ギリシャ神話を知りたいと思いながら、どれから手をつけようかと思っている人には、
とてもいい本だと思います。
読みやすく、わかりやすく、ギリシャ神話をざっくりと知ることができ、面白いです。
Kindle 価格: | ¥539 (税込) |
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ギリシア神話を知っていますか(新潮文庫) Kindle版
むかしむかし、神さまはこんなに人間らしかった。
元祖「おもしろくて、ためになる」古典ダイジェストの決定版!
聖書と並ぶ古典中の古典、ギリシア神話は、世界の思想、芸術、文芸に多大の影響を及ぼしている。本書では、多彩豊富な物語の膨大な枝葉を巧みに整理し、著名なエピソードを取りあげてわかりやすく解説する。エロス、オイディプス、パンドラ、アンドロメダ……
神話中のヒーローとヒロインの運命を、作家的想像力で興味深く語ったこの一冊で、あなたはもう“ギリシア神話通"。
目次
I トロイアのカッサンドラ
II 嘆きのアンドロマケ
III 貞淑なアルクメネ
IV 恋はエロスの戯れ
V オイディプスの血
VI 闇のエウリュディケ
VII アリアドネの糸
VIII パンドラの壺
IX 狂恋のメディア
X 幽愁のペネロペイア
XI 星空とアンドロメダ
XII 古代へのぬくもり
解説 伊藤 洋
地図・カット 和田 誠
※文庫版に収録の解説およびカットは、電子版には収録しておりません。
本書「解説」より
本書の神々や人間たちの語るせりふが生き生きしているのは、阿刀田氏のこれまでの小説作歴からいっても当然かもしれない。しかも各編をほとんど自分との関わりから説き起こして、神話をより身近なものと感じとらせる工夫もされていてあざやかである。特に「XII 古代へのぬくもり」には彼自身の生い立ちもまじえられ興味深い。
本書の読者はおそらく小説、随想、評論の入りまじったものを読みながら、知らず知らずのうちにギリシア神話の森に分け入っているだろう。
――伊藤洋(早稲田大学教授)
阿刀田高(あとうだ・たかし)
1935(昭和10)年、東京生れ。早稲田大学文学部卒。国立国会図書館に勤務しながら執筆活動を続け、1978年『冷蔵庫より愛をこめて』でデビュー。1979年「来訪者」で日本推理作家協会賞、短編集『ナポレオン狂』で直木賞、1995(平成7)年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞を受賞。他に『ギリシア神話を知っていますか』『源氏物語を知っていますか』『知的創造の作法』『アンブラッセ』『地下水路の夜』など著書多数。
元祖「おもしろくて、ためになる」古典ダイジェストの決定版!
聖書と並ぶ古典中の古典、ギリシア神話は、世界の思想、芸術、文芸に多大の影響を及ぼしている。本書では、多彩豊富な物語の膨大な枝葉を巧みに整理し、著名なエピソードを取りあげてわかりやすく解説する。エロス、オイディプス、パンドラ、アンドロメダ……
神話中のヒーローとヒロインの運命を、作家的想像力で興味深く語ったこの一冊で、あなたはもう“ギリシア神話通"。
目次
I トロイアのカッサンドラ
II 嘆きのアンドロマケ
III 貞淑なアルクメネ
IV 恋はエロスの戯れ
V オイディプスの血
VI 闇のエウリュディケ
VII アリアドネの糸
VIII パンドラの壺
IX 狂恋のメディア
X 幽愁のペネロペイア
XI 星空とアンドロメダ
XII 古代へのぬくもり
解説 伊藤 洋
地図・カット 和田 誠
※文庫版に収録の解説およびカットは、電子版には収録しておりません。
本書「解説」より
本書の神々や人間たちの語るせりふが生き生きしているのは、阿刀田氏のこれまでの小説作歴からいっても当然かもしれない。しかも各編をほとんど自分との関わりから説き起こして、神話をより身近なものと感じとらせる工夫もされていてあざやかである。特に「XII 古代へのぬくもり」には彼自身の生い立ちもまじえられ興味深い。
本書の読者はおそらく小説、随想、評論の入りまじったものを読みながら、知らず知らずのうちにギリシア神話の森に分け入っているだろう。
――伊藤洋(早稲田大学教授)
阿刀田高(あとうだ・たかし)
1935(昭和10)年、東京生れ。早稲田大学文学部卒。国立国会図書館に勤務しながら執筆活動を続け、1978年『冷蔵庫より愛をこめて』でデビュー。1979年「来訪者」で日本推理作家協会賞、短編集『ナポレオン狂』で直木賞、1995(平成7)年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞を受賞。他に『ギリシア神話を知っていますか』『源氏物語を知っていますか』『知的創造の作法』『アンブラッセ』『地下水路の夜』など著書多数。
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1984/6/27
- ファイルサイズ262 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
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出版社より
