『はじめに』を読むだけでも、日本における移民問題に対し著者が如何に危機感を抱いているのかが、ひしひしと伝わってくる。
そしてこの移民政策を進める勢力がどのようなレトリックを用いてくるのかも予想し、それに対抗するための理論武装を我々に与えてくれる指南書とも言えるであろう。
これは言論界の最前線で闘ってきた著者だからこその成せる技である。
数多くの外国で移民政策の失敗が明るみになる中、いったい何故、我が日本が移民政策を実施する必要があるのだろうか?
三橋氏はそれを「労働賃金の抑制のため」と看破する。
「日本をオープンに」と連呼する安倍総理が行おうとする政策の数々に、この移民政策が合致するのは偶然ではあるまい。
「移民亡国論」には、移民によって起こる数々の問題点を描き出すとともに、対案も提示されている。
もはや対岸の火事ではないこの問題に真摯に向き合うためにも、数多くの日本人に本書を手に取って考えていただきたい。
そしてそのような人々が増えない限り、この流れを止めることは不可能なのではないだろうか?
一次ソースを元に「TPP参加表明はない」「消費税増税はない」とミスリードをし続けた安倍支持者達が、
「外国人労働者は移民ではない」と言い出し始めたことに、嫌な予感がするのは私だけだろうか・・・
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移民亡国論: 日本人のための日本国が消える! (一般書) 単行本 – 2014/6/27
三橋貴明
(著)
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購入オプションとあわせ買い
安倍政権は毎年20万人の移民受け入れの本格検討を始めた。深刻な人手不足というのがその理由だが、それは嘘である。裏で新自由主義者が働きかけ、グローバル企業のために労働賃金を下げることを画策しているのだ。実質賃金が下がっている現状での外国人労働者増は、再びデフレに戻ることを意味する。台湾で中国人流入に反対する学生が国会を占拠、仏でも移民排斥の極右政党が躍進するなど、世界で移民政策は失敗するなか、逆行する日本の愚策を突く。
- 本の長さ247ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日2014/6/27
- ISBN-104198638152
- ISBN-13978-4198638153
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登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (2014/6/27)
- 発売日 : 2014/6/27
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 247ページ
- ISBN-10 : 4198638152
- ISBN-13 : 978-4198638153
- Amazon 売れ筋ランキング: - 270,552位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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作家・経済評論家。中小企業診断士。1994年、東京都立大学(現:首都大学東京)経済学部卒業。外資系IT企業ノーテルをはじめNEC、日本IBMなど を経て2008年に中小企業診断士として独立、三橋貴明診断士事務所を設立した。現在は、経済評論家、作家としても活躍中。2007年、インターネットの 掲示板「2ちゃんねる」において、公開データの詳細な分析によって韓国経済の脆弱な実態を暴く。これが反響を呼んで『本当はヤバイ!韓国経済』(彩図社) として書籍化されて、ベストセラーとなった(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 経済ニュースが10倍よくわかる「新」日本経済入門 (ISBN-13: 978-4776206187)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2014年6月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読みやすさ(普通)
全体的に、文章について読みづらいという印象は受けませんでした。著者が書いているブログが読める方なら、問題なく読めるレベルです。ただ、構成について若干、話しが飛び飛びなる部分があり、もうちょっと上手くまとめられたような気はします。
情報量(やや足りない)
情報量について台湾、カナダ、スウェーデンなどの事件などを中心に基礎的な内容のものがほとんどです。ただし、スウェーデンについては筆者が実際に現地に取材に行っており、内容についてもそれなりに濃いものになってます。
