廃園寸前までの厳しい状態になった旭山動物園が、月間入場者数で上野動物園を抜いて日本一になるまでの道のり
が描いてある。いろいろな読み方があると思う。私はビジネス書として読んだ。飼育係の方々の仕事に対する心構
えや、動物園というものに対する強い哲学に感動した。予算もないのにみんなで夢物語のような理想の動物園像を
絵にした「奇跡を起こした14枚のスケッチ」には興奮し、そのスケッチがひとつひとつ実現していくたびに涙が
出てきてしまった。その辺のハウツー本より非常に濃い内容だと思う。おすすめ。

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旭山動物園の奇跡 単行本 – 2005/4/19
SPA!編集部
(編集)
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日本最北の弱小動物園が入場者数日本一になった感動秘話
日本で最も北に位置する、旭川市営旭山動物園。今では上野動物園を上回る全国的な人気を誇っている。しかしほんの10年前は、廃園の危機に瀕する田舎の弱小動物園だった。施設も老朽化し、経営母体の旭川市からの予算も雀の涙ほど。この小さな動物園がV字回復を遂げた、感動的な歴史を振り返る。
日本で最も北に位置する、旭川市営旭山動物園。今では上野動物園を上回る全国的な人気を誇っている。しかしほんの10年前は、廃園の危機に瀕する田舎の弱小動物園だった。施設も老朽化し、経営母体の旭川市からの予算も雀の涙ほど。この小さな動物園がV字回復を遂げた、感動的な歴史を振り返る。
- 本の長さ127ページ
- 言語日本語
- 出版社扶桑社
- 発売日2005/4/19
- ISBN-104594049354
- ISBN-13978-4594049355
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登録情報
- 出版社 : 扶桑社 (2005/4/19)
- 発売日 : 2005/4/19
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 127ページ
- ISBN-10 : 4594049354
- ISBN-13 : 978-4594049355
- Amazon 売れ筋ランキング: - 792,782位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,124位アート・エンターテイメント
- - 2,943位動物学
- - 224,412位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2010年11月3日に日本でレビュー済みAmazonで購入旭山動物園のドキュメンタリーです。
100ページちょっとで写真も多いので、
中身はそんなにある訳ではないです。
歴代の関係者のエピソードが
簡単にまとめられているだけですが、
なぜか心にとまります。
動物園に対する想いが
伝わってくるからかもしれません。
きれいな写真も多く、
「仕事、頑張ろう!」
と思わせてくれる本です。
- 2013年7月8日に日本でレビュー済み日本最北の、面積的にもさほど広くない動物園。嘗ては一年の半分を雪に閉ざされ、その間は観客もいなかった。それが旭山動物園だ。自治体が作り、飼育係は手探り状態で動物を育てて行った。やがて、時代の波と共に集客人数が減ると廃園の危機に瀕するが、その時、娯楽性の強い遊園地を推進し、動物園の廃園を強く要求したのも自治体の市議達であった。よくある構図である。
大きく違ったのは、旭山動物園が廃園の危機に追い込まれた時に勤務していたメンバーの情熱であった。ワンポイントガイドで飼育係が直接お客さんに自分の担当の動物について語る機会を作った。看板も手書きだ。ショータイムだけでなく、楽屋裏である動物の食事もモグモグタイムとして見て貰った。冬の間も訪れる人達に北国の動物の自然な姿を展示した。
文もイラストもオリジナルの手製の機関紙を作り、無料で市民に配った。この時、彼らの頭に在った、『動物のストレスを出来る限り減らし、如何に自然に近い状態でお客さんに見て貰い、且つ喜んで貰うか』...今日では当たり前になった行動展示の始まりだ。そのエッセンスが皆で夜通し語り合っている内に出来た、14枚のスケッチであった。このスケッチからは動物に対する愛情が溢れている。動物のプライバシーを最低限守りながら、動物の“お宅”へ人間がお邪魔するのであって、動物も人間を観察して楽しむ事が出来るのだ。