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ギリシア神話を知っていますか | 旧約聖書を知っていますか | 新約聖書を知っていますか | シェイクスピアを楽しむために | コーランを知っていますか | |
カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.1
214
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5つ星のうち4.3
359
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5つ星のうち4.3
90
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5つ星のうち4.0
72
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5つ星のうち4.1
238
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価格 | ¥649¥649 | ¥825¥825 | ¥693¥693 | ¥737¥737 | ¥693¥693 |
【新潮文庫】阿刀田高 作品 | この一冊で、あなたはギリシア神話通になれる!多種多様な物語の中から著名なエピソードを解説した、楽しくユニークな教養書。 | 預言書を競馬になぞらえ、全体像を”するめ”にたとえ──「旧約聖書」のエッセンスのみを抽出した阿刀田式古典ダイジェスト決定版。 | マリアの処女懐胎、キリストの復活、数々の奇蹟……。永遠のベストセラーの謎にミステリーの名手が迫る、初級者のための聖書入門。 | 読まずに分る〈アトーダ式〉古典解説シリーズ第七弾。今回は『ハムレット』『リア王』などシェイクスピアの11作品を取り上げる。 | 遺産相続から女性の扱いまで、驚くほど具体的にイスラム社会を規定するコーランも、アトーダ流に嚙み砕けばすらすら頭に入ります。 |
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源氏物語を知っていますか | 漱石を知っていますか | 小説作法の奥義 | |
カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.0
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価格 | ¥1,100¥1,100 | ¥765¥765 | ¥1,925¥1,925 |
原稿用紙二千四百枚以上、古典の中の古典。あの超大河小説『源氏物語』が読まずにわかる!国民必読の「知っていますか」シリーズ。 | 日本の文豪・夏目漱石の作品は難点ばかり!?代表的3作品の創作技法から完成度までを華麗に解説。読めばスゴさがわかる超入門書。 | 文筆生活60年、書いた小説900超の著者が秘伝を大公開。登場人物命名術から驚きの資料活用法まで、技とアイデア満載の全10章! |
登録情報
- ASIN : B00DOT4YCY
- 出版社 : 新潮社 (1984/6/27)
- 発売日 : 1984/6/27
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 262 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 206ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 61,331位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 194位宗教入門 (Kindleストア)
- - 253位宗教入門 (本)
- - 1,666位新潮文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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1935(昭和10)年、東京生れ。早稲田大学文学部卒。
国立国会図書館に勤務しながら執筆活動を続け、1978年『冷蔵庫より愛をこめて』でデビュー。1979年「来訪者」で日本推理作家協会賞、短編集『ナポレオン狂』で直木賞、1995(平成7)年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞を受賞。
他に『花あらし』『シェイクスピアを楽しむために』『チェーホフを楽しむために』『佐保姫伝説』『プルタークの物語』など著書多数。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年2月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
お恥ずかしいことに、本書を読むまで私は、ギリシア神話には古事記、日本書紀のような「ギリシア神話」という決定版が一冊あると思い込んでいました。 本書を読んで、そのようなものはなく、ギリシア神話は、ヘシオドスの「神統記」、ホメロスの「イリアス」「オデッセイア」、古代ギリシアのアイスキュロス、ソフォクレス、エウリビデスらによる戯曲から、逆に、このように語られていたのだろうと推測された物語の集積が、ギリシア神話の実像であることが理解できた。
