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琥珀の夢 上 小説 鳥井信治郎 単行本 – 2017/10/5
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サントリー創業者・鳥井信治郎の戦い
<大阪船場、丁稚奉公編>
明治12年1月30日夜明け。大阪船場、薬問屋が並ぶ道修町に近い釣鐘町で一人の男児が産声を上げた。両替商、鳥井忠兵衛の次男信治郎、後に日本初の国産ウイスキーを作り、今や日本を代表する企業サントリーの創業者の誕生であった。次男坊の宿命で信治郎は13歳で薬種問屋小西儀助商店に丁稚奉公に入る。小西商店では薬以外にウイスキーも輸入して扱っていたが、儀助は国産の葡萄酒造りを考えていた。しかし当時の葡萄酒はアルコールに香料など様々なものを混ぜ合わせた合成酒。信治郎は夜毎、儀助と葡萄酒造りに励んだ――。
- 本の長さ344ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2017/10/5
- 対象読者年齢13 歳以上
- 寸法14 x 2.5 x 19.5 cm
- ISBN-104087711234
- ISBN-13978-4087711233
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
洋酒文化を日本に
11月の第3木曜日はボージョレ・ヌーヴォの解禁日。バブルのころはカウントダウンや成田空港まで出かけて乾杯する人がいた。今となっては恥ずかしい思い出だ。
ワインもウイスキーも、現代の日本人にとって欠かせない飲み物となった。しかし、ここに至る道は、けっして平坦ではなかった。
伊集院静の『琥珀の夢』は、サントリーの創業者、鳥井信治郎の生涯を描いた長編小説である。彼の人生は洋酒文化を日本に定着させることに捧げられた。鳥井がいなければ、ボージョレ・ヌーヴォも定着しなかったに違いない。
口癖「やってみなはれ」に象徴される鳥井の人柄や人生も面白いが、それ以上に興味深いのは近代日本人の急激な変化である。
鳥井が明治40年に発売した赤玉ポートワインは、本物のワインではなかった。砂糖や薬草を入れた甘味果実酒だった。だがそれは、本物を知らない日本人を騙すためのものではなかった。つい最近まで日本酒しか知らなかった人びとに受け入れられるための創意工夫だった。
鳥井が本格的ウイスキーの生産を目ざし、大阪と京都の境にある山崎に蒸溜所を建てたのは大正13年のこと。現代のぼくらは「ふーん」と思うだけだが、ウイスキーは樽の中で5年も10年も熟成させなければならない。言い換えれば、5年も10年もお金にならない。何という蛮勇。しかし当初は売れなかった。
売るために広告宣伝の力をフルに活用し、軍部にも食い込んだ。昨日まで「鬼畜米英」と叫んでいたのに、戦争に負けるとすぐ進駐軍に取り入る臆面のなさ。鳥井信治郎は典型的日本人である。
評者:永江朗
(週刊朝日 掲載)登録情報
- 出版社 : 集英社 (2017/10/5)
- 発売日 : 2017/10/5
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 344ページ
- ISBN-10 : 4087711234
- ISBN-13 : 978-4087711233
- 対象読者年齢 : 13 歳以上
- 寸法 : 14 x 2.5 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 216,026位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 5,294位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について

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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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何か見えない力が、備わっているではないかと感じました。
立身出世していく姿にわくわくしております
営業、生きる目標、全て詰まった素晴らしい一冊
そのせいなのか、本来であれば物語の読みどころの1つになったであろう、竹鶴氏との葛藤については、単に「昭和九年、信治郎の下を離れた」とナレ死状態(下巻 p.258)。
物語の最後 第八章は、サントリーの商品や文化事業の紹介で、月末近くの「私の履歴書」のようです。
伊集院氏が鳥井さんを礼賛する気持ちは よく伝わりましたが、反面、氏の作品らしくない、口当たりはよいけれど、今一つ深みに欠ける仕上がりになってしまった気がします。
みごとである。
鳥井信二郎は、私が育った大阪においては圧倒的に支持者が多い人物。
サントリー は 鳥井さんからきているというのは 知る人ぞ知る。
「鳥井さん→さん鳥井→サントリー」
多くの庶民は知らなかった。
私は 幼きときから この話をきいて育った。
過去を 確認させてくれた書である。
作者に感謝する。
読み始めると冒頭部分で心に火をつけられ熱くなり、一気に引き込まれました。
鳥井信治郎の情熱や思いやりの心、そして筋を通すという精神にいつのまにか周りはファンになり、協力したくなってしまう。
人情の街と呼ばれる大阪の基盤をつくった人ではないかと感じました。
私の職場近辺である中之島周辺でこんな出来事があったと知り、こんな素晴らしい人がこの道を走っていたんだなとふいに思いながら過ごす日々です。