勉強法としては他の資格試験同様教科書を読む。あとは過去問を何回も繰り返し復習。
過去問10年分を1周した頃にはある1つの科目を除いては点数が大きく伸びると思います。
その科目とは、権利関係です。
他の科目は暗記主体の科目なので過去問を繰り返すことで似通った問題に当たります。
過去問を解いていくことで覚え、点数が伸びていきます。
一方、権利関係は民法という法律を理解していなければならず、小手先の暗記だけでは応用できず問題を解くことができません。
試験の範囲となる条例数が宅建業法その他科目より遥かに膨大であることも得点しづらい点のひとつです。
特に最近の宅建試験における権利関係は難化しており、ここでの点数の伸び悩みで涙を流すパターンは多々あると思われます。
全科目が収録された宅建の教科書の権利関係は、絞った上でさらに絞った最小限のものと言わざるを得ません。
権利関係を補完するためにこの科目だけは専用の教科書を一冊用意したほうがいいです。
そこで宅建試験の権利関係に特化したこの教科書というわけです。
まずこの教科書をさらっと読む。要点は覚える。
章・分野ごとに過去10年間の頻出度が記載されているので、頻出度が高いものはより注意深く読み込みましょう。
網羅型の教科書ではありますが、分野ごとの頻出度の記載が嬉しい。
満点を取る試験ではありません。
限られた時間の中、10年で2回しか出ない分野より10年で10回出た分野に多くの時間を割きたいものです。
次に過去問を解き、誤答、或いは怪しい箇所の問題の分野を教科書で探して深く読み込んで理解。
人と人との関係に着目し、身近な人物を想像しつつ解くと理解しやすいかと思います。
解答後の見直しに最も時間がかかるのがこの権利関係です。
教科書との相性はありますので、高評価教科書がいい教科書とは限りません。
なか見検索があるので必ず読んで決めましょう。
独特の言い回しに慣れ、法律を理解して解いていく以上、大器晩成型の科目になると思うのでこの科目は早めに対策をするのが吉です。
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