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金正恩 狂気と孤独の独裁者のすべて 単行本(ソフトカバー) – 2018/3/7
購入オプションとあわせ買い
◎34歳で世界をかき回す独裁者・金正恩を知るための決定版◎
ベストセラー『父・金正日と私 金正男独占告白』の著者が
世界で最もナゾに包まれた指導者・金正恩を、素顔(第1章)、ルーツ(第2章)、
核とミサイル(第3章)、経済(第4章)、金正恩対トランプ(終章)という
5つの視点から解き明かしていく。
◎1991年、金正恩は母、兄と一緒に「ジョセフ・パク」という偽名で来日していた。
◎父(金正日)はロシア・ハバロフスク生まれ、母(高容姫)は大阪生まれの在日コリアン。
◎スイス留学時代は公立校に通う「おとなしい生徒」だった。
体育、音楽は「やや得意」だが語学が「苦手」、理科は「不合格」。
◎バスケが大好きで、日本のマンガ『スラムダンク』を愛読。
◎20代後半で北朝鮮を背負うと「恐怖政治」を開始。5年間で340人もの部下を粛清。
◎金正恩時代の北朝鮮経済で「GDPは7%成長」!? 韓国以上のプラス成長を達成している。
◎1900万人の1年分の食料に相当する費用をミサイル開発につぎ込む。
■終章ではアメリカ・中国がすでに作り上げたという「ポスト正恩シナリオ」にも踏み込む。
【目次】
■第1章 金正恩の素顔
中学時代からスイスに留学した正恩は公立校に通う「大人しい生徒」だった。
語学が苦手で理科は不合格。バスケが好きで漫画『スラムダンク』を愛読し、
シャイボーイと呼ばれていた。しかし20代後半という若さで北朝鮮を背負うと
「恐怖政治」で周囲を振り回し、5年間で340人の部下を粛清したと言われる。
■第2章 金正恩のルーツ
祖父・金日成はクリスチャンの農家に生まれ「日本軍と10万回戦闘した」
伝説を持つ祖国の英雄。ハバロフスクで生まれた父・正日は、叔父や日成の
後妻との争いを制し権力を握る。正恩の母・高容姫は大阪生まれの在日コリアン。
帰国船で北朝鮮に渡り〝喜び組〟として活動しているとき、正日に見初められる。
■第3章 金正恩、最大の武器――核とミサイル開発
GDPに占める軍事費比率23%、世界一の「スーパー軍事国家」。
核・ミサイル科学者には最新家電付きの5LDKマンションが与えられ、
実験に成功した技術者を正恩自らおんぶして感謝するほど手厚くサポートする。
国民の大半に当たる1900万人の1年分の食料費が
ミサイル予算にまわされる開発の最前線。
■第4章 金正恩、経済の実力
70階建てタワーマンション、1500台のタクシー、日本製品で溢れるスーパー。
平壌の変化は目まぐるしい。正恩が私的な流通網である市場を認め、
1万ドル以上の資産を持つ新興富裕層「金主」が急増。韓国の経済成長率を上回り、
GDP7%成長説も浮上。だが相次ぐ安保理の経済制裁がそこに影を落とす。
■終章 金正恩対トランプ――米朝開戦前夜
米軍の先制攻撃に備え、米中は「ポスト金正恩シナリオ」を作り上げた。
38度線を越えた米軍は必ず撤退すると確約、核施設は中国が管理する。
開戦のシグナルは米軍空母3隻の集結、在韓米国人の退避だ。
そしてトランプの圧力を受けた中国が〝北朝鮮の生命線〟原油のパイプラインを
停止する日は来るのだろうか。
- 本の長さ248ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2018/3/7
- 寸法13 x 1.8 x 18.8 cm
- ISBN-104163908153
- ISBN-13978-4163908151
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
「金正恩はまあまあやっている」 実は経済成長している北朝鮮の真実
かつて飢餓の様子が幾度も報じられた北朝鮮。経済制裁で崩壊寸前かと思いきや、意外にも北朝鮮経済は堅調に成長しているという。この度『金正恩』を上梓した五味洋治さんが語る。
「いま北朝鮮では全国に市場経済がひろがっています。本書で詳しく紹介していますが、制裁で苦しくはなっているものの、町の市場では人々が物々交換をしているほか、“金主(トンジュ)"と呼ばれる赤い資本家が生まれ、タクシーや不動産事業などで活躍しています。アフリカの独裁国家に銅像を売るビジネスをしたりと、外貨も稼いでいる。学者によっては北朝鮮の成長率は7%と推計する人も。父・金正日の時代には食糧危機にも陥っていましたが、金正恩はまぁまぁやっている。体制崩壊には程遠いのが実情ではないでしょうか」
金正恩は政府や軍の幹部たちを容赦なく粛清し、恐怖で支配する独裁者との印象が強い。しかし本書を読むとこの単純な認識にも再考を迫られそうだ。
「金正恩は、科学技術を重視する指導者と自身を位置づけています。核やミサイルの開発においても、研究予算を潤沢に与え、技術者たちをタワマンの部屋に住まわせるなど優遇している。またコンピュータのハッキング技術も、生き残りのために有効だとみれば、積極的に活用している。こうした全体像を把握しないと、金正恩を見誤ることになるでしょう。2012年に私が出した『父・金正日と私 金正男独占告白』は海外にも翻訳され、世界中の識者やレポーターとのつながりができました。彼らとの情報交換を踏まえて、本書には当局発表だけでない、出来る限りの情報を盛り込んでいます」