しかし、この本では移民の失敗した国家を中心に話をまとめていますが、移民の成功例についてもある程度触れないといけないでしょう。本ではアメリカについて人工国家であり、日本のような自然国家とは違うと触れていますが、個人的にはアメリカやオーストラリアなどの場合、移民の成功例というよりは、移民によって先住民が滅ぼされ乗っ取られた実例です。もちろん、日本とは全く異なるという結論については同意見です。
それ以外のパターンでは、ルクセンブルクやシンガポールが挙げられますが、これらの国がなぜ移民である程度、成功を収めているのかの記載がなかったのが残念です。
ちなみに、詳細は省きますがルクセンブルクやシンガポールが移民である程度成功している理由として、人口が少ないのでそもそも格差が出にくい、人口が少なく国土が小さいので開放経済政策を取るしかない、歴史的に多言語国家であることなどが挙げられます。
つまり、成功している国でも日本とは人口的な要因、言語的な要因が異なるで、日本で移民政策が成功するとはいえない、むしろ本で挙げられているスウェーデンやドイツに近いと言えるでしょう。ドイツやスウェーデンがなぜ移民政策に失敗したのかについては、特にスウェーデンについて詳しく記載がありますので、そこは省略します。
それと、日本国内においても群馬県の大泉町や静岡県浜松市などで外国人労働者の問題は既に発生しており、それらの地域では、税金の滞納やゴミの分別、小学校で日本語で授業ができないなどの事体が発生しています。この日本国内における実例は、他国の例とは違い、日本国民にとって非常に現実的な問題が孕んでおり、移民や外国人労働者を受け入れることの難しさがわかりやすいと言えるので、取材するかそうでなくても触れるべき問題だったでしょう。
総合(移民について基礎内容を学びたい人向け)
移民についても問題事例をある程度まとめており、問題意識は持っているが自分で調べるのが手間という人に向いていると思います。もちろん、問題意識がない人が読んでも構いませんが、問題意識がない人はそもそもこの本を手にしないでしょう(笑)。
また、経済評論家らしくというか三橋貴明氏らしく所々にデータが散りばめられており、それに基づき、日本の少子化や労働人口不足の問題について、解決方法を示しているのは見事です。移民政策について、あるいは移民政策の問題点をすべて網羅できているわけではありませんが、基礎的な問題点とその解決方法については理解できる内容になっていると思います。
全体的に、文章について読みづらいという印象は受けませんでした。著者が書いているブログが読める方なら、問題なく読めるレベルです。ただ、構成について若干、話しが飛び飛びなる部分があり、もうちょっと上手くまとめられたような気はします。
情報量(やや足りない)
情報量について台湾、カナダ、スウェーデンなどの事件などを中心に基礎的な内容のものがほとんどです。ただし、スウェーデンについては筆者が実際に現地に取材に行っており、内容についてもそれなりに濃いものになってます。
しかし、この本では移民の失敗した国家を中心に話をまとめていますが、移民の成功例についてもある程度触れないといけないでしょう。本ではアメリカについて人工国家であり、日本のような自然国家とは違うと触れていますが、個人的にはアメリカやオーストラリアなどの場合、移民の成功例というよりは、移民によって先住民が滅ぼされ乗っ取られた実例です。もちろん、日本とは全く異なるという結論については同意見です。
それ以外のパターンでは、ルクセンブルクやシンガポールが挙げられますが、これらの国がなぜ移民である程度、成功を収めているのかの記載がなかったのが残念です。
ちなみに、詳細は省きますがルクセンブルクやシンガポールが移民である程度成功している理由として、人口が少ないのでそもそも格差が出にくい、人口が少なく国土が小さいので開放経済政策を取るしかない、歴史的に多言語国家であることなどが挙げられます。
つまり、成功している国でも日本とは人口的な要因、言語的な要因が異なるで、日本で移民政策が成功するとはいえない、むしろ本で挙げられているスウェーデンやドイツに近いと言えるでしょう。ドイツやスウェーデンがなぜ移民政策に失敗したのかについては、特にスウェーデンについて詳しく記載がありますので、そこは省略します。
それと、日本国内においても群馬県の大泉町や静岡県浜松市などで外国人労働者の問題は既に発生しており、それらの地域では、税金の滞納やゴミの分別、小学校で日本語で授業ができないなどの事体が発生しています。この日本国内における実例は、他国の例とは違い、日本国民にとって非常に現実的な問題が孕んでおり、移民や外国人労働者を受け入れることの難しさがわかりやすいと言えるので、取材するかそうでなくても触れるべき問題だったでしょう。
総合(移民について基礎内容を学びたい人向け)
移民についても問題事例をある程度まとめており、問題意識は持っているが自分で調べるのが手間という人に向いていると思います。もちろん、問題意識がない人が読んでも構いませんが、問題意識がない人はそもそもこの本を手にしないでしょう(笑)。
