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戦争と平和 (新潮新書) 新書 – 2017/8/9
百田 尚樹
(著)
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購入オプションとあわせ買い
最強のゼロ戦はなぜ敗れたのか――
『永遠の0』著者が放つ圧倒的説得力の反戦論!
まえがき
第一章 ゼロ戦とグラマン
極限状況下に短所は現れる/根本から異なる設計思想/職人技を求める日本
高すぎる要求水準/パイロットの命をどう考えるか/ゼロ戦と日本刀
日本には「盾の思想」がない/戦で人が死なない国/悪いことを考えると実現する?
撃たれなければいいのだ/日本国憲法は「万が一」を想定していない/ダメージコントロールを重視したアメリカ
浸水にどう対処するか/閉鎖式格納庫と開放式格納庫/アメリカは防御重視
原爆並みの開発費を投じたVT信管/使い捨てられた熟練パイロット/ガダルカナルの消耗戦
名人芸への過大な期待/救命ボートに釣竿も完備/ヒューマニズムではなく合理主義
遠方からの攻撃能力/データ重視の弊害/牛に引かれて進むゼロ戦
曖昧さを許さない日本人/ハンドルにバリエーションは必要なのか/戦場で銃は使い分けられない
補給の重要性を理解していなかった/石油を死守できなかった/一騎打ち幻想
戦争とは長引くものである/硬直した官僚制度の弊害/弱気になるエリートたち
上層部の無責任体質/戦争の目的/最悪を想定しない日本人
第二章 『永遠の0』は戦争賛美小説か
五〇歳の決心/小説家を目指した動機/戦争を語り継ぐ
戦争は遠い歴史になった/宮部久蔵とは何者か/『永遠の0』で描きたかったもの
朝日新聞からの批判/戦争賛美か?/読まずに批判する人たち
右翼と戦記マニアからの非難/お世話になった人たち/口コミと書店の後押し
そして四五〇万部に
第三章 護憲派に告ぐ
永世中立国スイス/自衛隊は軍隊ではない/能登半島沖不審船事件
世界の軍隊/NATOの戦争抑止力/集団的自衛権に反対する文化人たち
放送法の問題点/机上の空論で国は守れない/日本国憲法を作ったのはGHQ
自衛隊は憲法違反/憲法学者は神学者か/護憲派の論理
九条教という宗教/戦争を回避できるのはリアリスト/リアリストとロマンチスト
日米安保で日本は守られるか/日本を守るのは日本人
『永遠の0』著者が放つ圧倒的説得力の反戦論!
まえがき
第一章 ゼロ戦とグラマン
極限状況下に短所は現れる/根本から異なる設計思想/職人技を求める日本
高すぎる要求水準/パイロットの命をどう考えるか/ゼロ戦と日本刀
日本には「盾の思想」がない/戦で人が死なない国/悪いことを考えると実現する?
撃たれなければいいのだ/日本国憲法は「万が一」を想定していない/ダメージコントロールを重視したアメリカ
浸水にどう対処するか/閉鎖式格納庫と開放式格納庫/アメリカは防御重視
原爆並みの開発費を投じたVT信管/使い捨てられた熟練パイロット/ガダルカナルの消耗戦
名人芸への過大な期待/救命ボートに釣竿も完備/ヒューマニズムではなく合理主義
遠方からの攻撃能力/データ重視の弊害/牛に引かれて進むゼロ戦
曖昧さを許さない日本人/ハンドルにバリエーションは必要なのか/戦場で銃は使い分けられない
補給の重要性を理解していなかった/石油を死守できなかった/一騎打ち幻想
戦争とは長引くものである/硬直した官僚制度の弊害/弱気になるエリートたち
上層部の無責任体質/戦争の目的/最悪を想定しない日本人
第二章 『永遠の0』は戦争賛美小説か
五〇歳の決心/小説家を目指した動機/戦争を語り継ぐ
戦争は遠い歴史になった/宮部久蔵とは何者か/『永遠の0』で描きたかったもの
朝日新聞からの批判/戦争賛美か?/読まずに批判する人たち
右翼と戦記マニアからの非難/お世話になった人たち/口コミと書店の後押し
そして四五〇万部に
第三章 護憲派に告ぐ
永世中立国スイス/自衛隊は軍隊ではない/能登半島沖不審船事件
世界の軍隊/NATOの戦争抑止力/集団的自衛権に反対する文化人たち
放送法の問題点/机上の空論で国は守れない/日本国憲法を作ったのはGHQ
自衛隊は憲法違反/憲法学者は神学者か/護憲派の論理
九条教という宗教/戦争を回避できるのはリアリスト/リアリストとロマンチスト
日米安保で日本は守られるか/日本を守るのは日本人
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2017/8/9
- 寸法18.2 x 11.3 x 2 cm
- ISBN-104106107317
- ISBN-13978-4106107313
