現時点での諸星さんの最新長編マンガということになります。
ソリッド・シチュエーション・サバイバル・ホラーと謳っていますから、ある種のホラーマンガを目指しているのだと思います。
差出人不明のパズルとチケットに導かれてきた7人、そして、キョウコは、
不安感を持ちながらも誘惑に負け、奇妙な四角い館に入ることになります。
以下ネタバレがありますから、未読の人は注意して下さい!!
ここまでの導入部分は、映画「キューブ」というよりは、「チョコレート工場の秘密」、
いやむしろ、「そして誰もいなくなった」などの推理小説の衣鉢を借りているようにも思えます。
しかしこの7人、パズルを正解しなければ、ここから出れないようですし、
正解すれば身体などの一部が消失するようで、どちらに転んでもいいことはなさそうなのですが、
果たして、招待者の意図、正体は?
さて物語の核心となるパズルですが、諸星さんが毎回うなりながら自作されているようです。
ここで気になってくるのが、狂言回しのキョウコの存在!!
諸星さんは、案外パズル・マンガというようなものを目指しているのかもしれませんが、続編が待たれます!!
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BOX~箱の中に何かいる~(1) (モーニングコミックス) Kindle版
差出人不明で届いた「パズル」とチケットに導かれるように、奇妙な四角い館に集まった7人。興味本位で来たという謎の女も加わり、中に入った彼らを待ち受けていたのは人形のような美少女と、想像を絶する迷宮だった。パズルを解かなければ出られない。解けば、体の一部が消える! 彼らは脱出できるのか? そして「招待主」は何者なのか? 幻想漫画の巨匠が仕掛ける状況限定(ソリッド・シチュエーション)型サバイバルホラー!
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2016/11/22
- ファイルサイズ84956 KB
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登録情報
- ASIN : B01N413BXO
- 出版社 : 講談社 (2016/11/22)
- 発売日 : 2016/11/22
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 84956 KB
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- 本の長さ : 191ページ
- カスタマーレビュー:
著者について
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1949年長野・軽井沢に生まれ、東京で育つ。1970年「COM」にて「ジュン子・恐喝」でデビュー。1974年「生物都市」で第七回手塚賞に入選し本 格的な作家活動に入る。同年「少年ジャンプ」で「妖怪ハンター」を連載(後に「稗田礼二郎のフィールド・ノートより」と改題)、以後「暗黒神話」、「孔子 暗黒伝」と同誌に連載、その後他誌にて「マッドメン」、「海神記」、「西遊妖猿伝」と代表作となる作品群を発表。異形、寓意、そして或る時は“クトゥ ルー”をモチーフに古代から現在に至る物語世界を紡いでいる(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『MUD MEN 最終版』(ISBN-10:4334901670)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年12月28日に日本でレビュー済み
レポート
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11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2016年12月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Kindle版を読み終わった。自分ごときがレビューを書くのもおこがましいとは思うが、どうしても書かずにはいられなかったので書く。
この漫画、途中まで読んだ段階で、今までの諸星大二郎先生の作品とは一線を画す何かを感じた。以下、そう感じた要素について一つ一つ感想をつける。
・話の筋が良い意味で「普通」
諸星先生の描く作品は、良い意味で普通じゃない話が大半を占める。民俗、神話、奇習、言い伝え、オカルト、妖怪、わけのわからないもの。諸星先生はそうしたモチーフを独創的な話に持ち込んだ上で、あの独特の画風をもって強烈かつ唯一無二の世界観を書き出す作家だと思う。
そうした作風なので、先生の作品にはあまり王道というかベタな展開を見かけないし、ベタなことをやるとしたらギャグの中だけ、という印象があった。
でも、この作品の話の構造はベタだ。現代を舞台に、性格も育った環境も年齢も違う人達が謎の閉鎖空間の中に意図せず閉じ込められ、様々な人間模様を繰り広げつつ脱出を図るという、割とどこかで見たような話だ。
でも、そんなどこかで見たような話、諸星大二郎先生の漫画として読んだことは実は一度もなかったように思う。
しかも、話の筋が普通だから諸星大二郎的な作品に見えなくなるかというと、そうではなく、先生の絵柄で描かれた漫画は結局先生の世界になってしまう。だからファンとしても安心して読める。