また、経済評論家らしくというか三橋貴明氏らしく所々にデータが散りばめられており、それに基づき、日本の少子化や労働人口不足の問題について、解決方法を示しているのは見事です。移民政策について、あるいは移民政策の問題点をすべて網羅できているわけではありませんが、基礎的な問題点とその解決方法については理解できる内容になっていると思います。
2014年7月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
様々な意見があろうが,この本の主張と根拠は見ておくに値する。
2014年7月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
移民政策の問題点については、既に多くの五つ星意見が論じているので、重要と思われる別の角度からの論点を紹介する。
移民推進政策の根底にあるものは日本の少子高齢化への対応であるが、この命題に対して著者は、デフレ脱出に引き続くインフレ環境による経済成長こそが対応策と強調している。理由として、
1.少子化の主たる原因は未婚率の上昇であり、根本は優れて経済問題(収入の不足)である。
a)既婚女性の出生率は1990年に底を打って(1.54)上昇傾向にあり、一子の夫婦の更なる出産願望割合は89.8%(25-29才)と高い。一方女性の未婚率は1970年の18,1%から2010年の60.3%(25-29才)に上昇している。
b)2013年の年収200万円以下のワーキングプア男性就業者は600万人以上(17.2%)いるので、彼等の給料が2倍になるだけで結婚が爆発的に増え、人口減少は底を打つだろう。
2.高度成長は人口増加でなく設備投資と生産性向上によって達成される。戦後の高度成長期の人手不足に対して、欧米諸国は外国人労働者を導入したのに対し、日本は導入せずに成長率は群を抜いていた。
3.今後の生産年齢人口の減少は、供給能力の減少につながる。我が国は近い将来、需要に供給が追いつかないインフレギャップ状態に陥るだろう。既に土木、建設、運送など一部の業界はインフレギャップに移行したが、我が国のインフレ率は中長期的に高まって行き、高度成長期と同じ環境がやってくる。むしろ生産年齢人口の減少を奇貨とすべきであろう。
問題が多すぎる外国人移民の話を始める前に、婚姻・出産をする若い世代の雇用安定化と所得の継続的拡大を目指すべきだ。日本国民が生産性を高めるために自らに投資し、供給能力の拡大路線をすすめることができるか。すべてはそこにかかっている。
移民推進政策の根底にあるものは日本の少子高齢化への対応であるが、この命題に対して著者は、デフレ脱出に引き続くインフレ環境による経済成長こそが対応策と強調している。理由として、
1.少子化の主たる原因は未婚率の上昇であり、根本は優れて経済問題(収入の不足)である。
a)既婚女性の出生率は1990年に底を打って(1.54)上昇傾向にあり、一子の夫婦の更なる出産願望割合は89.8%(25-29才)と高い。一方女性の未婚率は1970年の18,1%から2010年の60.3%(25-29才)に上昇している。
b)2013年の年収200万円以下のワーキングプア男性就業者は600万人以上(17.2%)いるので、彼等の給料が2倍になるだけで結婚が爆発的に増え、人口減少は底を打つだろう。
2.高度成長は人口増加でなく設備投資と生産性向上によって達成される。戦後の高度成長期の人手不足に対して、欧米諸国は外国人労働者を導入したのに対し、日本は導入せずに成長率は群を抜いていた。
3.今後の生産年齢人口の減少は、供給能力の減少につながる。我が国は近い将来、需要に供給が追いつかないインフレギャップ状態に陥るだろう。既に土木、建設、運送など一部の業界はインフレギャップに移行したが、我が国のインフレ率は中長期的に高まって行き、高度成長期と同じ環境がやってくる。むしろ生産年齢人口の減少を奇貨とすべきであろう。
問題が多すぎる外国人移民の話を始める前に、婚姻・出産をする若い世代の雇用安定化と所得の継続的拡大を目指すべきだ。日本国民が生産性を高めるために自らに投資し、供給能力の拡大路線をすすめることができるか。すべてはそこにかかっている。
2015年9月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
移民問題に興味を持ち、Amazonの評価を読んで購入いたしました。
非常にデリケートな問題を、実に分かりやすく記載されており、初めての方でも読みやすく、
移民問題全体を理解しやすい御本でした。
最初のとっかかりには、ピッタリの御本だと私は思います。
非常にデリケートな問題を、実に分かりやすく記載されており、初めての方でも読みやすく、
移民問題全体を理解しやすい御本でした。
最初のとっかかりには、ピッタリの御本だと私は思います。