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バカの国 | 偽善者たちへ | 戦争と平和 | 鋼のメンタル | 大放言 | |
カスタマーレビュー |
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404
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価格 | ¥880¥880 | ¥858¥858 | ¥880¥880 | ¥814¥814 | ¥902¥902 |
増殖するバカを笑ってばかりもいられない。いまや彼らがこの国を侵食しつつあるのだ。「怒りの鉄拳」123連発に、コ ロナ禍を受けた書き下ろしを緊急収録。 | 薄っぺらい正義を説くマスコミ、犯罪者を擁護する人権派、隣国の横暴を許す輩たち……。数多の「偽善」をぶった斬り! 言論の銃弾109連射。 | 日本は絶対に戦争をしてはいけない。日本人ほど戦争に向いていない民族はいないのだから──。ベストセラー『永遠の0 』著者が放つ、圧倒的説得力の反戦論! | バッシングを受けてもへこたれず、我が道を行く「鋼のメンタル」の秘訣とは?ベストセラー作家が初めて明かす、最強のメンタルコントロール術! | ズレた若者、偏向したマスコミ、無能な政治家たちを縦横無尽にメッタ斬り!綺麗事ばかりの世に一石を投じる、渾身の書下ろし論考集。 |
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2017/8/9)
- 発売日 : 2017/8/9
- 言語 : 日本語
- 新書 : 224ページ
- ISBN-10 : 4106107317
- ISBN-13 : 978-4106107313
- 寸法 : 18.2 x 11.3 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 261,838位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1956年、大阪生まれ。同志社大学中退。放送作家として人気番組「探偵!ナイトスクープ」など多数を構成。2006年、特攻隊の零戦乗りを描いた『永遠 の0(ゼロ)』で作家デビュー。高校ボクシングの世界を舞台にした青春小説『ボックス!』が圧倒的な支持を集め、2010年、映画公開(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『影法師』(ISBN-10:4062162245)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年1月29日に日本でレビュー済み
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論理的に解説しており、なるほどと思います。アンチの方にも是非読んでもらいたい内容です。特に第三章は納得しました。
2020年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本に問題はありません。
内容は期待より浅かった
内容は期待より浅かった
2017年8月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
百田氏の憲法9条に対する至極当然な考え方が記載されている。百田氏は当然に第9条は改正すべきであるとの論であり、9条を守れば平和であると信ずることはもはや宗教であると言う。
私は、次のように考える。
不思議なことに日本国民は現憲法9条を改正したくないと言う者が大半である。反改憲論者は、過去の歴史において、自衛のための軍備を有さない国家の多くが侵略された事実を敢えて知ろうともしないし、見ようともしない。反改憲論者は、日本国家が外国から侵略されるであろうことを、不安には思うが、考えたくないということのように思える。すなわち、人間は、危機に瀕する環境に置かれても、自分には危機が及ばない大丈夫であると考えたがる自己安全バイアスをかける性質を有している。終戦時に北海道と東北の北部をソ連領にすることをスターリンが要求していた事実があったにもかかわらずである。
この自己安全バイアスを敷衍すると、沖縄県尖閣諸島が侵略されても朝日、毎日新聞、TV、左翼言論人は、自分には関係がないとして、自衛隊の防衛出動に反対するのではないかと思う。彼等は、沖縄本島が侵略された場合にも、沖縄の自治を言い出し、自衛隊の防衛出動に賛成するとは断定できない。彼等は、九州や北海道が侵略されて、漸く、国防の重要性を説き、防衛出動を主張し、面子を捨てて持論を覆し自衛隊にすがるのではないかと思う。
