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保守の真髄 老酔狂で語る文明の紊乱 (講談社現代新書) 新書 – 2017/12/14
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保守は右翼とは大いに違う。
世界の思想史を紐解きつつ、混迷を深める
世界の政治情勢と向き合うために
日本が抱える諸問題への老師からの鋭い提言の書。
【本書での老師・西部の主張は以下の13項目である】
1・日本の核武装―是非もなく
2・天皇譲位―俗世は口幅を狭くせよ
3・立憲主義―悪報は法に非ず
4・領土―施政権と不可分と知れ
5・国連―屁の突っ張りにもならず
6・日米同盟―「51番目のアメリカ州」にしてもらえるはずがない
7・反左翼は言うに及ばず左翼も右翼も――人が馬鹿になる早道
8・テロリズム―それと戦争の区別などは不可能
9・資本主義―文明の砂漠に咲く「拝金とイノヴェーション」の毒花
10・民主主義―文明の砂漠に吹く「人気とスキャンダル」の砂塵
11・宗教―詐欺が人間精神に必然とはこれいかに
12・社会科学―エッセイ以上のものと詐称する専門人ども
13・自裁―それを生きいきとなすのが人生の締め括り方
【本書の章構成】
第一章 文明に霜が下り雪が降るとき
第二章 民主主義は白魔術
第三章 貨幣は「戦さの女神」
第四章 「シジフォス」の営みは国家においてこそ
【サブタイトルの「紊乱論」の意味を知りたい方へ】
著者の本文からのその主旨を抜粋する。
「 紊乱とは「文がもつれた糸のように乱れる」状態を指す。文が明ではなく暗に近づいているのだとすれば、高度文明などという表現すらが虚しくなる。だが、我が身それ自体の老酔狂という紊乱にあっては、文暗のあとに何がやってくるのか、予測も予想も想像もつかない。というより「文暗の深刻化が止めどなく進行するのであろう」と漠然と思うだけのことである。
これを絶望の境地といえばそういえなくもないが、「絶望するものの数が増えることだけが希望である」(J・オルテガ)と考えるならば、これから述べ立てる紊乱論も希望の書といえなくもない。」
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2017/12/14
- 寸法10.6 x 1.1 x 17.4 cm
- ISBN-104062884550
- ISBN-13978-4062884556
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
絶望と向きあう
西部邁は1月21日、多摩川で入水自殺した。その1カ月ほど前に刊行された『保守の真髄』のあとがきを読むと、当初は、10月22日に決行する予定だったとわかる。その日が衆議院選挙の投票日となったため、迷惑の最小化を考えて延期したようだが、西部が自身の死を見すえてこの本を著したことは確かだ。
本書は4章立てで構成され、副題にあるように、現在の〈高度技術情報社会の紊乱ぶり〉を明らかにした上で保守の本質を説く。そのアプローチは、西部らしく人間の不完全性を前提に、対象とするテーマの正確な語意を確認しながら展開する。
〈紊乱とは「文がもつれた糸のように乱れる」状態を指す〉
タイトル周りの語句すら、西部は曖昧な使用を嫌う。文明と文化の関係について論じるならば、当然のように「文明」と「文化」とは何か、語源とともに先人たちの至言も引用しつつ歴史的変容にも言及し、どちらの語意も明らかにして先へ進む。だからテンポよくは読めないが、同行すれば、この社会の問題を根源的な視座に立って考えられるようになり、現況の原因を深く理解して絶望と向きあうことになる。
たとえば、日本が米国依存から脱するためにはどうすればいいか問い、その問いの意味を根源的に、論理的に考えていけば……核武装は必然となる。西部は、だから核武装も、原発も必要と主張する。
西部は知行合一の人だった。最終章で「生き方としての死に方」について論考し、「自裁死」の意義を語っている。そして、西部はあの日、自身が語ったとおりの死に方を実行してみせた。
評者:長薗安浩
(週刊朝日 掲載)著者について
1939年、北海道に生まれる。東京大学大学院経済学研究科修士。書籍や雑誌にて旺盛な執筆活動を展開している。保守派の評論家。元東京大学教養学部教授。東大教授を辞職後は秀明大学教授・学頭を歴任。テレビ「朝まで生テレビ」などに出演。2017年10月まで雑誌「表現者」顧問。
著書は『経済倫理学序説』(中央公論社・1983年度吉野作造賞受賞)、『生まじめな戯れ』(筑摩書房・サントリー学芸賞受賞)、『虚無の構造』『妻と僕 寓話と化す我らの死』(ともに飛鳥新社)、『死生論』『思想の英雄たち 保守の源流をたずねて』(ともにハルキ文庫)、『サンチョ・キホーテの旅』(新潮社・芸術選奨文部科学大臣賞受賞)、『どんな左翼にもいささかも同意できない18の理由』(幻戯書房)、『ファシスタたらんとした者』(中央公論新社)、『学問』『無念の戦後史』(講談社)、『核武装論 当たり前の話をしようではないか』(講談社現代新書)など多数。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2017/12/14)
- 発売日 : 2017/12/14
- 言語 : 日本語
- 新書 : 272ページ
- ISBN-10 : 4062884550
- ISBN-13 : 978-4062884556
- 寸法 : 10.6 x 1.1 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 163,484位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 702位講談社現代新書
- - 1,773位社会一般関連書籍
- - 2,494位その他の思想・社会の本
- カスタマーレビュー:
著者について

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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
手が不自由になり娘と口述筆記にて書き上げた本だ。
初めて西部邁を読んだが、膨大な知識量に基づいて日本人を思想面から論じていく。
たとえば、日本人は奈良時代から始まった神仏習合を例にとって、
昔から外的要因によって影響を受けやすく、
近代化ということで西洋を模倣した明治以降からと、特には戦後のアメリカ一辺倒となっている現代は
思想的には停滞もしくは後退が著しいと分析。
また特には今の緊迫した世界情勢の中での日本人の言論や行動などは陳腐であると論じている。
まあ1回読んだ程度ではとても理解したとは言えないレベルの話が多く頭がついていけませんが。
知の巨人のイメージはあったがそこはわかりました。
エッセンスが素晴らしい反面、如何に物事の浅い表面しか見ていなかったかが露わになり恥ずかしい限りです。日本人の方に足りないであろう基本的な下敷きになる思想や道徳をレクチャーしています。一介の漂流しているスマホにハイジャックされがちなマスメンによるレビューにもならない戯言でした。成熟ということ
を間接的にでも教えて頂きました。
体力の衰え、と世の中からの自分に対する期待値の低下が、招いた覚悟の自殺であったことが伺われました。
口述筆記をなさったお嬢様の本が出たら読みたいものです。
良かったです。
追記 やはり頭が悪くなった 熊 には持て余してしまった。 ユーチューブでもう一度 西部さんを回顧した。 他のコメンテイターが言うとおり 語りのほうが楽しい。 今混迷の時代 保守の論客として いてほしいと改めて思った。