・BL要素がある
昨今流行りの同性愛要素。それを諸星大二郎がやっている。マジか。
(おそらく)主人公である男子高校生は、話の途中で別の男子高校生に出会うのだが、どうもこの子主人公に懸想しているフシがある。
こういう要素は今までの諸星大二郎作品では多分一度も見なかったように思う。
そういえば諸星大二郎先生が単行本に推薦文を書いたことのある某ハードSF漫画家の、アニメ化もされたロボット活劇にも主人公(男)を想う良性具有者がいたが影響などあるのだろうか・・・
・ゴスロリ霊感少女が登場する
箱の中に閉じ込められる主要登場人物にはゴスロリファッションの霊感少女がいる。
諸星大二郎先生の作品の主要登場人物がゴスロリ服を着ているのを見るのは、おそらくこれが初めてだと思う。
普通の漫画家さんがこの手のキャラクタを描くと、「物語に必然性のないキャラ付」とか「萌え豚に媚びた」とか言われそうだが、諸星大二郎先生がこのようなキャラクタを描くことは快挙だと思う。言語化しづらいけど、この子妙にかわいい。
・上記BL君とゴスロリ少女と主人公の三角関係が描かれる
箱の中に閉じ込められた後、出口がないか一人で調べに行こうとするゴスロリ少女に対し、主人公は「一人で行くな」と付きそう。その様子を見てBL君が膨れ面をするコマがある。
また、そうして二人きりになった後、ゴスロリ少女は「(この閉じ込められている状況は)そんなにいやでもない」「(主人公が)私のことを気にかけてくれて嬉しい」と主人公に告げる。(ベッタベタです。しかし、オッケーです)
さらに、BL君が別の登場人物を助けるために単身来た道を戻った時に主人公が追いかけてくれたことについて、なぜそんなことをしたのかとBL君が尋ねると、主人公は「お前が一人で行っちまうからしょうがねえだろ」と答える。その時のBL君の嬉しそうな表情ときたら。
少年少女のこんな恋愛模様を諸星大二郎作品で読んだことは(
それにしても、やっぱりこのBL君、某イザナくんに似てるよなあ・・・
さて、このような諸星先生が使うものとしては珍しい要素をふんだんに入れ込みつつ、この漫画は先生らしさを失っておらず、むしろすごく面白い。
主要登場人物がそれぞれに抱える秘密とは何なのか、箱を脱出したとき彼らはどうなるのか、そして主人公たちの微妙な恋愛模様の行方はどうなるのか。続きが気になって仕方がない。
不安視しているのは、箱の中の絵面はあまり長いこと見ていると飽きそうだということ。そして、意図せず長期連載となってしまい先生のモチベーションが下がり尻切れトンボになってしまうこと。短編を得意とする先生だけに、短くても良いので話としてきっちり終わらせてほしいなと思う。
この漫画、途中まで読んだ段階で、今までの諸星大二郎先生の作品とは一線を画す何かを感じた。以下、そう感じた要素について一つ一つ感想をつける。
・話の筋が良い意味で「普通」
諸星先生の描く作品は、良い意味で普通じゃない話が大半を占める。民俗、神話、奇習、言い伝え、オカルト、妖怪、わけのわからないもの。諸星先生はそうしたモチーフを独創的な話に持ち込んだ上で、あの独特の画風をもって強烈かつ唯一無二の世界観を書き出す作家だと思う。
そうした作風なので、先生の作品にはあまり王道というかベタな展開を見かけないし、ベタなことをやるとしたらギャグの中だけ、という印象があった。
でも、この作品の話の構造はベタだ。現代を舞台に、性格も育った環境も年齢も違う人達が謎の閉鎖空間の中に意図せず閉じ込められ、様々な人間模様を繰り広げつつ脱出を図るという、割とどこかで見たような話だ。
でも、そんなどこかで見たような話、諸星大二郎先生の漫画として読んだことは実は一度もなかったように思う。
しかも、話の筋が普通だから諸星大二郎的な作品に見えなくなるかというと、そうではなく、先生の絵柄で描かれた漫画は結局先生の世界になってしまう。だからファンとしても安心して読める。
・BL要素がある
昨今流行りの同性愛要素。それを諸星大二郎がやっている。マジか。
(おそらく)主人公である男子高校生は、話の途中で別の男子高校生に出会うのだが、どうもこの子主人公に懸想しているフシがある。
こういう要素は今までの諸星大二郎作品では多分一度も見なかったように思う。
そういえば諸星大二郎先生が単行本に推薦文を書いたことのある某ハードSF漫画家の、アニメ化もされたロボット活劇にも主人公(男)を想う良性具有者がいたが影響などあるのだろうか・・・
・ゴスロリ霊感少女が登場する
箱の中に閉じ込められる主要登場人物にはゴスロリファッションの霊感少女がいる。
諸星大二郎先生の作品の主要登場人物がゴスロリ服を着ているのを見るのは、おそらくこれが初めてだと思う。
普通の漫画家さんがこの手のキャラクタを描くと、「物語に必然性のないキャラ付」とか「萌え豚に媚びた」とか言われそうだが、諸星大二郎先生がこのようなキャラクタを描くことは快挙だと思う。言語化しづらいけど、この子妙にかわいい。
・上記BL君とゴスロリ少女と主人公の三角関係が描かれる
箱の中に閉じ込められた後、出口がないか一人で調べに行こうとするゴスロリ少女に対し、主人公は「一人で行くな」と付きそう。その様子を見てBL君が膨れ面をするコマがある。
また、そうして二人きりになった後、ゴスロリ少女は「(この閉じ込められている状況は)そんなにいやでもない」「(主人公が)私のことを気にかけてくれて嬉しい」と主人公に告げる。(ベッタベタです。しかし、オッケーです)
