
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
戦国時代の貴族: 言継卿記が描く京都 (講談社学術文庫 1535) 文庫 – 2002/3/1
今谷 明
(著)
衰微する宮廷、活気に満ちた京都町衆
上洛を目指す戦国大名……
戦国期・京都の群像
応仁の乱の終息から50年。20歳の青年貴族・山科言継(ときつぐ)がしるした日記は、以後、半世紀にわたり書き綴られた。見聞を克明に描いた時代の記録として、高い史料的価値をもつ日記が語る、皇室御領や有職故実、医薬・音楽・文学・芸能、京畿の政治動向と社会的事件の数々。激動の時代、京に生きた公家と町衆、そして武将の姿を、一公卿の日記が活写する。
上洛を目指す戦国大名……
戦国期・京都の群像
応仁の乱の終息から50年。20歳の青年貴族・山科言継(ときつぐ)がしるした日記は、以後、半世紀にわたり書き綴られた。見聞を克明に描いた時代の記録として、高い史料的価値をもつ日記が語る、皇室御領や有職故実、医薬・音楽・文学・芸能、京畿の政治動向と社会的事件の数々。激動の時代、京に生きた公家と町衆、そして武将の姿を、一公卿の日記が活写する。
- 本の長さ412ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2002/3/1
- ISBN-104061595350
- ISBN-13978-4061595354
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
著者について
■今谷明(いまたにあきら)
1942年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得。文学博士。横浜市立大学教授。専攻は日本中世史。著書に『室町幕府解体過程の研究』『京都 一五四七年』『歴史の道を歩く』『室町の王権』『信長と天皇』『室町時代政治史論』『戦国大名と天皇』などがある。
1942年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得。文学博士。横浜市立大学教授。専攻は日本中世史。著書に『室町幕府解体過程の研究』『京都 一五四七年』『歴史の道を歩く』『室町の王権』『信長と天皇』『室町時代政治史論』『戦国大名と天皇』などがある。
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2020年6月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
戦国時代の武士以外の人々の生活がうかがえる貴重な資料です。
2009年5月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
戦国時代の貴族は先祖伝来の土地を奪われ、収入が激減したはずなのに、
どうやって生き延びてきたのかという疑問が前々からあったのだが、
この本を読むと、各地の守護大名の間をまわって
和歌や蹴鞠のレッスン料を稼いだり、この山科言継のように医者をやって
生計を立てたり、とにかく涙ぐましい努力をしていたことがわかった。
山科言継の偉いところは、自分の生活とは別に内蔵頭という職務で
皇室経済を支え続けたことである。天皇家が戦国期を乗り切ったのも
こうした公卿の努力によるところが大きいと思われる。
山科言継に直接あまり関係ない近畿の城郭の話に
相当ページ数を割いているのが減点ポイントか。
どうやって生き延びてきたのかという疑問が前々からあったのだが、
この本を読むと、各地の守護大名の間をまわって
和歌や蹴鞠のレッスン料を稼いだり、この山科言継のように医者をやって
生計を立てたり、とにかく涙ぐましい努力をしていたことがわかった。
山科言継の偉いところは、自分の生活とは別に内蔵頭という職務で
皇室経済を支え続けたことである。天皇家が戦国期を乗り切ったのも
こうした公卿の努力によるところが大きいと思われる。
山科言継に直接あまり関係ない近畿の城郭の話に
相当ページ数を割いているのが減点ポイントか。
2010年11月2日に日本でレビュー済み
足利幕府末期の戦乱、荘園制度の崩壊、町民の自治組織の萌芽という歴史の荒波に
山科言継という一公家が翻弄されながらも逞しく生き抜くさまが
詳細な資料を交えて解説されている。
同じ町を構成する京の町民と一緒になって狼藉する一味と闘ったり、
信長が朝廷に献上した鯨の肉のおすそ分けを大事そうに持ち帰る貧乏な時期の様子、
実益も兼ねて山に遊び、生薬売りを副業に始めるなど、
その浮沈の激しさはまさに時代に翻弄された生涯といえる。
「言継卿記」が描くと副題にあるが、同日記は引用史料のひとつとして
本書の中ではたまに垣間見えるに過ぎない。
もう少し日記の流れを主流として追う形で、合間に解説を加えても面白かったのではないだろうか。
山科言継という一公家が翻弄されながらも逞しく生き抜くさまが
詳細な資料を交えて解説されている。
同じ町を構成する京の町民と一緒になって狼藉する一味と闘ったり、
信長が朝廷に献上した鯨の肉のおすそ分けを大事そうに持ち帰る貧乏な時期の様子、
実益も兼ねて山に遊び、生薬売りを副業に始めるなど、
その浮沈の激しさはまさに時代に翻弄された生涯といえる。
「言継卿記」が描くと副題にあるが、同日記は引用史料のひとつとして
本書の中ではたまに垣間見えるに過ぎない。
もう少し日記の流れを主流として追う形で、合間に解説を加えても面白かったのではないだろうか。