渡部昇一氏のことは他分野の研究者ながら個人的に深く敬愛しており、特に英文法の価値や丸暗記に対する再評価など、その言論や学問に対する誠実さと厳密な態度に啓発されることも多かったので、氏の残した業績については称揚することはあっても批判するつもりは全くない。私のような五流以下のにわか読書人が一流の教養人の著作に対して意見することなど恥以外の何物でもないことぐらいは私も承知している。それに、今更この評価の固まった名著に底の浅いレビューを書こうとは思わない。
だが先日、私の孫が高校の図書室から本書を借りてきた数週間後にハマトンの『知的生活』を新品で購入し、その理由として本書で述べられている「身銭を切って本を買え」という氏の言葉を持ち出したこともあり、少し苦言を呈したい気持ちになった。
高校生がその年齢では読んでもおそらく意味が分からないであろうハマトンの著作を背伸びして購入したことや私が昼食のために渡したお小遣いを不正流用して「身銭を切って本を買え」を実践したことについては私もそれほど問題視はしていない。しかし、渡辺氏が執筆した本書のタイトルである『知的生活の方法』の意味を忘れて、論文を書くことも本を執筆することもない人間が手元にいつでも置いておける資料としての本をむやみやたらに購入することは全くの無駄にしか過ぎないという点は強調しておいたほうがよいと感じた。
普通の読書人は、大きめの図書館に足しげく通って名著や古典、流行の本や専門分野に関連する本を網羅的に読み、その中でも十回以上借りてしまうような重要度の高いものだけを中古で安く購入すれば十分である。渡部氏のいうプライベートライブラリーによる空間の効用は、あくまでも知的生産者が資料を取り寄せる時間を節約することでその生産性を飛躍的に向上させるという観点から述べられたものであり、決してむやみやたらにシェアリングエコノミーや図書館の利用を否定する意図で書かれたものではない。もちろん、結果として座右の書が蓄積されてプライベートライブラリーが「できてしまう」のであればそれは素晴らしいことであり、真の知的生活者の態度だと思う。ただ、本を積み上げて溢れさせれば知的生活者の仲間入りができると考えるのであればそれは時代遅れの貴族趣味である。
本書をにわかにザル読みして新品の読むかどうかもわからない高尚な本を自慢するためにフルプライスで買うというような態度こそ、まさしく「知的廉直」に反した「知的虚飾」、すなわち衒学趣味にしかすぎないと言わなければならない。私の孫のように、高尚な本を持っていれば高尚な人間になれて他人に自慢ができると考えるような「知的ごまかし」をする人間が、本書のような「知的誠実・知的正直」を説いた本を読んで生まれていく有様を間近で見せられた人間としては一抹の不安を感じた。
私としては、この『知的生活の方法』という名著を読んで安易に他人を捕まえては「知的生活のためには云々」などといらぬ説教をして煙たがられる人種にはなってほしくないし、図書館を利用している友人に「身銭を切って本を何々」などと的の外れた価値観の押し付けをする人間にはなって欲しくはない。渡部氏の最も主張したかったポイントはそのような形式論・技術論ではなく「知的廉直」と「経済的自立」さらに「体力の必要性」という「精神・生活態度・エートス」の部分であったことが多くの人に伝わることを祈りたい。
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知的生活の方法 (講談社現代新書) 新書 – 1976/4/23
渡部 昇一
(著)
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購入オプションとあわせ買い
知的生活とは、頭の回転を活発にし、オリジナルな発想を楽しむ生活である。日常生活のさわがしさのなかで、自分の時間をつくり、データを整理し、それをオリジナルな発想に結びつけてゆくには、どんな方法が可能か? 読書の技術、カードの使い方、書斎の整え方、散歩の効用、通勤時間の利用法、ワインの飲み方、そして結婚生活……。本書には、さまざまなヒントとアイデアが、著書自身の体験を通して、ふんだんに示されている。
累計部数118万部超!! 講談社現代新書史上最大のベストセラー!!
