プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥2,000以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
新品:
¥407¥407 税込
ポイント: 25pt
(6%)
無料お届け日:
3月31日 日曜日
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
新品:
¥407¥407 税込
ポイント: 25pt
(6%)
無料お届け日:
3月31日 日曜日
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
中古品: ¥14
中古品:
¥14

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
春琴抄 (新潮文庫) 文庫 – 1951/2/2
谷崎 潤一郎
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥407","priceAmount":407.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"407","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"pxEo0ejkevaAQIOdEWERB3ZmK7Erkt90kFhgo3zy01MHVGR%2BrmYt5HV91dFxFYk4dvzyhbV%2BkqToYU7QqlO%2BFmx2qpdPhqaJQoQokwNmjV8QU2EWvFPW7ikT1P9bwmhB","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥14","priceAmount":14.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"14","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"pxEo0ejkevaAQIOdEWERB3ZmK7Erkt903bEL4yPQa4NgAzmGsuM93H6Exm%2BLs2wosVEAdxx314t6Jh7vMyOaVULXXXoo6cKZoFz4DxJ57Hb2%2FlISB%2FbB%2FAk6KtWOQrl3zHXdlssKhQq3wYi3GsLvQ5IsFv2oHJXpJ3LEXS6hJ13s9wn4OhJB6A%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
何卒(なにとぞ)わたくしにも災難をお授(さず)け下さりませ――。
師弟であり、実際上の夫婦であった男と女の異様な至福。文豪・谷崎が到達した、絶対美の世界。
盲目の三味線師匠春琴に仕える佐助の愛と献身を描いて谷崎文学の頂点をなす作品。幼い頃から春琴に付添い、彼女にとってなくてはならぬ人間になっていた奉公人の佐助は、後年春琴がその美貌を何者かによって傷つけられるや、彼女の面影を脳裡に永遠に保有するため自ら盲目の世界に入る。
単なる被虐趣味をつきぬけて、思考と官能が融合した美の陶酔の世界をくりひろげる。巻末に用語、時代背景などについての詳細な注解、および年譜を付す。
著者の言葉
作家も若い時分には、会話のイキだとか、心理の解剖だとか、場面の描写だとかに巧緻を競い、そういうことに夢中になっているけれども、それでも折々、「一体己(おれ)はこんな事をしていいのか、これが何の足しになるのか、これが芸術と云うものなのか」と云うような疑念が、ふと執筆の最中に脳裡をかすめることがある。……
(創作ノート『春琴抄後語』、本書「解説」より)
本書「解説」より
(谷崎は)百の心理解剖だの性格描写だの会話や場面だの、そんなものがなんだとの感じが強く湧いてくる、というのである。……ほんとうらしい感じを読者に与えるにはどのような形式がふさわしいかと考えたうえ、作者の言を借(かり)れば「最も横着な、やさしい方法を取ることに帰着した。」それが、この『春琴抄』の物語態なのである。
――西村孝次(英文学者)
谷崎潤一郎(1886-1965)
東京・日本橋生れ。東大国文科中退。在学中より創作を始め、同人雑誌「新思潮」(第二次)を創刊。同誌に発表した「刺青」などの作品が高く評価され作家に。当初は西欧的なスタイルを好んだが、関東大震災を機に関西へ移り住んだこともあって、次第に純日本的なものへの指向を強め、伝統的な日本語による美しい文体を確立するに至る。1949(昭和24)年、文化勲章受章。主な作品に『痴人の愛』『春琴抄』『卍』『細雪』『陰翳礼讃』など。
師弟であり、実際上の夫婦であった男と女の異様な至福。文豪・谷崎が到達した、絶対美の世界。
盲目の三味線師匠春琴に仕える佐助の愛と献身を描いて谷崎文学の頂点をなす作品。幼い頃から春琴に付添い、彼女にとってなくてはならぬ人間になっていた奉公人の佐助は、後年春琴がその美貌を何者かによって傷つけられるや、彼女の面影を脳裡に永遠に保有するため自ら盲目の世界に入る。
単なる被虐趣味をつきぬけて、思考と官能が融合した美の陶酔の世界をくりひろげる。巻末に用語、時代背景などについての詳細な注解、および年譜を付す。
著者の言葉
作家も若い時分には、会話のイキだとか、心理の解剖だとか、場面の描写だとかに巧緻を競い、そういうことに夢中になっているけれども、それでも折々、「一体己(おれ)はこんな事をしていいのか、これが何の足しになるのか、これが芸術と云うものなのか」と云うような疑念が、ふと執筆の最中に脳裡をかすめることがある。……
(創作ノート『春琴抄後語』、本書「解説」より)
本書「解説」より
