江戸川乱歩は読んだことがないのですが、表紙のジョジョっぽさに惹かれて購入しました。
江戸川乱歩の小説を現代にアレンジした作品で、恐らく原作はこんな感じなんだろうな、というか原作読んでみるべきだなと思いました。原作を読んでいたらもしかしたらもっと楽しめたのかも…と思いましたが、この感じがきっと江戸川乱歩なのかな…と、興味を持つきっかけになりました。

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Dの殺人事件、まことに恐ろしきは 単行本 – 2016/11/2
歌野 晶午
(著)
トリックと幻想は紙一重。ミステリの鬼才×乱歩、驚愕のミステリ短編集!
歌野晶午×江戸川乱歩――貴方を「非日常の興奮」に導く、超ミステリが誕生!
『葉桜の季節に君を想うということ』の異才が、刺激的なサプライズと最新テクノロジーで現代に蘇らせる乱歩ミステリ集!
カメラマンの「私」が渋谷の道玄坂で出会い、交流するようになったのは、賢いが生意気な少年・聖也。
その日も私は道玄坂のダイニングバーで聖也と話していたが、向いの薬局の様子がおかしい。駆けつけた私たちが発見したのは、カーペットの上に倒れた、上半身裸の女性だった。
その後、私と聖也は事件を探り始める。しかし、私はあることに気がついてしまい、元の世界には戻れなくなっていた――(表題作)。
「人間椅子」「押絵と旅する男」「D坂の殺人事件」「お勢登場」「赤い部屋」「陰獣」「人でなしの恋」「二銭銅貨」……サプライズ・ミステリの名手が、新たな魅力を吹き込む!
歌野晶午×江戸川乱歩――貴方を「非日常の興奮」に導く、超ミステリが誕生!
『葉桜の季節に君を想うということ』の異才が、刺激的なサプライズと最新テクノロジーで現代に蘇らせる乱歩ミステリ集!
カメラマンの「私」が渋谷の道玄坂で出会い、交流するようになったのは、賢いが生意気な少年・聖也。
その日も私は道玄坂のダイニングバーで聖也と話していたが、向いの薬局の様子がおかしい。駆けつけた私たちが発見したのは、カーペットの上に倒れた、上半身裸の女性だった。
その後、私と聖也は事件を探り始める。しかし、私はあることに気がついてしまい、元の世界には戻れなくなっていた――(表題作)。
「人間椅子」「押絵と旅する男」「D坂の殺人事件」「お勢登場」「赤い部屋」「陰獣」「人でなしの恋」「二銭銅貨」……サプライズ・ミステリの名手が、新たな魅力を吹き込む!
- 本の長さ344ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2016/11/2
- ISBN-104041046297
- ISBN-13978-4041046296
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商品の説明
著者について
●歌野 晶午:1961年千葉県生まれ。東京農工大学卒。88年『長い家の殺人』でデビュー。2003年に刊行された『葉桜の季節に君を想うということ』が「このミステリーがすごい!」「本格ミステリ・ベスト10」共に第1位、第57回日本推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞を受賞。10年には『密室殺人ゲーム2.0』で史上初、2度目となる第10回本格ミステリ大賞を受賞。その他の著書に、『世界の終わり、あるいは始まり』『家守』『ずっとあなたが好きでした』等がある。
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2016/11/2)
- 発売日 : 2016/11/2
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 344ページ
- ISBN-10 : 4041046297
- ISBN-13 : 978-4041046296
- Amazon 売れ筋ランキング: - 973,976位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 376,854位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年7月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
歌野晶午と江戸川乱歩のファンなので、即買いしました。
元の小説を知ってるだけに、歌野氏の筆力がどれだけ発揮されて、
どういう話になるのか、すごく、すごく、すごぉ~く楽しみにして読みました。
期待を裏切らない1冊でした。
いつものことながら歌野氏の筆力、文章力、文のうまさを堪能です。
しかし、それゆえに(?)寡作なので、ファンとしては、
いつも待ち遠しい気持ちでいっぱいです。
元の小説を知ってるだけに、歌野氏の筆力がどれだけ発揮されて、
どういう話になるのか、すごく、すごく、すごぉ~く楽しみにして読みました。
期待を裏切らない1冊でした。
いつものことながら歌野氏の筆力、文章力、文のうまさを堪能です。
しかし、それゆえに(?)寡作なので、ファンとしては、
いつも待ち遠しい気持ちでいっぱいです。
2018年6月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
乱歩リスペクト作品なら「死体を買う男」の方が雰囲気が出ていて良かった。
無理に現代風にしたら独特の雰囲気がなくなってイマイチ、という作品が多くて残念。
わざわざ江戸川乱歩全集を引っ張り出してきて予習したのも却ってよくなかった。
元の作品が偉大で完璧すぎる。
無理に現代風にしたら独特の雰囲気がなくなってイマイチ、という作品が多くて残念。
わざわざ江戸川乱歩全集を引っ張り出してきて予習したのも却ってよくなかった。
元の作品が偉大で完璧すぎる。
2017年5月5日に日本でレビュー済み
江戸川乱歩の代表作を、現代に置き換え、更に結末も一捻り加えた、凝った作りの本格推理でした。
歌野晶午さんのオリジナル作品よりも、コクがあって面白かったのは、やはり乱歩の舞台設定や人物配置が秀逸だから?
