普段はなかなか敷居が高くて、Harvard Business Reviewをとても読めない人に、そのチャンスを広げてくれる書籍である。A4サイズの雑誌では敬遠したくなる内容も、書籍であれば、より気構えすることなく読むことができる。”教科書”であるから、頭から一気に全文を読むようなタイプの本ではない。各論文は、概ね20ページ台後半くらいのボリュームがあり、がっぷり向き合う必要がある。仕事をしていく中で、必要な箇所(論文)を都度読む、といったスタイルが望ましいだろう(”はじめに”でも、読みたいところから読むことを勧めている)。それまでの常識・固定観念を崩すような内容ばかりで、長く手元に置いて置きたい本である。ただ、本書は入門書ではないので、初学者には、他の書籍の方が良いだろう。
唯一課題があるとしたら、ちょっと論文が古いかも知れない。2000年代の論文がほとんどで、西暦2000年に発表されているものもある。もっとも、本書は今現在にも役立つ論文を掲載しているのであるが、何年か後でも、本書の全てが有用であり続ける保証は、どこにもない。
【目次・本文より抜粋】
顧客自身ではなくジョブを理解せよ/広告でブランディングはできない(第2章)
成長産業など存在しない/マーケティングは販売とは異なる(第3章)
顧客は三種類いる/アンケートの中身を変える(第5章)
じょうごモデルは通用しない/顧客経験を計画する(第6章)
コミュニティは、境界を消すのではなく、むしろ際立たせることでより強固になる(第8章)
バリュー・プロポーションを正しく開発し、実行すれば、自社も顧客企業も、事業戦略と業績は飛躍的に向上できる(第10章)
(以上、随時、追記します)
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マーケティングの教科書――ハーバード・ビジネス・レビュー 戦略マーケティング論文ベスト10 単行本(ソフトカバー) – 2017/12/21
ハーバード・ビジネス・レビュー編集部
(編集),
DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部
(翻訳)
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マーケティング部や商品部に必須の能力やスキルをハーバード・ビジネス・レビューの名著論文で学ぶ!
セオドア・レビット、フィリップ・コトラー、フレデリック・ライクヘルド、クレイトン・クリステンセンなど斯界の権威の名著論文を、ハーバード・ビジネス・レビュー編集部が厳選しています。
本書の主な対象読者は、経営者はもちろん、営業、商品開発、宣伝、広報、研究開発(R&D)などの各部門のマネジャーから一般社員までとなります。
ほとんどのビジネスパーソンが読者対象ということなのですが、実際、経営学の大家、ピーター・ドラッカーは代表著書『マネジメント』の第一章でこう書いています。「企業の目的は、顧客の創造である。したがって、企業は二つの、そして二つだけの基本的な機能を持つ。それがマーケティングとイノベーションである」。企業の機能を実現するのは人ですから、マーケティングは、全ビジネスパーソンが果たすべき基本的な業務なのです。
そのマーケティングに関して、世界で最も有力な米国のマネジメント誌Harvard Business Review(HBR:ハーバード・ビジネス・レビュー)に掲載された論文から、HBR編集部が一〇本を厳選したものが、本書です。超一級の執筆者のラインアップになっています。
第1章「営業とマーケティングの壁を壊す」は、フィリップ・コトラー(ノースウェスタン大学ケロッグスクール教授)らが、営業部門とマーケティング部門のコラボレーションを実現させる方法を説いています。両部門はしばしば、限られた予算や人員などの経営資源を奪い合い、役割分担などで反目しがちですが、それを打開することでのメリットを本稿は示します。マーケティング理論の権威による現実的な提言で、即効性があります。
第2章「セグメンテーションという悪弊」は、「イノベーションのジレンマ」や「ジョブ理論」で有名なクレイトン・クリステンセン(ハーバード・ビジネス・スクール教授)らによる、ジョブ理論に基づくマーケティング論です。消費者が商品に求めているものは何かを考え、顧客が処理しなければならないジョブに焦点を当てて経営すべきだと強調します。
