読書感想文の課題図書だったので買いました。共感覚を完全に理解は出来ませんでしたが、そういう感覚を持った人たちが居るということはとても興味深かったです。
話の内容はおもしろかったですが、文の構成が読みづらかったです><

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ねこは青、子ねこは黄緑―共感覚者が自ら語る不思議な世界 単行本 – 2002/7/1
- 本の長さ220ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2002/7/1
- ISBN-104152084332
- ISBN-13978-4152084330
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
Aは赤、Bは緑、Cは青…。共感覚者の私に見える文字はいつもカラフル。多くの芸術家や作家も持っていると言われる奇妙で驚くべき知覚様式について、他の共感覚者たちの多彩な実例も交えて紹介する。
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2002/7/1)
- 発売日 : 2002/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 220ページ
- ISBN-10 : 4152084332
- ISBN-13 : 978-4152084330
- Amazon 売れ筋ランキング: - 851,852位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年5月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
共感覚の中でも、色字についての内容が主だったので、個人的には“距離感”があった。
アルファベットだけを用いる国の人は、この点は便利だろうが、日本人の場合は難しいと考えさせられた。
初めて共感覚について知るには、ちょっと入りづらいかも知れない。
状態は割と良い。
アルファベットだけを用いる国の人は、この点は便利だろうが、日本人の場合は難しいと考えさせられた。
初めて共感覚について知るには、ちょっと入りづらいかも知れない。
状態は割と良い。
2007年3月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自らも共感覚者である著者によって書かれた、共感覚という現象の紹介と共感覚にまつわる自らの想いを綴った本。
共感覚(Synesthesia)とは、通常独立したものとして感じられる2つ以上の感覚が不可分のものとして感じられるような現象をさす(のだと思う)。典型的な例としては、黒いインクで印刷された文字や数字に色がついて見えるのだという。共感覚そのものは19世紀半ばから記録に残っているそうだが、科学的な研究対象とされることはほとんどなかったそうだ。2000人に1人くらいの比率で共感覚者が存在するのではないか、とのこと。
残念なことに妙なテイストの本に仕上がってしまっているように思う。本書の各章は、著者が自身の経験談や他の共感覚者との対話、共感覚者による芸術作品について語り出すところから始まり、共感覚の主観的経験について詳しく述べ、関連する研究や専門家の考えを紹介し、それに対する共感覚者としての著者の想いを綴る、という形式で書かれている。本書全体としてこのような構成で書かれていれば良かったと思うのだが、明確なテーマの違いがない各章で毎回同じサイクルが繰り返されるため、共感覚の主観的経験、脳神経学的な解説、共感覚者として生きるということの意味、等が整理されずに記されているように感じた。共感覚の主観的経験を詳細に記述することができるのは、もちろんこの著者ならではなのだが…。
本書での脳神経学的な記述もそれなりに専門的で、脳についての本を1冊も読んだことのない読者には難しいと思う。共感覚について脳神経学的に理解したいという読者は専門家の書いた本を読んだ方がむしろやさしく感じるかもしれない。
共感覚(Synesthesia)とは、通常独立したものとして感じられる2つ以上の感覚が不可分のものとして感じられるような現象をさす(のだと思う)。典型的な例としては、黒いインクで印刷された文字や数字に色がついて見えるのだという。共感覚そのものは19世紀半ばから記録に残っているそうだが、科学的な研究対象とされることはほとんどなかったそうだ。2000人に1人くらいの比率で共感覚者が存在するのではないか、とのこと。
残念なことに妙なテイストの本に仕上がってしまっているように思う。本書の各章は、著者が自身の経験談や他の共感覚者との対話、共感覚者による芸術作品について語り出すところから始まり、共感覚の主観的経験について詳しく述べ、関連する研究や専門家の考えを紹介し、それに対する共感覚者としての著者の想いを綴る、という形式で書かれている。本書全体としてこのような構成で書かれていれば良かったと思うのだが、明確なテーマの違いがない各章で毎回同じサイクルが繰り返されるため、共感覚の主観的経験、脳神経学的な解説、共感覚者として生きるということの意味、等が整理されずに記されているように感じた。共感覚の主観的経験を詳細に記述することができるのは、もちろんこの著者ならではなのだが…。
本書での脳神経学的な記述もそれなりに専門的で、脳についての本を1冊も読んだことのない読者には難しいと思う。共感覚について脳神経学的に理解したいという読者は専門家の書いた本を読んだ方がむしろやさしく感じるかもしれない。
2011年6月20日に日本でレビュー済み
共感覚という言葉すら知りませんでした。
いいかえれば五感がはっきりとわかれていないといいますか、
文字と色がひとつのセットであったり、音楽と色を同時に感じたり、
という感覚だそうです。
この本は共感覚をもつ著者によって書かれた手記。
色々と興味深いです。たとえば、アルファベットに色は見えるけれども、
共感覚者同士でもそれは違っていたり。
様々な事例を楽しめる本です。
