衝突するのを見た時に、私は
イスラム文明とキリスト教世界がガチンコで戦争を始めたと思った。しかし、
阿刀田高のこの本を読むとそういう見方がまちがいであることがよくわかる。
阿刀田は当書をこの事件の後に書いている。
私はイスラム教やコーランについては何も知らなかった。学校でも教えてくれ
なかった。この本から私が学んだことは次のことである。
(1)イスラム教はキリスト教と対立する教えではなく、キリスト教を補完する
教えであること。コーランのなかには旧約聖書、新約聖書の中に出てくる預言者
が出てくる。イブラーヒーム(=アブラハム)、ムーサー(=モーセ)、
イーサー(=イエス)など。そしてエピソードもしっかり共用している。
イスラム教の成立を622年(ビジュラ=イスラム暦元年)におくと、このころ
には旧約聖書や新約聖書の話はアラブ人のあいだにもある程度行き渡っていた
ようだ。とくにイエス・キリストはアラーから特別扱い(厚遇)されている。
神アラーとしては、「いままでアブラハムとかイエスとかいろんな預言者を送り
込んでユダヤ教、キリスト教を創らせたがどうもいまいちだ。今回、最後の
チャンスとして、マホメットに一番優れたイスラム教を創らせるから皆も従う
ように」ということらしい。
(2)コーランは神アラーがマホメットに下した啓示をマホメット自身が書いた
もの。だからあまり首尾一貫していない。話がぽんぽん飛んでわかりにくい。
おやじの説教みたいに、「よくわからんでも俺の言う通りにしたら間違いない」
みたいな。(と、阿刀田氏は書いている。)書かれたものも時間順に並んでない
からわかりにくい。むしろコーランはみんなで詠唱するときの荘厳さが肝の
神の音楽なのかもしれない。
(3)ユダヤ教もキリスト教もイスラム教も神は一神教でアラー=the Godである。
日本のような自然の恵みが豊穣なところでは、すべてのものに神がやどる
八百万の神々(多神教)であるが、きびしい砂漠ではアラーの一神教である。
自分に従えば最後の審判で天国に行かせてやるが、従わないと地獄行きだと
脅す。(天国には特上と並みの2種類あるらしい。区別はよくわからないが。)
多神教については土俗の古めかしい神だとバカにする。
日本人から見ると、女性の扱い方、多神教や偶像崇拝に対する考え、金融の
利子の否定など違和感はあるが、信仰は生まれた地域におおきく依存するから
(全世界の20%の人がイスラム教の信者)お互いに理解して仲良くしなければ
ならないと感じた。そのとっかかりとして本書をすすめる。読みやすい。
2011年3月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
コーランを原著で読まれた方が、本書を読むと、
「凄い、ここまでわかりやすくなるのか…」
と驚かれるのではないでしょうか。
原著では、話が飛びすぎて理解できなかったもので…
一読してコーランの『流れ』を把握させてもらえるのは嬉しい限りでしょう。
コーランの表層を楽しむには十分な内容だと思います。
各章要約
■第1話:扉を開けると
最後の預言者マホメットが執筆したコーランは、イスラム教の聖典。そこで描かれる最後の審判は、ユダヤ教・キリスト教のそれ以上に克明だ。善悪の分かれめは唯一神アラーを信じ、その教えに忠実に従ってきたかどうかの一点にかかっている。
■第2話:象の年に生まれて
マホメットは初めから神の啓示を悟っていたわけではない。民衆を導くものとして選ばれたことを自覚するまでには長い年月を要し、布教に奔走するも、群集からは石を投げられ、罵倒される始末だったようだ。
■第3話:アラーは駱駝を創った
コーランは、長い年月にわたり、アラビア語以外で読むことは禁じられていた。その背景には、コーランは神の言葉であると同時に、神の音楽でもあった点大きく影響している。コーランを声に出して響く厳粛さ・壮大さを軽々しく受け止めてはいけないとする考えは相当に強い。
■第4話:預言者達が行く
