「20世紀最高のディーバ」と称賛されたマリア・カラスが、全盛期を過ぎ、美しい声を失い、オナシスとの恋にも破れ、苦悩する姿が描かれています。
人は誰しも老い、才能は枯渇し、いつしか忘れられていく。
それは世の常なれど、一度頂点を極め、栄光を手にした人ほど、その寂しさ、虚しさは大きいのではないでしょうか。ファニー・アルダンは、マリア・カラスのそうした感情、プライドの高さ、激情、孤独を、上手く表現していたように思います。
劇中劇「カルメン」は必見!
ドン・ホセ役も、なかなかに美形です。
余談ですが、オペラ「カルメン」は観たことがありませんが、アントニオ・ガデスの舞台に魅せられたことを懐かしく思い出しました。こちらもオススメです。
全編を通して流れるマリア・カラスの歌声は、鳥肌が立ちました。
特典映像のミュージック・クリップには感謝。
しかし、マイケル、必要?マリア・カラスとラリーの友情を描くためには必要だったのでしょうか?