去年、『花の名前』を読んで著者のことを知りました。
まだ新人作家さんということで、読んでいる途中、絵には若干「うーん」と首を傾げてしまうところがあったのですが、話の内容・構成力には光るものを感じてすぐに好きになりました。
(
花の名前 1 (花とゆめCOMICS)
)
私はまだ著者の作品は上記のものしか読んだことがありません。
『プレゼントは真珠』は、偶然書店で目にして購入しました。
読んで最初に思ったのは、
「え?これ、本当に『花の名前』と同じ作者なの??」でした。(決して悪い意味ではなく)
『花の名前』は主にシリアスな内容で、時々ギャグを入れることによってほっと息を吐くことができました。
しかし、この作品は主にギャグ!(笑)
主人公・エドワードは、ドジでヘタレで鈍感で夢見がちなお坊ちゃん。
泣き虫だけど一生懸命で優しくて、そんな彼を使用人たちも真珠も好ましく思っている。
……それなのに、なぜかみんなS!(笑)
使用人たちは違うとしても、真珠はもう完全な……。(←あの父親じゃ仕方ない)
笑えます。気軽に読めます。
エドワードが可愛いです!(←そこ)
巻末には、読みきり作品『雪のカノン』が載っています。
こっちはもう、切ないです(泣)
これを読んで「ああ。同じ作者だわ」と納得しました。
『花の名前』第1巻のあとがきに、
「自分は友人によく、ギャグ漫画を描いているように思われる」
というような節の言葉を書いていた意味がようやくわかりました。
シリアスもギャグも上手いのが斉藤けんさんの良い所です。
その二刀流を味わうのに、この『プレゼントは真珠』第1巻は最適なのではないでしょうか。
次巻に期待を込めて。
あと、第3話のメルヘン赤ずきんちゃんに☆5つ。

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プレゼントは真珠 1 (花とゆめCOMICS) コミック – 2010/6/4
斎藤 けん
(著)
- 本の長さ184ページ
- 言語日本語
- 出版社白泉社
- 発売日2010/6/4
- ISBN-104592191269
- ISBN-13978-4592191261
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年6月15日に日本でレビュー済み
読み始めた時は野生的な"真珠"にファンタジーなのかなーと思ったのですが
まさかの急展開で、私が想像していたものとは随分違う内容でした。
今までの彼女の作品とは雰囲気もテンションも全く違う作品なので
これはこれで面白いんですが
何だか坊ちゃん以外の全員が(召使たちですら)"S"なので
ただでさえ弱腰な坊ちゃんがますますヘタレになってしまい可哀想(汗)
一筋縄では行かない召使たちに囲まれ、
Sに"ド"がつく"真珠"と早々に婚約してしまい
今後は一体どうなってしまうのか・・・
気を確かにね、そしてたくましくなれ坊ちゃん!!(涙)
同時収録の読みきりは、シリアスですがとてもいいお話でお勧め!
まさかの急展開で、私が想像していたものとは随分違う内容でした。
今までの彼女の作品とは雰囲気もテンションも全く違う作品なので
これはこれで面白いんですが
何だか坊ちゃん以外の全員が(召使たちですら)"S"なので
ただでさえ弱腰な坊ちゃんがますますヘタレになってしまい可哀想(汗)
一筋縄では行かない召使たちに囲まれ、
Sに"ド"がつく"真珠"と早々に婚約してしまい
今後は一体どうなってしまうのか・・・
気を確かにね、そしてたくましくなれ坊ちゃん!!(涙)
同時収録の読みきりは、シリアスですがとてもいいお話でお勧め!
2012年7月3日に日本でレビュー済み
いじめられっ子でいじられキャラの主人公エドワードと
それを見初めた9つ年上のドS女性真珠。
貴族二人のロイヤルギャグラブコメディです。
もう、とってもおもしろいです!
愛らしい外見からエドワードに真珠と呼ばれる
ダイアナ・キャデリッシュ嬢ですが・・・
鬼獅子(!)と呼ばれるほどの剣の腕前で
恋のライバルの心を打ち砕くは
エドワードと二人っきりでデートするために拉致するは
ドッキリお芝居をしかけるはで
エドワードを時には泣かせながら、ドS街道まっしぐら。
でも、彼女のドSっぷり、はっきりいって痛快です!
