この本を読むまで、私はジョージ・ソロスの事をだいぶ誤解した目で見ていたような気がしますが
実際には違いました。
世間一般で言うソロスはイングランド銀行を破綻させて大もうけした。悪い人
特に日本だとそういう考え方の人が多いと思います。
ソロスの提唱している再帰性理論についてですが
『相場は常に間違っていて、何か偏った考え方に支配された方向へ向かっている。』
『私達は世界の一部であるが、世界を理解しようと行動すれば、世界そのものを変質させてしまう。』
『それゆえに、私達は世界を完全に理解する事ができない。』
という根拠を元にトレードし、実証しています。
つまりその方向性や、現在相場はどの局面に向かっているかという事や、その過程について着目し、自らの仮説を打ち立てて
その考えの元、ポジションを構築し、極めて損をしにくい方向性で相場を張るというものです。
REITの売りポジションを大量に持って、破綻させたが、売り増していたので100%以上のパフォーマンスを得た。
と公然と言ってしまう所は正直ゾクっとしますが、ソロスが求めているのは、投資対象そのものではなく
その事象と、それに対する結果なのです。
私達は投資していると、それがまるであたかも自分の物の様に考えてしまいがちですが、それは違うのです。
自分が投資して、株価が上がって、企業も良くなる。誰かが破綻する方に賭けるなんて・・・・・・
って言う方、多分日本人は多いと思いますが、実はその考え方そのものが、バブルを形勢して
間違った投資をしているのだと考えさせられました。
現に、大衆は、相場が暴落している段階で手元のポジションを切り。
逆に上がっている時はその流れに乗ろうとするはずです。
本来株式などの資本を必要とする考え方とは、真逆です。
彼の考え方そのものや、発想は実に的確で、実際にこの本はリーマンが破綻し、相場が大崩壊を迎える前に書かれたものですが
5年後の今となっても、そのほとんどが正しいという形で表されています。
この本を読んでから、実際に株だったりFXだったりCFDだったりオプションだったりといった物事に対する捉え方が変わり。
利益もコツコツと出せるようになってきました。(まぁ、結局はやっぱりそこですよねw)
読みやすく書かれていますが、初心者向けだとは思いません。
書かれている用語が結構専門的なので、ある程度相場に対する知識を吸収しだした中級者〜上級者向けの本かなと思います。
確実にこの本の値段以上のリターンはあるかと思います。

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ソロスは警告する 超バブル崩壊=悪夢のシナリオ 単行本 – 2008/9/2
今日のサブプライム危機は、さらなる巨大バブルの序章に過ぎない!!
伝説の投資家が警告する「最悪の経済危機」とは?
●本書のおもな主張
1:現在の景気後退は、単なる「アメリカの住宅バブル崩壊」以上のものである。
2:現在のサブプライムバブルは、はるかに大きな「超バブル」のわずか一部分に過ぎない。
3:今年末までに、一九二九年の大恐慌と比肩するほどの「超バブル」が崩壊するであろう。
4:アメリカ・ドルを国際基軸通貨とした信用膨張の時代が終焉を迎えようとしている。
5:この「超バブル」は、これまでの信用膨張の飽くなき肥大化(支配的なトレンド)と、市場原理主義という支配的な誤謬とによって生み出され、強化されてきた。
6:長年にわたって筆者が主張してきた「再帰性理論」を用いれば、現在のバブル崩壊の過程を有る程度まで正しく認識することが可能である。
7:「経済エンジン」としてのアメリカは間違いなく衰退化する。新しいエンジンとして中国・インドおよび中東が期待される。
・・・・・・・・・・・詳細はぜひ本書をご覧ください・・・・・・・・・・・・・・
●あのカリスマ投資家・松藤民輔氏が推薦!!
「すでに始まりつつある『最悪の危機』の正体がわかるだけでなく、市場の趨勢を読み解くために
不可欠な“直感”を養い、欧米型知的エリートの思考法も学べる画期的な本。私が今までで一番勉強させてもらった本だ!!」
伝説の投資家が警告する「最悪の経済危機」とは?
