81年にIslandから発表された本作、プロデューサーはSly & Robbie。このBlack Uhuruと言うコーラスグループ第二のBob Marleyとして期待されていたみたいだが。Puma Jonesの死やMichael Roseのソロ転向と、人気は出たが上手い事いかなかったみたいですね。(その後Junior Reidも加入したがすぐソロ転向、その後はDon Carlosが復活したみたいだが…)
メンバーの入れ替えが多いこのグループですが、絶頂期に当たる80年代に作られています。勿論ヴォーカルはMichael Rose(ジャケット左)、コーラス二人はPuma Jones(ジャケット中央)とリーダーのDucky Simpson(ジャケット右)。個人的にはErrol Nelson時代が好きなんですけれども、この時代の三人の音楽は良い意味で万人受けしやすいですねぇ。それはまぁ、Sly & Robbieの仕事の成果でもあるんですけども。
Sly & Robbieが白人の耳にも届くようにピッチを早く、ロック要素を入れて、体が勝手に動くような重厚なレゲエサウンドが出来あがってる。これにMichael Roseの泥臭くも攻撃的なヴォーカルに2人のコーラスが絡む、こいつ等は間違いなくReggaeだ!!!
曲の方は、初っ端から「Youth Of Eglington」と、この音聴いて体が揺れない奴はいるのか?って感じの踊れるRootsだ。続く「Sponji Reggae」と、くだらんラヴァーズはスポンジレゲエと言い放ったこの頃のMichael Roseは切れ切れだなぁ。全曲飛ばしてます。
ロック要素も若干強目なので、Rootsよりに聴きたい方は 「Black Sounds Of Freedom」をお勧めします。
(余談ですが、タイトルの「Red」政治戦争で流れた血を意味するらしいです。う〜ん)