なかなか探し出せない本でしたので、見つかったときには嬉しかったです。
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美しいこと(下) (Holly NOVELS) 新書 – 2008/1/29
松岡洋介は週に一度、美しく女装して街に出かけ、男達の視線を集めて楽しんでいた。
ある日、女の姿でナンパされ、散々な目に遭い途方に暮れていた松岡を優しく助けて
くれた男がいた。同じ会社で働く、不器用、トロいと評判の冴えない男、寛末だった。
女と誤解されたまま寛末と会ううちに、松岡は「好きだ」と告白される。友人になりたい
松岡は、女としてはもう会わないと決心するが…。
ある日、女の姿でナンパされ、散々な目に遭い途方に暮れていた松岡を優しく助けて
くれた男がいた。同じ会社で働く、不器用、トロいと評判の冴えない男、寛末だった。
女と誤解されたまま寛末と会ううちに、松岡は「好きだ」と告白される。友人になりたい
松岡は、女としてはもう会わないと決心するが…。
- 本の長さ259ページ
- 言語日本語
- 出版社スコラマガジン(蒼竜社)
- 発売日2008/1/29
- ISBN-104883863433
- ISBN-13978-4883863433
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登録情報
- 出版社 : スコラマガジン(蒼竜社) (2008/1/29)
- 発売日 : 2008/1/29
- 言語 : 日本語
- 新書 : 259ページ
- ISBN-10 : 4883863433
- ISBN-13 : 978-4883863433
- Amazon 売れ筋ランキング: - 461,349位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4,513位ボーイズラブノベルス (本)
- - 34,778位新書
- - 77,360位文学・評論 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年10月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
どうしても読みたくて、電子辞書で愛することを購入して読みました。
どれも三度読んでようやく落ち着いて他の本に気持ちがいきました。
忘れていたただひたすらに誰かを愛する気持ちをおもいだして、救われたような気持になりました。
どれも三度読んでようやく落ち着いて他の本に気持ちがいきました。
忘れていたただひたすらに誰かを愛する気持ちをおもいだして、救われたような気持になりました。
2008年7月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
久しぶりにBLを読みたくなり、評判の良さでこの作品を選びました。
物語の内容や登場人物については他の方が書かれてらっしゃるので割合しますが、
上下全体を通しての印象としては、読みながら感動したというよりも、読了して暫く経ってからじわりじわりと気持ちが湧き上がってくるような・・・
とても丁寧に描いた作品だと思います。
・・・ここからは、あくまで私の場合は・・・なのですが
どこまでも寛末が、松岡が「男だから」ということにこだわったことや、寛末の戸惑いと、女性だった松岡への幻想を引きずってしまう部分が判る気がします。
女性として心底好きになった人が、本当の姿もましてや性別も違かった・・・というのはリアルな生活でも、なかなか受け入れることはできないことだと思うのです。
それを「どんな姿でも」大丈夫、という括りへ加えるのは意味合いが違うな、と感じました。
性別というものはすごく大きな壁で、それを壊すのも、寛末のような常識というものに守られて(というより守られようとして)いるような性格の人には、理解しがたいことだし、戸惑いも生まれます。
その彼の気持ちを"松岡自身"に向けさせるのには、上下通してこのくらいの気持ちのぐらつき(自分でも判らないけれど気になるという・・・)や、時間の長さが必要だったと思います。
(あとがきでも書かれていますが、寛末のような人って、実際沢山いると思います・・・)
寛末の優柔不断で、善人のようで無責任な男のお陰で、振り回され続けた松岡には同情しますが、
松岡にも「隙」があり、その隙が2人をハッピーエンドまで引っ張ってくれたのだと思います。
