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嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん幸せの背景は不幸 (電撃文庫 い 9-1) 文庫 – 2007/6/10
御園マユ。僕のクラスメイトで、聡明で、とても美人さんで、すごく大切なひと。彼女は今、僕の隣にちょこんと座り、無邪気に笑っている。リビングで、マユと一緒に見ているテレビでは、平穏な我が街で起こった誘拐事件の概要が流れていた。誘拐は、ある意味殺人より性悪な犯罪だ。殺人は本人が死んで終了だけど、誘拐は、解放されてから続いてしまう。ズレた人生を、続けなければいけない。修正不可能なのに。理解出来なくなった、人の普通ってやつに隷属しながら。──あ、そういえば。時間があれば、今度質問してみよう。まーちゃん、キミは何で、あの子達を誘拐したんですか。って。
第13回 電撃小説大賞の最終選考会で物議を醸した問題作が登場!
第13回 電撃小説大賞の最終選考会で物議を醸した問題作が登場!
- 本の長さ280ページ
- 言語日本語
- 出版社メディアワークス
- 発売日2007/6/10
- ISBN-104840238790
- ISBN-13978-4840238793
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登録情報
- 出版社 : メディアワークス (2007/6/10)
- 発売日 : 2007/6/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 280ページ
- ISBN-10 : 4840238790
- ISBN-13 : 978-4840238793
- Amazon 売れ筋ランキング: - 341,464位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1986年生まれ。アスキー・メディアワークス刊の電撃文庫にて活躍する若手小説家。同社が主催する、第13回電撃小説大賞に『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』を投稿、最終選考で惜しくも受賞を逃す。その後、数度の改稿を経て電撃文庫にてデビュー(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 六百六十円の事情 (ISBN-13: 978-4048685832 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年11月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昔文庫本で全巻読みましたが電子書籍にて久々に読みました。何度読んでも引き込まれる。そして心もいい具合に落ち込む作品。好きです(褒め言葉)
2017年8月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中学生の絶賛中二病の時にはじめて読み、大学生になってまた読みたくなりました。未だに中二病を引きずってます。だからなのかお気に入りの作品です。
文章が読みにくい、などのレビューが多いですが私は好きです。狂った感じが楽しめます。
どのキャラクターも色々な方向に特色がありまくってますが私はやっぱりまーちゃんラブです。美少女と狂気と凶器の組み合わせが好きなもので。
確かに人を選ぶ作品であるし、表現が生々しかったりグロかったり(一巻はさほどでもないですが)はしますがそういうのが好きだったり、どこか壊れたキャラが好きな人は気に入りそうです。
個人的には巻ごとに異なるサブタイトルが中二の心をつついてきます。幸せとか不幸せとか、生とか死とか、純粋とか狂気とか、そういうのを考えるのが大好きな病を患ってる人におすすめです。
左さんのイラストもとても美しくて、まーちゃんの美少女さが増してると思います。
文章が読みにくい、などのレビューが多いですが私は好きです。狂った感じが楽しめます。
どのキャラクターも色々な方向に特色がありまくってますが私はやっぱりまーちゃんラブです。美少女と狂気と凶器の組み合わせが好きなもので。
確かに人を選ぶ作品であるし、表現が生々しかったりグロかったり(一巻はさほどでもないですが)はしますがそういうのが好きだったり、どこか壊れたキャラが好きな人は気に入りそうです。
個人的には巻ごとに異なるサブタイトルが中二の心をつついてきます。幸せとか不幸せとか、生とか死とか、純粋とか狂気とか、そういうのを考えるのが大好きな病を患ってる人におすすめです。
左さんのイラストもとても美しくて、まーちゃんの美少女さが増してると思います。
2023年4月27日に日本でレビュー済み
安達としまむら11巻、私の初恋相手相手がキスしてた全3巻を読んでから過去作品に興味を持ち読んでみました
今の書き方と違いすごく表現がラノベに近いです、16年前の流行りというかそういうのを感じられるような、ラノベ自体そこまで読まないので参考にはならないかもしれませんが
具体的には身体の直接的な接触や少し冗長なラノベっぽい掛け合い、今の作品に比べると個人的に文章自体の完成度が低く感じます