●本書のおもな主張
1:現在の景気後退は、単なる「アメリカの住宅バブル崩壊」以上のものである。
2:現在のサブプライムバブルは、はるかに大きな「超バブル」のわずか一部分に過ぎない。
3:今年末までに、一九二九年の大恐慌と比肩するほどの「超バブル」が崩壊するであろう。
4:アメリカ・ドルを国際基軸通貨とした信用膨張の時代が終焉を迎えようとしている。
5:この「超バブル」は、これまでの信用膨張の飽くなき肥大化(支配的なトレンド)と、市場原理主義という支配的な誤謬とによって生み出され、強化されてきた。
6:長年にわたって筆者が主張してきた「再帰性理論」を用いれば、現在のバブル崩壊の過程を有る程度まで正しく認識することが可能である。
7:「経済エンジン」としてのアメリカは間違いなく衰退化する。新しいエンジンとして中国・インドおよび中東が期待される。
・・・・・・・・・・・詳細はぜひ本書をご覧ください・・・・・・・・・・・・・・
●あのカリスマ投資家・松藤民輔氏が推薦!!
「すでに始まりつつある『最悪の危機』の正体がわかるだけでなく、市場の趨勢を読み解くために
不可欠な“直感”を養い、欧米型知的エリートの思考法も学べる画期的な本。私が今までで一番勉強させてもらった本だ!!」
- 本の長さ258ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2008/9/2
- ISBN-10406214915X
- ISBN-13978-4062149150
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商品の説明
著者について
ジョージ・ソロス
George Soros
金融投資家。ソロス・ファンド・マネジメント会長。1930年ハンガリーに生まれる。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス卒。1956年、アメリカに移住後、証券会社勤務を経て、投資会社(後のクォンタム・ファンド)を設立。以後、世界一ともいわれる運用実績を上げ、今日までに1兆3000億円ともいわれる莫大な資産を築き上げる。1992年には、ポンド危機に乗じて100億ドル以上のポンドを空売りし、莫大な利益を得たために、「イングランド銀行を破産させた男」としても有名になった。自ら設立した財団を通じての慈善事業や、巨額の資金を投じた政治活動にも積極的に取り組んでいる。著書『ソロスの錬金術』『グローバル資本主義の危機』『ブッシュへの宣戦布告』『世界秩序の崩壊』はいずれも世界的なベストセラーとなった。
George Soros
金融投資家。ソロス・ファンド・マネジメント会長。1930年ハンガリーに生まれる。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス卒。1956年、アメリカに移住後、証券会社勤務を経て、投資会社(後のクォンタム・ファンド)を設立。以後、世界一ともいわれる運用実績を上げ、今日までに1兆3000億円ともいわれる莫大な資産を築き上げる。1992年には、ポンド危機に乗じて100億ドル以上のポンドを空売りし、莫大な利益を得たために、「イングランド銀行を破産させた男」としても有名になった。自ら設立した財団を通じての慈善事業や、巨額の資金を投じた政治活動にも積極的に取り組んでいる。著書『ソロスの錬金術』『グローバル資本主義の危機』『ブッシュへの宣戦布告』『世界秩序の崩壊』はいずれも世界的なベストセラーとなった。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2008/9/2)
- 発売日 : 2008/9/2
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 258ページ
- ISBN-10 : 406214915X
- ISBN-13 : 978-4062149150
- Amazon 売れ筋ランキング: - 134,225位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 105位証券・金融市場
- - 621位政治入門
- - 24,878位ノンフィクション (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年3月22日に日本でレビュー済み
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10年以上前の本を買う理由はただ一つ、第2章の図1です。ジョージ・ソロスがバブルの発生から崩壊までを8つのフェーズに分け、株価と一株当たりの利益をグラフ化しています。株式投資をする人は、このグラフの形を覚えている必要があります。
2020年9月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ソロス氏は、
・豊穣の誤謬
・不完全な理解
・根本的な可謬性
という理論を提唱し、
自然法則の中での市場システム、社会システムを、
それぞれを独立したものとみなしながら、
金融市場で独自理論を実践しているようである。
例を挙げると、
1 豊穣の誤謬、不完全な理解 ( 合理化、前提条件の破綻、認識論、帰納の原理 )