こんな女子の方が好きっていう男子
案外多いんじゃないんでしょうか?
デートも完全にエスコートしてくれるし(しかも楽しい)。
それを見初めた9つ年上のドS女性真珠。
貴族二人のロイヤルギャグラブコメディです。
もう、とってもおもしろいです!
愛らしい外見からエドワードに真珠と呼ばれる
ダイアナ・キャデリッシュ嬢ですが・・・
鬼獅子(!)と呼ばれるほどの剣の腕前で
恋のライバルの心を打ち砕くは
エドワードと二人っきりでデートするために拉致するは
ドッキリお芝居をしかけるはで
エドワードを時には泣かせながら、ドS街道まっしぐら。
でも、彼女のドSっぷり、はっきりいって痛快です!
こんな女子の方が好きっていう男子
案外多いんじゃないんでしょうか?
デートも完全にエスコートしてくれるし(しかも楽しい)。
2011年8月22日に日本でレビュー済み
よくある花とゆめ系の漫画ではかわいい主人公と、主人公のピンチになるとかけつけてくれるかっこいい男の子が出てくる話が多い中、打たれ弱くて泣き虫だけど優しい主人公の男の子と、眉目秀麗でかなりサディスティックながらも主人公のちょっとした一言で照れてしまったりと若干ヒロインにしては高齢(26歳?)な女の子の、コメディ色の強いお話で、大変面白おかしく読めました。
いままでのこの作者のお話は、まじめ路線が多い印象でなんとなく既刊を読むのは敬遠していたのですが、この話を読んでからはほかの物語も気になって少しずつ読んでみています。
どの話も心理描写が細かく、設定などが練りこまれていて面白いです。
いままでのこの作者のお話は、まじめ路線が多い印象でなんとなく既刊を読むのは敬遠していたのですが、この話を読んでからはほかの物語も気になって少しずつ読んでみています。
どの話も心理描写が細かく、設定などが練りこまれていて面白いです。
2010年7月18日に日本でレビュー済み
表紙が綺麗だったのと、面白そうだしレビューも評価が高かったので購入してみました。
コメディテイストな場面やセリフはとても面白いですが、絵柄は表紙とずいぶん違う気がします…「決める!」というコマの絵は綺麗ですが、「綺麗に描けている」というより「綺麗に見えるよう描いている」という感じがします。
設定も、少し「オトメン」に似ているように感じるので、特に真新しくなく、ヒロインの魅力がイマイチ伝わりにくいです…(短すぎる髪や、高すぎる年齢など)
元々読み切りだったらしいので、1話だけで内容がまとまり過ぎていて、2話以降少しヒロインの性格が控えめになっているので、1話の足を踏む場面など不自然に感じます…
色々書きましたが、良い部分も沢山有るので、次巻に期待したいです。
コメディテイストな場面やセリフはとても面白いですが、絵柄は表紙とずいぶん違う気がします…「決める!」というコマの絵は綺麗ですが、「綺麗に描けている」というより「綺麗に見えるよう描いている」という感じがします。
設定も、少し「オトメン」に似ているように感じるので、特に真新しくなく、ヒロインの魅力がイマイチ伝わりにくいです…(短すぎる髪や、高すぎる年齢など)
元々読み切りだったらしいので、1話だけで内容がまとまり過ぎていて、2話以降少しヒロインの性格が控えめになっているので、1話の足を踏む場面など不自然に感じます…
色々書きましたが、良い部分も沢山有るので、次巻に期待したいです。
2010年6月12日に日本でレビュー済み
この作品は、中世ヨーロッパ時代、マザコン気味(?)の心優しい坊っちゃんが、年上ドSのヤリ手お嬢様に見初められ、肉食獣よろしく迫られるお話です。
初めてこの著者さんの作品を読みましたが、とても微笑ましくて楽しめるお話でした♪
次巻も楽しみです。
初めてこの著者さんの作品を読みましたが、とても微笑ましくて楽しめるお話でした♪
次巻も楽しみです。