「この本で私が意図したことは、本を読んだり物を書いたりする時間が生活の中に
大きな比重を占める人たちに、いくらかでも参考になることをのべることであった。
私は読書論とか学者の伝記を読むのが好きである。そして『なるほど』と思われたことは
自分でも工夫してみた。真似してよかったものもあるし、真似しきれなかったものもある。
(中略)そんなことを体験に即してのべてみたいと思った。(中略)
知的性格についての本が、現代の読者のためにも必要なのではないか、と思ったのは、
二十数年前に読んだハマトンの『知的生活』を数年前によみかえし、去年と今年また読みかえして非常な啓発を受けたからである。
上智大学の若い同僚たちや、大学院の学生たちにもすすめたところ、この人たちも非常な感銘を受けたようであった。
確かに知的生活に対する具体的なアドヴァイスが現代でも求められているのである」 はじめにより
日常生活の中で、頭の回転を活発にし、オリジナルな発想を楽しむ。それが「知的生活」
改めて2010年代に生きる私たちに本当にたいせつな生活スタイルです。
時間に追われる現代人が、頭を活性化し、ユニークな発想を生み出すにはどうすればよいのか?
パソコン・スマホが普及するはるか以前、1976年に発行された本書ですが、そこには依然として「使える」ヒントが満載です。
多忙な日々でいかに自分の時間を作り、データを入手・整理し、それをオリジナルな発想にまで高めて行くのか──。
むしろ本書が提示するさまざまなヒントは、情報氾濫の時代である現代にこそ、ますます有効なものになっています。
ビジネスにも、またプライヴェートの充実のためにも必読の、現代人のための永遠のロングセラーです。
累計部数118万部超!! 講談社現代新書史上最大のベストセラー!!
「この本で私が意図したことは、本を読んだり物を書いたりする時間が生活の中に
大きな比重を占める人たちに、いくらかでも参考になることをのべることであった。
私は読書論とか学者の伝記を読むのが好きである。そして『なるほど』と思われたことは
自分でも工夫してみた。真似してよかったものもあるし、真似しきれなかったものもある。
(中略)そんなことを体験に即してのべてみたいと思った。(中略)
知的性格についての本が、現代の読者のためにも必要なのではないか、と思ったのは、
二十数年前に読んだハマトンの『知的生活』を数年前によみかえし、去年と今年また読みかえして非常な啓発を受けたからである。
上智大学の若い同僚たちや、大学院の学生たちにもすすめたところ、この人たちも非常な感銘を受けたようであった。
確かに知的生活に対する具体的なアドヴァイスが現代でも求められているのである」 はじめにより
日常生活の中で、頭の回転を活発にし、オリジナルな発想を楽しむ。それが「知的生活」
改めて2010年代に生きる私たちに本当にたいせつな生活スタイルです。
時間に追われる現代人が、頭を活性化し、ユニークな発想を生み出すにはどうすればよいのか?
パソコン・スマホが普及するはるか以前、1976年に発行された本書ですが、そこには依然として「使える」ヒントが満載です。
多忙な日々でいかに自分の時間を作り、データを入手・整理し、それをオリジナルな発想にまで高めて行くのか──。
むしろ本書が提示するさまざまなヒントは、情報氾濫の時代である現代にこそ、ますます有効なものになっています。
ビジネスにも、またプライヴェートの充実のためにも必読の、現代人のための永遠のロングセラーです。
- ISBN-104061158368
- ISBN-13978-4061158368
- 出版社講談社
- 発売日1976/4/23
- 言語日本語
- 寸法10.6 x 1 x 17.4 cm
- 本の長さ214ページ
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商品の説明
著者について
渡部 昇一
(わたなべ・しょういち)1930年、山形県鶴岡市に生まれる。
1955年、上智大学博士課程修了。英語学専攻。
ドイツ・イギリスに留学。2001年、上智大学名誉教授。
Dr.Phil.『日本語のこころ』『英語の起源』(以上、講談社現代新書)、『英語学史』(大修館書店)など著書多数。
(わたなべ・しょういち)1930年、山形県鶴岡市に生まれる。
1955年、上智大学博士課程修了。英語学専攻。
ドイツ・イギリスに留学。2001年、上智大学名誉教授。
Dr.Phil.『日本語のこころ』『英語の起源』(以上、講談社現代新書)、『英語学史』(大修館書店)など著書多数。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1976/4/23)