ギリシア神話は、各地の伝説、言い伝えを取り込みながら成立したもので、とりとめのない部分もある。 神様が沢山出てくるのも、各地の宗教を取り込みながら成立した結果。
著者の分類によると、ギリシア神話は、以下の5つの分類される。
1.オリンポスの神々の伝説
2.アルゴー丸遠征隊の伝説
3.英雄ヘラクレスの伝説
4.テーバイの伝説
5.トロイア戦争の伝説
「トロイア戦争の伝説」は、有名な「木馬」で勝敗が決した、トロイア(現トルコ領)とギリシア連合の10年にわたる戦争について、その発端と、トロイアの滅亡を、勇者の活躍、死、それをとりまく女性たちの悲喜を語ったもの。 長く「伝説」と信じられていたが、シュリーマンはこれを歴史的事実と信じ、商人として一財産を築いた41歳の時、発掘調査を開始する。 そして発掘を始めて3年目、遂に幻のトロイアの遺跡と遺物の発掘に成功する。 まさに歴史を塗り替える発掘の成功である。
こういった、ギリシア神話の成り立ちを理解するには、よい書物だと思う。 ギリシア神話の中にある逸話は膨大で、本書ですべては紹介されていない。 ある意味では著者の興味関心に応じて紹介されている。 全体を、整然と、余すところなく知りたい、といった読者には物足りないと思うが、その場合には、別のギリシア神話についての書籍に当たって頂きたい。
最後に、トロイアの伝説については、同じ著者の阿刀田高氏による「新トロイア物語」がある。 相当大部で覚悟して読む必要があるが、登場人物の性格も、阿刀田高氏の想像力によって生き生きと描かれており、わくわくする物語になっている。 ご興味ある人にはお勧めする。
ギリシア神話は、各地の伝説、言い伝えを取り込みながら成立したもので、とりとめのない部分もある。 神様が沢山出てくるのも、各地の宗教を取り込みながら成立した結果。
著者の分類によると、ギリシア神話は、以下の5つの分類される。
1.オリンポスの神々の伝説
2.アルゴー丸遠征隊の伝説
3.英雄ヘラクレスの伝説
4.テーバイの伝説
5.トロイア戦争の伝説
「トロイア戦争の伝説」は、有名な「木馬」で勝敗が決した、トロイア(現トルコ領)とギリシア連合の10年にわたる戦争について、その発端と、トロイアの滅亡を、勇者の活躍、死、それをとりまく女性たちの悲喜を語ったもの。 長く「伝説」と信じられていたが、シュリーマンはこれを歴史的事実と信じ、商人として一財産を築いた41歳の時、発掘調査を開始する。 そして発掘を始めて3年目、遂に幻のトロイアの遺跡と遺物の発掘に成功する。 まさに歴史を塗り替える発掘の成功である。
こういった、ギリシア神話の成り立ちを理解するには、よい書物だと思う。 ギリシア神話の中にある逸話は膨大で、本書ですべては紹介されていない。 ある意味では著者の興味関心に応じて紹介されている。 全体を、整然と、余すところなく知りたい、といった読者には物足りないと思うが、その場合には、別のギリシア神話についての書籍に当たって頂きたい。
最後に、トロイアの伝説については、同じ著者の阿刀田高氏による「新トロイア物語」がある。 相当大部で覚悟して読む必要があるが、登場人物の性格も、阿刀田高氏の想像力によって生き生きと描かれており、わくわくする物語になっている。 ご興味ある人にはお勧めする。
2019年5月7日に日本でレビュー済み
いつも不思議に思うことがある。
ギリシャって、昔は、立派な哲学者、アリストテレス、プラトン、ピタゴラス
とかがたくさんいたのに、何故いまは情けない国になってしまったのだろう。
幾度も経済危機をおこしてヨーロッパの他の国のお荷物になったさえない国。
でもこの本を読んでちょっと見方が変ってきた。ギリシャは古代ギリシャの
当時から経済的には貧しかった。でもこの本で紹介されたギリシャ神話に描かれた
エピソードの面白さ、壮大さ、多様さを見ると、精神的にはとても豊かな国だった
ことがわかる。だから今でも案外ギリシャ人は楽しく毎日を暮らしているに違い
ない。一方、日本人は経済的にはまあまあかもしれないが、私たちは本当に幸せ
なんだろうか。
阿刀田高は46歳のあぶらの乗ったときに当書を書いている。ということは、
(作家として片手間仕事でなく)結構まじめにギリシャ神話にとりくんで、
その面白さを読者に伝えたかったんだと思う。私が勉強になったのは、例えば、
・・さて、一方、アルゴー丸が航海を続けているとき、オリンポスでは
神々の会議が開かれていた。神々はいったん外国に奪われた金の羊毛皮を
取り戻そうとして旅立ったイアソンたちに対しておおいに好意的であった。
とりわけ女神のヘラとアテネは美青年を応援して、・・
この文章を読むと、ギリシャの神々はよく会議するんだ。そして神さまには
ひいきの人間がいて、その人が苦境に陥ったりすると親身に助けたりする。
あれっ、こんなシーンどっかで見たことがある。最近読んだ『ダンジョンに出会い
を求めるのは間違っているだろうか』という長いタイトルの本と世界観がよく似て
いる。そうか『ダンまち』ってギリシャ神話のパロディなのか。地下迷宮で
ケンタウロスが出てくるところでそれに気がつくべきだった。『ダンまち』5巻を
読み終わってやっと、ギリシャ神話、北欧神話の影響を受けていることに気が