この考えのもとになるのが、セオドア・レビット(ハーバード・ビジネス・スクール名誉教授)の第3章「マーケティング近視眼」。ビジネスパーソン必読の論文です。鉄道会社が衰退したのは、経営者の発想が製品中心(鉄道という製品事業)だったためというわかりやすい事例で、顧客中心(顧客にとっては移動する手段)の経営の重要性を説きます。
──本書「はじめに」より、第3章までの紹介を一部抜粋
『マーケティングの教科書』目次
はじめに
第1章 営業とマーケティングの壁を壊す
フィリップ・コトラー ノースウェスタン大学 ケロッグ・スクール・オブ・マネジメント 教授ほか
第2章 セグメンテーションという悪弊
クレイトン M. クリステンセン ハーバード・ビジネス・スクール 教授ほか
第3章 マーケティング近視眼
セオドア・レビット 元ハーバード・ビジネス・スクール 名誉教授
第4章 マーケティング再考
ローランド T. ラスト メリーランド大学 ロバート H. スミス・スクール 特別ユニバーシティ・プロフェッサーほか
第5章 顧客ロイヤルティを測る究極の質問
フレデリック F. ライクヘルド ベイン・アンド・カンパニー 名誉ディレクター
第6章 「つながり」のブランディング
デイビッド C. エデルマン マッキンゼー・アンド・カンパニー プリンシパル
第7章 ブランド・コミュニティ 7つの神話と現実
スーザン・フォルニエ ボストン大学 スクール・オブ・マネジメント 准教授ほか
第8章 ブランド評価の新手法:ブランド・リポート・カード
ケビン・レーン・ケラー ダートマス大学エーモス・タック・ビジネススクール教授ほか
第9章 女性の消費力が世界経済を動かす
マイケル J. シルバースタイン ボストン コンサルティング グループ シニア・パートナー&マネージング・ディレクターほか
第10章 法人営業は提案力で決まる
ジエームズ C. アンダーソン ノースウェスタン大学 ケロッグ・スクール・オブ・マネジメント教授ほか
セオドア・レビット、フィリップ・コトラー、フレデリック・ライクヘルド、クレイトン・クリステンセンなど斯界の権威の名著論文を、ハーバード・ビジネス・レビュー編集部が厳選しています。
本書の主な対象読者は、経営者はもちろん、営業、商品開発、宣伝、広報、研究開発(R&D)などの各部門のマネジャーから一般社員までとなります。
ほとんどのビジネスパーソンが読者対象ということなのですが、実際、経営学の大家、ピーター・ドラッカーは代表著書『マネジメント』の第一章でこう書いています。「企業の目的は、顧客の創造である。したがって、企業は二つの、そして二つだけの基本的な機能を持つ。それがマーケティングとイノベーションである」。企業の機能を実現するのは人ですから、マーケティングは、全ビジネスパーソンが果たすべき基本的な業務なのです。
そのマーケティングに関して、世界で最も有力な米国のマネジメント誌Harvard Business Review(HBR:ハーバード・ビジネス・レビュー)に掲載された論文から、HBR編集部が一〇本を厳選したものが、本書です。超一級の執筆者のラインアップになっています。
第1章「営業とマーケティングの壁を壊す」は、フィリップ・コトラー(ノースウェスタン大学ケロッグスクール教授)らが、営業部門とマーケティング部門のコラボレーションを実現させる方法を説いています。両部門はしばしば、限られた予算や人員などの経営資源を奪い合い、役割分担などで反目しがちですが、それを打開することでのメリットを本稿は示します。マーケティング理論の権威による現実的な提言で、即効性があります。
第2章「セグメンテーションという悪弊」は、「イノベーションのジレンマ」や「ジョブ理論」で有名なクレイトン・クリステンセン(ハーバード・ビジネス・スクール教授)らによる、ジョブ理論に基づくマーケティング論です。消費者が商品に求めているものは何かを考え、顧客が処理しなければならないジョブに焦点を当てて経営すべきだと強調します。
この考えのもとになるのが、セオドア・レビット(ハーバード・ビジネス・スクール名誉教授)の第3章「マーケティング近視眼」。ビジネスパーソン必読の論文です。鉄道会社が衰退したのは、経営者の発想が製品中心(鉄道という製品事業)だったためというわかりやすい事例で、顧客中心(顧客にとっては移動する手段)の経営の重要性を説きます。
──本書「はじめに」より、第3章までの紹介を一部抜粋
『マーケティングの教科書』目次
はじめに