- 発売日 : 1976/4/23
- 言語 : 日本語
- 新書 : 214ページ
- ISBN-10 : 4061158368
- ISBN-13 : 978-4061158368
- 寸法 : 10.6 x 1 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 68,511位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
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2021年1月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
かって、読み感激した内容を再度読み返してみたくなり・・・
書庫を探したけど、見当たらず、即他の書と共に求めました。
氏の語る書斎論に感銘し、70歳を過ぎ 長野の山奥に家を建て替え
小さいながら、書籍に囲まれた室を作り、雪の降る夜長、色々な創造力に接して。
書庫を探したけど、見当たらず、即他の書と共に求めました。
氏の語る書斎論に感銘し、70歳を過ぎ 長野の山奥に家を建て替え
小さいながら、書籍に囲まれた室を作り、雪の降る夜長、色々な創造力に接して。
2021年8月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2020年代にこの本を書いているようであればジェンダーや格差に対する著者の価値観を到底受け入れるものではないので星一です
知的生活といいつつ、自身の知識や自慢をひけらかしているだけで知性は感じませんでした
当時のベストセラーと言うことなので40年前の一般的な?価値観の参考にはなります
知的生活といいつつ、自身の知識や自慢をひけらかしているだけで知性は感じませんでした
当時のベストセラーと言うことなので40年前の一般的な?価値観の参考にはなります
2015年6月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本を読んだり物を書いたりする時間が生活の中に大きな比重を占める人たちに、
参考になることを述べることを意図して書かれた書。
(はじめにP3)
著者によれば、たとえば幼少期に、本を繰り返し読んだ事のある人、
ぞくぞくする気持ちで本を読んだことがある人は、知的生活を送るセンスがあるそうである。
それは、教養を得たり勉強することが単なる手段ではなく、
自発的な知的好奇心を持ち得ているからに他ならない。
例として著者自身の幼少時代に「三国志」や「少年談義」をむさぼるように読み、
そこから漢文への興味に続いていく様子が書かれている。
その様子は読んでいて楽しく、大いに触発された。
また著者は、繰り返し読むこと(精読)が大事だと述べている。
一度読んだだけでは内容を「わかった」ことにはならない。
何遍も読み返し、時間のふるいを経て残ったエッセンスが
その人の趣味を形成していくとのこと。
その他、知的生活のための情報整理や時間・空間の確保、生活方法について述べているが、
自分の知的生活を満足させるためには、ここまで他のことを犠牲にしなければならないのか、
と思うような、少々玄人向けな内容に感じた。
『家庭と親類は知的生活にとっては、だいたいマイナス要因であると考えてよい』(P209)
『大いなる知の目覚めのためには、異性が邪魔なのである』(P209)
普通の人は、さすがにここまで割り切れないだろう。
参考になることを述べることを意図して書かれた書。
(はじめにP3)
著者によれば、たとえば幼少期に、本を繰り返し読んだ事のある人、
ぞくぞくする気持ちで本を読んだことがある人は、知的生活を送るセンスがあるそうである。
それは、教養を得たり勉強することが単なる手段ではなく、
自発的な知的好奇心を持ち得ているからに他ならない。
例として著者自身の幼少時代に「三国志」や「少年談義」をむさぼるように読み、
そこから漢文への興味に続いていく様子が書かれている。
その様子は読んでいて楽しく、大いに触発された。
また著者は、繰り返し読むこと(精読)が大事だと述べている。
一度読んだだけでは内容を「わかった」ことにはならない。
何遍も読み返し、時間のふるいを経て残ったエッセンスが
その人の趣味を形成していくとのこと。
その他、知的生活のための情報整理や時間・空間の確保、生活方法について述べているが、
自分の知的生活を満足させるためには、ここまで他のことを犠牲にしなければならないのか、
