アニメから興味を持ちこのゲームを購入しました。初乙女ゲームです。
現段階でスペシャルとアンコールシナリオまで細かい差分以外はおそらくフルコンプしております。
私が最後にやったpcゲームは2009年発売の全く違うジャンルであり、近年の乙女ゲーの仕様などの水準を全く把握していないため
乙女ゲームや近年のゲームに慣れていらっしゃる方が実際にプレイなさった場合には
当レビューとは意見が大きく異なる可能性もあることをご留意ください。
【どんな人に向いているor向いていない?】
・世話焼きな方や、メインキャラorその周辺に振り回されても大丈夫だという方に向いています。バンドマンと恋愛したい方も〇。
・二次元でまで理不尽or鬱展開はキツイという方にはあまり向いていないかもしれません。また、元カノ云々とか朝チュンが苦手な方も△。
性格の悪いモブに主人公やキャラが絡まれるのを見たくない方にもお勧めできません。
(※アニメレヴァフェのキャラクター像を壊したくない!ほのぼのでいい!という方にも不向きです。全員何かしら仄暗いです。)
【仕様は?】
・アニメ的ダイナミック要素はほぼ無いと思ってください。
・メイン:共通+4キャラ分のハッピー・ノーマル・バッドed+共通baded
・スペシャル:11(実質10)個
・アンコール:4キャラ分の1,2ed
・各キャラそれぞれのメインend1,2のどちらかをクリアするとアンコールシナリオがプレイ可能になるようです。
また、特定条件で解放されるスペシャルストーリーは攻略対象のキャラ以外の分も短いながら存在します(残念ながら全員分はありません)。
スペシャルストーリーとアンコールシナリオでは朝チュンやそれに準ずる展開がメインシナリオより多かったように思えます。
・スチルは区分無しが4枚、あとはキャラクターごとに一律8枚です。背景絵のみの閲覧は残念ながらできないようです。
・ゲーム中のop,edのpvはいつでも見られるようになります。pvは全4曲です。bgmのみの鑑賞も残念ながらできないようです。
・特定のメインシナリオをクリアすると順次クリアボイスが聞けます。全部で8つ存在するようです。
また、発売カウントダウンボイスが19個ありました。
・コンフィグは必要な機能が一通り揃っています。
キャラごとのボイスon/offの設定が可能です。小ネタですがon/off切り替え時、そのキャラクターがコメントをくれるので一聞(?)の価値あり。
【ボリュームは?】
・スキップを駆使しながらでも全クリまでに数日かかっているので、少なくはないと思います。
・アンコールシナリオも幾つか選択肢の分岐が存在するくらいに結構ボリュームがありました。
【以下、個人的感想】
・ゲームを進めていくと、「アニメがちょくちょく細かい設定を拾っているな」と、ニヤリと出来る場面が見られました。
・uiは全体的に悪くなかったように思えます。右下にマウスカーソルを合わせて楽器を掻き鳴らすのも楽しかったです。
・共通√途中までクラスメイトのギャル2人に主人公が虐められ、その後和解し友人になるのですが、
その際の描写が薄くどうしても件の2人に情が湧きづらく感じました。その後の活躍などで悪い子でないなとは思いましたが
せめて2人が心を入れ替える時の心情をそのキャラクター視点で少しでも描いてほしかったです。
また、主人公には別の友人(グラ無)がいたようなのですが、2人が友人になって以降は一切出てきません。
悪意的な見方をしてしまうと、これだと主人公がリア充ギャル子グループに乗り換えたように見えかねません…。
・↑のみでなく割と一気に日にちが飛ばされる場面もあり、もっと描写してほしいところがちらほらありました。
・誤字が何か所かありましたが、何故か久遠アンコールシナリオに目立つものが集中。パッチ修正済みかは未確認です。
・良いと思ったところも悪いと思ったところも概ね挙げましたが値段分は十分楽しめましたと思います。
正直私はプレイしてみて向いてない方の人間であることを自覚しましたが、単純にストーリーの好みの問題であり、
キャラクター達自体は以前より気に入りました。
pvに関して、キャッチーなメロディと例の歌詞によくマッチした映像がとても良かったです。
スチルは差分の関係からか、一部「ん?」なところもありましたが大抵はそういったこともなくクオリティが高かったです。
もしゲーム内容が好みに合いそうなら、是非お手に取ってみることをおススメします。