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ひとつの ブログで会社が変わる 単行本 – 2005/11/19
社長ブログや広報ブログの他、新製品プロモーションブログなど、さまざまなタイプのブログが実験的に立ち上げられてきた。いわゆる「ビジネスブログ」だ。
こんな話がある。
あるメーカーからハイビジョン撮影できるビデオカメラが発売され大人気だという。そのニュースを知った男性は「本当に話題になっているのか?」と思い、ネットで検索し、その製品のモニター4名が共同運営する利用体験レポートブログにたどりついた。自分で撮影したハイビジョン映像の迫力に感嘆する記事、上手に撮れた愛娘のベストショットを自慢する記事、編集のため高性能パソコンが欲しい・・・とつぶやく記事。他の購入ユーザもコメントやトラックバックで参加し、結果、そのブログは新製品を手に入れたばかりの人達の新鮮な感動と喜び、興奮が渦巻く場となった。気付くと、そのブログの新着記事をRSSリーダーで毎日欠かさずチェックするようになったその男性。数週間後には、ビデオカメラだけでなく、ブログでも話題になっていた40型液晶テレビ、パソコンをフルセット購入してしまった。
そして後日、筆者にこう語った。
「ブログの力って、恐ろしいですね」
そのブログの名は「ハイビジョンハンディカムわくわく体験プロジェクト」。ごく普通の体験レポートだ。なのに、毎日ちょっとずつ読み重ねてゆくと、なぜだかどんどんその製品を手に入れたくなってくる。その男性を、最後には高額の買い物に踏み切らせた「ブログの力」の源泉は一体どこにあるのだろうか?
本書では、企業から見たブログの魅力、そして可能性について考えてゆくとともに、その特性を最大限活かしたブログ・マーケティングを展開するために不可欠な、企画立案や運用テクニックについて解説をしてゆく。
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社技術評論社
- 発売日2005/11/19
- ISBN-104774125857
- ISBN-13978-4774125855
商品の説明
著者からのコメント
導入して初めて気づくその威力に驚くことも多々ある。
同時に「とりあえずブログ」と開始しても、大すべりして終わってしまったり、時に不慣れゆえの「炎上騒ぎ」まで起こしてしまうことも。
ブログ特有の世界があり、ブログならではのコミュニケーションの形がある。企業も個人も、ブログの世界では「同列」であり「平等」。ノリのいい企業ブログ、悪い企業ブログ。“ブログがよくわかってる担当者”“何もわかっていない担当者”。
ブログに登場する「担当者」への親近感が、そのまま企業イメージを変えてゆくこともある。ブログを開設することで、社内の様々な部署のスタッフの意識が「外」「顧客」を向くようになるかもしれない。
2006年にブログを使ったマーケティングを検討したい企業担当者、新規顧客獲得や営業の一環としてブログを活用したいオンラインショップや個人事業者、フリーランス、そして自身のブログを「セルフプロモーション」ツールへと発展させたい個人ブロガーの方々に、ぜひ読んでいただきたい。
著者について

1970年生まれ。千葉県香取郡小見川町(現・香取市)出身。1994年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、住友銀行(元三井住友銀行)に入社。1998年、検索エンジン「LYCOS(ライコス)JAPAN」に転職、日本でのサービス開始時に広告営業、広告配信管理などを担当する。
個人でのWEBサイト運営開始は1999年。日本最初のアフィリエイト・プログラム専門情報サイト「アフィリエイトINDEX」を立ち上げ、企業・個人サイト運営者向けにアフィリエイトの仕組みを紹介。また米国の関連ニュースを翻訳し、サイト・メールマガジンにて発信した。
2001年に独立。企業からの受託でアフィリエイト導入や初期運用を支援・代行するコンサルタントとして活動。2003年に「第一回アフィリエイトカンファレンス」を有志数名にて開催。その後2005年に「特定非営利活動法人アフィリエイト・マーケティング協会」が設立されたのを機に、自身は活動から引退。
2004年7月に、アフィリエイト・プログラム入門書「ホームページが楽しくなる!アフィリエイト徹底活用術」(翔泳社)を出版。個人向けのアフィリエイトマニュアル本としては日本初で、その後アフィリエイトおよびブログに関する書籍を相次いで出版。
2009年以降は企業からの受託業務を減らし、自らのサイト運営に主軸を移す。2010年からは「ミニサイト作り職人」と名乗り、ニッチなテーマで完結型のサイト作りを提唱。2016年に「ミニサイトをつくって儲ける法」(日本実業出版社)を出版。
運営サイトは多数。代表的なものとして「東京ビアガーデン情報館(http://www.tokyobeergarden.com/)」「台湾温泉ガイド(http://taiwanonsen.com/)」など。
