
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
進化する経済学の実証分析 経済セミナー増刊 雑誌 – 2016/9/10
構造推定と誘導型ってどう違うの? カリブレーションって何? 識別とは? 実証分析の疑問にトコトン丁寧に答えます。
この商品を買った人はこんな商品も買っています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
出版社からのコメント
この一冊で、実証研究の『いま』がわかる!
ビッグデータの普及、さまざまな統計データの整備、計量経済学の理論的発展、
コンピュータやソフトウェアといった計算ツールの向上が相まって、
経済学の実証研究は近年、著しい進化を遂げている。
本書は、第一線で活躍する22人の研究者が、経済学における実証分析がどのような進化を遂げ、
経済学の発展や現実社会にどのような貢献をしてきたかを詳しく解説する。
≪各部の構成≫
第I部 基本をおさえる
【鼎談】では、実証分析が経済学をどのように変えてきたのか・変えてゆくのかを、
計量経済学者×応用計量経済学者×応用理論経済学者で議論する。
【実証分析手法の現在】は、経済学における実証分析の進化をサーベイすると共に、
現在の代表的な手法である応用ミクロ計量経済学と、実験的アプローチについて概説する。
【実証分析をめぐるさまざまな論点】では、カリブレーションや識別といった近年の重要トピックスを紹介すると共に、
「ルーカス批判」や、構造型推定派と誘導型推定派の間で繰り広げられた「信頼性革命」、
開発経済学における計量的アプローチと実験的アプローチの比較など、実証分析をめぐるさまざまな論争を紹介する。
第II部 最先端を知る
経済学の諸分野では、それぞれどのような実証分析が行われているのか、分野別に詳しく解説。
【マクロ経済学】【ファイナンス】【行動経済学】【産業組織論】【労働経済学】【開発経済学】【教育経済学】【医療経済学】の8分野を取り上げる。
それぞれの分野における実証分析手法の変遷、有効な分析手法をめぐる論争やエポックメイキング的な研究、
現在の潮流と最新の研究成果、研究成果が現実社会に与えた影響などを紹介する。
OLDタイプとNEWタイプの実証分析をまとめて俯瞰し、さらに分野別にも詳しく学べるのは、この一冊だけ!
ビッグデータの普及、さまざまな統計データの整備、計量経済学の理論的発展、
コンピュータやソフトウェアといった計算ツールの向上が相まって、
経済学の実証研究は近年、著しい進化を遂げている。
本書は、第一線で活躍する22人の研究者が、経済学における実証分析がどのような進化を遂げ、
経済学の発展や現実社会にどのような貢献をしてきたかを詳しく解説する。
≪各部の構成≫
第I部 基本をおさえる
【鼎談】では、実証分析が経済学をどのように変えてきたのか・変えてゆくのかを、
計量経済学者×応用計量経済学者×応用理論経済学者で議論する。
【実証分析手法の現在】は、経済学における実証分析の進化をサーベイすると共に、
現在の代表的な手法である応用ミクロ計量経済学と、実験的アプローチについて概説する。
【実証分析をめぐるさまざまな論点】では、カリブレーションや識別といった近年の重要トピックスを紹介すると共に、
「ルーカス批判」や、構造型推定派と誘導型推定派の間で繰り広げられた「信頼性革命」、
開発経済学における計量的アプローチと実験的アプローチの比較など、実証分析をめぐるさまざまな論争を紹介する。
第II部 最先端を知る
経済学の諸分野では、それぞれどのような実証分析が行われているのか、分野別に詳しく解説。
【マクロ経済学】【ファイナンス】【行動経済学】【産業組織論】【労働経済学】【開発経済学】【教育経済学】【医療経済学】の8分野を取り上げる。
それぞれの分野における実証分析手法の変遷、有効な分析手法をめぐる論争やエポックメイキング的な研究、
現在の潮流と最新の研究成果、研究成果が現実社会に与えた影響などを紹介する。
OLDタイプとNEWタイプの実証分析をまとめて俯瞰し、さらに分野別にも詳しく学べるのは、この一冊だけ!
カスタマーレビュー
星5つ中3.8つ
5つのうち3.8つ
7グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年2月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
計量経済学の基本的な考え方が網羅されていることに加え、最新の実証分析に関する説明も充実しており、非常に勉強になる一冊でした。
2016年12月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いろいろなトピックの寄せ集めで,それ自体はそういうコンセプトなのでよいが,
説明が中途半端すぎる。
実際に役に立つ情報は,ほとんど得られない。
興味のあるテーマの本を読むほうが,よほど役に立つだろう。
図書館などで,一度見てから,それでも購入したければ買ったらよいだろう。
評価が高いので期待したが,期待外れだった。
説明が中途半端すぎる。
実際に役に立つ情報は,ほとんど得られない。
興味のあるテーマの本を読むほうが,よほど役に立つだろう。
図書館などで,一度見てから,それでも購入したければ買ったらよいだろう。
評価が高いので期待したが,期待外れだった。
2016年11月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この文献を読んで経済学の実証分析は「政策科学」として誠実に発展してきているのだと感じた.特に,因果推論や反実仮想シミュレーションに関して,論争の中で着実に進化しており,科学としての競争が適切に機能していることがわかる.経済学関係者だけではなく,他分野の研究者や大学院生,企業系のデータサイエンティストにも読んでもらいたい一冊です.
