購入を迷っているのであればマスト・バイである。
本書は過去200年間の統計情報の塊である。さらにその情報を諸条件(税金、インフレ、戦争、経済成長、銘柄サイズ、グロース&バリュー等)から大学教授の含蓄を持って分析しているものである。投資家であればヨダレが出てくる代物だろう。他のバリュー本と上手く合わせて読めば最高の投資処世術が手に入る事だろう。本書は隠れた発見を多数提供してくれる。その中でも私にとって印象的なのが、第二章の「超長期視点から見た効率的フロンティア」だった。超長期を前提とした最適な資産配分(株式&債権)はリスク保守派で株式90%、リスク容認派のそれは100%以上とのこと。要するにレバレッジ使ってでも買えと言う事。
勿論私は株式礼賛するつもりはない。むしろ今が資本主義の絶頂期とも考えており、これから堕ちていく可能性も考えている。それを加味しても本書はとても良い書である。応用の幅の効く知恵が詰まっているので家に常備して置く事が正解ではないだろうか。

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株式投資 長期投資で成功するための完全ガイド 単行本 – 2006/7/13
<2009年7月下旬に最新版(第4版)を
発行いたします。>
200年間の市場データに基づき
株式投資の最適戦略を明らかにした
画期的名著。待望の日本語全訳!
「ジェレミー・シーゲルはデータを芸術に変えた。」(ピーター・バーンスタイン)
長期的なスタンスで株式投資に取り組むうえで欠かせない知識を凝縮。株式投資の決定版テキストとして、ベンジャミン・グレアムの古典的名著『証券分析』に比肩するロングセラーになっている。
過去200年以上にわたるアメリカ株式市場のデータを綿密に分析し、株式長期投資の優位性を具体的な数値で示している。
これから20~30年にわたる資産形成を目指す20代・30代、定年後の資産運用に悩んでいる団塊世代、ネット売買で損ばかり出しているにわかデイトレーダーなど、すべての個人投資家にお薦めの一冊。
発行いたします。>
200年間の市場データに基づき
株式投資の最適戦略を明らかにした
画期的名著。待望の日本語全訳!
「ジェレミー・シーゲルはデータを芸術に変えた。」(ピーター・バーンスタイン)
長期的なスタンスで株式投資に取り組むうえで欠かせない知識を凝縮。株式投資の決定版テキストとして、ベンジャミン・グレアムの古典的名著『証券分析』に比肩するロングセラーになっている。
過去200年以上にわたるアメリカ株式市場のデータを綿密に分析し、株式長期投資の優位性を具体的な数値で示している。
これから20~30年にわたる資産形成を目指す20代・30代、定年後の資産運用に悩んでいる団塊世代、ネット売買で損ばかり出しているにわかデイトレーダーなど、すべての個人投資家にお薦めの一冊。
- 本の長さ420ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日2006/7/13
- ISBN-104822244660
- ISBN-13978-4822244668
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商品の説明
著者について
ジェレミー・シーゲル ペンシルベニア大学ウォートン・スクール教授(金融学)。コロンビア大学卒業、MITで経済学博士取得。金融市場に詳しく、CNN、CNBCなどでコメンテーターとしてたびたび登場。ウォールストリート・ジャーナル、バロンズ、フィナンシャル・タイムズのコラムニスト。JPモルガンでの教育研修トレーニングを担当。著書に『株式投資の未来 』(日経BP社)。
登録情報
- 出版社 : 日経BP (2006/7/13)
- 発売日 : 2006/7/13
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 420ページ
- ISBN-10 : 4822244660
- ISBN-13 : 978-4822244668
- Amazon 売れ筋ランキング: - 435,888位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,630位株式投資・投資信託
- - 40,709位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
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2024年3月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
多くのデータを用い、また様々な主流の考え方を丁寧に説明しているので、参考になる。
ただ、要所要所でデータに対する経済学者らしい解釈や説明が加えられているので、投資家なら注意が必要(もっとも、それらを鵜呑みにしてしまうようなら投資などしない方が良いだろうが)。
ただ、要所要所でデータに対する経済学者らしい解釈や説明が加えられているので、投資家なら注意が必要(もっとも、それらを鵜呑みにしてしまうようなら投資などしない方が良いだろうが)。
2007年10月8日に日本でレビュー済み
200年間の株式投資と債券を米国、英国、ドイツ、日本に分けて統計的に編集した
名著です。
過去のデータから株式投資に関しての様々な特徴を述べています。
特に著者は最終章にて海外投資におけるポートフォリオと小型株とインデックスファンドを株式投資の切り札と考えているようです。
本書は膨大な情報量ですから、まず概要から捉えたいとお考えの方には
各章のまとめと最終章から読まれると大変楽に概要を捉えられる。
それから特筆できるのは何と言っても株式投資の歴史におけるトピックスの
豊富さです。
世界大恐慌後も5年以上株を保持していれば結果的にプラスになった!