当時この作品を執筆されたのが21歳だということもあるかもしれませんが
そういう表現が苦手な方は最近の作品に比べると読みにくいかもしれません
ただですよ
展開は非常に面白いです
分類的にはサイコサスペンスになるのでしょうか、若干のグロ表現はあったりしますが一巻読破時点で度肝を抜かれました
総合的に見て掛け合いやノリが苦手な方もいると思うんですがそれを鑑みてもオススメできる作品です
今の書き方と違いすごく表現がラノベに近いです、16年前の流行りというかそういうのを感じられるような、ラノベ自体そこまで読まないので参考にはならないかもしれませんが
具体的には身体の直接的な接触や少し冗長なラノベっぽい掛け合い、今の作品に比べると個人的に文章自体の完成度が低く感じます
当時この作品を執筆されたのが21歳だということもあるかもしれませんが
そういう表現が苦手な方は最近の作品に比べると読みにくいかもしれません
ただですよ
展開は非常に面白いです
分類的にはサイコサスペンスになるのでしょうか、若干のグロ表現はあったりしますが一巻読破時点で度肝を抜かれました
総合的に見て掛け合いやノリが苦手な方もいると思うんですがそれを鑑みてもオススメできる作品です
2018年2月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ずっと読みたかった本、手に入れたとたん一気に読みました。
みーくんのかっこよさに惚れました。
みーくんのかっこよさに惚れました。
2017年2月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高校生の時に初めて読んで衝撃を受けました。全巻読んでようやく数年越しに買いましたが満足してます。
2020年9月18日に日本でレビュー済み
全巻を読んでいるので、シリーズ全編にについての紹介になります。
読んでまず目に入るのは独特の饒舌体の文章です。こういうセンスを見せつけるかのような難読な文章については毀誉褒貶があるようだけれど、独特の感覚があり芸があると思うので、僕は好きです。
この1巻をはじめ後続の巻も1、2巻完結のミステリー仕立ての話になっているけれど、シリーズを通しての筋について言えばこれは恋愛小説です。悲劇的なドラマに憧れていそうな若者が書いた現実離れした物語です。
内容については、よくある「君と僕」のセンチメンタルな物語の型に沿っていますが、陳腐ではありません。主人公のみーくんとヒロインのまーちゃんは、過去の凄惨な事件の影響があって壊れています。まーちゃんは徹頭徹尾現実を拒否し自己の世界に引きこもっている女の子で、どうしようもなくアタマを病んでいます。こんな子を好きになってしまっているみーくん。まーちゃんは精神的年齢が小学生のままで、そのため二人の関係は恋愛ごっこのような幼い様相になっていて、そこがイノセントな魅力になっているのですが、実情は純粋からは程遠い間柄であると言えます。仮想的に無垢なまーちゃんと確信犯の嘘で彼女を騙し続けるみーくんのストーリーは、あいにく円満なハッピーエンドを予想させるような展開にはなりません。嘘で塗り固められた、端から破綻が目に見えている関係をどうにかして維持するため、みーくんは次々に降りかかる苦難に立ち向かい満身創痍になり、ヒロイックではあるがただ無様に痛々しいだけであったりする。最終的にも希望が約束されてすらいないような話なのです。だからといって、いやだからこそ深刻ぶった風ではなく、とぼけた調子のアイロニックな語り口が、絶望的状況にある彼の陰鬱とのコントラストになっていて、そこに独特の切なさがあります。
凄惨な事件と絡める内容はラノベ的ではないけれど、それでもかなりのキャラ小説だと言えます。とにかくキャラがよく立っていて、どのキャラにも(ネガティヴであっても)生き生きとした魅力があり、作者は人物造形の能力がかなり高いようです。会話についてはとくに、元女性精神科医の恋日、女性刑事の奈月。この二人と主人公との感傷をごまかすようなとぼけた軽妙なやりとりに、作者の文章の魅力がよく表れているように思います。
まーちゃんは類型的な美少女で、加えてヤンデレというより本格的に病理的な症状のある人ですが、精神に障害のある人をみだりに魅力的に描いてしまうのはどうかという見方もあるでしょうけれど、2007年あたりの当時はそういうものが受けやすかったのかもしれませんね。
本作はラノベとして電撃文庫から出ているからこそ、破天荒な試みができたのだと思います。1巻における叙述トリックの語りにしても、主人公とヒロインの破綻しないのが不思議な関係にしても、冗漫でときに型破りな文章にしても。まさに問題作だと思います。入間は当初は本作をメフィスト賞に送るつもりでいたと発言していて、作風からして合点がいきます。
次作の『電波女と青春男』で日和ったので少し信用できなくなりました。まあでも新人のラノベ作家としては担当に従うしかないでしょう。本シリーズは3巻までが抜群でおもしろく、7巻あたりから尻窄みになります。長く続けすぎたようです。かなり売れていたのだからしょうがない。
読んでまず目に入るのは独特の饒舌体の文章です。こういうセンスを見せつけるかのような難読な文章については毀誉褒貶があるようだけれど、独特の感覚があり芸があると思うので、僕は好きです。
