国語辞典の編集者が新聞や雑誌などからことばを集めることはよく知られています。しかし、辞典の編集者である著者も認めるように、街の中のことばは意外と収集されてこなかったようです。
この本は、街の中のことばをどう発見して、どう考察していくのかの手の内を紹介するものです。出て来ることばは、トレカ、萌え、(誰でも)割、きゃべつ、なまこ(生子)、豆富等々です。ことばが色んな角度から論じられているをみると専門家の問題意識の一端がみえてきます。それを通して、自分の言葉への関心を深まっていく気がしました。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥2,000以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
新品:
¥1,100¥1,100 税込
ポイント: 33pt
(3%)
無料お届け日:
3月31日 日曜日
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
新品:
¥1,100¥1,100 税込
ポイント: 33pt
(3%)
無料お届け日:
3月31日 日曜日
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
中古品: ¥102
中古品:
¥102

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
辞書に載る言葉はどこから探してくるのか?ワードハンティングの現場から (ディスカヴァー携書) 新書 – 2013/12/27
飯間 浩明
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥1,100","priceAmount":1100.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,100","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"cXWHBbVL5I9PLpHlYRC8glBKfzTG1HVwesL6RXIshs6hb%2BKkaU8fuJx3%2BvQTn6yJ5QT2tUFJT4%2FS1Lv2Rtx5SRnSYeARPoLTyT1J3uCrEbHGr5hBDRr%2B9veVOkWEnBF8O9WF79SEPTo%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥102","priceAmount":102.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"102","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"cXWHBbVL5I9PLpHlYRC8glBKfzTG1HVw3s4VKXys4h09OKYnFWrCzzSbPdaKqCP2KsWa%2B9CqTlNC6vgTOYmfsadUXKjiK974dvoMGn7TR7rXn8PczuDxua4uJAZvHz0enkTsos0AtGiLy2uBQv0HCKVWVIgMtW%2B0JK299I7CT2TBbpfNE7Uodw%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
「ワードハンティング」とは、獲物をねらうハンターのように、「まだ辞書に載っていないことばはないか」「意味が変わってきたことばはないか」と、ことばを探すこと。著者は、本や新聞・雑誌、テレビやインターネットから新しいことばや用例を探すのに飽き足りず、「街の中のことば」を調べようと、デジタルカメラを持ってワードハンティングに出かけた。それぞれ特徴ある24の街で、看板やポスター、値札などから生きたことばを採集、撮った写真は3000枚超に。本書ではそれらの中から選りすぐりのことばを紹介。常に変化していく日本語の最先端の様子を生き生きと伝える。
- 本の長さ288ページ
- 言語日本語
- 出版社ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日2013/12/27
- ISBN-104799314335
- ISBN-13978-4799314333
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
著者について
飯間浩明(いいま ひろあき)
一九六七年、香川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。同大学院博士課程単位取得。専門は日本語学。『三省堂国語辞典』編集委員。国語辞典の編纂のため、新聞・雑誌・書籍・インターネット・街の中など、あらゆる所から現代語の用例を採集する日常を送っている。早稲田大学などで非常勤講師。クイズやディベートなどを取り入れた独自の文章指導を十年以上続ける。NHK Eテレ「どうも! にほんご講座です。」講師。著書に『非論理的な人のための 論理的な文章の書き方入門』(ディスカヴァー携書)、『辞書を編む』(光文社新書)など。
一九六七年、香川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。同大学院博士課程単位取得。専門は日本語学。『三省堂国語辞典』編集委員。国語辞典の編纂のため、新聞・雑誌・書籍・インターネット・街の中など、あらゆる所から現代語の用例を採集する日常を送っている。早稲田大学などで非常勤講師。クイズやディベートなどを取り入れた独自の文章指導を十年以上続ける。NHK Eテレ「どうも! にほんご講座です。」講師。著書に『非論理的な人のための 論理的な文章の書き方入門』(ディスカヴァー携書)、『辞書を編む』(光文社新書)など。
登録情報
- 出版社 : ディスカヴァー・トゥエンティワン (2013/12/27)
- 発売日 : 2013/12/27
- 言語 : 日本語
- 新書 : 288ページ
- ISBN-10 : 4799314335
- ISBN-13 : 978-4799314333
- Amazon 売れ筋ランキング: - 614,261位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

国語辞典編纂者。