(個人的には、寛末の人身事故の後遺症という感情の絡みをもう少しみたかったです。さらりと流されていたので・・・)
*****
最後に、これは本文とは関係ないのですが、「小冊子」のシステムには疑問を感じました。
(この本だけの問題ではなく、BL全体にもいえると思います。数年ぶりにBLに戻って来て、このシステムが普通となっている状態にかなり戸惑いを感じました・・・)
現時点で本書の小冊子の申込み期限は既に過ぎており、これから読もうという人や、木原作品を好きになり始めたの人には、とても親切とはいえないシステムだと思います。
この作品が好きなった読者は誰だって、続きが読みたくなるのは当たり前です。
それを「この時だけ」という期限付なのは酷です。
(しかも最終ページに小冊子の申込書が印刷されているので、否応にもこの存在に気づいてしまい、余計に読みたくなる人もいるでしょう・・・私もその1人です)
こういったものは、巻末での「書き下ろし」として扱うことが、ファンや読者への気配りだと思うのですが・・・。
物語の内容や登場人物については他の方が書かれてらっしゃるので割合しますが、
上下全体を通しての印象としては、読みながら感動したというよりも、読了して暫く経ってからじわりじわりと気持ちが湧き上がってくるような・・・
とても丁寧に描いた作品だと思います。
・・・ここからは、あくまで私の場合は・・・なのですが
どこまでも寛末が、松岡が「男だから」ということにこだわったことや、寛末の戸惑いと、女性だった松岡への幻想を引きずってしまう部分が判る気がします。
女性として心底好きになった人が、本当の姿もましてや性別も違かった・・・というのはリアルな生活でも、なかなか受け入れることはできないことだと思うのです。
それを「どんな姿でも」大丈夫、という括りへ加えるのは意味合いが違うな、と感じました。
性別というものはすごく大きな壁で、それを壊すのも、寛末のような常識というものに守られて(というより守られようとして)いるような性格の人には、理解しがたいことだし、戸惑いも生まれます。
その彼の気持ちを"松岡自身"に向けさせるのには、上下通してこのくらいの気持ちのぐらつき(自分でも判らないけれど気になるという・・・)や、時間の長さが必要だったと思います。
(あとがきでも書かれていますが、寛末のような人って、実際沢山いると思います・・・)
寛末の優柔不断で、善人のようで無責任な男のお陰で、振り回され続けた松岡には同情しますが、
松岡にも「隙」があり、その隙が2人をハッピーエンドまで引っ張ってくれたのだと思います。
(個人的には、寛末の人身事故の後遺症という感情の絡みをもう少しみたかったです。さらりと流されていたので・・・)
*****
最後に、これは本文とは関係ないのですが、「小冊子」のシステムには疑問を感じました。
(この本だけの問題ではなく、BL全体にもいえると思います。数年ぶりにBLに戻って来て、このシステムが普通となっている状態にかなり戸惑いを感じました・・・)
現時点で本書の小冊子の申込み期限は既に過ぎており、これから読もうという人や、木原作品を好きになり始めたの人には、とても親切とはいえないシステムだと思います。
この作品が好きなった読者は誰だって、続きが読みたくなるのは当たり前です。
それを「この時だけ」という期限付なのは酷です。
(しかも最終ページに小冊子の申込書が印刷されているので、否応にもこの存在に気づいてしまい、余計に読みたくなる人もいるでしょう・・・私もその1人です)
こういったものは、巻末での「書き下ろし」として扱うことが、ファンや読者への気配りだと思うのですが・・・。
2016年10月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
レビューの評価が良かったので購入しました。
ホントは新書が良かったけど、なかったので中古で。
状態は非常にいいということで選びましたが、表紙カバーの中側が折れていたのが残念。
内容ですが、途中片思いが届かずにすごくつらい感じでしたが、最後の方は相手方にも芽生えた切ないまでの恋心、引き込まれました!
ものすごく胸キュンで何度も読み返しました!!
すごくお勧めです。
ホントは新書が良かったけど、なかったので中古で。
状態は非常にいいということで選びましたが、表紙カバーの中側が折れていたのが残念。
内容ですが、途中片思いが届かずにすごくつらい感じでしたが、最後の方は相手方にも芽生えた切ないまでの恋心、引き込まれました!
ものすごく胸キュンで何度も読み返しました!!