ユダヤ教の教えを完成させることがコーランの役目。一人でも多くの人がコーランの恩恵に預かれるよう、内容の論理以上に、伝承の容易さに力を入れたのだろうか。コーランには私たちの完成に訴え、感動を与える特徴がある。
岩のドームに19本の釘を刺す。「すべてがなくなったとき、世界は再び混沌に陥る」とマホメットは述べたそうだ。19本のうち、残るはあと3本のみ。すべてが抜け落ちる日は刻々と近づいている。
■第5話:妻を娶らば
コーランの話は、マホメットにとって都合がいいように進むことがしばしばあり、いきなり話が飛ぶのは茶飯事のこと。それでも、それは聖典なのだ。神の言葉に偽りはない。
■第6話:神は紙に描けない
斎戒の期間=ラマダーンでは断食にくわえて、タバコを吸うことも、性行為も禁止されている。神への畏敬、自らの生きかたに思いを巡らす。
義務的に課せられる喜捨(一種の税制度)をザカートといい、任意に慈善的な奉仕(一種のボランティア)による喜捨をサダカという。
■第7話:砂漠のフェミニズム
男は女よりも上位にあるのが大原則。だけども、その権力を貪らず、女性をいたわり、女性の権利を保障せよとコーランには記載されている。
一夫多妻制については、共同体のセーフティネットとして多妻を許す神のお告げがあったのだとか。
■第8話:救世主の称号
アラーは商売は許すけれど、利子を取ることは許さない。貧富の差が生まれるのは、利子を取るからだ。お金がお金を産むシステムをアラーが許すはずがない――現行の銀行との貸し借りは、あくまで経営に参加して獲得しているので無理はない。
■第9話:君去りし後
聖典コーランの周辺には、ハディースをはじめ様々な規範がある。それらは、コーランの矛盾を埋めつつ、コーランの偉大さを補完している。
■第10話:聖典の古里を訪ねて
同じイスラム国家でも、コーランの教えに厳格な国もあれば、飲酒OK・女性の顔みせOKな国もある。本流としての宗教に加え、歴史上の文化的要素が、イスラム国家に多様性をもたらしたのだろうか。
「凄い、ここまでわかりやすくなるのか…」
と驚かれるのではないでしょうか。
原著では、話が飛びすぎて理解できなかったもので…
一読してコーランの『流れ』を把握させてもらえるのは嬉しい限りでしょう。
コーランの表層を楽しむには十分な内容だと思います。
各章要約
■第1話:扉を開けると
最後の預言者マホメットが執筆したコーランは、イスラム教の聖典。そこで描かれる最後の審判は、ユダヤ教・キリスト教のそれ以上に克明だ。善悪の分かれめは唯一神アラーを信じ、その教えに忠実に従ってきたかどうかの一点にかかっている。
■第2話:象の年に生まれて
マホメットは初めから神の啓示を悟っていたわけではない。民衆を導くものとして選ばれたことを自覚するまでには長い年月を要し、布教に奔走するも、群集からは石を投げられ、罵倒される始末だったようだ。
■第3話:アラーは駱駝を創った
コーランは、長い年月にわたり、アラビア語以外で読むことは禁じられていた。その背景には、コーランは神の言葉であると同時に、神の音楽でもあった点大きく影響している。コーランを声に出して響く厳粛さ・壮大さを軽々しく受け止めてはいけないとする考えは相当に強い。
■第4話:預言者達が行く
ユダヤ教の教えを完成させることがコーランの役目。一人でも多くの人がコーランの恩恵に預かれるよう、内容の論理以上に、伝承の容易さに力を入れたのだろうか。コーランには私たちの完成に訴え、感動を与える特徴がある。
岩のドームに19本の釘を刺す。「すべてがなくなったとき、世界は再び混沌に陥る」とマホメットは述べたそうだ。19本のうち、残るはあと3本のみ。すべてが抜け落ちる日は刻々と近づいている。
■第5話:妻を娶らば
コーランの話は、マホメットにとって都合がいいように進むことがしばしばあり、いきなり話が飛ぶのは茶飯事のこと。それでも、それは聖典なのだ。神の言葉に偽りはない。
■第6話:神は紙に描けない
斎戒の期間=ラマダーンでは断食にくわえて、タバコを吸うことも、性行為も禁止されている。神への畏敬、自らの生きかたに思いを巡らす。