この1巻をはじめ後続の巻も1、2巻完結のミステリー仕立ての話になっているけれど、シリーズを通しての筋について言えばこれは恋愛小説です。悲劇的なドラマに憧れていそうな若者が書いた現実離れした物語です。
内容については、よくある「君と僕」のセンチメンタルな物語の型に沿っていますが、陳腐ではありません。主人公のみーくんとヒロインのまーちゃんは、過去の凄惨な事件の影響があって壊れています。まーちゃんは徹頭徹尾現実を拒否し自己の世界に引きこもっている女の子で、どうしようもなくアタマを病んでいます。こんな子を好きになってしまっているみーくん。まーちゃんは精神的年齢が小学生のままで、そのため二人の関係は恋愛ごっこのような幼い様相になっていて、そこがイノセントな魅力になっているのですが、実情は純粋からは程遠い間柄であると言えます。仮想的に無垢なまーちゃんと確信犯の嘘で彼女を騙し続けるみーくんのストーリーは、あいにく円満なハッピーエンドを予想させるような展開にはなりません。嘘で塗り固められた、端から破綻が目に見えている関係をどうにかして維持するため、みーくんは次々に降りかかる苦難に立ち向かい満身創痍になり、ヒロイックではあるがただ無様に痛々しいだけであったりする。最終的にも希望が約束されてすらいないような話なのです。だからといって、いやだからこそ深刻ぶった風ではなく、とぼけた調子のアイロニックな語り口が、絶望的状況にある彼の陰鬱とのコントラストになっていて、そこに独特の切なさがあります。
凄惨な事件と絡める内容はラノベ的ではないけれど、それでもかなりのキャラ小説だと言えます。とにかくキャラがよく立っていて、どのキャラにも(ネガティヴであっても)生き生きとした魅力があり、作者は人物造形の能力がかなり高いようです。会話についてはとくに、元女性精神科医の恋日、女性刑事の奈月。この二人と主人公との感傷をごまかすようなとぼけた軽妙なやりとりに、作者の文章の魅力がよく表れているように思います。
まーちゃんは類型的な美少女で、加えてヤンデレというより本格的に病理的な症状のある人ですが、精神に障害のある人をみだりに魅力的に描いてしまうのはどうかという見方もあるでしょうけれど、2007年あたりの当時はそういうものが受けやすかったのかもしれませんね。
本作はラノベとして電撃文庫から出ているからこそ、破天荒な試みができたのだと思います。1巻における叙述トリックの語りにしても、主人公とヒロインの破綻しないのが不思議な関係にしても、冗漫でときに型破りな文章にしても。まさに問題作だと思います。入間は当初は本作をメフィスト賞に送るつもりでいたと発言していて、作風からして合点がいきます。
次作の『電波女と青春男』で日和ったので少し信用できなくなりました。まあでも新人のラノベ作家としては担当に従うしかないでしょう。本シリーズは3巻までが抜群でおもしろく、7巻あたりから尻窄みになります。長く続けすぎたようです。かなり売れていたのだからしょうがない。
2013年1月3日に日本でレビュー済み
キャラクターの愛らしさで突っ走るサイコスリラー
というのが自分の印象です。
大きく分類すればミステリーに当てはまるもので、
犯人の考察が物語の要素の一つとして散見します。
しかし、密室トリックやアリバイ工作のように、
犯行の手法には焦点を置かず、犯人の心理分析と
探偵役となる主人公の話術(舌先三寸)で事件解決
や真相解明後の『事後処理』に導く流れがとても
独創的だと思いました。
そして上記の『事後処理』がえげつないw
ゆゆゆとにもうとかわいい。
と書くと日本語に見えない。
登場人物たちが独特で、主人公との掛け合いを
見ているだけでも楽しいシリーズでした。
おすすめ。
しかし、9巻10巻についてはノーコメントです。
賛否が分かれるところかと。
キャラクターの愛らしさで突っ走るサイコスリラー
というのが自分の印象です。
大きく分類すればミステリーに当てはまるもので、
犯人の考察が物語の要素の一つとして散見します。
しかし、密室トリックやアリバイ工作のように、
犯行の手法には焦点を置かず、犯人の心理分析と
探偵役となる主人公の話術(舌先三寸)で事件解決
や真相解明後の『事後処理』に導く流れがとても
独創的だと思いました。
そして上記の『事後処理』がえげつないw
ゆゆゆとにもうとかわいい。
と書くと日本語に見えない。
登場人物たちが独特で、主人公との掛け合いを
見ているだけでも楽しいシリーズでした。
おすすめ。
しかし、9巻10巻についてはノーコメントです。
賛否が分かれるところかと。
2011年6月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
友人が薦めていたので購入。
ストーリーはヤンデレもの(?)としてたぶん普通。
主人公は一切拒絶せず、といって矯正しようともせず、あるがままにという感じ。
台詞が確かにあっちへいったりこっちへいったりで、軽妙でいて捉えどころがない。
若干動きが少なすぎて、後半だれてきた印象。
ストーリーはヤンデレもの(?)としてたぶん普通。
主人公は一切拒絶せず、といって矯正しようともせず、あるがままにという感じ。
台詞が確かにあっちへいったりこっちへいったりで、軽妙でいて捉えどころがない。
若干動きが少なすぎて、後半だれてきた印象。