2015年11月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
三橋さんの予言通りヨーロッパが危なくなってきました。移民(避難民)にイスラム教。パリのテロ(春と秋のテロ)、
ドイツは毒ガス自動車の次は移民でパニックになりつつあります。日本も毅然としないと。
アメリカのように移民の背後関係が明確にならない限り移民を認めなくなりました。
ドイツは毒ガス自動車の次は移民でパニックになりつつあります。日本も毅然としないと。
アメリカのように移民の背後関係が明確にならない限り移民を認めなくなりました。
2015年1月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
三橋氏はきっと時流を捕らえて,話題のトピックを見つけるのが得意なのでしょう。農業業問題,TPP,原発に続いて4冊目?でも,これほどばらばらなテーマで専門家みたいに書かれても,一応,裏をとることが必要な本です。これまでもそうですが~
2014年7月4日に日本でレビュー済み
二年ほどまえのことだが、イタリアにパスポートなどもたない不法入国中国人が多く、その送還を決めたが、中国政府は「中国人ならパスポートなどをきちんどもっているはずだ。だから中国人ではない」と引き取りを拒否したという。
これは今のこと。ガーナで金の採掘をしている中国人が、その採掘とか取引に関する法律を守らず、ガーナ政府は約5,000人の中国人の送還を決めたが、中国政府は「ガーナの法律を守らせるのはガーナ政府の仕事で、われわれに関係ない」と、これも拒否したという。(その後これらのことがどうなったか、どうなるのか知らない。)
オーストラリアはギリシャから移民を快く引き受けていた。三年ぐらいまえに読んだことだが、文化や習慣の違いから摩擦がたえないそうで、とうとうギリシャ系移民がオーストラリアのなかに独立国家をつくろうという運動を始めたという。ギリシャ人はそうした権利を当然もち、それを認められるべきだと主張していた。
近年では中国人、韓国人の移民があり、これらの人々が問題を惹起し、「オーストリアとはなにか」とアイデンティティの問題が問われ始めている。
カナダでも中国人の移民は制限しようとする動きが出ている。
二十年まえに読んだが、アメリカに中国や韓国からの移住者が増えてきていて、かれらはその文化を捨てて同化しないので、つまり儒教的中国や韓国のままなので、問題が生じているということだった。
日本人はアメリカの主流の文化を尊重し同化しようとする。ハワイの陸軍442連隊は有名だ。
アメリカの政治学者ハンチントン(文明の衝突で有名)の「分断されるアメリカ」をお勧めする。考えさせる本だ。これは経済的観点より、社会に統合とか、それに関連した観点から論議している。
以下7月11日追加
塩野七生、ヨーロッパ人のホンネ、 文藝春秋7月号より。
「大声で騒いだり平然と不潔であったりして居住環境を悪化させ、値が下がったときに不動産を次々と取得していくのが、イタリアでの中国系移民の常套手段になっている。また、人権尊重を旗印にしてきた以上、労働力になる前に生活保障を与える義務を負うことになりかねない。」
これは今のこと。ガーナで金の採掘をしている中国人が、その採掘とか取引に関する法律を守らず、ガーナ政府は約5,000人の中国人の送還を決めたが、中国政府は「ガーナの法律を守らせるのはガーナ政府の仕事で、われわれに関係ない」と、これも拒否したという。(その後これらのことがどうなったか、どうなるのか知らない。)
オーストラリアはギリシャから移民を快く引き受けていた。三年ぐらいまえに読んだことだが、文化や習慣の違いから摩擦がたえないそうで、とうとうギリシャ系移民がオーストラリアのなかに独立国家をつくろうという運動を始めたという。ギリシャ人はそうした権利を当然もち、それを認められるべきだと主張していた。
近年では中国人、韓国人の移民があり、これらの人々が問題を惹起し、「オーストリアとはなにか」とアイデンティティの問題が問われ始めている。
カナダでも中国人の移民は制限しようとする動きが出ている。
二十年まえに読んだが、アメリカに中国や韓国からの移住者が増えてきていて、かれらはその文化を捨てて同化しないので、つまり儒教的中国や韓国のままなので、問題が生じているということだった。
日本人はアメリカの主流の文化を尊重し同化しようとする。ハワイの陸軍442連隊は有名だ。
アメリカの政治学者ハンチントン(文明の衝突で有名)の「分断されるアメリカ」をお勧めする。考えさせる本だ。これは経済的観点より、社会に統合とか、それに関連した観点から論議している。
以下7月11日追加
塩野七生、ヨーロッパ人のホンネ、 文藝春秋7月号より。
「大声で騒いだり平然と不潔であったりして居住環境を悪化させ、値が下がったときに不動産を次々と取得していくのが、イタリアでの中国系移民の常套手段になっている。また、人権尊重を旗印にしてきた以上、労働力になる前に生活保障を与える義務を負うことになりかねない。」