9/11当日の株式相場のトピックス、ブラックマンデーの暴落の原因不明など
枚挙に暇はないほどトピックスは豊富です♪
それから気になる日本の株式はやはり第二次世界大戦後とバブル崩壊後に
決定的な下落を示しています!
債券に関しては日本国債以上にドイツ国債が駄目なので驚いた。
とまあ読むのに全く退屈させない1冊です。
名著です。
過去のデータから株式投資に関しての様々な特徴を述べています。
特に著者は最終章にて海外投資におけるポートフォリオと小型株とインデックスファンドを株式投資の切り札と考えているようです。
本書は膨大な情報量ですから、まず概要から捉えたいとお考えの方には
各章のまとめと最終章から読まれると大変楽に概要を捉えられる。
それから特筆できるのは何と言っても株式投資の歴史におけるトピックスの
豊富さです。
世界大恐慌後も5年以上株を保持していれば結果的にプラスになった!
9/11当日の株式相場のトピックス、ブラックマンデーの暴落の原因不明など
枚挙に暇はないほどトピックスは豊富です♪
それから気になる日本の株式はやはり第二次世界大戦後とバブル崩壊後に
決定的な下落を示しています!
債券に関しては日本国債以上にドイツ国債が駄目なので驚いた。
とまあ読むのに全く退屈させない1冊です。
2018年12月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
投資に興味がある人は、一度読むことをオススメしたい本でした。
2009年11月25日に日本でレビュー済み
市場のデータを長期レンジ(最も長いものでは200年位!)で紹介していますが、それらデータは様々な専門的加工が施されており大変有益です。他の本ではこれほど膨大なデータを得ることはできないと思います。また、それら定量化されたデータは、誤った直感を何度も訂正してくれます。例えば経済成長率が高い期間において、その国の企業の一株当たり利益(EPS)の増加率が高いわけではない事などです。特に興味深かった事柄を列挙します。
①米国や欧州等の国別の年平均利回りを1970年から10年間毎に比較すると、大小関係は大きく入れ替わっている。
②200年間において米国株の実質利回りを観察すると、20年間保有すればどの期間であってもリスクはゼロになる。
③多くのミューチュアルファンドが市場平均に勝てないのは、主に年間平均2%の手数料と株式売買コストのため。
④S&P500連動ETF等は新銘柄が加わる前にプレミアム付きで売買されるので、将来の利回りが低下する。
⑤先進国の高齢化と生産年齢人口割合減少による株式の買い手不足は、成長する途上国の国民によって補われる。
上に列挙した内、5番目に関しては先進国の売り手と途上国の買い手の売買が適切なタイミングで行われるか疑問視しますが、本書は金融市場の歴史を分析し、一般投資家に多くの有益な助言を与えてくれる名著だと思います。
①米国や欧州等の国別の年平均利回りを1970年から10年間毎に比較すると、大小関係は大きく入れ替わっている。
②200年間において米国株の実質利回りを観察すると、20年間保有すればどの期間であってもリスクはゼロになる。
③多くのミューチュアルファンドが市場平均に勝てないのは、主に年間平均2%の手数料と株式売買コストのため。
④S&P500連動ETF等は新銘柄が加わる前にプレミアム付きで売買されるので、将来の利回りが低下する。
⑤先進国の高齢化と生産年齢人口割合減少による株式の買い手不足は、成長する途上国の国民によって補われる。
上に列挙した内、5番目に関しては先進国の売り手と途上国の買い手の売買が適切なタイミングで行われるか疑問視しますが、本書は金融市場の歴史を分析し、一般投資家に多くの有益な助言を与えてくれる名著だと思います。
2007年5月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
株式にかかわらず、全ての投資に関して言える真実
【未来を予測するのは誰にも不可能なので、確実に儲けることはできない】
結論から言えばそうなってしまいますが、