2017年3月1日に日本でレビュー済み
はじめに、執筆者の多くが理論家ではなく応用実証家であることには留意する必要がある。理論的な部分は、本書の焦点にない。
本書の内容を扱う日本語による類書が少ないため、それだけでも十分素晴らしいものである。とくに中嶋論考「構造推定VS誘導型」のキレのすさまじさ(著者らしさがでている)と情報量の多さ(補論だけでもA4に細かい字2ページにおよぶ。)は抜けている。構造推定と誘導型の研究のどちらでも一流の論文が書ける著者にしかなせない技であろう。
しかし、立ち位置を一絡げで説明するのは非常に難しい。以下に場合分けして書いてみる。
第一に、社会科学を専攻する学部学生にとっては、ゼミでの論文執筆の手がかりになる啓蒙書、手軽なサーベイ集になりうる。参考文献を読まずとも十分面白さは伝わるであろう。またインゼミや懸賞論文に挑む研究意欲のある学部学生には、ディフェンスTipsとして使えるであろう。審査にあたる実証屋に間違いなくつっこまれるポイントが(簡潔にまとまっているとは言いがたいが)凝縮されている。ミクロ理論やマクロ専攻、経済学に関心のある位の門外漢にとっても知っていて損はないネタ帳になる。
第二に、実証系で経済学(社会科学系)の修士に進もうとしている学生にとっては、院試前の研究計画を書き上げる前段階に必ず読むべき資料になる。さらに関心があるトピックについてはJEPやJELを何本か読めば準備としては上出来であろう。
第三に、コアコースをまともにこなした実証専攻の修士レベルの人間にとっては、原論文から確実に抑えておかなければならない基本文献集であり、論文を読み書くにあたり血肉となるまで刷り込んでおかなければならない最低限のマナー本である。本書の議論を共通言語として、識別や外生性や仮定について検証していくので、概念すら知らないというのは無礼といっても過言ではない(よね?)。一方で、応用分野のトピックに関しては一般的な議論での重複が多く、各分野の特有の記述統計的な情報以外にはあまり役に立つものはなく踏み込みが全く足らず残念。せっかくならば、熟練の専門家にしか気づけないような分野特有のデータの性質や手法、2010年以降のトピックについても記述をさくべきである。
第四に、(経済学にかかわらず)計量や統計理論の専門家にとっては、「実証・実務データ分析の現場」という領域で最先端の手法がどのように理解され利用されているかを知るのによい文献である。やはり、現場に使用してもらって(時間はどれだけかかっても)普及してこその計量・統計理論であるように思う。ただ、理論的に興味深い新しめのトピックやシミュレーションによる手法比較等は全く扱われていないので、そこはEconometricsReviewや統計学のジャーナルの特集などを読んだ方が満足度は高いであろう。
本書は「進化する経済学の実証分析」という名の実質は「ミクロ実証」サーベイ本である。マクロ系の話題は少なく、計量理論に関しての話題は単語レベルの紹介しかない。もし増刊号シリーズとして続刊がでるのであれば、以下のトピックの最先端が狙い目だと思う。(日本語による類書はハンドブックや 日本経済学会75年史 -- 回顧と展望 の市村先生の章以外には手薄なので、専門家、にとっても実務家にとっても必携本になりうる)
・識別(ノンパラ、セミパラ、不等式制約なども重なる)
・数値計算系のトピック(マクロDSGEやIOやLaborの構造推定では必須)
・ビジネス実務と経済学、コンピューターサイエンスと経済学の境目(民間企業と経済学者のコラボが増えてきた今こそ専門性のぶつかり合いが見られる?)
