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「うつ病」が僕のアイデンティティだった~薬物依存というドロ沼からの生還 単行本(ソフトカバー) – 2018/4/13
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2001年、弟が突然死した事がきっかけとなり心身に変調をきたし、受診した心療内科で「うつ病」「パニック障害」と診断されて以来12年間で受診した医療機関は合計9軒。服用した精神薬は、実に35種類。
ありとあらゆる精神薬を体験した僕は、その「効能と副作用」を体全体で覚えている。そして、語れる自信がある。
2001年から2013年までの12年間、プロミュージシャンである僕は、緊張を紛らわすために常に精神安定剤を口に放り込みながらステージに立っていた。
~序文より
テレビでのレギュラー講師も務め、日本を代表するウクレレ奏者・山口岩男。うつ病により12年間向精神薬を飲み続け、その間2度の離婚、精神病院への入院、寝たきり、自殺未遂まで起こした著者がどのようにうつ病を克服して立ち直ったのかを克明に描いたドキュメントです。
12年間に飲んだ向精神薬は35種類。日本で発売された精神薬のほとんどを経験した著者による副作用の描写は経験者にしか語れないリアルのものです。
通院歴が長くなれば長くなるほど処方される薬の量が増えていく。次第に悪化していく症状はうつ病が悪化しているのか増えていく薬のせいなのか?
精神薬の効果については様々な意見がありますが、本書は精神薬の断薬によりうつ病からの回復を果たした一つの記録です。「それを他者に無理強いはしないし、これこそ真実だと叫ぶつもりもない。ただ僕は薬をやめて抜け出すことができた、というだけである」(本文より)
「「本書は向精神薬に12年間依存し続けた男が自らを取り戻していく様を克明に描いた記録である」(Tokyo DD Clinic院長・内海聡医師)
目次
序文
第一章…最初の薬
日本武道館
弟の死
パニック障害を起こす
「心療内科」との出会い
初めての診察
薬を飲み始めて
記憶障害が出始める
パニック症状は消えても、薬を継続した
最初の離婚
ここまでで感じた精神薬の副作用のまとめ
第2章…薬とアルコールに溺れる日々
2度目の結婚
薬出しまくり! のマッド・ドクターとの出会い
衝動的・攻撃的になるパキシル
SSRI服用時に起こしたトラブル
ついに禁断のリタリンが処方された
連続飲酒
泥酔の果ての睡眠剤
抗酒剤とは?
自殺未遂からアルコール病棟へ
自殺したくなる、パキシルの副作用
警察署へ、そして精神病院へ
第一期治療の開始
退院
第3章…アルコールからの離脱 薬へのさらなる依存
退院してから~まさか、NHKの仕事が!
人生で2度目の離婚届
起き上がれなくなる
2007年~2012年頃に感じていた、精神薬の副作用
原田真二さんとのこと
精神安定剤・デパスへの依存
よだれが出る強力な精神安定剤・リスパダール
3度目の結婚
妻が見つけた薬袋と診断書
薬への疑問
第4章…薬との闘い
寝たきりの冬
まさか! レッスン中に寝てしまう
遂に薬を減らす
遂に断薬へ
禁断症状~アカシジアの恐怖
第5章…依存心との闘い
内海聡医師との出会い
精神薬依存から抜け出すロジックとは?
新幹線思考法
「安定」と「固定」は違うのだ!
今の僕の1日
ロックシンガー・山口岩男、復活コンサート
服用した精神薬一覧 2001年~2013年
- 本の長さ288ページ
- 言語日本語
- 出版社ユサブル
- 発売日2018/4/13
- 寸法18.8 x 12.8 x 2.5 cm
- ISBN-104909249095
- ISBN-13978-4909249098
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商品の説明
出版社からのコメント
現在、見事に立ち直り精力的に活動されている山口岩男氏の体験は現在うつ病で苦しむ人や向精神薬依存に陥っている人たちにぜひ読んでいただきたい内容です。
どのように断薬後の離脱症状を克服したのか方法についても触れられており、実践的にも役に立つ1冊です。
著者について
1963年 山形県生まれ。
1989年「開戦前夜」で日本コロムビアより、シンガーソングライターとしてメジャーデビュー。
1997年頃より、ウクレレ奏者・ギタリストとして活躍。現在、日本を代表するウクレレ奏者である。
ギタリストとしては嵐、SMAP、森山直太朗、ケツメイシなどのコンサート・レコーディングに参加。
2001年頃より約12年間、精神薬依存とアルコール依存に苦しむ。
断薬、断酒に成功した現在は、ライブ活動と同時に精神薬の怖さや食生活の重要性を伝える啓もう活動にも力を入れている。
登録情報
- 出版社 : ユサブル (2018/4/13)
- 発売日 : 2018/4/13