すごくお勧めです。
2012年11月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
上巻のレビューを書いた足で、ここへ来ました。
最初、私は主人公の松岡に「さっさと髭剃っちまえよ。そしたら万事解決だろうが」と思っていました。しかし、それはとんでもない思い違いだったと気づきます。
剃ったら意味ないんですね、髭。髭を剃る=それは妥協。完全に『男』である松岡を寛末が受けとめなければ、それは『葉子さん』との延長になる恐れがある……。
寛末に、葉子の面影を松岡のなかに見出してもらって、両想いへ持っていく……という方法ではなく、改めるような形で、『松岡という男』に恋におちてもらわなければ……それは本当の寛末と松岡の恋愛にはなりませんもんね。
こういった話の運び方や、決着の付け方に、木原先生の身震いするほどの才を感じました。私には、こんな話は描けません。
安易に「剃っちまえ」と思っていた自分にドロップキックです。
しかし、最初から最後まで切ない物語です。ハッピーエンドですが、これからが大変そうです。松岡も、寛末もお互いに、ですが、より寛末のほうが大変そうです。
松岡から本当に信頼されるまで、根気よく、何度も何度も、抱きしめて、優しくささやいてあげて下さい。
それから、全篇通して思ってたんですが、松岡はもっと泣いてもいいと思います。
松岡が泣かない分、こっちが彼の分も号泣しっぱなしでしたよ。こんな翌朝、胸焼けまでする切ない物語、初めてでした。
木原先生の小説、次はどれを購入しようか、20歳を有に超えた女が素面でうきうきしています。それだけ魅力的な作品でした。
あと最後に。他の方からすれば、「知らないよ」という話かもしれませんが、『美しいこと』上下巻を読んだあとに、Real Paradisの『風と丘のバラード』を聴いてまた切なくなりました。
もし、『美しいこと』が映像化された暁には、これを主題歌にしてほしいです。 Crystal Kayの『こんなに近くで』も、読んだあとに聴いてじんとなりました。
機会があれば、読んだあと、または読みながらでも聴いてみて下さい。おすすめです。
この物語は、『女装』というのが1番大きな鍵になっているんでしょうね。
あれさえなければ、2人は男同士として出会い、友人になっていたのか、恋人同士になっていたのか、それは分かりませんが、松岡が『女装』をして寛末と出会ってしまったことで、このどうしようもない切ない物語が生まれたんだと思います。
『女装』という、BLでは一見ありがちなネタを、ここまで活かしきる木原先生に感服です。本当に……私には、こんな話描けません。努力はできますが、努力ではどうにもならない才能の差を見せつけられたような気がしました。
しかし、清々しい敗北感です。何の悔しさもありません。
それよりも、この素晴らしい物語に出会えたことに感謝します。
最初、私は主人公の松岡に「さっさと髭剃っちまえよ。そしたら万事解決だろうが」と思っていました。しかし、それはとんでもない思い違いだったと気づきます。
剃ったら意味ないんですね、髭。髭を剃る=それは妥協。完全に『男』である松岡を寛末が受けとめなければ、それは『葉子さん』との延長になる恐れがある……。
寛末に、葉子の面影を松岡のなかに見出してもらって、両想いへ持っていく……という方法ではなく、改めるような形で、『松岡という男』に恋におちてもらわなければ……それは本当の寛末と松岡の恋愛にはなりませんもんね。
こういった話の運び方や、決着の付け方に、木原先生の身震いするほどの才を感じました。私には、こんな話は描けません。
安易に「剃っちまえ」と思っていた自分にドロップキックです。
しかし、最初から最後まで切ない物語です。ハッピーエンドですが、これからが大変そうです。松岡も、寛末もお互いに、ですが、より寛末のほうが大変そうです。
松岡から本当に信頼されるまで、根気よく、何度も何度も、抱きしめて、優しくささやいてあげて下さい。
それから、全篇通して思ってたんですが、松岡はもっと泣いてもいいと思います。
