殺人者の記憶法 [Blu-ray]
フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | キム・ソリョン(AOA), ウォン・シニョン, キム・ナムギル, オ・ダルス, ソル・ギョング |
言語 | 韓国語 |
稼働時間 | 1 時間 58 分 |
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商品の説明
記憶しろ! ヤツから娘を守れ。
アルツハイマーの連続殺人鬼VS新たな殺人鬼! 韓国ベストセラー小説を映画化した、傑作クライムスリラー!
★予約だけで韓国でベストセラーとなり、文学界にセンセーショナルをまき起こした小説「殺人者の記憶法」(キム・ヨンハ著)を映画化!
★韓国を代表する名優ソル・ギョング扮する、アルツハイマーのために記憶があいまいな元連続殺人犯と、「ワン・デイ 悲しみが消えるまで」「パイレーツ」のキム・ナムギル扮する新たな連続殺人犯との対決を描く。
★深みのあるテーマと展開の速さ、度重なるどんでん返し、サスペンスにユーモアまで兼ね備え、韓国では公開時初登場1位のヒット作!
ストーリー
獣医のビョンスはアルツハイマーで元連続殺人鬼という顔を持ち、日々の出来事を“録音"することを習慣に過ごしていた。ある日、接触事故を起こし謎の男テジュに出会う。その目つきに彼もまた殺人犯だと確信し、警察に通報するがまともに取りあってもらえない。やがてテジュはビョンスの愛娘ウンヒの彼として目の前に現れる。ビョンスは1人でテジュを捕らえようとするが、アルツハイマーにより記憶は途切れ混乱していく。そうしてまた始まった連続殺人事件……。これはヤツの仕業なのか?
キャスト
ソル・ギョング『ソウォン/願い』『監視者たち』
キム・ナムギル『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』『パイレーツ』
キム・ソリョン(AOA)『江南ブルース』
オ・ダルス『国際市場で逢いましょう』
スタッフ
監督:ウォン・シニョン『サスペクト 哀しき容疑者』『セブンデイズ』
製作:ユ・ジョンフン/ウォン・シニョン
製作総指揮:ユ・ジョンフン
原作:キム・ヨンハ
特典:
【キャストスタッフインタビュー】
小説から映画に/二面性の顔
【スタッフインタビュー】
現場記録法
【メイキング】
事故シーンの制作過程
【予告編】
国内予告/本国予告
※商品の仕様は変更になる場合がございます。
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- 言語 : 韓国語
- 製品サイズ : 25 x 2.2 x 18 cm; 40 g
- EAN : 4907953210059
- 監督 : ウォン・シニョン
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 58 分
- 発売日 : 2018/8/2
- 出演 : ソル・ギョング, キム・ナムギル, キム・ソリョン(AOA), オ・ダルス
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 韓国語 (Dolby Digital 5.1)
- 販売元 : Happinet
- ASIN : B07CHMSF3M
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 134,748位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 4,831位外国のミステリー・サスペンス映画
- - 9,504位ブルーレイ 外国映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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主人公は殺人者でアルツハイマーで有る事を最初から語ります。そこで映画の登場人物と観客自身の違いが明確化され、ストーリー上の矛盾は、観客自身が正しく有る形に配置、再構成する事が求められます。ですがそれが正しいと保証される事は無いのかも知れません。主人公の記憶の混濁に基づく、矛盾したストーリー、記憶の映像が映し出されるのですから。逆に言えば、脚本の構成みたいなものを意識すると、本来表現されるべきものと言う観念が前提となるので、この映画自体が語っている何かを見逃すとも言えるような気がします。
主人公はアルツハイマーになる。そこで現在ではなく過去の方が確かになる。それは過去殺人を犯してきた記憶です。最初の殺人は父親で有り、家庭内で虐待を繰り返す、恐らくはヴェトナム帰りの父親を殺す、これはその体験が無ければ記憶されません。そして彼は逮捕されなかった。これは近似したタイトルを持つ「殺人の追憶」と同様、かつて見過ごされた犯罪との接点が有ります。その後も死ぬべきと考えた人間を殺し、竹林に埋める。例外は最後の殺人です。主人公はその人物とその理由を忘れている。