1967年、香川県高松市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。同文学研究科博士後期課程単位取得。
『三省堂国語辞典』編集委員(第6版から)。
NHK Eテレ「使える!伝わる にほんご」講師(2014年から)。同Eテレ「ことばドリル」監修(2014年から。書き文字と作詞も)。
日本語をこよなく愛する。国語辞典編纂のために、新聞・雑誌・テレビ・インターネットなどから多くの現代語の用例を採集し、かつまた、意味を分かりやすく説明することに苦労している。
一方、クイズやディベートを取り入れた独自の文章指導を10年以上続けている。
趣味は、絵を描くこと、東京の街を歩くこと。
ツイッター:@IIMA_Hiroaki
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2014年1月24日に日本でレビュー済み
2014年1月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は『三省堂国語辞典』の編纂者である著者が、右辞書に収録・編集するべき言葉を、街角を歩いて探した記録をエッセイとして纏めたものである。著者は「はじめに」において、国語辞典の編纂において「生きのいい現代語を載せる」には、新聞や雑誌、インターネットで集めたような「室内で手に入れた日本語」では不十分であり、「『街の日本語』を網羅的に調べ」て「用例採集」することも重要であるとして、右の「用例採集」の現場記録を紹介すると述べている(7〜11頁)。構成は「用例採集」が基本的に街中を歩いて収集することにあるため、都内を6個のカテゴリに分け(6部構成)、その各々から概ね4つの「街」を選んで採集した記録となっている。右6個のカテゴリは(1)「流行を発信する街」、(2)「ふだん着の商店街」、(3)「昔の面影を残す街」、(4)「混沌と熱気の街」、(5)「高層ビルのある商業地区」、(6)「都心を離れた街」である。都内に詳しい方ならカテゴリ名からおおよその具体的「街」は連想されるかと思うので、細かいところは割愛させて頂きたい。
街角での「用例採集」の具体的方法は至って単純で、看板、標識、商店の立て看板、案内表示、店前広告物、値札、メニュー、とにかく街中で目についた全ての“文字媒体”を対象としている。かかる地道な方法が素朴である以上に、著者の解説・考証が実に客観的・実証的で興味が尽きない。巷間の日本語用法の正誤・是非を単に考察するのではなくて、“辞書に収録すべきか否か”という明確なコンセプトに立って、造語、新語、誤用も含めて目についた言葉を積極的に評価し、あるいはその用法に至ったであろう経緯を、著者の豊富な経験と知見から分析するというスタイルを採っている。かかる解説や考証は、街や習俗、言葉の変遷などの歴史まで実証的になされており、読者を飽きさせないものがある。本書が日本語評論?なのか日本語論のエッセイ?なのかはともかく、かかるスタイルのエッセイ?は目新しく新鮮なものがある。
印象的なものを幾つか挙げるとーー「駐車」・「駐輪」から派生したとおぼしき「駐バイク」(46〜47頁)が挙げられる。私見では無理のある表現かと思うが、著者は「『駐イラク大使』と同様、『駐』だけで他の単語とくっついて……造語成分的な性質が強くなりました」と積極的に評価分析している。次が「酢たこ」、「真たこ」、「銀さけ」、「ズワイかに」の一連の値札である。これらには濁点がないことに、著者の観察は向いている。売り子の発音は濁音であることを確認しつつ、表記に濁点を付けないのはそれによって「たこ」、「さけ」、「かに」であることが「一目瞭然」となるからと言う。このような用例は、「○○ずし」をローマ字表記では「〜sushi」として「sushi」屋であることを簡明にすることや、「淀橋」が古い表記では「よどはし」として、「橋」であることを明確にすることと同じ「合理的な処置」であるという(67〜69頁)。また「変体仮名」のあれこれ、東京下町ではお馴染みの「もんじゃ」が「もんじゃ焼き」ではない理由、「買い入れ」と「買い取り」のニュアンスの相違等々、単に言葉の用例を評価(分析)するに留まらず、背景や当該用法に至った歴史的経緯など「合理的」に解説しており論述の説得力が強い。題材の新規性、内容の客観性・説得性など、単純なエッセイや評論以上の価値があると評価できよう。
街角での「用例採集」の具体的方法は至って単純で、看板、標識、商店の立て看板、案内表示、店前広告物、値札、メニュー、とにかく街中で目についた全ての“文字媒体”を対象としている。かかる地道な方法が素朴である以上に、著者の解説・考証が実に客観的・実証的で興味が尽きない。巷間の日本語用法の正誤・是非を単に考察するのではなくて、“辞書に収録すべきか否か”という明確なコンセプトに立って、造語、新語、誤用も含めて目についた言葉を積極的に評価し、あるいはその用法に至ったであろう経緯を、著者の豊富な経験と知見から分析するというスタイルを採っている。かかる解説や考証は、街や習俗、言葉の変遷などの歴史まで実証的になされており、読者を飽きさせないものがある。本書が日本語評論?なのか日本語論のエッセイ?なのかはともかく、かかるスタイルのエッセイ?は目新しく新鮮なものがある。
印象的なものを幾つか挙げるとーー「駐車」・「駐輪」から派生したとおぼしき「駐バイク」(46〜47頁)が挙げられる。私見では無理のある表現かと思うが、著者は「『駐イラク大使』と同様、『駐』だけで他の単語とくっついて……造語成分的な性質が強くなりました」と積極的に評価分析している。次が「酢たこ」、「真たこ」、「銀さけ」、「ズワイかに」の一連の値札である。これらには濁点がないことに、著者の観察は向いている。売り子の発音は濁音であることを確認しつつ、表記に濁点を付けないのはそれによって「たこ」、「さけ」、「かに」であることが「一目瞭然」となるからと言う。このような用例は、「○○ずし」をローマ字表記では「〜sushi」として「sushi」屋であることを簡明にすることや、「淀橋」が古い表記では「よどはし」として、「橋」であることを明確にすることと同じ「合理的な処置」であるという(67〜69頁)。また「変体仮名」のあれこれ、東京下町ではお馴染みの「もんじゃ」が「もんじゃ焼き」ではない理由、「買い入れ」と「買い取り」のニュアンスの相違等々、単に言葉の用例を評価(分析)するに留まらず、背景や当該用法に至った歴史的経緯など「合理的」に解説しており論述の説得力が強い。題材の新規性、内容の客観性・説得性など、単純なエッセイや評論以上の価値があると評価できよう。