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([え]2-3)妖怪博士 江戸川乱歩・少年探偵3 (ポプラ文庫クラシック え 2-3 少年探偵) 文庫 – 2008/11/18
あやしい老人の後をつけて奇妙な洋館にたどりついた少年探偵団員の相川泰二。そこで泰二の目に飛び込んできたのは、ぐるぐる巻きに捕らえられた美少女だった。少女を助けようと洋館へ忍び込んだ泰二に、妖怪博士の魔の手がせまる! 怪人二十面相、恐怖の復讐劇!
【解説/綾辻行人】
【解説/綾辻行人】
- 本の長さ307ページ
- 言語日本語
- 出版社ポプラ社
- 発売日2008/11/18
- ISBN-104591106217
- ISBN-13978-4591106211
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登録情報
- 出版社 : ポプラ社 (2008/11/18)
- 発売日 : 2008/11/18
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 307ページ
- ISBN-10 : 4591106217
- ISBN-13 : 978-4591106211
- Amazon 売れ筋ランキング: - 364,822位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 22位ポプラ文庫クラシック
- - 226位こどもの推理小説
- カスタマーレビュー:
著者について
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1894年三重県生まれ。早稲田大学卒業。雑誌編集、新聞記者などを経て、1923年「二銭銅貨」でデビュー。以後、「D坂の殺人事件」などの探偵小説を 次々発表。怪奇小説、幻想小説にも優れた作品が多い。代表的なシリーズに、「怪人二十面相」「少年探偵団」などがある。日本の小説界に多大なる業績を残 す。65年没(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 大槻ケンヂが語る江戸川乱歩 私のこだわり人物伝 (ISBN-13:978-4041847213)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年7月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白い。子供への読み聞かせに最適。やや怖いストーリーではあるようです。
2015年2月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
奇怪な老人蛭田博士は不思議な力を持っていた。
屋敷にも不思議な仕掛けがあった。
探偵団の相川君がワナにはまって父の書類を盗みだす。
二十面相が復讐すべきなのは探偵団じゃなく明智小五郎じゃないの。
屋敷にも不思議な仕掛けがあった。
探偵団の相川君がワナにはまって父の書類を盗みだす。
二十面相が復讐すべきなのは探偵団じゃなく明智小五郎じゃないの。
2013年9月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今から40年以上前、山形県山形市の小学校4年生だった私がいつも行っていた書店に並んでいたこの書籍を手に取っていました。この赤い表紙絵と引き込まれるような題名に魅かれ、買ってしまったのが発端で、シリーズすべてを読み、続いてあらゆるこの系統の小説を現在も読破し続け、純文学や歴史ものなど他のジャンルにも当然のことながら読書範囲が広がりました。でも、ふと振り返るとこの乱歩作品が私の「読書」という扉の鍵を開いてくれた「聖典」なのだと思います。その当時のポプラ社版はなぜかシリーズ二巻目に分類されていて、その次が「少年探偵団」と続いていました。二巻目と三巻目の順番が逆でしたので、「怪人二十面相」から続く三部作の内容展開に少々違和感があったことも懐かしい思い出です。戦前の物語ですので、今の小説と比べることがそもそも間違いです。むしろ、四世代に亘って読み継がれてきた史実に驚嘆しつつ、誰もが少年の頃に持っていた冒険心を呼び起こしてくれる稀有な作品として楽しむものなのです。