(谷崎は)百の心理解剖だの性格描写だの会話や場面だの、そんなものがなんだとの感じが強く湧いてくる、というのである。……ほんとうらしい感じを読者に与えるにはどのような形式がふさわしいかと考えたうえ、作者の言を借(かり)れば「最も横着な、やさしい方法を取ることに帰着した。」それが、この『春琴抄』の物語態なのである。
――西村孝次(英文学者)
谷崎潤一郎(1886-1965)
東京・日本橋生れ。東大国文科中退。在学中より創作を始め、同人雑誌「新思潮」(第二次)を創刊。同誌に発表した「刺青」などの作品が高く評価され作家に。当初は西欧的なスタイルを好んだが、関東大震災を機に関西へ移り住んだこともあって、次第に純日本的なものへの指向を強め、伝統的な日本語による美しい文体を確立するに至る。1949(昭和24)年、文化勲章受章。主な作品に『痴人の愛』『春琴抄』『卍』『細雪』『陰翳礼讃』など。
- ISBN-104101005044
- ISBN-13978-4101005041
- 版改
- 出版社新潮社
- 発売日1951/2/2
- 言語日本語
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- 本の長さ144ページ
よく一緒に購入されている商品
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
出版社より
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
---|---|---|---|---|---|---|
痴人の愛 | 刺青・秘密 | 春琴抄 | 猫と庄造と二人のおんな | 吉野葛・盲目物語 | 蓼喰う虫 | |
カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.0
1,220
|
5つ星のうち4.2
138
|
5つ星のうち4.3
332
|
5つ星のうち4.0
66
|
5つ星のうち4.1
45
|
5つ星のうち3.7
93
|
価格 | ¥737¥737 | ¥649¥649 | ¥407¥407 | ¥440¥440 | ¥605¥605 | ¥605¥605 |
【新潮文庫】谷崎潤一郎 作品 | 主人公が見出し育てた美少女ナオミは、成熟するにつれて妖艶さを増し、ついに彼はその愛欲の虜となって、生活も荒廃していく……。 | 肌を刺されてもだえる人の姿に、いいしれぬ愉悦を感じる刺青師清吉が、宿願であった光輝く美女の背に蜘蛛を彫りおえたとき……。 | 盲目の三味線師匠春琴に仕える佐助は、春琴と同じ暗闇の世界に入り同じ芸の道にいそしむことを願って、針で自分の両眼を突く……。 | 一匹の猫を溺愛する一人の男と、二人の若い女がくりひろげる痴態を通して、猫のために破滅していく人間の姿を諷刺をこめて描く。 | 大和の吉野を旅する男の言葉に、失われた古きものへの愛惜と、永遠の女性たる母への思慕を謳う「吉野葛」など中期の代表作2編。 | 性的不調和が原因で、互いの了解のもとに妻は新しい恋人と交際し、夫は売笑婦のもとに通う一組の夫婦の、奇妙な諦観を描き出す。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
---|---|---|---|---|---|
卍(まんじ) | 少将滋幹の母 | 細雪〔上〕 | 細雪〔中〕 | 細雪〔下〕 | |
カスタマーレビュー |
5つ星のうち3.8
338
|
5つ星のうち4.3
42
|
5つ星のうち4.1
198
|
5つ星のうち4.3
155
|
5つ星のうち4.4
129
|
価格 | ¥605¥605 | ¥506¥506 | ¥605¥605 | ¥693¥693 | ¥781¥781 |
関西の良家の夫人が告白する、異常な同性愛体験──関西の女性の艶やかな声音に魅かれて、著者が新境地をひらいた記念碑的作品。 | 時の左大臣に奪われた、帥の大納言の北の方は絶世の美女。残された子供滋幹の母に対する追慕に焦点をあててくり広げられる絵巻物。 | 大阪・船場の旧家を舞台に、四人姉妹がそれぞれに織りなすドラマと、さまざまな人間模様を関西独特の風俗の中に香り高く描く名作。 〈毎日出版文化賞受賞〉 |
登録情報
- 出版社 : 新潮社; 改版 (1951/2/2)
- 発売日 : 1951/2/2
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 144ページ
- ISBN-10 : 4101005044
- ISBN-13 : 978-4101005041
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 20,309位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年10月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
歴史的な背景を持ちつつ、SM的な変態性を持つという、谷崎って「変態やん」っていう作品。
2023年7月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
対等の関係を避け主従の関係や粗衣粗食を続ける佐助。師と同じ盲目になる行動が衝撃的。恋愛でここまでやるのかと思うが、恋愛でどう振る舞うのが心地よいかは人それぞれ。誰にも迷惑かけず2人が心地良いならそれでいい。
2022年12月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
間違って購入しましたが、大変真摯に対応してくださいました。
本の内容については読むのが1番かと。
本の内容については読むのが1番かと。
2017年3月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
久々の、紙もの…、文庫本は、字が小さかった事を忘れていた!?
