「金運がないのは、お金に関する徳を積んでいなかったから」というのには驚きました。
お金で困っている人は、お金に対しての徳が足りないから。
いい仕事に恵まれない人は、仕事の徳が足りないから。
恋愛に恵まれていない人は、人との縁をつないでもらうための徳が足りないから。
美味しいお店になかなか出会えない人は、食べ物の徳が足りないから。
では徳はどうやったら積めるのか？
お釈迦が托鉢に行くエピソードが印象的です。
貧しい村とお金持ちの村がある。
弟子は言いました。
「お釈迦様、お待ち下さい。そちらの道は、貧しい村へ続く道です。その村では飢饉にあえいでいるので、お金を寄付できる人は一人もいません。お金持ちがたくさんいる村に行きましょう」
「貧しいからこそ行くのじゃ。貧しいのは、人にお金や物を施す『物施』が足りないからだ。その機会を与えるためにも、托鉢に行かなければならない」
こんなエピソードが紹介されていました。
お金で困るのは、徳が足りないから。それは、物施が足りないからだとのこと。
他にも、具体的な徳積みの方法がたくさん紹介されていました。
トイレをキレイにするとか、ホテルでベッドをキレイにしてから退出するとか、ゴミを拾うとか、世の中で言われている開運する方法がいろいろあります。意味がわかりませんでしたが、こういうことが効果がある理由が、この理論で腑に落ちました。
フェイスブックやブログで情報を伝えるくらいならできますし、すぐにできそうな徳積みの方法もたくさん紹介されてます。
とにかく、「すべての運は徳次第だったのか！」
と、目からうろこが１００枚は落ちました。
ヒット曲に出しても、一瞬で消えてしまう人がいます。
それは徳の貯金を使い切ってしまったからだそうです。
徳がなくなると、アイディアの源とのつながりが消えてしまうから。
そして、一番感動したのは、
「最高の徳積みは法施すること。法施の中でも・・・」
これ以上は、書きすぎだと思うのでやめておきます（笑）
ちなみにこうして私がレビューを書いたりして、
読んだ人へ情報を教えるという行為も、徳積みになるそうです。
多くの人は、この本に出会わずに人生を終えるでしょう。
こういった真理が書いてあって、すぐに役立つ本に出会えている私は、
まだまだ徳がある証拠だそうです。
この本は、今後の私にとって、生きる指針になりました。
最小の努力で運を上げたいなら読むべき一冊だと思いました。
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