と思うような、少々玄人向けな内容に感じた。
『家庭と親類は知的生活にとっては、だいたいマイナス要因であると考えてよい』(P209)
『大いなる知の目覚めのためには、異性が邪魔なのである』(P209)
普通の人は、さすがにここまで割り切れないだろう。
2018年2月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
洋書入門というサイトでこの本が紹介されてたのがきっかけで購入。今ちょうど自分の中で読書ブームが来てたので読んだが、この本を機にブームではなく、死ぬまで知的生活を続けていくことになりそうだ。星6くらいつけたいところだ。
特に参考になったのは以下の点。
・本を繰り返し読む→本当に面白いと思うのだけ残す→一年後また読んでみる・・・これを繰り返して残ったのが、自分にとっての古典であり、そうすることで、自分の読書趣味がより鋭敏になっていく。
あまり本を繰り返し読むということはしなかったが、なるほど、と思った。また、メモとか、大事に思ったことはノートに書いてたのだが、そうじゃなくて直接本に書き込むことで、読み返したときに時間が省けるし理解も早くなるとのこと。また、この書き込むということと、自分の書斎を持つってこととかかわってくるが、身銭を切って本を買うのが大事だということが、何度も述べられている。
ちなみに著者にとっての古典は半七捕物帳らしい。ぜひ読んでみたい。
・知的生活にとって結婚は大体害悪
とはいいつつも、知的生活だけを追い求めると、家庭崩壊や、その他もろもろの問題が起こってくるので、結婚する場合はほどほどにバランス保つのが無難というなんとも普通な結論に着地したが、そこもまた人間の生活らしいなぁと思って妙に納得した。
知的正直さの話から始まり、書斎の必要性、間取りに加えて生活スタイル(カントの例、夜型の筆者の例も交えて)、食事、結婚についてなど、まさに知的生活の方法について徹底的に述べられており、かなりためになった。語学はスキマでやる方がいいってのもかなり実体験として納得できた。あぁこのレビューを書いている時間も惜しい。もっと読もう。
特に参考になったのは以下の点。
・本を繰り返し読む→本当に面白いと思うのだけ残す→一年後また読んでみる・・・これを繰り返して残ったのが、自分にとっての古典であり、そうすることで、自分の読書趣味がより鋭敏になっていく。
あまり本を繰り返し読むということはしなかったが、なるほど、と思った。また、メモとか、大事に思ったことはノートに書いてたのだが、そうじゃなくて直接本に書き込むことで、読み返したときに時間が省けるし理解も早くなるとのこと。また、この書き込むということと、自分の書斎を持つってこととかかわってくるが、身銭を切って本を買うのが大事だということが、何度も述べられている。
ちなみに著者にとっての古典は半七捕物帳らしい。ぜひ読んでみたい。
・知的生活にとって結婚は大体害悪
とはいいつつも、知的生活だけを追い求めると、家庭崩壊や、その他もろもろの問題が起こってくるので、結婚する場合はほどほどにバランス保つのが無難というなんとも普通な結論に着地したが、そこもまた人間の生活らしいなぁと思って妙に納得した。
知的正直さの話から始まり、書斎の必要性、間取りに加えて生活スタイル(カントの例、夜型の筆者の例も交えて)、食事、結婚についてなど、まさに知的生活の方法について徹底的に述べられており、かなりためになった。語学はスキマでやる方がいいってのもかなり実体験として納得できた。あぁこのレビューを書いている時間も惜しい。もっと読もう。
2019年5月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
インターネットに毒されている現在に身を置く者として本書のような生活をしることは重要である。便利さを捨てないとほんとうの知識は身につかないのではないかと考えさせられた。
2020年2月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
非常に面白いです。
ただ少し極論が過ぎるような気もしますので、(ビールやワインの話など)こんな人もいるんだなぁと読み物程度で読むのがよろしいかと思われます。
自分は積読をやめられない人なのでこの本に救われたところは少なからずあります。
是非大学一年生などに読んでいただきたい
ただ少し極論が過ぎるような気もしますので、(ビールやワインの話など)こんな人もいるんだなぁと読み物程度で読むのがよろしいかと思われます。
自分は積読をやめられない人なのでこの本に救われたところは少なからずあります。
是非大学一年生などに読んでいただきたい