さらに、BL君が別の登場人物を助けるために単身来た道を戻った時に主人公が追いかけてくれたことについて、なぜそんなことをしたのかとBL君が尋ねると、主人公は「お前が一人で行っちまうからしょうがねえだろ」と答える。その時のBL君の嬉しそうな表情ときたら。
少年少女のこんな恋愛模様を諸星大二郎作品で読んだことは(
それにしても、やっぱりこのBL君、某イザナくんに似てるよなあ・・・
さて、このような諸星先生が使うものとしては珍しい要素をふんだんに入れ込みつつ、この漫画は先生らしさを失っておらず、むしろすごく面白い。
主要登場人物がそれぞれに抱える秘密とは何なのか、箱を脱出したとき彼らはどうなるのか、そして主人公たちの微妙な恋愛模様の行方はどうなるのか。続きが気になって仕方がない。
不安視しているのは、箱の中の絵面はあまり長いこと見ていると飽きそうだということ。そして、意図せず長期連載となってしまい先生のモチベーションが下がり尻切れトンボになってしまうこと。短編を得意とする先生だけに、短くても良いので話としてきっちり終わらせてほしいなと思う。
2023年9月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
パズルや騙し絵などを散りばめ、シリアスとユーモラスの間を行く作品です。敵役はコミカルで、全3巻の中にはさらりとLGBT的な要素も取り入れている。肩の凝らない諸星ワールドに浸りたい人向けですね。
2017年9月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
モーニングに掲載されているようですが
アマゾンで発見し購入
内容は他の方が書き込んでいますので控えます。
自分は好きです。
アマゾンで発見し購入
内容は他の方が書き込んでいますので控えます。
自分は好きです。
2018年1月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全3巻のパズルをテーマにした作品。
諸星先生による小説「キョウコのキョウは恐怖の恐」のキョウコが狂言回しの役を担っています。
密室で徐々に謎が明らかになるような展開なのですが
あまり大きなどんでん返しやビックリする結末は期待されないほうが良いかと思います。
独特の諸星先生テイストは健在だし、つまらないと言うほどでもないのですが
代表作だとか人にすすめるほどの作品でもないかな、という印象です。
数冊のまとまった分量の諸星作品としては強烈に面白い「諸怪志異」シリーズや「栞と紙魚子」シリーズ
選集も『無面目・太公望伝』をはじめ、傑作が沢山あるので購入する優先度としては低めかなと思います。
諸星先生による小説「キョウコのキョウは恐怖の恐」のキョウコが狂言回しの役を担っています。
密室で徐々に謎が明らかになるような展開なのですが
あまり大きなどんでん返しやビックリする結末は期待されないほうが良いかと思います。
独特の諸星先生テイストは健在だし、つまらないと言うほどでもないのですが
代表作だとか人にすすめるほどの作品でもないかな、という印象です。
数冊のまとまった分量の諸星作品としては強烈に面白い「諸怪志異」シリーズや「栞と紙魚子」シリーズ
選集も『無面目・太公望伝』をはじめ、傑作が沢山あるので購入する優先度としては低めかなと思います。
2018年1月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
扉のパズルはいらないな でも話の展開は好きです 諸星さんらしい部分も出てきました
2017年4月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
このボックスも、高校生が主人公なので、内容はなんとなく女子高生シリーズっぽいかなと?パズル解きという、面白さもありますが、いつものとおり不思議現象がいっぱいで、楽しいです。ボックスに入って出ることが目的というと、他の漫画も思い出しますがこちらはパズル解きの要素が入ってパワーアップしてますね。内容としては、人肉レストランやトラックと戦うケーキ屋さんとか、栞シリーズの姫様の話とか、・・・特に、出口が見つからずにビルの屋上から投身自殺してしまうサラリーマンの話を救いのある内容に変えて、描いているように思います。やっぱり、出られないのは苦しいですからね・・・。シンデレラとか瓜姫さえ意思を強く持って生きるという姿勢が好きです。悪魔の煤けた相棒もよかったな・・・。ボックスが今までの良いところ取りの内容でとても続きが楽しみです。
2018年7月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あもくんシリーズのような枯淡の境地ばっかりの最近作(雨の日はお化けがいるから、等)の中、68歳の奇才、まだまだ枯れていませんでした!1巻目は、カナダのビンチェンゾ・ナタリ監督の「THE CUBE」張り、2巻目途中まではアメリカのラノベ/映画「メイズ・ランナー」かくやの、シチュエーション・ホラー。2巻目中盤からMCエッシャーの錯視の漫画化。イマドキネタではLGBTも扱っています。そして最後は諸星ワールド定番不条理劇(ほんのちょっと、暗黒神話を彷彿とさせます)。※1巻目P58に、西遊妖猿伝のさそり女が登場します。やはり西遊妖猿伝の再会が待ち遠しい。