・プリンシパルエージェント問題 ( 利害の非対称性、モラルハザード、信用膨張商品 )
・市場は均衡点に向かって収斂するという合理化
・やがて平均値に戻っていくという合理化
・市場は安定している ( 市場原理主義者 )
・常にバイアスのかかった市場参加者が市場価格に影響を及ぼす ( 合理的期待理論 )
2 根本的な可謬性 (1の認識と知識に対する可謬性 )
・人間は誤ることから逃れられない
・市場は均衡しない、市場は常に間違っている
が挙げられる。
これらを意思決定の一部とし、
また、ポパーの反証可能性も一部、参考にしているようである。
市場や社会システムへの姿勢としては、
理論の破綻を認識するには、
厳しい反証テストを繰り返し課すことであり、
克服してなお残っている理論を一時的に採用し、
ということを繰り返す可謬性の姿勢を見受けられる。( 断片知識の可謬 )
知識とは覆る推論であり、
それは、小さな箱の中にある断片であり、
さらにバイアスが多く含まれるといった可謬性の知見は、
知識の幅の余地を拡張する。
・豊穣の誤謬
・不完全な理解
・根本的な可謬性
という理論を提唱し、
自然法則の中での市場システム、社会システムを、
それぞれを独立したものとみなしながら、
金融市場で独自理論を実践しているようである。
例を挙げると、
1 豊穣の誤謬、不完全な理解 ( 合理化、前提条件の破綻、認識論、帰納の原理 )
・プリンシパルエージェント問題 ( 利害の非対称性、モラルハザード、信用膨張商品 )
・市場は均衡点に向かって収斂するという合理化
・やがて平均値に戻っていくという合理化
・市場は安定している ( 市場原理主義者 )
・常にバイアスのかかった市場参加者が市場価格に影響を及ぼす ( 合理的期待理論 )
2 根本的な可謬性 (1の認識と知識に対する可謬性 )
・人間は誤ることから逃れられない
・市場は均衡しない、市場は常に間違っている
が挙げられる。
これらを意思決定の一部とし、
また、ポパーの反証可能性も一部、参考にしているようである。
市場や社会システムへの姿勢としては、
理論の破綻を認識するには、
厳しい反証テストを繰り返し課すことであり、
克服してなお残っている理論を一時的に採用し、
ということを繰り返す可謬性の姿勢を見受けられる。( 断片知識の可謬 )
知識とは覆る推論であり、
それは、小さな箱の中にある断片であり、
さらにバイアスが多く含まれるといった可謬性の知見は、
知識の幅の余地を拡張する。
2018年5月25日に日本でレビュー済み
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自分は結構株好きな人間なので、結構色々な書物を読破しているのですが、その中でもこの本はかなり難解でしたね。
ただ、ジョージソロスさん自身はかなり予想をはずす人でもあるので、崩壊するんだ→じゃあ空売りしようとやるとジョージソロスさん同様大損すると思います。
中身がスッと入ってこなかったので★2で
ただ、ジョージソロスさん自身はかなり予想をはずす人でもあるので、崩壊するんだ→じゃあ空売りしようとやるとジョージソロスさん同様大損すると思います。
中身がスッと入ってこなかったので★2で
2020年5月3日に日本でレビュー済み
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他にもソロスの本はたくさん出版されていますが、自然科学と社会科学の違いや再帰性についてなど、彼の考えが一番理解しやすい本だと思います。
2009年1月10日に日本でレビュー済み
金と時間を無駄にしました。読まないほうがいい。こいつの言ってる事を分かったような気になるのは勝手。
2018年10月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は、投資について本質を理解するのにとても役立つ本です。
ジョージ・ソロスは投資家であり、哲学者でもあります。
この本の全体のテーマは「再帰性」です。
市場に対して独自の理解をしていて、
若干難解ですが、この本を読むことで市場とはどのような存在なのか?
また、市場とはどのように動き、何が影響しているのかを考察している、チャレンジングな内容でした。
ジョージ・ソロスの日々の活動内容についても明らかにされているので、投資家として、とても参考になりました。
ジョージ・ソロスは投資家であり、哲学者でもあります。
この本の全体のテーマは「再帰性」です。
市場に対して独自の理解をしていて、
若干難解ですが、この本を読むことで市場とはどのような存在なのか?
また、市場とはどのように動き、何が影響しているのかを考察している、チャレンジングな内容でした。
ジョージ・ソロスの日々の活動内容についても明らかにされているので、投資家として、とても参考になりました。
2018年12月5日に日本でレビュー済み
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ソロス氏の処女作であるソロスの錬金術に書かれていることと根本的には変わらないがこの本はそれよりも読みやすかった。彼の再帰性理論が今日のバブルの誕生と崩壊のプロセスが説明されているだけでなく哲学的な内容も記述されており非常に興味深い内容であった。相場を哲学的に考察する部分はいい意味で予想を裏切られた。