「通販生活2017冬号」ゲット。
今号の冒頭特集は「ミサイルを買うより平和を買おう 連載(1)カンボジアのオーガニックコットン・ストール」でした。カンボジア内戦が終結して既に28年が過ぎているのにもかかわらず、カンボジアはポル・ポト派の埋めた地雷に長いこと苦しめられている。登場するのは、希望を見つけた元兵士、暗い表情のままの若者等々様々だ。
ポル・ポトによる100万人を越える大虐殺も許せないが、今だに地雷事故が1年間に54件も起きている現実。カンボジアは日本のようにV字回復をしなかった。長い内戦で経済がボロボロになって、隣国のタイやベトナムに追い越されてしまったからである。NGO団体のNSCは、「昔のまんま」を逆手にとって価値を作ろうとしているという。地雷のせいで半世紀も土地が養分を蓄えて質の高いオーガニック綿が出来るらしい。地雷を除去してそこを被害者が始める高付加価値の綿産地にする。いいかも。
石破茂さんと落合恵子さんの北朝鮮の核やミサイルについての対談も面白かった。今や非主流派であるが、アベとは比べものにならない位に専門的な石破さんの言葉はある意味で説得力がある。
例えば、8月29日の北海道「上空」を通過した北朝鮮のミサイルは、領空(高度100キロまで)ではなく、高度550キロ上を通った。石破さんも「確かに言葉が足りなかった」「厳密に言えば我が国の主権は侵されていない。ですから、私もあの時のメディアの騒ぎぶりは非常に違和感を持ちました」と言っている。
どうして日本の立場を中国に伝えられないのか?という落合さんの質問に「アメリカのトランプとか、ロシアのプーチンとはお友達と言える関係で、首脳外交が容易でしょうが、中国や韓国とはそこまでの関係か築けていない」と率直に認めています。
アベ改憲についても、9条一項二項は、そのままにしておいて三項を付け加えようという案について「三項によって二項を否定することになる」と否定的である。しかし、だから二項を変えて三項を付け加えるべきだというのは、石破茂の持論である。それならば、大反対だけど、筋は通る。
こういう対談の中で、安倍の誤魔化し、強権、独裁がハッキリする。面白い対談だった。
2017年10月15日読了

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通販生活(2017 冬号) 雑誌 – 2017/11/15
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