現憲法がアメリカGHQ製であることは、現行憲法とGHQ草案とを比較対照してみれば、火を見るより明らかである。憲法9条については、マッカーサーが民政局に指令した起案指針である第2原則には、「自国の安全を保全するための手段としての戦争をも放棄する」と、自衛戦争まで放棄することが規定されている。しかし、日本政府に提示されたGHQ草案では、この自衛戦争の放棄は削除されている。すなわち、民政局は自衛戦争の権利を認めていた。にもかかわらず、自衛戦力の保持と自衛権の行使可能性とを民政局と交渉して憲法に明記しなかったのは、時の政府の失政であったと思う。
自衛戦争がGHQにより認められていたにもかかわらず、GHQ草案を検討した時の首相幣原は、自己の回顧録外交五十年において、第9条について次のように述べている。
幣原は、「戦争を避けるには、積極的に軍備を全廃し、戦争を放棄してしまうのが一番確実な方法である。軍備などよりも強力なものは、国民の一致協力ということである。武器を持たない国民でも、それが一団となって精神的に結束すれば、軍隊よりも強いのである。日本国民全員が死滅されることは不可能である。したがって、国民各自が一つの信念、自分が正しいという気持ちで進むならば、徒手空拳でも恐れることはない。日本の生きる道は、軍備よりも何よりも、正義の本道を辿って天下の公論に訴える以外にはない。殺される時は殺される。むしろ、一兵も持たない方が、かえって安心である。わずかばかりの兵隊を持つよりも、むしろ軍備を全廃すべきという不動の信念に、私は達した。」と記している。幣原の理論は、驚くべき異様な無抵抗主義精神論である。
憲法9条の改正に反対する者は、理論的には、日本が自衛戦力を保持し自衛権の行使を可能とすることにも反対であるということになる。反改憲論者は、幣原の無抵抗主義精神論と同じ思想であるのであろうか。大多数の日本人は、上記のような幣原の無抵抗主義精神論には賛成していないと思う。
そうであるならば、外国からの侵略に対して子孫や国を護るために自衛のための戦力を保持し、自衛権の行使が可能なように憲法9条を改正することを、正面から呼びかけるべきではないか。そうすれば、なんとなく憲法9条の改正に反対している一般の日本人を説得できるのではないかと思う。
それでも、一般の日本人の憲法9条の改正に抵抗が強いことを考え、私は、現9条の第1項と第2項とを残して、次のように第3項を追加しては如何かと思う。
1 (変更なし)日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 (変更なし)前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
3 (追加) 前二項の規定にかかわらず国防のための戦力を保持し、国家主権の侵害を排除するための自衛権を行使することを妨げない。
第3項をこのように規定する趣旨は以下の通りである。
1 主権を有した国は、自然権として当然に自衛権を有している。従来から第1項、第2項は、自衛権まで放棄したものではないと解釈されているものの、争いがあった。
2 第3項に、国が自然権としての自衛権を有することを明確に確認するための規定を設ける。
3 「国防のための戦力を保持し」は、自衛権を担保するための手段を、国家が有することを規定したものである。これにより自衛隊は明確に国防のための戦力であると規定されることになる。自衛隊が第2項の「陸海空軍その他の戦力」に該当するか否か、その戦力の範囲はどこまでかという従来の争点が解決される。戦力組織の名称は、自衛隊、自衛軍、国防軍など、下位の法律で規定すれば良い。「国防のための戦力を保持し」は、「国防のための戦力としての国防軍(または、自衛隊、自衛軍)を保持し」でも構わない。
4 「国家主権の侵害を排除するための自衛権を行使することを妨げない」は、自衛権の行使の範囲を規定したものである。これにより自衛権の範囲は日本国主権に対する侵害の排除が完了するまでの範囲と規定されることになる。国家主権の侵害が排除された後の攻撃までは自衛権の範囲には含まれない。国は自衛権を有するが、第2項の国の交戦権の不保持により、その行使は制限されているか否か、という従来の争点が解決される。
5 「挑発もされないのに先に攻撃する行為(侵攻戦争)」は、第1項と第2項の規定により禁止されるが、追加する第3項の規定により、国家主権の侵害を排除するための自衛権の行使は容認される。
要するに憲法に、自衛のための戦力の保持と国家主権の侵害を排除する自衛権の行使が妨げられないことを、明文を持って規定するという趣旨である。