第1章 営業とマーケティングの壁を壊す
フィリップ・コトラー ノースウェスタン大学 ケロッグ・スクール・オブ・マネジメント 教授ほか
第2章 セグメンテーションという悪弊
クレイトン M. クリステンセン ハーバード・ビジネス・スクール 教授ほか
第3章 マーケティング近視眼
セオドア・レビット 元ハーバード・ビジネス・スクール 名誉教授
第4章 マーケティング再考
ローランド T. ラスト メリーランド大学 ロバート H. スミス・スクール 特別ユニバーシティ・プロフェッサーほか
第5章 顧客ロイヤルティを測る究極の質問
フレデリック F. ライクヘルド ベイン・アンド・カンパニー 名誉ディレクター
第6章 「つながり」のブランディング
デイビッド C. エデルマン マッキンゼー・アンド・カンパニー プリンシパル
第7章 ブランド・コミュニティ 7つの神話と現実
スーザン・フォルニエ ボストン大学 スクール・オブ・マネジメント 准教授ほか
第8章 ブランド評価の新手法:ブランド・リポート・カード
ケビン・レーン・ケラー ダートマス大学エーモス・タック・ビジネススクール教授ほか
第9章 女性の消費力が世界経済を動かす
マイケル J. シルバースタイン ボストン コンサルティング グループ シニア・パートナー&マネージング・ディレクターほか
第10章 法人営業は提案力で決まる
ジエームズ C. アンダーソン ノースウェスタン大学 ケロッグ・スクール・オブ・マネジメント教授ほか
- 本の長さ288ページ
- 言語日本語
- 出版社ダイヤモンド社
- 発売日2017/12/21
- 寸法13.3 x 2 x 18.9 cm
- ISBN-104478104409
- ISBN-13978-4478104408
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2024年1月19日に日本でレビュー済み
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HBRのマーケティング関係の論文がまとまって読めます。
マーケティングを体系的に学びたい方はコトラーの「マーケティング・マネジメント」などを読むことをオススメします。あくまでもこちらは論文集です。
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2022年11月15日に日本でレビュー済み
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同様な物をメルカリで購入したが、旧版で損したので再度購入。問題無しです。
2020年1月20日に日本でレビュー済み
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こんな以前からマーケティングは語られていたことに驚きました。
最近のビジネス書の薄っぺらさとは雲泥の差でした。
最近のビジネス書の薄っぺらさとは雲泥の差でした。
2018年5月2日に日本でレビュー済み
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論文自体はそれほど新しくはないものの、非常に参考になる部分が多く、初心者にもお勧めできます。
ただ、文章の意図するところが分かりにくい表現もあり、その分★4とさせていただきました。
内容には満足しています。
ただ、文章の意図するところが分かりにくい表現もあり、その分★4とさせていただきました。
内容には満足しています。
2018年5月12日に日本でレビュー済み
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関連する複数の考え方が一冊で分かるので良いのではないでしょうか
2018年3月8日に日本でレビュー済み
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マーケティングについて勉強したい人に最適な本です。おすすめします
2018年3月10日に日本でレビュー済み
コンテンツは古いですが、現在で活きる内容が多く、データドリブン的発想がブームとなっている中で、本当の意味で顧客に焦点を当てなければ、価値ある示唆は生まれてこないという本コンテンツのメッセージは、重要だと感じました(主に、「セグメンテーションの悪癖」「ジョブ理論」等)。