つくとは。恥ずかしい。
セックスは最初神さまの専用特権だったらしい。性のよろこびを人間に教えた
のはかの有名なパンドラ。それだけで終わっていたらいいのに、パンドラは
ついでに壺をあけてありとあらゆる悪も人間の世界に送り込んだ。とんでもない
ことをしてくれたものだ。贈り物には気を付けよう。ただより怖いものはない。
一神教の世界の神話学では歴史と神話ははっきりと峻別される。でもギリシャや
日本のような多神教の世界では神話は歴史に連続する。神と人が混然としている。
シュリーマンがギリシャ神話を信じてトロイの発掘を成功させた逸話には感動する。
私たちの古事記や日本書紀のなかにも意外と真実の歴史が埋まっているかも
しれない。もっとまじめに日本神話を勉強しようと思った。
Amazonで購入
いつも不思議に思うことがある。
ギリシャって、昔は、立派な哲学者、アリストテレス、プラトン、ピタゴラス
とかがたくさんいたのに、何故いまは情けない国になってしまったのだろう。
幾度も経済危機をおこしてヨーロッパの他の国のお荷物になったさえない国。
でもこの本を読んでちょっと見方が変ってきた。ギリシャは古代ギリシャの
当時から経済的には貧しかった。でもこの本で紹介されたギリシャ神話に描かれた
エピソードの面白さ、壮大さ、多様さを見ると、精神的にはとても豊かな国だった
ことがわかる。だから今でも案外ギリシャ人は楽しく毎日を暮らしているに違い
ない。一方、日本人は経済的にはまあまあかもしれないが、私たちは本当に幸せ
なんだろうか。
阿刀田高は46歳のあぶらの乗ったときに当書を書いている。ということは、
(作家として片手間仕事でなく)結構まじめにギリシャ神話にとりくんで、
その面白さを読者に伝えたかったんだと思う。私が勉強になったのは、例えば、
・・さて、一方、アルゴー丸が航海を続けているとき、オリンポスでは
神々の会議が開かれていた。神々はいったん外国に奪われた金の羊毛皮を
取り戻そうとして旅立ったイアソンたちに対しておおいに好意的であった。
とりわけ女神のヘラとアテネは美青年を応援して、・・
この文章を読むと、ギリシャの神々はよく会議するんだ。そして神さまには
ひいきの人間がいて、その人が苦境に陥ったりすると親身に助けたりする。
あれっ、こんなシーンどっかで見たことがある。最近読んだ『ダンジョンに出会い
を求めるのは間違っているだろうか』という長いタイトルの本と世界観がよく似て
いる。そうか『ダンまち』ってギリシャ神話のパロディなのか。地下迷宮で
ケンタウロスが出てくるところでそれに気がつくべきだった。『ダンまち』5巻を
読み終わってやっと、ギリシャ神話、北欧神話の影響を受けていることに気が
つくとは。恥ずかしい。
セックスは最初神さまの専用特権だったらしい。性のよろこびを人間に教えた
のはかの有名なパンドラ。それだけで終わっていたらいいのに、パンドラは
ついでに壺をあけてありとあらゆる悪も人間の世界に送り込んだ。とんでもない
ことをしてくれたものだ。贈り物には気を付けよう。ただより怖いものはない。
一神教の世界の神話学では歴史と神話ははっきりと峻別される。でもギリシャや
日本のような多神教の世界では神話は歴史に連続する。神と人が混然としている。
シュリーマンがギリシャ神話を信じてトロイの発掘を成功させた逸話には感動する。
私たちの古事記や日本書紀のなかにも意外と真実の歴史が埋まっているかも
しれない。もっとまじめに日本神話を勉強しようと思った。
2023年1月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
解説自体は分かりやすかったと思いますが、ギリシャ神話入門編としては不向きかなと思います。
私は単純にギリシャ神話について詳しく知りたいと思って買ったので、話題が横道に逸れることが多くかなりうんざりしてしまいました。
それと一部の方には違和感を感じる表現も多いと思いますので、刊行されたのが昭和59年だということも踏まえて読まれたほうが良いかと。
私は単純にギリシャ神話について詳しく知りたいと思って買ったので、話題が横道に逸れることが多くかなりうんざりしてしまいました。
それと一部の方には違和感を感じる表現も多いと思いますので、刊行されたのが昭和59年だということも踏まえて読まれたほうが良いかと。
2020年5月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全く挿し絵とか関係図が無いので、自分で情報を整理しながら読む人には楽しい。戯曲から引っ張ってくる話なので、史実とドラマ化された作品とを対比できて、そう言うことかと納得できる。
2020年10月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
阿刀田氏のこのシリーズはみんな読みたいと思っています。
2018年2月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『知っていますかシリーズ』はどれも美味しいところだけを
抜き出して見せている。少し安直に思えてこのシリーズは敬遠
してきたが、読んでみるととても楽しい。
抜き出して見せている。少し安直に思えてこのシリーズは敬遠
してきたが、読んでみるととても楽しい。