40代になってから普通自動二輪の運転免許を取得し、「小型バイクで走る日本一周沿岸ツーリング(http://taiken.in/touring/)」が趣味。また中国語サイト作りにも挑戦中。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
以下でもない内容
題名程のインパクトは無しかも
よくまとまっている本だった。以下、メモ的なレビュー。
◆上新電機スタッフブログについて
・店員さんが選んでくれたら、それ買うわって丸投げするお客さんもいる
・各商品ページに掲載されている商品詳細は、どこか冷たい
・そこで登場したのが「コンセルジュ」(ブログ)
・商品情報を自分の言葉で自由に書ける
しかも検索エンジンで製品名や型番でヒットして集客できる(SEO)
◆ビジネスブログとは
・社長ブログ
⇒企業トップの「生の声」=社内外の鼓舞、IR的要素
・社員ブログ
⇒新商品紹介からライフスタイルまで
・企業がブログに注目する理由
'@顔が見え、声が聞こえる
'A鮮度/臨場感
'B参加型で「双方向のコミュニケーション」
◆企業でブログを活用する(準備編)
・ブログ開設の目的を決めよう
'@販売(オンライン直販、売上アップ)
'Aプロモーション(自社製品やサービスへの理解を深めてもらう)
'B既存顧客との関係強化
'Cその他(イベントの参加者集め、参加予定者の期待を高める、人材採用等)
・社内の協力体制を構築する
・ブログ立ち上げに当たって決めておくべき事項
・ブログタイトル案
・ブログ概要
・ブログ運営の目的
・想定されるターゲット
・想定されるターゲットニーズ
⇒過去のアンケート、カスタマーセンターに寄せられた質問、サイトのアクセスログ
(検索キーワード、アクセス数の多いページ等)
・構築(どのブログツールを活用するかなど)
⇒独立ブログ・・企業&本格運用したい個人
ASP型ブログサービス・・一般の個人
・記事作成体制
・コメント、トラックバック対応について(公開/非公開、承認)
・既存WEBサイトとの相互誘引
・ブログへのアクセス誘致策
・コンテンツ計画(どのような記事を書いていくか)
・カテゴリ案、各カテゴリの説明
・具体的な記事ネタ案
・トラックバック企画など訪問者向け企画
・想定されるリスクやトラブルとその回避策
・ブログ効果測定方法
・類似する企業運営ブログや参考になるブログ
・構築&運営スケジュール
・コスト
◆コメント・トラックバックについて
・多様な意見・評価を受容できる懐の深さが必要
(製品・サービスへのネガティブコメント、クレームも予想される)
・6:4、7:3で好意的なコメントが寄せられたら成功
・情報発信に重きを置くなら、コメントは受け付けなくてもいいが、極力受け付けるべき
・きちんと対応し行けば、どんなコメントも結果としていい方向に
◆トラフィックを集める
・ある程度ユーザーが付いた段階で、トラックバック企画を実施
(テーマは「愛のメッセージ募集」等参加しやすいテーマを。)
・RSSリーダー対策として、続きが読みたい記事タイトル、書き出しにする
◆実際の運営に際して
・ブログのコメントに商品のお問い合わせが入った場合は、
丁寧に対応し、お問い合わせフォームからお問い合わせしてもらう
・サイドバーに商品紹介の画像なども入れる
◆個人でブログを持つ意味
・ブログはネット上のもう一つの人格=名刺
⇒自分をPR
・ただの日記にせず、ビジネス考察を入れる
・気になったことを調べ、まとめてブログで公開
著者のお知り合いの一人が「和田さん、嘘ついちゃいかんよ!!」と紹介していたのを見て購入。
名著!!
本当に「嘘ついちゃいかんよ!!」です!
「ブログって流行ってるみたいだけど、どーなん?」とか、
「これからブログをはじめてみようかなあ」などとお考えの一般の人にとっても、
きっと読みやすいはずです。
そして読み終わると、未経験の人なら「始めてみようかなあ」と、
すでにブログをやっている一般の人なら「もっと充実させようかなあ」と、
そして、企業人の視点で読んだら「これはうちの社長にも是非読ませよう!」
と思うはず。
つか、私はもう一冊購入して、社長に進呈するつもり。
小手先のノウハウ本ではなく、ブログの本質を突いた名著です!!
「和田亜希子」と言う著者の名前に少したじろぎましたが。
ブログをビジネスに利用する方法、と言うテーマなのだが、そんな利用方法を限定するのがもったいないほど、ブログの持つ力・構造・使命がきっちりと説明されている。
名著。
テーマの中心はビジネスブログですが、ブログそのものの本質を突いているという印象を受けました。
特に、個人ブログをビジネスに活用する方法などは、直接ビジネスブログにかかわる人以外の方でも得ることは多いと思います。
ただし、技術については触れていないので、ブログの仕組みを理解したい人にはわかりづらいかもしれない。
私自身、ブログを日記で終わらせず、どうやってビジネスに活かせて行くか?を真剣に考え出していた頃に出会い、この本の中にたくさんのヒントが散りばめられていて、得るものが多かったと思います。