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稲田将人

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戦略参謀経営プロフェッショナルの教科書 (日経ビジネス人文庫) 文庫 – 2017/11/2

稲田将人 (著)

422

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○2013年8月にダイヤモンド社から刊行された書籍の改訂文庫化です。

○大手紳士服チェーン「しきがわ」の営業マン高山昇は、ある日、
経営幹部の目の前で会社の給与制度を批判したことから、
新設の経営企画室に飛ばされます。
しかし、高山は持ち前の正義感と行動力を武器に、
室長の伊奈木とコンサルタントの安部野の支援を得ながら、
改革の推進役として一歩ずつ成長していきます。

○社内の地雷を踏みまくりながら、愚直に改革に取り組む主人公の姿を通し、
トップの参謀役である経営企画の仕事とは何か、
そして、企業改革はどうあるべきか、
ストーリーを追ううちに要諦を学ぶことができます。

○本書の魅力の一つはリアルな登場人物の描写です。
「空気を読まない」熱血元営業マンを主人公に、
外部招聘の経営企画部長、
企業の「憑きもの落とし」の異名を持つコンサルタント、
先代社長時代の番頭役で社内No.2専務、
創業者の息子社長、先代社長時代からの会社の裏を知る秘書など、
様々な思惑が交錯する人間模様が描かれます。

<目次>
第1章高山、最初の地雷を踏む――企業はなぜ成長、低迷を繰り返すのか?
第2章「バケツの中身」が重要だ――PDCAを回せない企業には明日がない
第3章経費削減と経費低減は違う――経費の効果最大化のためのノウハウを蓄積せよ
第4章社員がやる気になる人事制度とは――一人一人が前向きなエネルギーを発揮できているか
第5章起死回生の販促プラン――成功に向かって仮説を立て地道に努力する
第6章混沌のなか、海図を求める――事業不振は「市場との乖離」から生じる
第7章新業態を立ち上げる――トップの抑えが弱くなると、組織内にエゴイズムがはびこる
第8章社内の「憑き物落とし」――戦略参謀は「成功した創業者」の精神にのっとって行動する
あとがき

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本の長さ

544ページ
言語

日本語
出版社

日本経済新聞出版
発売日

2017/11/2
寸法

10.5 x 2.2 x 15 cm
ISBN-10

4532198399
ISBN-13

978-4532198398
すべての詳細を表示

商品の説明

出版社からのコメント

舞台は業績低迷に苦しむアパレル業界。
人間の「業」にどう立ち向かうか。
元マッキンゼー、企業再生の請負人が書いた
超リアルなビジネス小説です。

著者について

稲田将人
株式会社RE-Engineering Partners代表、経営コンサルタント
早稲田大学大学院理工学研究科修了。
豊田自動織機製作所よりの企業派遣で
米国コロンビア大学大学院コンピューターサイエンス科にて
修士号を取得した後、マッキンゼーアンドカンパニーに入社。
マッキンゼーでは、総合家電企業、建設業、
流通業などの戦略策定や経営改革などに携わる。
その後は、企業からの依頼を受け、大手企業の代表取締役社長、
役員、事業・営業責任者として売上V字回復、
収益性強化などの企業改革を行う。
これまで経営改革に携わった主な企業には、
アオキインターナショナル(現Aoki HD)、ワールド、ロック・フィールド、日本コカ・コーラ株式会社、
三城、卑弥呼などがあり、
本書は、それら実際の改革現場での経験がベースになっている。
2008年8月に(株)RE-Engineering Partnersを設立。
成長軌道入れのための戦略立案から、
改革案の組織としての実践への移行、
PDCAの定着までの指導を
企業改革のディレクター役として請け負う。著書に『経営参謀』『PDCAプロフェッショナル』『参謀の仕事』がある。

登録情報

出版社 ‏ : ‎ 日本経済新聞出版 (2017/11/2)
発売日 ‏ : ‎ 2017/11/2
言語 ‏ : ‎ 日本語
文庫 ‏ : ‎ 544ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4532198399
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4532198398
寸法 ‏ : ‎ 10.5 x 2.2 x 15 cm

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- - 16位日経ビジネス人文庫
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タケシ

「自ら仕掛ける」経営企画の具体策が満載！

2020年4月5日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

　経営企画部門のあり方は、①社長の指示を受けて戦略をまとめる、②自ら課題を見つけて戦略を掲げ解決に向けて動き回る　のどちらもあるが、後者を志向する人にとって具体的な見本となる物語である。
　主人公はコンサルタントの示唆を受けながら、自分で経営企画の役割を考えて動いていく。あるべき姿が理路整然と説明されるビジネス書と違い、読者は主人公の立場に入り込みながら、自分の頭で何をしていけばいいのかを考えさせられるため、各段に理解が深まる。
　コンサルタントが経営企画の使命を語るシーンは、特に印象的である。自分が主体となり社長の参謀役として戦略を作ることは、自分が結果責任を負い失敗を他者のせいにしないことであり、それはつまり、人生を自分の意志で生きるという経営企画担当者個人の人生観や志によるものであると理解した。経営企画部門のあり方として、ここまでの深い真理を突いた書籍には、他には見当たらない。