松岡が泣かない分、こっちが彼の分も号泣しっぱなしでしたよ。こんな翌朝、胸焼けまでする切ない物語、初めてでした。
木原先生の小説、次はどれを購入しようか、20歳を有に超えた女が素面でうきうきしています。それだけ魅力的な作品でした。
あと最後に。他の方からすれば、「知らないよ」という話かもしれませんが、『美しいこと』上下巻を読んだあとに、Real Paradisの『風と丘のバラード』を聴いてまた切なくなりました。
もし、『美しいこと』が映像化された暁には、これを主題歌にしてほしいです。 Crystal Kayの『こんなに近くで』も、読んだあとに聴いてじんとなりました。
機会があれば、読んだあと、または読みながらでも聴いてみて下さい。おすすめです。
この物語は、『女装』というのが1番大きな鍵になっているんでしょうね。
あれさえなければ、2人は男同士として出会い、友人になっていたのか、恋人同士になっていたのか、それは分かりませんが、松岡が『女装』をして寛末と出会ってしまったことで、このどうしようもない切ない物語が生まれたんだと思います。
『女装』という、BLでは一見ありがちなネタを、ここまで活かしきる木原先生に感服です。本当に……私には、こんな話描けません。努力はできますが、努力ではどうにもならない才能の差を見せつけられたような気がしました。
しかし、清々しい敗北感です。何の悔しさもありません。
それよりも、この素晴らしい物語に出会えたことに感謝します。
2017年10月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
松岡と廣末の感情や心の変化が伝わってきて読んでいて胸が切なくなりました。二人の関係はなかなか進展しないし読んでいてもどかしくなりましたがご都合主義がない分リアルで、同性愛の難しさが分かります。それに二人ともゲイではなくノーマルですしね、しょうがないかなって思いました。最後はハッピーエンドで終わってしまうのがもったいなくて、本当に続きがないのが残念でした。
2008年12月2日に日本でレビュー済み
レビューの評判がよかったので、ちょっと期待をしすぎたのがいけなかったのか、あまり、はまれませんでした。
おもしろくなかった、というのではなくて、主人公の松岡が好きな相手が、まったく好きになれなかったので。
女装した松岡を、寛末は好きになります。
それはとても、とても、切ないくらいに。
けれど、実は男だったと知って、さーっと感情はひいていき、とまどい、その感情表現は、とてもリアルです。
実際は、そうだろうな、と思わせる反面、優しさと卑屈さと無神経さで、寛末を好きだと言う松岡を振り回し、傷つけて、傷つけたことすら気が付かない寛末の無神経は、あまり好きにはなれませんでした。
最後は寛末も、自分が松岡を傷つけてきたことに気づき、反省するのですが、その反省も、ちょっと軽い感じで、ひたすら松岡に自分への好意に甘えているだけのように感じます。
ハッピーエンドで結ばれたことが、かえってアンハッピーエンドな感じをうけた小説は初めてでした。
でも、これだけ「なんだんだ、この男!」と思わせるのも、描き方がすごいからでしょうね。
おもしろくなかった、というのではなくて、主人公の松岡が好きな相手が、まったく好きになれなかったので。
女装した松岡を、寛末は好きになります。
それはとても、とても、切ないくらいに。
けれど、実は男だったと知って、さーっと感情はひいていき、とまどい、その感情表現は、とてもリアルです。
実際は、そうだろうな、と思わせる反面、優しさと卑屈さと無神経さで、寛末を好きだと言う松岡を振り回し、傷つけて、傷つけたことすら気が付かない寛末の無神経は、あまり好きにはなれませんでした。
最後は寛末も、自分が松岡を傷つけてきたことに気づき、反省するのですが、その反省も、ちょっと軽い感じで、ひたすら松岡に自分への好意に甘えているだけのように感じます。
ハッピーエンドで結ばれたことが、かえってアンハッピーエンドな感じをうけた小説は初めてでした。
でも、これだけ「なんだんだ、この男!」と思わせるのも、描き方がすごいからでしょうね。