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神々の深き欲望 [VHS]

三國連太郎 (出演), 河原崎長一郎 (出演), 今村昌平 (監督) 形式: VHS

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VHSテープ

"もう一度試してください。"

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神々の深き欲望 — —

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登録情報

アスペクト比 ‏ : ‎ 2.35:1
メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
梱包サイズ ‏ : ‎ 22.2 x 13.2 x 6.6 cm; 659.99 g
監督 ‏ : ‎ 今村昌平
メディア形式 ‏ : ‎ 色, ワイドスクリーン
時間 ‏ : ‎ 2 時間 55 分
発売日 ‏ : ‎ 1989/12/10
出演 ‏ : ‎ 三國連太郎, 河原崎長一郎
販売元 ‏ : ‎ 日活
ASIN ‏ : ‎ B00005FCDY
ディスク枚数 ‏ : ‎ 2

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空缶

因習に生きる島の話

2023年11月25日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

ズタ袋女と原始人のような三國連太郎。
文明批評的な尖った実験作かと思ったが
70年代、八重山諸島圏と覚しい架空の島での人間模様の話だった。
因習と貧困に縛られた島での島民たちの生き様。
沖縄返還直前という時代を背景に、
島の伝統と近代のぶつかり合いがケレン味たっぷりに描かれ満足。
ただ、クライマックスのドンガマことアカマタクロマタ祭…
島民の心の拠り所であり呪縛でもある核心なのにすぐ終わっちゃうのが勿体無い。
つくづく南方系というかニューギニア系。
琉球王朝からさえ異端視されていたという他に例を見ない独特の祭である。
あれをもっとをじっくり描いてほしかった。
　
小林薫の「ウンタマギルー」がこよなく好きだが
あっちもファンタジックで奇想天外風けっこうシリアスで心にこびりつく話。
一緒に見てみると面白いかもしれない。

2021年11月6日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

島民の言葉があまりにも標準語なのが、都会人が想像したっぽい土俗儀式や唄とともに、リアリティー味を薄めていると感じた。だが同時に、それらは、特定できない地の寓話的味をかもしているかもしれない。60年代をとても感じる作品。「ええじゃないか」の印象的な赤い帆もヒヨコサイズで登場。

夜這いや、重要な客に妻を夜伽に差し出すなどという風習は、昭和のはじめまで残っている地方があった、とは実際そのようなもてなしに驚いた人から聞いている。でも、琉球民謡風メロディーの夜這い唄に、沖縄県民は不快を感じるのではないかな。

ラストの亀太郎の言葉に、現代人が失った根のようなものを考えさせられる。

トリコを演じた沖山秀子をよく知らなくて検索、ニコ動でサマータイムを聴き、cdが欲しくなった。トリコの演技はあまり好きではなかった。でも素晴らしい歌い手。沖山秀子を知った事も加え、4星としました。

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トシパパ

傑作·名作なんてククリに収まらない途轍もない映画!

2024年3月19日に日本でレビュー済み

『神々の深き欲望』(The Profound Desire of the Gods)('68)
出演∶
三國連太郎、河原崎長一郎、北村和夫、沖山秀子、松井康子、加藤嘉、小松方正、細川ちか子、扇千景、浜村純、殿山泰司、嵐寛寿郎

監督∶今村昌平

日本映画を見て"カルチャーショック"を受けた唯一の作品だ。この映画を初めて見たのは学生時代。ホームビデオ・DVDの普及で最近はすっかり衰退した名画座(昔の名作・傑作を週替りで上映する小劇場)でだった｡『神々の深き欲望』のタイトルは､子供の頃ポスターで見た覚えはあったが､内容についてはほとんど予備知識はなかった。外国映画から入った映画ファンだったので､今村昌平監督のことも名前ぐらいしか知らなかった｡

映画が始まると「えっ､これどこ？日本……だよね…？琉球っぽい？」「あ､現代じゃないのか？いつ頃の話……？」ってな感じで､なかなか摑みどころがない。登場人物たちの人間関係(親子孫､兄妹､夫婦､妾､戦友…)も徐々にわかってくるが､それに近親相姦が当たり前に(?)絡んでくるので「え……えっ……え〰〰､そうなの!?」さらに進んで「え〰〰っ､これって現代劇じゃん！」と､わかってきた頃には､内地(本土)と隔絶され､いにしえの土俗信仰と因習に支配されたクラゲ島の世界に取り込まれてました(笑)

南海の孤島である架空の島・クラゲ島を舞台に､島の近代化の礎になるはずの東京の製糖工場進出を巡る話と､島の禁忌を様々破ったために奴隷労働を課せられて村八分状態に置かれた主人公一家の極貧生活がからみ合って､現代日本とは思えない異文化衝突(?)が展開される｡(近代化の波は､土俗信仰に完全に負けてますが…(笑))

[物語] 琉球地方の孤島・クラゲ島。約二十年前､島を襲った大津波が巨石を打ち上げ､神に供える米を作る神聖な田んぼに乗り上げてしまう。区長の竜立元(ﾘｭｳ·ﾘｭｳｹﾞﾝ)(加藤)は､この凶事の原因は､戦友でもある太根吉(ﾌﾄﾘ·ﾈｷﾁ)(三國)が禁忌を侵して妹ウマ(松井)とまぐわったせいで神の怒りを買ったのだと断じる。以来､根吉は鎖で繋がれ､岩を落とすための穴を一人で掘り続けることになり､妹ウマは竜立元が面倒を見ることになった(つまり､自分の愛人にしちゃった(笑))｡