8人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

胴乱幸助

【生々しい企業変革の場を疑似体験できる書】

2013年10月18日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

企業変革に携わる端くれとして、楽しく読ませて頂きました。

ビジネス戦略のセオリーを学べるとともに、
机上の空論だけではなく、”組織を変革していく”とはどういうことかを学べる書です。

本書には、
・外部招聘の経営企画部長
・異動してきたプロパー経営企画部の熱血社員
・先代の社長時代の片腕だった専務
・世襲制で就任した社長
・先代社長時代から会社を知る秘書

などなど、ドラマさながらのキャストと、
変革を陥れようとする様々な人間の、
様々な思惑が交錯する模様が描かれています。

経験の浅い若手社員や、年齢が高くても幹部社員ではない方々
にとっては「TVドラマみたいな」という感覚かもしれません。

でも”事実は小説より奇なり”です。
もっとドロドロとした人間関係に巻き込まれ
悪意によっていくつも変革プランが握り潰されることを
知っている人間には、頷ける内容ばかりです。

ただし、紳士服店の新業態戦略の中身が
普通になってしまうのは致し方無いと思われます。
綺麗にまとめれば、どうしてもこういう書き方になってしまいます。
ビジネスの現場では、この解を市場分析から導き出し、
細部まで緻密に計画し、
社内を説得させるほうがよほど難しいと思います。

「企業を変革する仕事をしたい！」と思われる方には
まじめに熟読するべき書だと思います。

11人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

D.Xunren

自分の仕事に価値と誇りを持つ

2013年10月8日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

私自身が30代前半ということもあり、
登場人物の高山昇にオーバーラップしながら読むことができました。

「これがイニシアティブをとりにいくことか！」と
驚きと発見の連続でした。彼の急成長は凄いです。
トータルでどれくらいの期間か定かではないですが、
非常に短期間でドキュメンテーション、プレゼン、
ファシリテート・・・を習得していく姿に羨ましくも感じました。
ただ、何より羨ましく感じたのは、
彼自身が、”自分の仕事に価値と誇りを持ち”、
全身全霊で取組んでいるということでした。
今の自分がそこまでパッションを持って取組んでいるのか？と
自問自答すると、答えは否です。
行動だけでなく、覚悟さえ自分には足りないのではないかと気づきました。
私も著者同様に、経験浅いながらもT社の思想を、生き証人たちから学び、
現場で実践してきた人材です。
今は製造と全く異なる業界に居ますが、そのエッセンスを交えていくことで、
クライアントの視点に立ち、本当に付加価値あるサービスの提供に
自分の力で変えていくことが求められていることではないか？と
彼の行動を読み、考えるようになりました。
得意とする分野だけでなく、ナレッジが少なくても、足掻きながら、
エッセンスを放出していくことが、
自分流のイニシアティブではないか？と
殆ど本編には出てきませんが、
高山昇も実際はスマートではなく、
多くを悩み、考え、叩かれ・・・
不恰好で不器用な感じで・・・
ただ、実践力という軸があったから、
あのように成長したのではないかと感じました。

最後に書かれています。
「実践してくれるから、先人達は教えたくなる。期待を込めて・・・」
その言葉を読んだ時、これまでの経験を思い出し、
掛替えの無い重さと感謝を感じずには居られませんでした。

続編、期待しています。

7人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

寺田秀崇

参考になった

2020年4月25日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

参考になった

1人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

沖原

たいへん良かったです

2019年12月9日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

たいへん良かったです

2人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

ぐっジョ～

あたりまえのことをちゃんとできない会社

2019年8月2日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

ざっくり言えば「ＰＤＣＡをしっかりと速く回しなさい」何だ当たり前じゃん
と読み進めると、あたりまえのことをちゃんとできない会社が多いとの指摘。
やられた、ギャフンという感じ。小説としてはキレイすぎて物足りない。
しかし良いこと言ってますので、原点に戻る啓発本としてはお勧めです。

5人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

D10S

実感をもって感じられる

2019年6月29日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

誰もが知るアパレル販売店をベースに、どの業界のトランスフォーメーションプロジェクトでも起こりうる普遍的な課題、その対応案を実感をもって感じられる書籍。
フレームワーク等教科書的なことだけでなく、「改革される側」の心理、ありうる反応を示している点は、実践者にとって重要な示唆を与えてくれました。

2人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

小銭

小説形式なので読みやすいです。

2019年5月30日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

ビジネス書で扱われている事を、小説の形式で主人公が色々と実践していくという内容なので、とても読みやすかったです。

2人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

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