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 288ページ
- ISBN-10 : 4909249095
- ISBN-13 : 978-4909249098
- 寸法 : 18.8 x 12.8 x 2.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 467,457位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,196位ストレス・心の病気
- カスタマーレビュー:
著者について

1963年山形県生まれ。1989年シンガーソングライターとしてデビュー、以後ギタリスト・ウクレレ奏者として活動。スタジオミュージシャンとしても、SMAP、嵐、森山直太朗、ケツメイシなど多数のレコーディング、コンサートに参加。2008年にはNHK教育テレビ「趣味悠々」でウクレレ講師を務める。2017年5月インストゥメンタル・ギタリストとして初のアルバム「“Slow Music” Iwao’s Hawaiian Collection1」がハワイにて第40回ナ・ホク・ハノハノ・アワードのインターナショナル・アルバム部門にノミネート。2018年4月には、12年間に渡るうつ病と、精神薬依存からの回復を描いた著書「『うつ病』が僕のアイデンティティだった~薬物依存というドロ沼からの生還」(ユサブル)を出版し、話題となる。同年7月にリリースした山形弁保存ソング「かえずのながさはえずばへっで」が山形県内で大ヒット。2019年12月、活動の拠点を山形県天童市に移す。現在YBC山形放送ラジオにて「山口岩男の方言RockHour★」のパーソナリティを担当するほか、 NHK山形ラジオ第一「方言×音楽 ライブバーあがすけ」の音楽監督も努めている。
趣味:山登り、スキー、蕎麦打ち
オフィシャルサイト http://iwao-breeze.com
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
私は何度か漸減法で薬を一時的にやめる事は出来てはいたのですが、結局仕事で忘れたい事、きつい事が起きるとまた手を出してしまうのです。
なのでもう退職した時に一気断薬しようと決めてお金を貯める事にしました。
たいした給料ではなかったですが、幸い退職金はそれなりに出る勤務先でしたので、退職金とあと私に何かあっても遺族年金で妻子は一生困らないだろうという額の計算が成り立った時、退職し一気断薬しました。
禁断症状で何日も眠れない日が続き、強力な筋緊張で身体が崩壊しそうでした。
(筋緊張は温熱シップとコリホグス大量で対処しました。)
きつい日がずっと続きましたが、お金はあったので翌日の心配は不要だったから眠れなかろうが身体がおかしかろうが気にしませんでした。
……そしてある日から少しずつ眠れる様になり、……助かったのです。
ありがとうございました。
わたしと同じ職業で、同じ病名をつけられ、ほぼ同じ薬を、ほぼ同じ期間飲み、同じ医師に影響を受け、自ら断薬し、その後ライフスタイルを180度変え同じような食生活を選択する。断薬した時期も同じであり、本を出版したのもほぼ同じ、この本の著者のほうが一年早く本を出している。
大きく違う点は、著者はわたしより10歳上で、ミュージシャンとして商業的にも成功した有名人である点。向精神薬中毒になる前にアルコール中毒の問題を抱えていた点。わたしは断薬後に内海聡医師を知ったが、著者は断薬前に知り合っている点だ。
そして、幸運なことに著者もわたしも断薬に成功したという結末。なので向精神薬、麻薬覚醒剤、アルコールなどで苦しみ、止めようと思っている方は是非とも参考にして欲しい本である。この本は、向精神薬とともに、自身のアルコール依存症についても赤裸々に書かれていて、アルコール中毒の恐ろしさがこれでもかというくらいにわかる内容にもなっている。わたしの本は、主に向精神薬と精神医学、精神保健福祉の問題点を扱っているので合わせて読んでいただければ幸いである。
「精神薬やめたら病気が治った」永野哲嗣著
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世間では麻薬覚醒剤、大麻など違法薬物は執拗に取り上げられ問題視されるが(それでも薬物依存者に寄り添った支援がなされているとは思わないが)、合法かつ同じ法律で取り締まられている精神科などが出す脳に作用する、抗精神薬、抗うつ薬、精神安定剤、てんかん薬、睡眠薬などを総称して言う向精神薬は、警察はほとんど取り締まろうとしない。夥しい人が死亡したり、自殺したり他殺しているにも関わらずである。飲酒運転は厳しく取り締まられるようになった。ところが向精神薬の普及で心療内科などに車で通う人が増え、明らかに向精神薬の影響でボーッと車を運転しているにも関わらず、それが原因で違反切符を切られたという話は聞いたことがない。
