カラーページが美しく、はじめはデザイン重視の本かと思ったが、内容的に非常に濃いものがある。企業のブランド戦略を深く掘り下げて書いており、経営手法としてのブランディングがわかりやすく説明されている。事例として挙げられている企業・団体もバラエティーに富んでおり、英国図書館など丁寧に取材したのがよくわかる。企業だけでなく国の公的機関や公共機関、軍のブランディングをケーススタディーにとりあげているのも面白い。デザインを専門とする者だけではなくて、CIを扱う業種にとっても有益で読みやすい本だと思う。
この1冊にとどまらず、新たに台頭してきたブランドとか、アメリカの最強ブランドなど、次々にとりあげて、2冊目、3冊目と続けて欲しいと思える本だ。

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世界のブランド戦略: そのコンセプトとデザイン 大型本 – 2006/11/1
ワールドブランディング委員会
(編集)
- 本の長さ295ページ
- 言語日本語
- 出版社グラフィック社
- 発売日2006/11/1
- ISBN-104766116852
- ISBN-13978-4766116854
登録情報
- 出版社 : グラフィック社 (2006/11/1)
- 発売日 : 2006/11/1
- 言語 : 日本語
- 大型本 : 295ページ
- ISBN-10 : 4766116852
- ISBN-13 : 978-4766116854
- Amazon 売れ筋ランキング: - 838,343位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 821位マーケティング・セールス一般関連書籍
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上位レビュー、対象国: 日本
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2007年1月4日に日本でレビュー済み
この商品やあのサービスがこんなふうにしてアイデンティティ構築されていったんだ、ということが、単なる事例解説やレポートを越えて分かりやすく語られている。ブランディングに関心がある人にはもちろん、そうでない人にとっても、世界トップレベルのブランディング戦略について、ベールに包まれていたその奥義を垣間見ることができる良書/美書。
2007年1月12日に日本でレビュー済み
仕事の関係で、ブランディングに大変興味を持ち、数多くのブランディングの本を読んだが、その殆どが難しい理論書、デザインのショーケース、ブランド市場価値算定、などであった。経営の重要な要素として’ブランド’を考える際に本当に役立つ本を求めていたが、本書は、まさに求めていた本。企業経営とは何か、という原点に立ち返り、経営戦略の一環としてブランド戦略を考える重要性を改めて痛感した。実例も豊富で実践的な内容となっている。実際の戦略から展開へのプロセスが惜しげも無く公開されている。よくぞここまで公開してくれた!! 国内の事例に留まらず、あまり表に出てこなかった、最高峰といわれる欧米のブランドエージェンシーの事例も豊富で、またキーパーソンがこれからのブランディングをわかりやすく論文で示唆している。より魅力的な企業への道として、多くの企業経営者に、この本が説いている「アイデンティティ経営」「ブランディング」のご一読をお奨めする。