・大規模、高次元データ
本書の内容を扱う日本語による類書が少ないため、それだけでも十分素晴らしいものである。とくに中嶋論考「構造推定VS誘導型」のキレのすさまじさ(著者らしさがでている)と情報量の多さ(補論だけでもA4に細かい字2ページにおよぶ。)は抜けている。構造推定と誘導型の研究のどちらでも一流の論文が書ける著者にしかなせない技であろう。
しかし、立ち位置を一絡げで説明するのは非常に難しい。以下に場合分けして書いてみる。
第一に、社会科学を専攻する学部学生にとっては、ゼミでの論文執筆の手がかりになる啓蒙書、手軽なサーベイ集になりうる。参考文献を読まずとも十分面白さは伝わるであろう。またインゼミや懸賞論文に挑む研究意欲のある学部学生には、ディフェンスTipsとして使えるであろう。審査にあたる実証屋に間違いなくつっこまれるポイントが(簡潔にまとまっているとは言いがたいが)凝縮されている。ミクロ理論やマクロ専攻、経済学に関心のある位の門外漢にとっても知っていて損はないネタ帳になる。
第二に、実証系で経済学(社会科学系)の修士に進もうとしている学生にとっては、院試前の研究計画を書き上げる前段階に必ず読むべき資料になる。さらに関心があるトピックについてはJEPやJELを何本か読めば準備としては上出来であろう。
第三に、コアコースをまともにこなした実証専攻の修士レベルの人間にとっては、原論文から確実に抑えておかなければならない基本文献集であり、論文を読み書くにあたり血肉となるまで刷り込んでおかなければならない最低限のマナー本である。本書の議論を共通言語として、識別や外生性や仮定について検証していくので、概念すら知らないというのは無礼といっても過言ではない(よね?)。一方で、応用分野のトピックに関しては一般的な議論での重複が多く、各分野の特有の記述統計的な情報以外にはあまり役に立つものはなく踏み込みが全く足らず残念。せっかくならば、熟練の専門家にしか気づけないような分野特有のデータの性質や手法、2010年以降のトピックについても記述をさくべきである。
第四に、(経済学にかかわらず)計量や統計理論の専門家にとっては、「実証・実務データ分析の現場」という領域で最先端の手法がどのように理解され利用されているかを知るのによい文献である。やはり、現場に使用してもらって(時間はどれだけかかっても)普及してこその計量・統計理論であるように思う。ただ、理論的に興味深い新しめのトピックやシミュレーションによる手法比較等は全く扱われていないので、そこはEconometricsReviewや統計学のジャーナルの特集などを読んだ方が満足度は高いであろう。
本書は「進化する経済学の実証分析」という名の実質は「ミクロ実証」サーベイ本である。マクロ系の話題は少なく、計量理論に関しての話題は単語レベルの紹介しかない。もし増刊号シリーズとして続刊がでるのであれば、以下のトピックの最先端が狙い目だと思う。(日本語による類書はハンドブックや 日本経済学会75年史 -- 回顧と展望 の市村先生の章以外には手薄なので、専門家、にとっても実務家にとっても必携本になりうる)
・識別(ノンパラ、セミパラ、不等式制約なども重なる)
・数値計算系のトピック(マクロDSGEやIOやLaborの構造推定では必須)
・ビジネス実務と経済学、コンピューターサイエンスと経済学の境目(民間企業と経済学者のコラボが増えてきた今こそ専門性のぶつかり合いが見られる?)
・大規模、高次元データ
2016年9月13日に日本でレビュー済み
この分野に関心のある方には是非持っていてほしい、そんな書である。
「識別とはなにか」や「誘導型推定 v.s. 構造推定」といった頭の整理に役立つ章が用意されていたり、
「経済学における実証分析の進化」といったこれまでの研究の潮流を読み解く章まであったりする。
ケチは一点ある。
エディターがおらず、各章の関係や位置づけが明らかでないことである。
いきなり鼎談が始まっている。
だが、悔しいことに、どの章から読んでもそんなケチはすぐに忘れてしまって、各章に夢中にさせられてしまう。
ほんとうにおすすめの一冊です。
「識別とはなにか」や「誘導型推定 v.s. 構造推定」といった頭の整理に役立つ章が用意されていたり、
「経済学における実証分析の進化」といったこれまでの研究の潮流を読み解く章まであったりする。
ケチは一点ある。
エディターがおらず、各章の関係や位置づけが明らかでないことである。
いきなり鼎談が始まっている。
だが、悔しいことに、どの章から読んでもそんなケチはすぐに忘れてしまって、各章に夢中にさせられてしまう。
ほんとうにおすすめの一冊です。
2016年10月8日に日本でレビュー済み
経済学を学びたての方の経済学に対するイメージというのは、もしかしたら経済学とは仮定や定義などから数式や定理を使用して演繹的にある帰結を求めるというイメージが強いのではないでしょうか?もちろん統計学や計量経済学あるいはマクロ経済学から発展した内容を含む応用経済学を集中的に学んでいきたい人にとっては、実証研究をするというイメージが強いのではないのかもしれませんが…。
ここ数十年で経済学はゲーム理論や計量経済学を取り込み、統計手法やコンピュータの性能などの発展を取り入れてきました。それらによって経済学の実証面での発展があります。
それらにより新たになった経済学の実証分析における認識を共有するという点で本書は優れています。様々な研究者が実証分析の現在やそれらによる経済学の発展や実証研究における論点などのテーマについて語っています。経済学部の方だけでなく、数学科や情報工学科や経営工学科や土木工学科などで経済現象を対象に含む研究をする方には是非お勧めしたいです。
ここ数十年で経済学はゲーム理論や計量経済学を取り込み、統計手法やコンピュータの性能などの発展を取り入れてきました。それらによって経済学の実証面での発展があります。
それらにより新たになった経済学の実証分析における認識を共有するという点で本書は優れています。様々な研究者が実証分析の現在やそれらによる経済学の発展や実証研究における論点などのテーマについて語っています。経済学部の方だけでなく、数学科や情報工学科や経営工学科や土木工学科などで経済現象を対象に含む研究をする方には是非お勧めしたいです。