40数年経っても国家主権を侵害され続けて拉致被害者を取り戻せないでいる。また、現に竹島は韓国に領土侵犯され、北方領土はロシアに領土侵犯され続けている。憲法に少なくとも自衛権の行使が可能なように明文で規定しないことには、外交圧力にもならない。
これならば、過半数の日本人の理解が得られるのではないかと思うのであるが、そうはいかないのであろうか。憲法9条を一刻も速く改正することが必要である。
私は、次のように考える。
不思議なことに日本国民は現憲法9条を改正したくないと言う者が大半である。反改憲論者は、過去の歴史において、自衛のための軍備を有さない国家の多くが侵略された事実を敢えて知ろうともしないし、見ようともしない。反改憲論者は、日本国家が外国から侵略されるであろうことを、不安には思うが、考えたくないということのように思える。すなわち、人間は、危機に瀕する環境に置かれても、自分には危機が及ばない大丈夫であると考えたがる自己安全バイアスをかける性質を有している。終戦時に北海道と東北の北部をソ連領にすることをスターリンが要求していた事実があったにもかかわらずである。
この自己安全バイアスを敷衍すると、沖縄県尖閣諸島が侵略されても朝日、毎日新聞、TV、左翼言論人は、自分には関係がないとして、自衛隊の防衛出動に反対するのではないかと思う。彼等は、沖縄本島が侵略された場合にも、沖縄の自治を言い出し、自衛隊の防衛出動に賛成するとは断定できない。彼等は、九州や北海道が侵略されて、漸く、国防の重要性を説き、防衛出動を主張し、面子を捨てて持論を覆し自衛隊にすがるのではないかと思う。
現憲法がアメリカGHQ製であることは、現行憲法とGHQ草案とを比較対照してみれば、火を見るより明らかである。憲法9条については、マッカーサーが民政局に指令した起案指針である第2原則には、「自国の安全を保全するための手段としての戦争をも放棄する」と、自衛戦争まで放棄することが規定されている。しかし、日本政府に提示されたGHQ草案では、この自衛戦争の放棄は削除されている。すなわち、民政局は自衛戦争の権利を認めていた。にもかかわらず、自衛戦力の保持と自衛権の行使可能性とを民政局と交渉して憲法に明記しなかったのは、時の政府の失政であったと思う。
自衛戦争がGHQにより認められていたにもかかわらず、GHQ草案を検討した時の首相幣原は、自己の回顧録外交五十年において、第9条について次のように述べている。
幣原は、「戦争を避けるには、積極的に軍備を全廃し、戦争を放棄してしまうのが一番確実な方法である。軍備などよりも強力なものは、国民の一致協力ということである。武器を持たない国民でも、それが一団となって精神的に結束すれば、軍隊よりも強いのである。日本国民全員が死滅されることは不可能である。したがって、国民各自が一つの信念、自分が正しいという気持ちで進むならば、徒手空拳でも恐れることはない。日本の生きる道は、軍備よりも何よりも、正義の本道を辿って天下の公論に訴える以外にはない。殺される時は殺される。むしろ、一兵も持たない方が、かえって安心である。わずかばかりの兵隊を持つよりも、むしろ軍備を全廃すべきという不動の信念に、私は達した。」と記している。幣原の理論は、驚くべき異様な無抵抗主義精神論である。
憲法9条の改正に反対する者は、理論的には、日本が自衛戦力を保持し自衛権の行使を可能とすることにも反対であるということになる。反改憲論者は、幣原の無抵抗主義精神論と同じ思想であるのであろうか。大多数の日本人は、上記のような幣原の無抵抗主義精神論には賛成していないと思う。
そうであるならば、外国からの侵略に対して子孫や国を護るために自衛のための戦力を保持し、自衛権の行使が可能なように憲法9条を改正することを、正面から呼びかけるべきではないか。そうすれば、なんとなく憲法9条の改正に反対している一般の日本人を説得できるのではないかと思う。
それでも、一般の日本人の憲法9条の改正に抵抗が強いことを考え、私は、現9条の第1項と第2項とを残して、次のように第3項を追加しては如何かと思う。
1 (変更なし)日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 (変更なし)前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
3 (追加) 前二項の規定にかかわらず国防のための戦力を保持し、国家主権の侵害を排除するための自衛権を行使することを妨げない。
第3項をこのように規定する趣旨は以下の通りである。
1 主権を有した国は、自然権として当然に自衛権を有している。従来から第1項、第2項は、自衛権まで放棄したものではないと解釈されているものの、争いがあった。