いいかえれば五感がはっきりとわかれていないといいますか、
文字と色がひとつのセットであったり、音楽と色を同時に感じたり、
という感覚だそうです。
この本は共感覚をもつ著者によって書かれた手記。
色々と興味深いです。たとえば、アルファベットに色は見えるけれども、
共感覚者同士でもそれは違っていたり。
様々な事例を楽しめる本です。
2005年5月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
‾文字に色彩的なイメージが伴う。
音にニオイや味が伴う。
時間や空間は視覚化されイメージとして認識される。
共感覚って、いわゆる単独で機能する認知機能が複数機能してしまうという。
当事者にとっては僕なんかには想像出来ない程の苦労があるだろうけど、
羨ましい。
文字や音に色やにおい、味や感触が‾‾あったならば、
自分さがしや個性的になる為の無駄な努力をしなくたって、
個性は自分の身近なトコにあることに気が付くはず。
それだけ、世界は豊かなイメージを隠しもっているんだろう。
だから、この著者もポジティブにこの「才能」を捉えている。‾
音にニオイや味が伴う。
時間や空間は視覚化されイメージとして認識される。
共感覚って、いわゆる単独で機能する認知機能が複数機能してしまうという。
当事者にとっては僕なんかには想像出来ない程の苦労があるだろうけど、
羨ましい。
文字や音に色やにおい、味や感触が‾‾あったならば、
自分さがしや個性的になる為の無駄な努力をしなくたって、
個性は自分の身近なトコにあることに気が付くはず。
それだけ、世界は豊かなイメージを隠しもっているんだろう。
だから、この著者もポジティブにこの「才能」を捉えている。‾
2004年10月14日に日本でレビュー済み
文字が色つきに見える、音を聞くと色が見える、不思議な能力についての本。
著者は共感覚を持った人で、その具体的な事象について詳しく書かれている。
共感覚者の「見た目」どおりに色を着色したアルファベットの画像は貴重。
後半は脳のしくみなどについて書かれているが、私には難解。
難しいのを我慢して読んだのに、結論が出ていないのも消化不良。
共感覚について概要を把握するなら、この本よりも「共感各社の驚くべき日常」がお勧め。
この本は具体的な事象の例を把握する参考書に良い。
著者は共感覚を持った人で、その具体的な事象について詳しく書かれている。
共感覚者の「見た目」どおりに色を着色したアルファベットの画像は貴重。
後半は脳のしくみなどについて書かれているが、私には難解。
難しいのを我慢して読んだのに、結論が出ていないのも消化不良。
共感覚について概要を把握するなら、この本よりも「共感各社の驚くべき日常」がお勧め。
この本は具体的な事象の例を把握する参考書に良い。
2008年12月9日に日本でレビュー済み
「ぼくには数字が風景に見える」(ダニエル・タメット)は著者自身が共感覚の持ち主であったが、主に対人関係的な困難さの克服に焦点が与えられていて、共感覚自体を深く知ることができなかった。「共感覚者の驚くべき日常」(リチャード・E・シトーウィック)はこの分野の著名な研究者によるものだが、外部観察者としての視点であり、共感覚の感覚そのものの理解があまり進まなかった。(ただし本書ではシトーウィックの研究成果から共感覚のメカニズムについての引用が多くなされている)
自らも共感覚を持ち、ライターとして活躍している著者による本書では、カラーページでは共感覚者の視覚が明らかになる。共感覚者同士の感覚の互換性のある部分とない部分の解説、そして視覚以外の聴覚などに現れる共感覚。過去から現在までの共感覚者の調査もかなり行われていて、彼女が主催する共感覚者のインターネット掲示板を介した交流から、この現象の事例を幅広く知ることができたことが紹介されていて、いままでの不満がかなり解消された。
巻末の養老孟司による「社会を作るのは、脳である」という趣旨の解説も読み応えがある。
自らも共感覚を持ち、ライターとして活躍している著者による本書では、カラーページでは共感覚者の視覚が明らかになる。共感覚者同士の感覚の互換性のある部分とない部分の解説、そして視覚以外の聴覚などに現れる共感覚。過去から現在までの共感覚者の調査もかなり行われていて、彼女が主催する共感覚者のインターネット掲示板を介した交流から、この現象の事例を幅広く知ることができたことが紹介されていて、いままでの不満がかなり解消された。
巻末の養老孟司による「社会を作るのは、脳である」という趣旨の解説も読み応えがある。
2009年7月29日に日本でレビュー済み
文字や音に色、痛みに形など、二つ以上の感覚が同時に働く「共感覚」。非常に興味深い。先天的にその能力を持つ人々は、周囲の人がその感覚を持たないと知ったとき、非常に驚くという。この能力はとても素晴らしいと私は思う。特に芸術方面にこの感覚を生かせば、どれだけの素晴らしい作品が生まれるか。しかし残念なことに、その感覚は人によってばらばらで色も形も共通しないと言う。
ひとつ気の毒に思ったのが地下鉄の事例。著者の文をそのまま引用する。「チェコのプラハで地下鉄に乗り、迷ったことがある。その地下鉄では、Aラインは緑で、Bラインはオレンジだった。しかし、私のアルファベット列上では、AがオレンジでBが緑なのだ。」そう。この能力のために、著者は地下鉄を乗り間違えてしまう。しかも指摘されるまで間違いに気づかないのだ。それだけ共感覚の「色」の方の刺激が大きいからだ。
実際に共感覚を持つ人によって書かれたこの本は、人間の感覚の奥深さを我々に教えてくれる。
ひとつ気の毒に思ったのが地下鉄の事例。著者の文をそのまま引用する。「チェコのプラハで地下鉄に乗り、迷ったことがある。その地下鉄では、Aラインは緑で、Bラインはオレンジだった。しかし、私のアルファベット列上では、AがオレンジでBが緑なのだ。」そう。この能力のために、著者は地下鉄を乗り間違えてしまう。しかも指摘されるまで間違いに気づかないのだ。それだけ共感覚の「色」の方の刺激が大きいからだ。
実際に共感覚を持つ人によって書かれたこの本は、人間の感覚の奥深さを我々に教えてくれる。