おさるくんは、あまりにもみんなと同じように暮らしているので、どれが自分だかわからないくらいでした。それがある日、耳を強情なカニに挟まれてしまいます。痛くはないけれどもちっとも放してくれないし、そのうちカニと自分が同化してしまうのではないかと不安になります。
みんなの耳もカニに挟ませますが、他のカニはすぐに耳を放してしまって、耳にカニをぶら下げてるのなんか自分ひとりです。そのことでおさるくんは落ち込みます。
みんなと一緒だと安心だけど、みんなとちょっとでも違うと不安で仕方なくなる、そんなことないですか?日本人だとそういう人きっと多いですよね。
そこにおいしいものをたくさん持ったおじいちゃんが来て、おじいちゃんも昔同じようなことがあったよ…と話し始めます。おじいちゃんはタコが尻尾に吸い付いた話だけど…。おじいちゃんもみんなのしっぽもタコに吸い付かせたけど、結局自分だけだった。自分もそのことで落ち込んだ、と話します。そしてその時、おじいちゃんのおじいちゃんがおいしいものを持ってやって来て、おじいちゃんのおじいちゃんの体験を話します。
おじいちゃんのおじいちゃんも子供の頃同じようなことがあって…、というお話。そしておさるくんは、結局みんな同じなんだ、ということに気が付きます。悩みは違っても、みんな何やかや悩んでいるんですね。
そしてカニのことを気に病まなくなったら、いつの間にかカニもいなくなっていたのです。
この童話は、子供に読んでいながら大人が癒される、そんなお話かもしれません。
みんなの持っている悩みや苦しみって、大なり小なり、こういうことかもしれない、と思いませんか?
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おさるはおさる (どうわがいっぱい) 単行本 – 1991/12/6
いとう ひろし
(著, イラスト)
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好評「おさる」シリーズ第2弾!南の島にすむおさるの少年は、友だちも家族もみんなおさる。ある日、カニが耳をはさんではなれなくなりました。自分だけみんなとちがうなんて、いやですが……
好評「おさる」シリーズ第2弾!
南の島にすむおさるの少年は、友だちも家族もみんなおさる。ある日、カニが耳をはさんではなれなくなりました。自分だけみんなとちがうなんて、いやですが……
好評「おさる」シリーズ第2弾!
南の島にすむおさるの少年は、友だちも家族もみんなおさる。ある日、カニが耳をはさんではなれなくなりました。自分だけみんなとちがうなんて、いやですが……
- 本の長さ86ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1991/12/6
- 寸法15.6 x 1.4 x 21.8 cm
- ISBN-10406197825X
- ISBN-13978-4061978256
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
ぼくは、南の島のおさるです。みんなとのんびり暮らしています。ところがある日、カニがぼくの耳をはさんでしまって…。ユーモラスなおさるの話。
著者について
1957年、東京生まれ。作品に『おさるのまいにち』『ごきげんなすてご』などがあります。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1991/12/6)
- 発売日 : 1991/12/6
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 86ページ
- ISBN-10 : 406197825X
- ISBN-13 : 978-4061978256
- 寸法 : 15.6 x 1.4 x 21.8 cm
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年1月8日に日本でレビュー済み
この本を図書館で手に取ったのは1年生の息子でした。普段からおさる好きです。
姉が本を選んでいる間に読み終わってしまいました。
感想を尋ねると「面白いからお母さんも読んでごらん。」とのこと。
子供からおススメされるのは滅多にないので借りることにしました。
1ページあたりの文章量が少ないので1年生でも簡単に読むことができます。
テンポ良く読め、ところどころ笑いもあり、少人数の読み聞かせにも使えそうです。
(本が小さいので大勢だと後ろの方の子供たちが見えないかもしれません。)
あるとき主人公のおさるはアクシデントから「みんなと違って」しまいます。
だんだんおさるは「みんなと違う」自分に不安を覚えます。
そこでおさるはみんなを変えることで、もとのように「みんなと同じ」になろうとしますがあえなく失敗します。
「みんなと違う」ことで孤独感が襲います。
そこにおさるのおじいちゃんがやってきて淡々と話しはじめます。。。
まだ年の浅いおさるが人生の大半を過ぎたおじいちゃんから学んだのは
物事の見方とそれに対する自分の心構えじゃないかと私は思います。
とても良い本です。
姉が本を選んでいる間に読み終わってしまいました。
感想を尋ねると「面白いからお母さんも読んでごらん。」とのこと。