2 第3項に、国が自然権としての自衛権を有することを明確に確認するための規定を設ける。
3 「国防のための戦力を保持し」は、自衛権を担保するための手段を、国家が有することを規定したものである。これにより自衛隊は明確に国防のための戦力であると規定されることになる。自衛隊が第2項の「陸海空軍その他の戦力」に該当するか否か、その戦力の範囲はどこまでかという従来の争点が解決される。戦力組織の名称は、自衛隊、自衛軍、国防軍など、下位の法律で規定すれば良い。「国防のための戦力を保持し」は、「国防のための戦力としての国防軍(または、自衛隊、自衛軍)を保持し」でも構わない。
4 「国家主権の侵害を排除するための自衛権を行使することを妨げない」は、自衛権の行使の範囲を規定したものである。これにより自衛権の範囲は日本国主権に対する侵害の排除が完了するまでの範囲と規定されることになる。国家主権の侵害が排除された後の攻撃までは自衛権の範囲には含まれない。国は自衛権を有するが、第2項の国の交戦権の不保持により、その行使は制限されているか否か、という従来の争点が解決される。
5 「挑発もされないのに先に攻撃する行為(侵攻戦争)」は、第1項と第2項の規定により禁止されるが、追加する第3項の規定により、国家主権の侵害を排除するための自衛権の行使は容認される。
要するに憲法に、自衛のための戦力の保持と国家主権の侵害を排除する自衛権の行使が妨げられないことを、明文を持って規定するという趣旨である。
40数年経っても国家主権を侵害され続けて拉致被害者を取り戻せないでいる。また、現に竹島は韓国に領土侵犯され、北方領土はロシアに領土侵犯され続けている。憲法に少なくとも自衛権の行使が可能なように明文で規定しないことには、外交圧力にもならない。
これならば、過半数の日本人の理解が得られるのではないかと思うのであるが、そうはいかないのであろうか。憲法9条を一刻も速く改正することが必要である。
2018年12月17日に日本でレビュー済み
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過日のことですが毒舌故に散々たたかれた筆者。
テレビを始め新聞や雑誌からも袋だたきの憂き目にあい、便乗した阿呆な野党議員達は喚問まで
言及した。百田=礼儀知らずで下卑た奴というレッテルを貼られた氏はさぞ臍を噛んだことで
しょうねえ。いわゆる人気者叩きで、業界のお得意技の悪しき習慣ですね。
読んでもいないのに永遠の0を批判する馬鹿達に耐えられなかったのでしょうねえ。
だから永遠の0は戦争賛美ではなく、平和を訴えた作品であることを自らの筆で書きたかったのでしょう。
必然的に「0」の引用が沢山出てくる。ちょっとページを割きすぎているという印象を持つほどにね。
後半の憲法改正の必要性は氏が従来から展開していることをとても分かり易く主張しています。
ですから盲目的な憲法厳守主義者には本書は決して受けないでしょう。
殆どの先進国が当たり前のように何度も書き換えている自国の憲法。
それを日本がやって何が悪いのか?70年と現代では世界の状況は著しく変わっているのですから、
その趨勢に合わせて国の法律を変えるのは当たり前だし、そうしないこと自体が異常です。
海外の邦人が不条理に拉致監禁され身代金を要求されても自衛隊は救出にはいけない。
日本はそんな歪な状態にあることを何故変えようとしないのか、不思議で仕方が無い。
私は右でも左でもありませんが、将来の日本のために憲法、特に9条は絶対に書き換えなければいけない
と固く信じています。
テレビを始め新聞や雑誌からも袋だたきの憂き目にあい、便乗した阿呆な野党議員達は喚問まで
言及した。百田=礼儀知らずで下卑た奴というレッテルを貼られた氏はさぞ臍を噛んだことで
しょうねえ。いわゆる人気者叩きで、業界のお得意技の悪しき習慣ですね。
読んでもいないのに永遠の0を批判する馬鹿達に耐えられなかったのでしょうねえ。
だから永遠の0は戦争賛美ではなく、平和を訴えた作品であることを自らの筆で書きたかったのでしょう。
必然的に「0」の引用が沢山出てくる。ちょっとページを割きすぎているという印象を持つほどにね。
後半の憲法改正の必要性は氏が従来から展開していることをとても分かり易く主張しています。
ですから盲目的な憲法厳守主義者には本書は決して受けないでしょう。
殆どの先進国が当たり前のように何度も書き換えている自国の憲法。
それを日本がやって何が悪いのか?70年と現代では世界の状況は著しく変わっているのですから、
その趨勢に合わせて国の法律を変えるのは当たり前だし、そうしないこと自体が異常です。
海外の邦人が不条理に拉致監禁され身代金を要求されても自衛隊は救出にはいけない。
