そして、限りなく本当に近そうに、
著者が丹念に調べて綴ったんだとしたら、
もう、本当に感嘆符が口んなかで大暴れしてる。
でも、声はでない。出せない。
出せるわけがない。
ああ、…うん、よかった。

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和宮様御留 (講談社文庫) 文庫 – 1981/7/13
瓦解目前の徳川将軍家に降嫁を命ぜられた皇妹和宮の身替りとなって、歴史の波の赴くままに運命を弄ばれた少女フキの数奇な一生と、その策謀の陰で、時代への抗いを貫き通した女たちの、苦悩にみちた境涯。無力であった者への鎮魂の思いをこめて描き上げた有吉文学渾身の長編歴史小説。毎日芸術賞受賞作。
- 本の長さ407ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1981/7/13
- ISBN-104061317024
- ISBN-13978-4061317024
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (1981/7/13)
- 発売日 : 1981/7/13
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 407ページ
- ISBN-10 : 4061317024
- ISBN-13 : 978-4061317024
- Amazon 売れ筋ランキング: - 396,454位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2017年9月8日に日本でレビュー済み
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2018年2月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
和宮様の史実書を見てから、この物語を読んだので、又一味違った世界を堪能出来ました。
フキと和宮様ではあまりにも身分の違いがあり実際問題、和歌を読んだり、書いたり、お茶のお手前をしたりは、短期間で習得できるはずもなく、有吉先生は物語として末端に生きる人々、身分は高くても抗うことの出来ない宮様の苦悩と混乱をうまく表現していると思います。
フキと和宮様ではあまりにも身分の違いがあり実際問題、和歌を読んだり、書いたり、お茶のお手前をしたりは、短期間で習得できるはずもなく、有吉先生は物語として末端に生きる人々、身分は高くても抗うことの出来ない宮様の苦悩と混乱をうまく表現していると思います。
2007年4月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
確かに昔の日本ではこういうことはあったかもしれない。
事実として、祭られているものに片鱗が残されている。
でも、でもあの和宮の結婚をこういう方向で書くとは
衝撃的だった。
事実として、祭られているものに片鱗が残されている。
でも、でもあの和宮の結婚をこういう方向で書くとは
衝撃的だった。
2015年6月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
有吉佐和子さんの本はどれも何度も読み返します。
特にこのお話は、フキの行く末のわかっている2回目以降は冒頭から胸が苦しくなります。
働くのが大好きなフキが太陽の下で気持ち良さそうに水汲みをしている、その描写だけで胸が苦しくなるのです。
特にこのお話は、フキの行く末のわかっている2回目以降は冒頭から胸が苦しくなります。
働くのが大好きなフキが太陽の下で気持ち良さそうに水汲みをしている、その描写だけで胸が苦しくなるのです。
2006年7月18日に日本でレビュー済み
時代が大きく変わろうとしていた。公武合体を選択しなければなら
なくなった徳川幕府。当時、女性は政略の道具として使われる時代
だった。自分の意思に関係なく顔も知らぬ相手に嫁がされる和宮。
しかも、行き先は京都からはるかに遠い江戸。まだ10代の少女には
どれだけつらいことであっただろう。だが、和宮を愛するものたちは
おとなしく徳川幕府に従うことはしなかった。そのことは、一人の
少女ふきの運命を変える。彼女も公武合体政策の犠牲者だった。
抗うこともできなければ完全に従うこともできなかったふき。その
運命の残酷さには涙を誘われた。激動の幕末から明治、時代の波に
のみ込まれ翻弄された人たち。歴史というのは時には残酷なものだと
感じた。
なくなった徳川幕府。当時、女性は政略の道具として使われる時代
だった。自分の意思に関係なく顔も知らぬ相手に嫁がされる和宮。
しかも、行き先は京都からはるかに遠い江戸。まだ10代の少女には
どれだけつらいことであっただろう。だが、和宮を愛するものたちは
おとなしく徳川幕府に従うことはしなかった。そのことは、一人の
少女ふきの運命を変える。彼女も公武合体政策の犠牲者だった。
抗うこともできなければ完全に従うこともできなかったふき。その
運命の残酷さには涙を誘われた。激動の幕末から明治、時代の波に
のみ込まれ翻弄された人たち。歴史というのは時には残酷なものだと
感じた。
2013年1月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
若いときに読んだきりで、最近ふとしたことで、この本を思い出して再度読みたくなり、購入しました。
有吉佐和子の作品は好きです。
歴史の知識が皆無の私がなんとかストーリを最後までおえたのも、佐和子のおかげ、おそるべし佐和子。
また時間をおいて再読したい作品です。
有吉佐和子の作品は好きです。
歴史の知識が皆無の私がなんとかストーリを最後までおえたのも、佐和子のおかげ、おそるべし佐和子。
また時間をおいて再読したい作品です。
2007年3月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なんとまあ、すごい本があったものです。
知らなかった自分が恥ずかしい。
ラストには衝撃を受けました。(ネタバレしたら面白くないので絶対にいいません)
それにしても、少進が恐ろしい。
知らなかった自分が恥ずかしい。
ラストには衝撃を受けました。(ネタバレしたら面白くないので絶対にいいません)
それにしても、少進が恐ろしい。
2015年6月23日に日本でレビュー済み
華岡青洲の妻の次に読んだ作品。有吉佐和子のの圧倒的な文章力とストーリー構成に一気に読んでしまった。
政治や時代に巻き込まれていく女達の悲劇、どうにもすることができない世の中の内実。
読み応えがあった。他の作品も是非読んでみたい。
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読み応えがあった。他の作品も是非読んでみたい。