2024年3月4日に日本でレビュー済み
宝石や美術品を狙う二十面相を明智と少年探偵団が防衛するというフォーマットに対して、早くも二十面相が、彼らに復讐するのを第一目的にしたシリーズ第三弾。
それもあって、少年探偵団の構成がけっこう描写されている。
少年探偵団の規模は、後にかなり大きくなるが、前作の時点で小学生ばかり10人だったのがそのまま順当に時間が経過したようで、メンバーは10人のまま、篠崎、桂君の二名は中1になっている。(小林団長は10人の中には含まれない)
羽柴君は初出時には小学生としか描写されていないが、桂君の年少のいとこだというので、小6か小5。また本作では名前が挙がらないが、鍾乳洞探検には参加している筈の小原君がいる。彼は中1~小5までのどれでもあり得るが、二人とも小6はとり得ない。
いや、大野、斎藤、上村君のいずれか一人が小5の可能性もあるかw
表題の妖怪博士=蛭田博士なる怪人物は早々に登場して、変装が巧みなことも示される。
蛭田博士が泰二君をダシに狙うのが、彼の父が技師長をしている東洋製作会社の秘密書類だというから、まさに美術品専門?の二十面相とは差別化もしていた……。
当時雑誌で本作を読んだ児童は、はたして彼が二十面相なのかどうかはわからなかったはず。少なくとも中盤まではw
昭和13年という時期は、すでに犯罪事件を扱うことへの規制が始まっていて、好き嫌いに関わらず冒険活劇や軍事スパイ活劇への転換が必要だったのかもしれない。
とは言え、あまり引っ張る気はなかったようで、妖怪博士=蛭田博士=殿村探偵が怪人二十面相であることは、中盤で判明する。
それにしても、前作の水責めといい、本作の蛇責めや吊り天井といい、殺さなけりゃOKとばかりに小中学生相手にひどいイジメを行う二十面相も、――ルパンが愛国者であったように――売国者じゃないとばかりに奪った秘密書類をきっちり返還しているのがおもしろい。
それもあって、少年探偵団の構成がけっこう描写されている。
少年探偵団の規模は、後にかなり大きくなるが、前作の時点で小学生ばかり10人だったのがそのまま順当に時間が経過したようで、メンバーは10人のまま、篠崎、桂君の二名は中1になっている。(小林団長は10人の中には含まれない)
羽柴君は初出時には小学生としか描写されていないが、桂君の年少のいとこだというので、小6か小5。また本作では名前が挙がらないが、鍾乳洞探検には参加している筈の小原君がいる。彼は中1~小5までのどれでもあり得るが、二人とも小6はとり得ない。
いや、大野、斎藤、上村君のいずれか一人が小5の可能性もあるかw
表題の妖怪博士=蛭田博士なる怪人物は早々に登場して、変装が巧みなことも示される。
蛭田博士が泰二君をダシに狙うのが、彼の父が技師長をしている東洋製作会社の秘密書類だというから、まさに美術品専門?の二十面相とは差別化もしていた……。
当時雑誌で本作を読んだ児童は、はたして彼が二十面相なのかどうかはわからなかったはず。少なくとも中盤まではw
昭和13年という時期は、すでに犯罪事件を扱うことへの規制が始まっていて、好き嫌いに関わらず冒険活劇や軍事スパイ活劇への転換が必要だったのかもしれない。
とは言え、あまり引っ張る気はなかったようで、妖怪博士=蛭田博士=殿村探偵が怪人二十面相であることは、中盤で判明する。
それにしても、前作の水責めといい、本作の蛇責めや吊り天井といい、殺さなけりゃOKとばかりに小中学生相手にひどいイジメを行う二十面相も、――ルパンが愛国者であったように――売国者じゃないとばかりに奪った秘密書類をきっちり返還しているのがおもしろい。
2015年11月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昔ポプラ社で発行されたのを文庫版で読めるのは嬉しいです。
柳瀬さんの描いた少年探偵団シリーズの表紙が好きだったので買ってよかったです
柳瀬さんの描いた少年探偵団シリーズの表紙が好きだったので買ってよかったです
2019年8月3日に日本でレビュー済み
.