この本のすごいところは、
過去200年間の統計をとって研究をしたところです。
とんでもない力技、
読み物として読むだけで価値があると思います。
【未来を予測するのは誰にも不可能なので、確実に儲けることはできない】
結論から言えばそうなってしまいますが、
この本のすごいところは、
過去200年間の統計をとって研究をしたところです。
とんでもない力技、
読み物として読むだけで価値があると思います。
2007年9月22日に日本でレビュー済み
この本と姉妹本「株式の未来」を読んで、私の教科書にして、投資行動を変えた。株式投資における利益とは「利益を高く上げる会社」ではなく、投資家の利益期待と実際の利益の差が良いパフォーマンスを生むのだということが「実際の過去からのデータ」で説明されたのには「目からウロコ」だった。なんとタバコ産業として斜陽化していると思われたフィリップモリスを経営する会社や食品会社が過去最高のパフォーマンスであることなど、「ハイテク」会社ではなく「時に裏打ち」され、かつ、「グローバル」に成功した会社が株価の上昇が高い事を具体的に説明している。「成長の罠」にはまった投資家ではなく「時に裏打ちされた」会社に投資する者が結果勝ったという言い方で。
私には、成長=ハイテク=株価上昇と考えていたのだが、競争相手の入ってくる一般消費財などの分野では売り上げ増が、即、利益の増加にはならないことを思い知らされた。
「誰か発明をとめてくれ」というアイロニカルな説明は素晴らしかった。
ブラジルと中国への投資結果の比較は驚きだった。
結果−期待=株価利益と考えるなら目の付け所は本来の「投資本」になかった新しいものだろう。今後の株式投資の「資本の担い手」が中国やインドになるという考えには必ずしも賛成できないし、わからないが、私にはそういった考えは最初全くなかったので、インパクトが強かった。
今後世界の資本の流れがインドや中国へ移る事により先進国の高齢化問題は回避できるという説が今までに全くなかった説だけに、興味関心がある。時代の中で壮大な実験がされていくのだろう。
1月効果、9月効果、曜日による利回りの差、債券対株式の歴史的構図が統計的な資料をふんだんに遣い説得力があった。
私には、成長=ハイテク=株価上昇と考えていたのだが、競争相手の入ってくる一般消費財などの分野では売り上げ増が、即、利益の増加にはならないことを思い知らされた。
「誰か発明をとめてくれ」というアイロニカルな説明は素晴らしかった。
ブラジルと中国への投資結果の比較は驚きだった。
結果−期待=株価利益と考えるなら目の付け所は本来の「投資本」になかった新しいものだろう。今後の株式投資の「資本の担い手」が中国やインドになるという考えには必ずしも賛成できないし、わからないが、私にはそういった考えは最初全くなかったので、インパクトが強かった。
今後世界の資本の流れがインドや中国へ移る事により先進国の高齢化問題は回避できるという説が今までに全くなかった説だけに、興味関心がある。時代の中で壮大な実験がされていくのだろう。
1月効果、9月効果、曜日による利回りの差、債券対株式の歴史的構図が統計的な資料をふんだんに遣い説得力があった。
2006年8月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Stocks for the Long Run 3rd editionが原著。
日本におけるシーゲルの最新刊だが、洋書のコーナーを見る限り、どうも訳出の順序によるもので、著者の最新の見解は別の書籍(株式投資の未来)に表明されていると思われます。両方の書籍を読む場合、その点を注意する必要があるかもしれない。
ただ、どちらの書籍もよく調べてあるなと思います。
日本におけるシーゲルの最新刊だが、洋書のコーナーを見る限り、どうも訳出の順序によるもので、著者の最新の見解は別の書籍(株式投資の未来)に表明されていると思われます。両方の書籍を読む場合、その点を注意する必要があるかもしれない。
ただ、どちらの書籍もよく調べてあるなと思います。