ペットではない、尊厳を大事にする動物に少しだけ近づかせて貰う。一部の動物だけかも知れないが、動物も人間に受けるのが好きみたいだ。水族館でカマイルカがショーを演じていると、隣のプールでは退役したバンドウイルカがお姉さんの指示も無いのに、一人で芸に勤しんで観客の喝采を浴び、司会進行役のお姉さんが慌てるのを見ることがある。
本書を読みながら涙が出ました。日本全国から集客出来る動物園にまで成長したのは、正に動物と動物園を愛する人達の結束であった、と思います。その間、集客率の高い動物園は何をしていたのか?どのビジネス、どの企業にも置き換えられる話で、心にスーッと入ってきます。
あまりにも素敵な内容で、繰り返し読みました。ただ、意図的に弄り過ぎるTV番組の特集は、温めて来たものが壊れそうな気がするので、見ない事にしています。アレから5年が経ちました。時々、思い出したようにサイトをチェックしています。熱狂的なブームが落ち着いたら見に行ってみたい、と考えています。
- 2006年6月18日に日本でレビュー済みベンギンが空を飛ぶ 垂直に泳ぐアザラシが行き来する
昼寝するライオンやトラや下から眺める ・・・などなど
ユニ−クな手法で人気を集めているる北海道旭川市の市営旭山動物園の実話をもとにしたテレビドラマ。
先月5/13放映され、とても感動的でした。
ドラマの原作であり、それがきっかけで出会った本です。
一時は廃園の危機に追い込まれながら、
動物本来の生態を伝えるという動物園の原点に立って見事に園の再生を実現させます。
昨今、「官から民へ」「民に学べ」などとよく言われますが、
身近に親しんだ民間の遊園地や動物園が次々と廃園していく中で、
この感動的なサクセススト−リ−が、公的な場を舞台に起きたことにも、興味をそそられます。
この奇跡を生み出すきっかけになったのが、
現場スタッフたちの描いた理想の動物園の14枚のスケッチです。
ドラマといい、本といい、
現場スタッフたちの動物への限りない愛情と情熱がひしひしと伝わってきました。
「動物園は生命の平等を見せるところ
檻の内と外で野生のいのちの尊さは変わらない」
「動物が一日一日を楽しく暮らせて、長生きできるようにするのが飼育係の責任。
担当動物の情報をお客さんに伝えるのも飼育係の責任。」
いきいきとした動物の表情を映し出す美しい写真とともに、こんなキ−ワ−ドが心に留まりました。
- 2007年1月2日に日本でレビュー済み→工夫して、工夫して、工夫して..
それでも成果なんて、おいそれとは出ない。それがカイゼン
そんなカイゼンを途中で投げ出したくなったら
この本を開いてください
→予算がなくても、入園者が少なくても、悲劇が起こっても
彼らはやりつづけました
自分達を信じて 未来を信じて
→彼らにできて...
→黒澤明監督も、映画を作る前に膨大なスケッチを自ら書いたそうです
やりたいことをスケッチとして、目に見える形に残すというのが
夢を現実に変える重要な手段のようです
- 2005年5月7日に日本でレビュー済み今春、色々と旭山動物園の本が発刊されましたが、この本は読みやすく、すぐ読めて、写真も満載です。何度かテレビのドキュメンタリーにもなってますが、旭山動物園の成功物語は、色んな意味で勇気付けられます。是非映像面でもDVDなど発売して欲しいものです。
- 2007年11月8日に日本でレビュー済み実際に旭日山動物園に行き本を購入。
どのような思いでここまでの人気動物園を作り上げてきたのか
スタッフが動物達と向き合い、廃園の危機から立ち直った思いが
ストレートに伝わってきて感動しました。
動物たちがまるで人間と一緒になって動物園を創ったような気にさえなりました。
本を読むと、すぐにもう一度行ってみたくなります。
- 2005年4月20日に日本でレビュー済み最近TVや雑誌で話題の旭山動物園。なんとなく気になって手を取ってみた。
あっという間に読めるボリューム感なのに、
読み終わった後の爽快感が心に残る。
この本は困難を乗り越えて、現在の動物園を作り上げた数多くの人に
インタビューをしている。特に絵本作家のあべ弘士さんと園長との関係や
園を離れる際の二人のやりとりは胸に迫るものがある。
動物好き、動物園に行きたい人だけでなく、
仕事で疲れた人、迷いをもっている人にもぜひ読んでもらいたい。
自分の仕事にプライドと夢を持って奮闘する一人一人の姿に、自分も明日からがんばらなきゃ!という気持ちにさせてくれるから。