それくらい、この向精神薬の問題は、大問題が問題として認識されていないという性質の社会問題である。その原因として、日本のテレビ新聞などのメディアの大スポンサーは製薬会社であり、たとえ効果がなく多くの人が死亡している事実が判明したとしても、テレビや新聞はそういう記事が書けないという商業体質が間違いなくあるとわたしは思う。
そして行政や立法などの政治であるが、製薬会社は多額の政治献金を政権与党及び政府に行なっていると思われ、それを追求する側の野党にも同様に行なっていると思われる。そして長年、土木や原子力などの利権を批判してきた野党リベラル勢力は、その対案として医療・福祉に予算を割くべきだと主張してきたので、そこに目をつけた製薬会社は野党やリベラル勢力にも肩入れし病院づくり、介護施設づくり、心療内科づくりを行なった。それらは21世気になって土木や原子力をはるかに上回る巨大利権になっていると言っても過言ではない。なぜならそういう施設に必ず薬物療法という健康に相反し国の予算を食い潰して製薬会社だけが儲かるという仕組みが組み込まれているからである。新型コロナウイルスの騒ぎを冷静に見ればそれは一目瞭然であろう。
残念ながら、こういうことに気がつくのは、実際に薬害で苦しみ生死の縁を彷徨った人でないとわからないかもしれない。自分の面倒を見てくれ、攻撃的な社会や世間から守り、不安や憂鬱、不眠などを忘れさせてくれる、医師、看護師、精神薬がまさか敵であることはなかなか気づかないからだ。厄介者の面倒を医療や福祉にみてもらっている家族や友人はなおさらのことであろう。
だからわたしは、まず事実を知って欲しいと思うのだ。この本にも取り上げられていた内海聡医師の本もそうなのだが、以下の本も参考にして欲しい。
「心の病」はこうして作られたー精神医学「抑圧」の歴史 小倉譲 著
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それとも、芥川や太宰が見つめて囚われ、逃げられなくなった、茫漠たる不安の檻からの脱獄の詩(うた)であろうか。
しかし、ビジネス書といえるかもしれない、と書くのは、本書は内容の大半が「失敗」を描いているからだ。しかも特大の。12年という、かくも長き不在を生み出した大失敗と、そこからの再生の書だからだ。
成功した実業家は、成功し続けたから偉大なのではなく、相次ぐ失敗、恥にまた上塗りするスパイラルに負けなかったからいま、成功者なのである。…というようなことは、本人の弁や多数のクォートを紐解く間でもない事実なのだが、奇妙なことに世のビジネス書の大半は成功譚のトレースに終始していることが多く、その失敗や、失敗からの復活劇に割かれるリソースは大変すくない。(前述の中島らもは、そもそも露悪癖がすぎる、というところはあるが)
事実、失敗談から学べることは、学ぼうという気持ちさえあれば成功譚からのものと比べるべくもなく膨大である。にもかかわらず部下をつれて居酒屋で上司が撒き散らすのは成功譚、いわゆる「自慢話」だ。言うまでもなく、飲みの席で自分が大恥をかいた失敗談をドカンと話せる上司のほうが、自慢話を際限なく話すそれよりモテるし、部下は育つ。そういう意味では、この著書は名著『失敗の本質』につらなる、冷酷な「負けの検証」だ。
パニック障害との診断から始まる、その壮絶な向精神薬との旅物語、すなわち著者の語る「失敗」は、文字通り壮にして絶だ。
連続飲酒、自殺未遂、二度の離婚、深い依存…著者の語り口は軽妙だが、有り体に言って、これは生き地獄である。
なかでも、著者が地獄に足を踏み入れたころの年齢である、40代なかばに差しかかろうという人々にとって、もっとも恐怖を感じるのは文字通り「じわじわと社会から抹殺される」さまであろう。社会、と大きく書かずとも、ミュージシャンである著者が、向精神薬とアルコールの影響から繰り返す失態により音楽と音楽家のコミュニティから「消されていく」様子は背筋が凍る。
社会に生きるものにとって「取り返しのつかない」という、復唱することもためらわれるような失敗を、著者は何度も繰り返す。死ぬことを「なくなる」ともいうが、所属しているコミュニティから「い・なくなる」という、文字通り死亡通知が何度も突きつけられる。それは、およそキャリアのハイライトともいえるNHKのTV番組シリーズへの出演という中でも同時進行する。あなたは、自分が「大切な人からの信頼を順次失いつつある」という実感のなかで暮らすことが想像できるだろうか?そんなの、酒でも飲まなきゃやってられない?不安をやわらげる薬でも飲まないと乗り切れない?そうなのだ、そしてそのようになるのだ。
その中で著者は、配偶者による機転もあり、七転八倒、強烈な禁断症状に苦しみながら「再生」する。
語る筆は引き続き、一種ニヒルなまでに軽妙だが、平行して記載される、配偶者の手になる日記の記述は、思わず読み飛ばしてしまいたくなるほどだ。読んでいるだけで、何度も何度も息苦しさに襲われるほどで、その心臓を掴まれるような感覚、と、著者自身の語り口調とのコントラストが鮮烈で、ことの重大さを奇妙にあぶり出す。