義務的に課せられる喜捨(一種の税制度)をザカートといい、任意に慈善的な奉仕(一種のボランティア)による喜捨をサダカという。
■第7話:砂漠のフェミニズム
男は女よりも上位にあるのが大原則。だけども、その権力を貪らず、女性をいたわり、女性の権利を保障せよとコーランには記載されている。
一夫多妻制については、共同体のセーフティネットとして多妻を許す神のお告げがあったのだとか。
■第8話:救世主の称号
アラーは商売は許すけれど、利子を取ることは許さない。貧富の差が生まれるのは、利子を取るからだ。お金がお金を産むシステムをアラーが許すはずがない――現行の銀行との貸し借りは、あくまで経営に参加して獲得しているので無理はない。
■第9話:君去りし後
聖典コーランの周辺には、ハディースをはじめ様々な規範がある。それらは、コーランの矛盾を埋めつつ、コーランの偉大さを補完している。
■第10話:聖典の古里を訪ねて
同じイスラム国家でも、コーランの教えに厳格な国もあれば、飲酒OK・女性の顔みせOKな国もある。本流としての宗教に加え、歴史上の文化的要素が、イスラム国家に多様性をもたらしたのだろうか。
2017年5月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
コーランはつまらない。
そんな声が聞こえてくる。
無理もない話しだ。わたし自身コーランを読んでいて、まるで砂を噛むようで
なかなか「おもしろい!」
とは言えない。
コーランを読んで理解するコツは言うまでもなく旧約聖書を読む事。
一言で言えば、コーランは旧約聖書の神へのひたすら純粋な時代への回帰を呼びかける書物だと理解すれば良いだろう。
ユダヤ教徒は旧約聖書を改ざんした。
キリスト教徒はイエス(イーサー)の教えを曲解した。
ムハンマドはそう考えたのである。
それゆえに、イスラエルの神、アブラハム、ヤコブ、モーセの民の聖典が、純粋に機能していた頃への回帰及び改革が同時にやって来たのが、
ムハンマドによる神への絶対帰依(イスラーム)を生んだと言って良いだろう。
イスラームは厳格なイメージとは裏腹に非常に寛容な宗教である。
個人的にはこれから世界をリードする宗教となると思う
そんな声が聞こえてくる。
無理もない話しだ。わたし自身コーランを読んでいて、まるで砂を噛むようで
なかなか「おもしろい!」
とは言えない。
コーランを読んで理解するコツは言うまでもなく旧約聖書を読む事。
一言で言えば、コーランは旧約聖書の神へのひたすら純粋な時代への回帰を呼びかける書物だと理解すれば良いだろう。
ユダヤ教徒は旧約聖書を改ざんした。
キリスト教徒はイエス(イーサー)の教えを曲解した。
ムハンマドはそう考えたのである。
それゆえに、イスラエルの神、アブラハム、ヤコブ、モーセの民の聖典が、純粋に機能していた頃への回帰及び改革が同時にやって来たのが、
ムハンマドによる神への絶対帰依(イスラーム)を生んだと言って良いだろう。
イスラームは厳格なイメージとは裏腹に非常に寛容な宗教である。
個人的にはこれから世界をリードする宗教となると思う
2018年1月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
旧約聖書、新約聖書に続いて読みましたが
先の二つに比べると
登場人物のキャラクター性に
乏しくてちょっと物足りなかったです。
といっても、この本自体は
素晴らしいです。
コーランがよくわかりました。
ただコーランって退屈なんですね(-""-;)
先の二つに比べると
登場人物のキャラクター性に
乏しくてちょっと物足りなかったです。
といっても、この本自体は
素晴らしいです。
コーランがよくわかりました。
ただコーランって退屈なんですね(-""-;)
2019年8月6日に日本でレビュー済み
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イスラム教に関心があったが、イスラムに改修しようとはおもいません。無宗教でもいいのではとおもいます。