2021年11月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
過去に文庫本で購入しましたが、句読点が極端に少ない上、字が細かく、非常に読み難かった為、実は1ページ目で挫折していました。
最近、無性に当作品を読みたくなり、PCやiPadでなら表示されている文章を拡大して読むことが可能なので、再購入して読むことにしました。
佐助が自分の目を針で突くシーンが生々しく、実は私自身、緑内障を患っているので、痛々しさを自分のことのように感じられました。
春琴の佐助に対する仕打ちも結構キツイところがありますが、雲雀の描写の部分が私には一番印象が強かったです。
短い作品ながら内容が凝縮された代表作だと思います。
最近、無性に当作品を読みたくなり、PCやiPadでなら表示されている文章を拡大して読むことが可能なので、再購入して読むことにしました。
佐助が自分の目を針で突くシーンが生々しく、実は私自身、緑内障を患っているので、痛々しさを自分のことのように感じられました。
春琴の佐助に対する仕打ちも結構キツイところがありますが、雲雀の描写の部分が私には一番印象が強かったです。
短い作品ながら内容が凝縮された代表作だと思います。
2023年10月10日に日本でレビュー済み
初めて「春琴抄」を読んだのは確か中学の頃だった。当時は弟子の佐助の春琴への究極の愛だと解釈していた。それは当時、山口百恵と三浦友和で「春琴抄」が映画化されていたことも関係している。
しかし青年期以降、谷崎文学を読み続けて、耽美派小説(究極の美を追求する偏愛的な小説)を理解すると、女王様な春琴に仕えるマゾヒストな下僕・佐助のSM的な小説であることがわかってくる。
裕福な商家の娘ではあっても、盲人でサディスティックな春琴に、全身全霊で仕え、眼を針で突いて自身も盲人になるあたり、谷崎潤一郎だと震撼する小説なのである。
しかし青年期以降、谷崎文学を読み続けて、耽美派小説(究極の美を追求する偏愛的な小説)を理解すると、女王様な春琴に仕えるマゾヒストな下僕・佐助のSM的な小説であることがわかってくる。
裕福な商家の娘ではあっても、盲人でサディスティックな春琴に、全身全霊で仕え、眼を針で突いて自身も盲人になるあたり、谷崎潤一郎だと震撼する小説なのである。
2021年6月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
盲目の春琴は弟子の佐助に「衣装の着付けも入浴もあん摩も上厠(トイレ)も」佐助にやらせたというから、単なる手曳き(介添え)以上の関係が生じていたと考えるのはふつうだろう。たとえば嗜虐的性癖など、変質的な妄想を逞しくしてしまうのは、下世話な趣味だからだろうか。とにかくこの小説は最後まで春琴と佐助の秘密のエロスを暗示させるので、目が離せなかった。
佐助自らも盲目となり、春琴とおなじ世界に住むことができた悦びを噛みしめた。「佐助は現実の春琴を以て観念の春琴を喚び起す媒介としたのであるから対等の関係になることを避けて主従の礼儀を守った」これは愛か宗教か、常人の感覚では崇高すぎる。
古くは盲目であっても、検校や勾当といった役職が与えられ厚遇されていたことを知った。いまなら障害者として一括りにされるところだろう。その点で当時は不具者であっても地位が与えられたのだから、まっとうな世の中であったのではないか。さまざまな人間の心理の奥深さを感じて興味深かった。
佐助自らも盲目となり、春琴とおなじ世界に住むことができた悦びを噛みしめた。「佐助は現実の春琴を以て観念の春琴を喚び起す媒介としたのであるから対等の関係になることを避けて主従の礼儀を守った」これは愛か宗教か、常人の感覚では崇高すぎる。
古くは盲目であっても、検校や勾当といった役職が与えられ厚遇されていたことを知った。いまなら障害者として一括りにされるところだろう。その点で当時は不具者であっても地位が与えられたのだから、まっとうな世の中であったのではないか。さまざまな人間の心理の奥深さを感じて興味深かった。