根吉は､太家の家長である父の山盛(嵐)が実の娘ウシに産ませた子供であるという出生もあり､太家は島中から村八分的な扱いを受けていた。そんなクラゲ島に東京の製糖会社の技師・刈谷(北村)が､新しい工場建設のための調査にやってくる。サトウキビに頼る産業しかない島で精糖工場を持つ竜立元は､近代化のチャンスと刈谷を歓迎し､根吉の息子・亀太郎(河原崎)を調査の助手に付ける。村の青年たちからも疎外されていた亀太郎にとっても嬉しいチャンスだった｡

都会人には理解不能の島民の信仰や因習､複雑な人間関係に戸惑いながらも刈谷は亀太郎と､工場に必要不可欠な水源調査を行う。だが､何者かの妨害工作もあり､調査は遅々として進まない。竜立元は､刈谷をもてなすために愛人ウマを"夜の相手"に差し出すが､刈谷は逃げる。そんな刈谷に､根吉の娘で亀太郎の妹トリ子(沖山)がすり寄ってくる。トリ子はやや淫乱な知的障害者で､島の男たちのロコツな欲望の対象であった。ある日､刈谷はトリ子を抱いてしまう｡「ムコ取りじゃ〰」と喜ぶ山盛老人だったが…

冒頭にも書いたが､まさか日本映画を見てカルチャーショックを受けるとは思いませんでした。それほどキョーレツな印象を受けた映画です。日本人を描くとか､地方人を描くとか､そんなレベルの映画じゃなくて､もっと原初的な男と女の生と性が描かれている。人間社会が文明化されたのは､そんな古いことじゃないんだなとか､やっぱり人間も動物なんだよなとか考えてしまいます｡

1968年の作品ということは､戦後アメリカのものになっていた沖縄が､日本に返還される数年前だ。架空の島とは言え､土俗的・原始的な信仰に縛られ､人間を奴隷のように扱ったり､神の禁忌を破ったものの命を奪ったりする話を沖縄の人たちはどう思ったんだろう｡(ひょっとして､国辱的"外国映画"として上映されなかったとか？)　空でジェット機の爆音が轟き､「ベトナムに行くのか…」などのセリフを聞くと､「あー､現代劇なんだ〜」と我に返る｡

言い伝えや迷信ばかりを規範としてしか動いてくれない島民たちに辟易した刈谷技師が､灼熱のビーチに佇んで思わず漏らす「♫スカッとさわやかコカコーラ〜」というCMソングには笑いました。笑うと同時に「あ〰､ホントに1960年代なんだぁ」と感じて､さらにもうひと笑いしました。そう言えば､のちにTV放映された時にも見たが､コカコーラのCMソングのシーンは削除されてたような……。スポンサー的に問題があったとか？(笑)

[余談①] 到底"名セリフ"などと言えるものではないが､トリ子(沖山秀子)が男に甘える時に発する「耳かゆい〰」「あン､耳かいて〰､ミミ〰」というセリフが､劇場を出た後も､耳から離れませんでした。沖山秀子という異色女優､こののち自殺未遂や不倫などのスキャンダルで､世を騒がせたりしてましたが､2011年3月に亡くなった。新聞もテレビも東日本大震災の報道一色だった時､新聞の片隅に訃報記事がひっそりと載っていたのを覚えてます｡

[余談②] (古いので見たことはないが)『鞍馬天狗』などの当たり役で知られた時代劇スターの嵐寛寿郎が､主人公の父の山盛老人というキテレツなキャラクターで出てきたのは驚きでした。彼はこの映画でブルーリボン賞の助演男優賞を受賞したそうですが､それもナットクです。この作品､1968年度のキネマ旬報ベストテンで日本映画第１位だったそうです｡

2022年5月27日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

一応舞台が沖縄っていうことになってるけど、沖縄出身の高嶺剛(たかみねごう)監督の『パラダイスビュー』(1985)や、『ウンタマギルー』(1989)を先に観てしまうと、まず言葉が駄目。(時々九州風の方言が飛び出すのに違和感(いわかん))風習についての取り扱(あつか)いも随分(ずいぶん)いいかげんなのが観てれば解る。かろうじて、いいと思えるのは、こちらがラテン文学的世界観とかガルシア・マルケスとかと重ね合わせて楽しむから。だけど、長い作品だからといって面白くないかといわれれば、そんなこともないので、誰かリメイクして作り直せばいいような作品。

3人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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Amazon カスタマー

侵略されるということ

2021年11月29日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

髪型で村長と工場長を混同すると訳が分からなくなります。

3人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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耳双つ

昔みました

2014年11月20日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

映画公開時にみたのですが昔のことで記憶が曖昧で、覚えていた？ストーリーとずいぶん違っていました。自分の中でストーリーを作っていたんですね。価格・対応に満足しています。

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MAS

好きではない監督

2012年4月16日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

今村監督作品をはじめて観たのは「うなぎ」の劇場公開。
面白くなかったし、感動も感心も賛同もしなかった。
ずーと今村監督の作品は観なかったが、最近、DVDが安くなったので、
「豚と軍艦」「にっぽん昆虫記」と本作を立て続けに観賞したが、
やっぱり面白くないし、感動も感心も賛同もしない。
人間は、すべて性衝動によって行動していると思ってるな！
変態だと思う。
文化人とか、表現者とか、高い教養とか、博識者とかを自負している奴らのなんと変態なことか！

嫌いな監督の作品は無理して観ても
やっぱりだめ。

19人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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パインマン

とても良い商品

2019年10月23日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

とても良い商品をありがとうございました。

2人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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