戦争の時代を10代後半~20代前半に生き延びた女性たちはすごく苦労していると思う。あまりに辛い思い出なので語らなかったり、あるいは美化して語る人もいる。美化しないと消化できないくらいの経験だったのだ。私の祖母もそんな世代でした。この本のおばあちゃんも同じような世代だと思う。このおばあちゃんが語るロシアでの武勇伝はきっとちょっぴり美化されているかもしれない、でもそれでいい。孫がワクワク聞いてくれるのだから・・・・。
そんな風に自分の祖母と重ね合わて読んだ一冊。本の中で、おばあちゃんが絶対の愛で主人公を見守ってくれていることが、主人公の誕生日のエピソードから分かります。主人公もおばあちゃんの愛をちゃんと受け止めています。私もそうだったのですごく分かります。
今、戦争で辛い時代に娘時代を送った世代のおばあちゃんたちも多くは鬼籍に入ってしまいました。この本は、そのような世代の女性たちが生き延びておばあちゃんになって、そんなおばあちゃんたちが、若い世代を見守って未来へ送り出してくれた、そんな命の繋がりを描いていると感じました。見

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おばあちゃんのおにぎり (くもんの児童文学) 単行本 – 2001/6/1
さだ まさし
(著)
- 本の長さ85ページ
- 言語日本語
- 出版社くもん出版
- 発売日2001/6/1
- ISBN-104774304581
- ISBN-13978-4774304588
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商品の説明
出版社からのコメント
さだまさし児童文学第2作。少年期の実話にもとづく感動の物語
少年と祖母の心の交流を通し、「生きる」ことの意味を鋭く問いかける、さだまさしの児童文学第2作。前作「ふうせんのはか」を読んだ、日本中の子どもたちの声援にこたえ、2年の歳月をかけて構想、執筆。著者の少年期の実話にもとづく、感動的な物語。
少年と祖母の心の交流を通し、「生きる」ことの意味を鋭く問いかける、さだまさしの児童文学第2作。前作「ふうせんのはか」を読んだ、日本中の子どもたちの声援にこたえ、2年の歳月をかけて構想、執筆。著者の少年期の実話にもとづく、感動的な物語。
内容(「MARC」データベースより)
ぼくが7歳になる、たんじょう日のできごと。おばあちゃんに「一番好きなものをあげる」と言われ楽しみにしていたぼくは、それが「おにぎり」だったと知って…。「心」を歌い続ける歌手・さだまさしが描く児童文学。
登録情報
- 出版社 : くもん出版 (2001/6/1)
- 発売日 : 2001/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 85ページ
- ISBN-10 : 4774304581
- ISBN-13 : 978-4774304588
- Amazon 売れ筋ランキング: - 240,408位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年5月27日に日本でレビュー済み
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先日[朗読会]で[おばあちゃんのおにぎり]を読ませて頂きました。今のように豊かではなかった時代、子供にとって[お誕生会]は最大のイベントでした。ごちそうとプレゼントの山に舞い上がってしまい、せっかく作ってもらったおにぎりだけが残ってしまう。ラストのシーンは、読んでいても涙が込み上げてきて、いつも泣きながら読んでいます。是非、沢山の人に読んで貰いたい一冊です。
2013年10月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読んでいて、昔を想像させてしまっていました、裕福ではないけれど、幸せだったと思えるそんな日常。
優しい気分にさせられて、忘れていたことを思い出します。
優しい気分にさせられて、忘れていたことを思い出します。
2006年11月21日に日本でレビュー済み
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無条件で誰かに愛されていた記憶っていいですよね。大人になって、何かと引き換えの愛情ばかりの中にいると知らぬ間に心が疲労してくる。そんなとき思い出したい記憶が誰にもひとつやふたつあるんじゃないかな・・。そんな場面を思い出せてくれる。自分を主人公にしたストーリーが湧き上がってくる。さすが、さださん!この本をもって、小学生のクラスに読み語りにいきました。その本がほしいと言ったお子さんがいました。読み返す価値ありです。
2017年8月23日に日本でレビュー済み
とても読みやすく二年生の子供への読み聞かせにもちょうど良かったです。さだまさしさんの実話と言う所が心に沁みました。私も塩むすびが大好きなのでおばあちゃんの事を思い出し感謝して頂きたいです。
2004年6月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子供が読みたくて購入しました。すごくいい話でした。教科書にのせても問題ないと思うくらい感動しました。命の尊さ・家族のあり方などをかんがえさせられました。皆に読んでいただけたらなとおもいます。