![週刊ダイヤモンド 2018年 6/16 号 [雑誌] (成長するならカネ借りろ! 借金経営のススメ)](https://m.media-amazon.com/images/I/51RmfrESnGL._SY445_SX342_.jpg)
米国の利上げに伴い米国の長期金利が一時3％程度まで上昇したが、6月29日現在は2.84％で推移している。
一方、日銀のイールドカーブコントロール政策により、日本の長期金利は0.037％で推移している。
5人の専門家が10年後の長期金利の予測値を出している。その結果は0.05％〜1.5％であった。
マネックス証券、大槻奈那さんは2022年〜2025年にかけて財政の問題から日本の国債が格下げになる恐れがあるので、1.5％に予測した。
SMBC日興證券の宮前耕也さんは人手不足の深刻化で賃金引き上げなどが上昇圧力となり、1％に予測した。
それにしても5人の専門家が誰一人、政府の中長期見通し(成長実現ケース、ベースラインケース)を信用していない。如何に安倍政権に忖度した画餅の見通しをしているか象徴的である。
私は、日銀の出口または信認の低下が理由で、1％に1票。
関連して1％金利が上昇した場合、有利子負債を抱える企業セクターの経常利益に与える影響が大きいのは電気事業と鉄鋼であると、第一生命経済研究所の永濱利廣さんは試算する。
コラム「ファイナンス理論で徹底分析、あなたの借金との向き合い方」では、不動産購入時の割引現在価値と販売価格の比較を解りやすく説明している。
特集2 「マネー異変！」では、主要新興国の主な経済指標が一覧できて便利。マレーシアリンギットの安定振りが確認できた。
メモ
資金繰りの手段としてメザニンローンはBS上、負債と株主資本の中間に位置する。種類は大きく分けて2つあり、一つは劣後ローンで銀行借り入れだが、実質的には純資産と見なされる。もう一つは優先株で全て純資産と見なされる。
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