はっきり言って著者は、とてもではないが褒められたような行いをもって、かくのごとき地獄より生還したわけではない。失敗につぐ失敗。踏んではいけないドツボを(何度も)踏み、やっていはいけないと言われたタブーをおかし、恩を仇で返すことになる。愛する人を傷つけ続けて、涙も涸れ、太った身体を引きずり地の底を這い回った結果の、それでもまだ再生の端緒だったのである。
そして皮肉なとことに、読者にとっての救いが本書にあるとすれば、著者が「さとりを開いた聖人君子」でないところだ。書かれているのは、こうこうこういうことがあって、こうなった、という事実関係がメインだ。著者は、超人的な精神力を駆使して薬物依存を克服したわけではない。そこには著者独特の、すこしユーモラスな発想の切り替えや、ちっともスピリチュアルでもなんでもない、いわば私たちと同じような、地べたの感覚での工夫や、ちょっとした対処法が散りばめられている。「これが正解」と押し付けるのではなく「僕はこういうことを試してみた」と。
多くは不摂生(偏食、過食、睡眠不足、過労、不規則な生活などの身体への負担)からくる、ちょっとした不調、そしてそれにともなって現れる不安な気持ち、なにかわからないそういうものにまことしやかな病名をつけ、患者に仕立て上げ、こともあろうに「あなたの病気は治らないよ」と宣告。治らない、というのは病気ではなくもはや障害なのだが、そうやって、やめられないクスリで人々から搾り取る一部の医療は、ひろってきたゴミに法外な値札を貼って売りつけるバッタ屋のようなものかもしれない。
タイトルの示すところは深く、重い。本文中には「仕方ないよ、うつ病なんだから」という呪いのエクスキューズがなんども繰り返され、次なる地獄のプレリュードとなっている。そして、この呪いはまぎれもなく現代医療により与えられたものだ。
だが私たちは、実際問題、そのようなエグい連中(ばかりではないと信じたい)も含めた現代の医療に頼っていかねば、安心して夜眠ることもままならない。ネットにはニセの医療情報があふれ、怪しい民間療法も跋扈している。言うまでもなく、最新医療だって信用ならない。かつて「人類のなかで最も知能が高いのが白人、有色人種は劣等種である」という最新の科学的な事実があった。また、ラジウム・ガールズの例によるべくもなく、戦うことなくしては、科学はカネで買い続けることができるのだ。
その中で著者は、「その不安、ちょっと体調悪いのかもしれないよ?きのう何食った?よく寝たかい?たまには、体うごかさなきゃだぜ?」と、シンプルに問いかける。
教訓や、啓発ではなく、この「問いかけ」にたどり着く道のりを、おそらくは途轍もないエネルギーを要する、気の遠くなるような執筆作業でカタチにし、誰もが手に取り読むことができるようにしてくれた著者に感謝する。
言うまでもなく、一部の人々が言うように、うつ病、薬物依存やアルコール依存症になる人は、特殊な、そもそもそういう人で、そういう傾向があるものである、というのは真っ赤な嘘である。あなたも、私も、いつだって当落線上でフラフラとしているにすぎないのだ。
多くの人に読んでもらいたい。
その生々しい現状を知ることができる。
何かすごく強迫観念に駆られて薬物を飲まないと解放できない。
それが10年以上も毎日薬を飲み続けるのだから、想像を絶するものがある。
当初は薬物による影響だという認識はなかったとのことだが、精神薬依存は様々な不調をもたらすということだ。
時にはウクレレのレッスンを提供しながら寝ることもあったのだとか。
それでも、薬がないと不安で飲んでしまう。
そのようなことから救ったのは医師からの厳しい言葉。
「誰かから薬物をやめろと言われてやめるようなら全然ダメ。何も自分の頭で考えていないということ。」
正直かなりイラっと来たということだが、何にせよ自分で考えて選択するということこそが重要だということ。
著者の持つ卓越した感受性がなければ、音楽も、慢性化した中毒も生まれないことだっただろう。
だからこそ著者の「人間力」と奥様である恵理さんとの遭遇がバーチャルリアリテイのような挽回劇を実現したのでしょう。
今や世間は変化と価値感の混迷で、日々事件が絶えません。
病気も 枚挙をいとわない出来事で蔓延しており、夢を持つ人を探すのがたいへん。
この本は病状に直結する人はもとより、悩み多い現代人を救うでしょう。
ベストセラーでは収まらず、病気のbefore & after の対比をドラマ化したら更に良いのではないかと思います。
私の様に、働かないと生活出来ないレベルでは、眠れなければ、次の日の仕事に直結する事ですし、鬱になってからは、薬があって何とか仕事を休まずに働けています。
そもそも、この方の様に何かあればお酒や薬に逃げるタイプではない真面目な方で苦しんでいる方には、全く参考にならない話です。
何度も結婚出来て良いですね。