…だとしても、十分な秀作だと思います。
オリジナルに興味を持つ人もきっと出てくるでしょうし。
表題作の「Dの殺人事件、まことに恐ろしきは」は、ほんと恐ろしかったです。どんでん返しに次ぐどんでん返しに翻弄されつつ、現代が舞台ならそのオチなんだろうなぁ、の結末に向かう疾走感たるや。そのロジックかぁ、の運びも見事でした。
その手の込んだ感じが、まさに乱歩の世界でした。
歌野晶午さんのオリジナル作品よりも、コクがあって面白かったのは、やはり乱歩の舞台設定や人物配置が秀逸だから?
…だとしても、十分な秀作だと思います。
オリジナルに興味を持つ人もきっと出てくるでしょうし。
表題作の「Dの殺人事件、まことに恐ろしきは」は、ほんと恐ろしかったです。どんでん返しに次ぐどんでん返しに翻弄されつつ、現代が舞台ならそのオチなんだろうなぁ、の結末に向かう疾走感たるや。そのロジックかぁ、の運びも見事でした。
その手の込んだ感じが、まさに乱歩の世界でした。
2019年11月7日に日本でレビュー済み
乱歩を元案(?)にした短編7編から成る。
ただ乱歩を知らないとつまらないか、と言ったら大間違い。
乱歩をオマージュしながらも、これは歌野晶午の作品だ。
いつもの文章の巧さでグイグイ読ませる。
特に題名にもなった「Dの殺人事件、まことに恐ろしきは」は
作者の真骨頂を発揮している。
短編ながらどれも熟成しきっている。
乱歩と比べて読むのも面白いかもと、乱歩ゲートウェイになりうる作品。
ただ乱歩を知らないとつまらないか、と言ったら大間違い。
乱歩をオマージュしながらも、これは歌野晶午の作品だ。
いつもの文章の巧さでグイグイ読ませる。
特に題名にもなった「Dの殺人事件、まことに恐ろしきは」は
作者の真骨頂を発揮している。
短編ながらどれも熟成しきっている。
乱歩と比べて読むのも面白いかもと、乱歩ゲートウェイになりうる作品。
2017年1月1日に日本でレビュー済み
江戸川乱歩の作品の登場する話をモチーフとした、奇想天外な内容の短編ミステリ集。
どれも結末が想像できず楽しめた。三次元ホログラムやVR(ヴァーチャルリアリティ)が絡んだトリックは伏線がなく好きになれなかったが、どれも著者らしく最期にひとひねり加えてあるところがよかった。
個人的には「椅子?人間!」と「お勢登場を読んだ男」が好きだった。
「椅子?人間!」は昔、別れた恋人から監視されている女性作家の話。どこまでが真実なのか、女性作家の恐怖が伝わってきて楽しめた。
「お勢登場を読んだ男」は、認知症の義父を箱に閉じ込めて窒息させようと目論む男の話。内容は想像がつくのだが、男がどのような結末を迎えるのか、最期まで目が離せなかった。
どれも結末が想像できず楽しめた。三次元ホログラムやVR(ヴァーチャルリアリティ)が絡んだトリックは伏線がなく好きになれなかったが、どれも著者らしく最期にひとひねり加えてあるところがよかった。
個人的には「椅子?人間!」と「お勢登場を読んだ男」が好きだった。
「椅子?人間!」は昔、別れた恋人から監視されている女性作家の話。どこまでが真実なのか、女性作家の恐怖が伝わってきて楽しめた。
「お勢登場を読んだ男」は、認知症の義父を箱に閉じ込めて窒息させようと目論む男の話。内容は想像がつくのだが、男がどのような結末を迎えるのか、最期まで目が離せなかった。
2017年1月14日に日本でレビュー済み
乱歩作品を本格ミステリーの名手の作者が、尊敬を込めて独自の現代風に構成した短編集。各編バラエティに富んでおり、遊び心満載で、尚且つ、乱歩の作品の世界が壊れていない雰囲気も醸し出されています。
残酷な結末のミステリーの表題作や、哀れな男を描く『「お勢登場」を読んだ男』、まさしく現代風に変わった「スマホと旅する男」等が印象に残りました。サスペンスやホラーなど、短いですがその分濃く楽しめます。
作者の江戸川乱歩愛がひしひしと感じられます。
残酷な結末のミステリーの表題作や、哀れな男を描く『「お勢登場」を読んだ男』、まさしく現代風に変わった「スマホと旅する男」等が印象に残りました。サスペンスやホラーなど、短いですがその分濃く楽しめます。
作者の江戸川乱歩愛がひしひしと感じられます。
2021年3月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
江戸川乱歩の小説をモチーフにしているが
どれも原作のような不気味な雰囲気がなく、
結末もしょうもないものが多いのはつまらないと感じた。
どれも原作のような不気味な雰囲気がなく、
結末もしょうもないものが多いのはつまらないと感じた。