子供からおススメされるのは滅多にないので借りることにしました。
1ページあたりの文章量が少ないので1年生でも簡単に読むことができます。
テンポ良く読め、ところどころ笑いもあり、少人数の読み聞かせにも使えそうです。
(本が小さいので大勢だと後ろの方の子供たちが見えないかもしれません。)
あるとき主人公のおさるはアクシデントから「みんなと違って」しまいます。
だんだんおさるは「みんなと違う」自分に不安を覚えます。
そこでおさるはみんなを変えることで、もとのように「みんなと同じ」になろうとしますがあえなく失敗します。
「みんなと違う」ことで孤独感が襲います。
そこにおさるのおじいちゃんがやってきて淡々と話しはじめます。。。
まだ年の浅いおさるが人生の大半を過ぎたおじいちゃんから学んだのは
物事の見方とそれに対する自分の心構えじゃないかと私は思います。
とても良い本です。
2011年5月21日に日本でレビュー済み
小学生だった子供が「おもしろいよ」と勧めてくれた本ですが、おもしろいのはモチロン、深くココロにひびきました。やさしい絵本の顔をした哲学書です。
傑作と言われる絵本は、大人も感動させるフカミを持っていますが、それらは最初から、「大人も感動する絵本」っぽい顔をしています。デモデモ、この本がすごいのは、そんな顔を全くしていないところです。いわば、「ドラゴンボール」の亀仙人のすごさです。エッチで軽いじいさん・・・なのに、すごい人。
人と違うことに違和感や深い孤独感を感じるおさる。でも、それはおじいちゃんも、そのまたおじいちゃんも感じていた普遍の苦しみ。でもいつか、のりこえられる、というか問題そのものが消滅する。それは、人と同じになれたからではなく、人と違うことが自分にとって問題ではなくなったから・・・・私は、そんな風にうけとりました。
ステキな絵本はいっぱいあるけれど、この本は私のナンバーワンです。
傑作と言われる絵本は、大人も感動させるフカミを持っていますが、それらは最初から、「大人も感動する絵本」っぽい顔をしています。デモデモ、この本がすごいのは、そんな顔を全くしていないところです。いわば、「ドラゴンボール」の亀仙人のすごさです。エッチで軽いじいさん・・・なのに、すごい人。
人と違うことに違和感や深い孤独感を感じるおさる。でも、それはおじいちゃんも、そのまたおじいちゃんも感じていた普遍の苦しみ。でもいつか、のりこえられる、というか問題そのものが消滅する。それは、人と同じになれたからではなく、人と違うことが自分にとって問題ではなくなったから・・・・私は、そんな風にうけとりました。
ステキな絵本はいっぱいあるけれど、この本は私のナンバーワンです。
2004年7月31日に日本でレビュー済み
この本は、非常にのんびりした所から始まり、カニが耳をはさんで
しまった所から問題が発生します。
僕はこの本を読んで、大変なことも気にしなければきっと解決できる
というふうに捕らえ、ひどく勇気付けられました。人がそれぞれの
人生で出会う困難や恥ずかしいことに関して気にしているとすごく
気になるけど、忘れてしまえばなんてことはないというところが
非常に面白かったです
しまった所から問題が発生します。
僕はこの本を読んで、大変なことも気にしなければきっと解決できる
というふうに捕らえ、ひどく勇気付けられました。人がそれぞれの
人生で出会う困難や恥ずかしいことに関して気にしているとすごく
気になるけど、忘れてしまえばなんてことはないというところが
非常に面白かったです
2004年1月31日に日本でレビュー済み
いとうひろしはおもしろい本を書く。
最近「だいじょうぶ、だいじょうぶ」という本がたいそう売れているが、そのネタ本とも思えるのがこの本である。
おじいちゃんが、子供を癒すストーリー。
「だいじょうぶ、だいじょうぶ」とは、逆である。
おさるはおさる、みんな同じように苦労して失敗もして恥もかいて大きくなった。あたりまえなこんなことが、やさしい言葉と言い回しとシンプルな絵で描かれている。 子供も了解可能。
とてもよい。この他の「おさる」シリーズもとてもよい。だいじょうぶのあとは、こちらでお楽しみくださいな。親子で楽しめます。
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おじいちゃんが、子供を癒すストーリー。
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おさるはおさる、みんな同じように苦労して失敗もして恥もかいて大きくなった。あたりまえなこんなことが、やさしい言葉と言い回しとシンプルな絵で描かれている。 子供も了解可能。
とてもよい。この他の「おさる」シリーズもとてもよい。だいじょうぶのあとは、こちらでお楽しみくださいな。親子で楽しめます。
2004年12月15日に日本でレビュー済み
かにに耳をはさまれたおさるは他のおさると違う自分になってしまうことが不安になってしまいます。
それはまるで成長を拒んでいるかのよう。
そしてやっぱりおさるはおさる。成長しないのです。
「それでいいんだ」
成長の狭間にいる子どもたちをホッとさせる貴重な本。
それはまるで成長を拒んでいるかのよう。
そしてやっぱりおさるはおさる。成長しないのです。
「それでいいんだ」
成長の狭間にいる子どもたちをホッとさせる貴重な本。