小学生のとき図書館から、手当たり次第に乱歩の「少年探偵団シリーズ」を借り出した時期があり、
友人の中には、このシリーズで「初めて厚い本1冊全部読んだ」というひとも たいへん多かったです。
とにかく、怪しい犯罪のにおいのする事件に小林少年と明智探偵が胸のすく解決をしてくれる・・・
怖いもの見たさと、「最後は明智探偵がいる」安心感で、乱歩の作り出す小説の世界にはまり込みました。
友達と、「少年探偵の隠れ家」をつくって、「探偵道具」をひそかに隠していたことも懐かしいです。
乱歩の「少年探偵団シリーズ」は、少年向け読み物として不朽の名作と称してよいのではないでしょうか。
小学生のとき図書館から、手当たり次第に乱歩の「少年探偵団シリーズ」を借り出した時期があり、
友人の中には、このシリーズで「初めて厚い本1冊全部読んだ」というひとも たいへん多かったです。
とにかく、怪しい犯罪のにおいのする事件に小林少年と明智探偵が胸のすく解決をしてくれる・・・
怖いもの見たさと、「最後は明智探偵がいる」安心感で、乱歩の作り出す小説の世界にはまり込みました。
友達と、「少年探偵の隠れ家」をつくって、「探偵道具」をひそかに隠していたことも懐かしいです。
乱歩の「少年探偵団シリーズ」は、少年向け読み物として不朽の名作と称してよいのではないでしょうか。
2019年1月7日に日本でレビュー済み
「怪人二十面相」~「少年探偵団」~「妖怪博士」と戦前3連作
少年探偵団結成初期メンバーの10人のうち、ここまでで9人の名前が判明します。
最後の一人は、読者が自分自身を投影して楽しみましょう。
乱歩は、決してそんな事を計算して、書いてはいないだろうけどw
二十面相の最後の仮装には笑うしかない。
あの仮装のまま、警官とやり合うのは絶対に不利だと思うのだがw
少年探偵団結成初期メンバーの10人のうち、ここまでで9人の名前が判明します。
最後の一人は、読者が自分自身を投影して楽しみましょう。
乱歩は、決してそんな事を計算して、書いてはいないだろうけどw
二十面相の最後の仮装には笑うしかない。
あの仮装のまま、警官とやり合うのは絶対に不利だと思うのだがw
2011年5月16日に日本でレビュー済み
忘れちゃいけない。このシリーズはあくまでも「子供達のために」書かれたものだという事を。
それをいい年になった大人が今更のように読み返して、上から目線で粗製乱造だのつまらないだのいうのはナンセンスだ。
ハッキリ言って、変装もトリックも何もかもバレバレだ。それでもいいじゃないか。「少年探偵団」の面白さというのはそういう謎解きの部分にあるんじゃない。例えば浅草「花やしき」的大きな見世物小屋感覚とでもいうのだろうか、そして今では「差別用語」となってしまったある種の登場人物たちが醸し出す独特の「いかがわしさ」、子供向けであるにもかかわらず其処此処に垣間見える乱歩独特のビザール感・・・今読み直せばまた子供の頃とは違った面白さを感じるはず。
もしそれを全く感じないのなら・・・・それはあなた自身が少年の心を無くしたつまらない大人に成り下がってしまった、という事だ。そういう方は二十面相や少年探偵団なんぞと関わることなくもっと「高尚な」文学作品でも読めばよろしいのではないだろうか。
それをいい年になった大人が今更のように読み返して、上から目線で粗製乱造だのつまらないだのいうのはナンセンスだ。
ハッキリ言って、変装もトリックも何もかもバレバレだ。それでもいいじゃないか。「少年探偵団」の面白さというのはそういう謎解きの部分にあるんじゃない。例えば浅草「花やしき」的大きな見世物小屋感覚とでもいうのだろうか、そして今では「差別用語」となってしまったある種の登場人物たちが醸し出す独特の「いかがわしさ」、子供向けであるにもかかわらず其処此処に垣間見える乱歩独特のビザール感・・・今読み直せばまた子供の頃とは違った面白さを感じるはず。
もしそれを全く感じないのなら・・・・それはあなた自身が少年の心を無くしたつまらない大人に成り下がってしまった、という事だ。そういう方は二十面相や少年探偵団なんぞと関わることなくもっと「高尚な」文学作品でも読めばよろしいのではないだろうか。