日本はそんな歪な状態にあることを何故変えようとしないのか、不思議で仕方が無い。
私は右でも左でもありませんが、将来の日本のために憲法、特に9条は絶対に書き換えなければいけない
と固く信じています。
2017年8月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は、日本人がそもそも戦争に向いていない、という著者の主張から始まります。
研ぎ澄まされた兵士の技能と、一撃必殺に特化した(つまり防御のない)兵器を頼りに、
自分より強大な敵に大会戦を挑んでこれを圧倒するというスタイルを日本人は好みます。
作戦計画がうまくいかなかった時のことは、縁起が悪いから考えない。味方の兵站は
軽視(あるいは無視?)。敵の補給線の遮断についても熱心でない。民間人殺戮は敵
国の戦争継続意思をくじく上で有効ですが、総力戦の時代にあっても日本軍にそのよう
な思想は希薄でした。米軍が、日本の都市をいかに効率よく破壊し、民間人を殺戮す
べきかを研究していたのに比べれば、実にノンキと言わざるを得ません。多くの事例を
挙げながら、平易な文章で、日本人は戦争に弱い民族だから、戦争なんかしちゃダメ
だよ、と筆者は主張します。
次いで筆者は、自分の立ち位置について語りだします。"永遠の0"という戦争を扱った
小説で世に出た筆者は、リベラルに与する各メディアから「右翼」とか「戦争をしたがって
いる危険人物」という扱い(というか攻撃)を受け続けているようです。それに対して筆者
は「自分も戦争はイヤだ。自分や家族が戦場に送られて死ぬなど、耐えられない」という
ごく普通の考えを持っていることを述べます。
恐らく筆者が最も書きたかった部分であろう最後の章には、日本が戦争に巻き込まれ
ないようにするためにこそ、憲法改正が必要だという主張が述べられています。その
ロジックに飛躍や破たんは特になく、「憲法九条は万能の魔法の杖で、これがある限り
日本は他国から侵略されない」と本気で思っているヤバい人以外には、筆者の主張は
十分納得できるでしょう。
「ネトウヨ作家」みたいな言われ方をすることも多い筆者ですが、少なくとも本人は日本
が戦争をしないで済むためにはどうすべきか、真摯に考えているのだと感じました。
研ぎ澄まされた兵士の技能と、一撃必殺に特化した(つまり防御のない)兵器を頼りに、
自分より強大な敵に大会戦を挑んでこれを圧倒するというスタイルを日本人は好みます。
作戦計画がうまくいかなかった時のことは、縁起が悪いから考えない。味方の兵站は
軽視(あるいは無視?)。敵の補給線の遮断についても熱心でない。民間人殺戮は敵
国の戦争継続意思をくじく上で有効ですが、総力戦の時代にあっても日本軍にそのよう
な思想は希薄でした。米軍が、日本の都市をいかに効率よく破壊し、民間人を殺戮す
べきかを研究していたのに比べれば、実にノンキと言わざるを得ません。多くの事例を
挙げながら、平易な文章で、日本人は戦争に弱い民族だから、戦争なんかしちゃダメ
だよ、と筆者は主張します。
次いで筆者は、自分の立ち位置について語りだします。"永遠の0"という戦争を扱った
小説で世に出た筆者は、リベラルに与する各メディアから「右翼」とか「戦争をしたがって
いる危険人物」という扱い(というか攻撃)を受け続けているようです。それに対して筆者
は「自分も戦争はイヤだ。自分や家族が戦場に送られて死ぬなど、耐えられない」という
ごく普通の考えを持っていることを述べます。
恐らく筆者が最も書きたかった部分であろう最後の章には、日本が戦争に巻き込まれ
ないようにするためにこそ、憲法改正が必要だという主張が述べられています。その
ロジックに飛躍や破たんは特になく、「憲法九条は万能の魔法の杖で、これがある限り
日本は他国から侵略されない」と本気で思っているヤバい人以外には、筆者の主張は
十分納得できるでしょう。
「ネトウヨ作家」みたいな言われ方をすることも多い筆者ですが、少なくとも本人は日本
が戦争をしないで済むためにはどうすべきか、真摯に考えているのだと感じました。
2018年1月10日に日本でレビュー済み
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前半は、中々見ない戦前・戦中の日本軍の兵器・用兵の分析で、興味深い。
後半は、おっしゃる通りで、護憲論者、いやズバリ「安部さんは戦争をしたく
て仕方ないとしか思えない」という9条真理教信者、彼らに問いたい。「で、
どこと戦争するの?」・・・答えられなら、答えてみろ!
中盤は、「永遠の0」の宣伝・・・大目に見ましょう。早速、オーダーしました。
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