日本では依然北朝鮮への圧力が有効との声が大きいが、五味さんは懐疑的だ。
「昨年まで北朝鮮は核実験とミサイル打ち上げを繰り返していましたが、アメリカの動きを見極めたかのような素早い変わり身で、平昌オリンピック参加をかわきりに、米朝会談など本格的な和平外交の攻勢をかけています。金正恩はアメリカとの関係改善という目的のためには、私たちの予測を越える手を使ってくるかもしれません。一方で日本政府はかつて北朝鮮情報で世界をリードしていましたが、いまはアメリカに頼っています。近い将来、日本も金正恩を外交の交渉相手としてしっかりと見据えなければならない状況になることでしょう。本書がその際の一助となればと思っています」
評者:「週刊文春」編集部
(週刊文春 2018年04月12日号掲載)登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2018/3/7)
- 発売日 : 2018/3/7
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 248ページ
- ISBN-10 : 4163908153
- ISBN-13 : 978-4163908151
- 寸法 : 13 x 1.8 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 857,164位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 139位韓国・北朝鮮の地理・地域研究
- - 193位朝鮮半島のエリアスタディ
- - 450位韓国・朝鮮史
- カスタマーレビュー:
著者について

長野県茅野市生まれ。 1982年、早稲田大学第一文学部卒業。 1983年に中日新聞社東京本社へ入社し、川崎支局、文化部、政治部を経て、1997年に大韓民国の延世大学校に語学留学する。 また、1999年から2002年までソウル支局に、2003年から2006年まで中国総局に勤務する。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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本書は、北朝鮮ウオッチング20年以上のベテランジャーナリストが、金正恩と日本の関わりから丁寧にエピソードを掘り起こしたものだ。
中でも、脱北者の手記を元にした北朝鮮科学者の特別待遇の実態や、全国に400カ所以上に広がり、北朝鮮のミクロ経済を支える在来市場(チャンマダン)、新興富裕層の生活ぶりなどは興味深い。
最後に、筆者は日本政府にも苦言を呈している。北朝鮮、金正恩を全て否定し、圧力だけに依存したため、日本政府は北朝鮮関連の情報が入らなくなった。もっと彼らに接近し、情報を集めるべきだということだ。私も大いに同感した。
南北、米朝関係が急進展するなか日朝関係だけが取り残されている意味をかんがえるべきだろう。
このジャーナリストにインタヴューしている筆者も、もしかしたら巻き込まれ暗殺される危険があったはずである。
筆者は、韓国、日本はむろんのこと中国、アメリカ、フランスと世界各地に足を運び、金正恩とその一族に関する情報を追っている。
世界を駆け巡るだけでなく、緻密な観察眼も特筆される。2017年11月の中朝高官会談の際、テーブルの上に名札は置かれていたが、
水は置かれていなかったことに注目し、両国関係の冷え込みを指摘している(232頁)。最近、北朝鮮は南北首脳会談に先立って、中朝首脳会談を行ったようだが、その事実のみで中朝関係が改善されたと思うのではなく、会議の形態や、その報道のされ方も精査されなければならないだろう。
その他、金正恩の声の抑揚や、外見から推測できる体重など、秘密のベールで覆われた北朝鮮であっても、隠しきれない部分から、若年独裁者の内面を追っている研究者の知見紹介も興味深い。「独断的でせっかちなリーダーシップ」(55頁)と評される独裁者が核のボタンを握っているのである・・・我が国は、憲法9条を墨守しているだけで、国民を守れるのだろうか。
これは、五味記者が韓国の児童心理学者の金正恩についての分析を解説し、金正恩の一連の言動は、この独裁者の持つ「境界性人格障害の可能性」に原因があると言及した点である。
つまり、金正恩の幼少期の環境が彼の現在に至るまでの人格形成に大きな影響を与えていることが理解できる。
特に金正恩の母親である大阪生まれの在日朝鮮人の高容姫の精神状態から受けた心理的影響は、彼の人格形成の過程において極めて大きな要素であると理解できる。
最後に五味記者も言うように、このような冷静な性格分析が国際政治の場に生かされることは、極めて重要であると思う。
本当に良い本で出会えたと思う。
彼の生い立ちから人となり等が、外部ソースを根拠に深く掘り下げられています。