ストーリーの中盤で、家庭で虐待されて修道女になっていた姉が実は妄想で有ったことを見出します。姉は若いうちに自殺していたことを思い出すのです。これは主人公が記憶を入れ替えている、自身の都合に合わせているとも解釈できます。しかしこれは割と多くの映画で観たことが有る苦しみです。レオナルド・ディカプリオがロボトミー手術を受け入れる苦悩の反応と近似していなくもないと感じます。ですが、この記憶の再発見には新たな殺人者が必要だったのです。
この映画の特徴は自動車の霧の中運転中に追突する、或いは横転し車の外に放り出される際の主観的映像です。これは体験に基づく、体験に近い、体験に近づくための映像です。記憶は体験に基づく、ならば信用にたる記憶は体験的なものと言えるのです。殺人者との出会いは追突に伴う感触により保証されるのです。新たな殺人者は自己都合的な妄想ではない、むしろ自身の殺人の理由を思い出す為の出会いなのだと言えるのです。虐待は父親を殺させる、では父親の行う虐待にも理由がある、であるなら最後の殺人にも理由が有る事を見出しその人を思い出す。それは録音された声により最も大切なもの、娘が何故一番大切なのか、そこには理由が無いと言う事を見出す事と背中合わせのものなのです。彼が娘の顔を忘れてしまえば、彼女を殺すことは可能なのです。
自身が殺人者であることを自覚するアルツハイマー患者は、「殺人の追憶」の容疑者とは逆にトンネルから外に出る、まるで放り出される様に。これは彼の妄想かも知れません。ですがそこで「記憶を信じるな」と呟く。自身の罪悪感や後悔を見出すには、自己都合的な振舞を放棄しなくてはならないと言う事だと私は考えるのです。
「新しい記憶」と言う別の結末のヴァージョンも見ましたが、こちらは少し製作側が調子に乗ったのか、ちょっと考えれば成立しない結末です。原作がある様なのですが、もともと文学作品の様で、この別の解釈が原作に含まれたものなのか、原作者があえて許可したものなのかはちょっと調べても判りませんでした。
一連の殺人が全てソル・ギョングのものであれば、キム・ナムギルは殺人者ではなく、物証などを用意し、捜査側がソルの証言の信ぴょう性を信じてしまう事は疑わしい。「記憶を信じるな」と言う言明は、本編を観た観客の記憶を指すことになり、観客に対する悪意とも取れます。
殺人者が一人しかいなくて、その本人の語りにより観客を騙すと言う構造はむしろ古典的で、人を殺すと言う事態を前提とすることにより、その反省みたいなものが薄いものになると言わざるを得ないのです。そこで観客に対する倫理的なバイアスは掛からない様に、他人の悪夢の話を聞くと言う風になると思われます。そこでアルツハイマーと言う逃れようの無さの意味が薄くなると。
題材が非常に重いので、視聴するか迷っていましたが今回、やっと視聴しました。
自分の記憶が本当なのか、記憶違いなのか。
病気でありながら昔の記憶を忘れまいとボイスレコーダーに吹き込み、実際の事柄を記録していく。
大切な一人娘のチカラを借りながら、自宅での生活を送っているものの、ある男と事故で遭遇。
その男の目つきは、自分と同じだった。
そこからソル・ギョングの演技力発揮。
もう観ている私の方が、助けてあげたい!と思うくらい、切ない演技でした。
お姉さんに会うシーン、お姉さんが自宅に来てくれるシーン、そして本当のお姉さんは・・・というシーンがとても悲しかったです。
題材が重たかったので、視聴を終えたあとドンヨリした気分になりましたが凄い映画だと思いました。
個人的には予想を裏切った展開にした方がインパクトがあったと思う。
いらない部分が多すぎて、時間掛け過ぎた。
青年期の記憶は必要ですね。
しかし警察官を追い詰めるところとか、最後のあたりの決闘はグダグダですね。
記憶を無くした辺りと、過去を思い出す点にも時間を掛け過ぎだ。
それにしても娘さんは「殺人鬼の娘」のレッテル張られてもそれでも会いに行くもんかなぁ???
主人公と、娘役は良い。
ただ脚本とラストが悪い。ラスト何アレ?
ミステリーと言う事もありこちらも観たくなり見ましたが2時間あっと言うまでした。
殺人者の記憶法 新しい記憶はサムネが左側が引きつり、こちらでは右側が引きつり
伏せん回収から全ての内容にたるみなく、どちらも面白いです。
殺人者の記憶法 新しい記憶ではキムナムギルの殺人目的と頭がとれる所がよく分からず観ていたのですが
こちらでやっと分かりました。
こちらでは倒置法を使っているためか、最後のふくみのあるナムギルの笑顔が怖いです。
主人公の俳優さんは存じ上げないのですが、演技力がすさまじくあっと言う間に引き込まれます。
ラスト辺りの娘さんとの関係は、こちらの映画の方が切なくも好きです。
お互い殺人者でありながら、過去が呪いのように続く苦しみが描かれていて
2つを観てやっと一つの物語になった映画でした。
お勧めの映画です。