本書は7作品からなる短編集です。
あだち充と言えば野球やボクシング、水泳などスポーツの世界を題材にすることが多いですが本書は「冒険少年」というタイトルが示す通り、少年時代の忘れかけていた想いをファンタジックな演出で思い出させてくれます。
幽霊やタイムスリップなど非現実的な演出は「タッチ」や「ラフ」「みゆき」に代表されるあだち作品にはほとんど(まったく?)見られなかっただけに、少し面食らった反面、新たなあだち充の魅力を示してくれました。
どの作品もあだち充の特徴である「作品の持つあたたかさ」に溢れていて、また大抵の作品にはあだち充流の「オチ」もあって「あだち充」らしさを堪能することが出来ました。
あだち作品を知らない方にも「入門」としてお勧め出来る充実の短編集だと思います。

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冒険少年 (ビッグコミックススペシャル) コミック – 2006/8/30
あだち 充
(著)
▼第1話/扉のむこう▼第2話/迷い道▼第3話/ヒーロー▼第4話/空色アーチ▼第5話/送信▼第6話/時の階段▼第7話/スケッチブック
●あらすじ/東京のとある製薬会社に就職し、外回りの仕事をしていた山下は、ある日公園で泥棒にカバンを取られそうになったところを、大手証券会社に勤める男・佐々木に助けられた。傷だらけになりながらも、山下のカバンを取り戻してくれた親切な佐々木を、取引先である小さな薬局を経営する親子に紹介したところ…(第1話)。
●本巻の特徴/あだち充が紡ぐ7つの冒険する少年心。ビッグコミックオリジナル誌上で大好評を博した珠玉のシリーズ、待望の発刊。
●あらすじ/東京のとある製薬会社に就職し、外回りの仕事をしていた山下は、ある日公園で泥棒にカバンを取られそうになったところを、大手証券会社に勤める男・佐々木に助けられた。傷だらけになりながらも、山下のカバンを取り戻してくれた親切な佐々木を、取引先である小さな薬局を経営する親子に紹介したところ…(第1話)。
●本巻の特徴/あだち充が紡ぐ7つの冒険する少年心。ビッグコミックオリジナル誌上で大好評を博した珠玉のシリーズ、待望の発刊。
- 本の長さ207ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2006/8/30
- ISBN-104091807658
- ISBN-13978-4091807656
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年10月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あだち充らしい、ショートストーリー集で楽しめました。息抜きに良いかも。
2012年5月1日に日本でレビュー済み
ほとんどレビューは書かないのですが、この本は多くの人に読んで欲しいので。
連載は不定期で、まとまって単行本として発売されたときは本当にうれしかったのを
覚えています。どれも優しい物語が一話完結形式で詰まっていて、ふと純粋な心に
なりたくなったときに読み返す私にとってかけがえの無い本です。
あだち充作品の後読感が好きな方は是非読んでみて下さい。
連載は不定期で、まとまって単行本として発売されたときは本当にうれしかったのを
覚えています。どれも優しい物語が一話完結形式で詰まっていて、ふと純粋な心に
なりたくなったときに読み返す私にとってかけがえの無い本です。
あだち充作品の後読感が好きな方は是非読んでみて下さい。
2022年3月29日に日本でレビュー済み
少年期の懐かしい心情を短編仕立てにした、というコンセプトは理解できますが、すべてにおいて「どこかで見たような」程度の深みのない物語に終始していて何も残りません。「専務の息子が社員を殴ることを強要する」のような昭和的な価値観(責任を取るって何?)もちらほらと見受けられ、読んでいて気になりました。
2007年3月7日に日本でレビュー済み
買ってよかったと素直に思える本でした。
あだち充さんといえば野球ものの少年漫画、というイメージが強いですが、
この本はそれとは違った感動があります。
ヒーローになる限られた少年たちではなく、
普通に生きる普通の大人の、少し不思議で、切ない物語を描いたところに
この本のよさが詰まっていると思います。
個人的に大人で居ることに少し疲れたひとにおすすめです。
気持ちよいノスタルジアに浸れます。
あだち充さんといえば野球ものの少年漫画、というイメージが強いですが、
この本はそれとは違った感動があります。
ヒーローになる限られた少年たちではなく、
普通に生きる普通の大人の、少し不思議で、切ない物語を描いたところに
この本のよさが詰まっていると思います。
個人的に大人で居ることに少し疲れたひとにおすすめです。
気持ちよいノスタルジアに浸れます。
2006年8月31日に日本でレビュー済み
ビックコミックに不定期連載されていたとあって、主人公が大人という部分がとても新鮮です。読んでいる間はグイグイと世界に引き込まれ、独特のミステリアスな空間を覚えました。読んだ後の清涼感はやはりこの方の才能が際立っているのでしょう。本当にすっきりと、少し切ない気持ちになれます。
個人的な意見ですが最後の話は特に秀逸です。
個人的な意見ですが最後の話は特に秀逸です。