ジャケットのGパンの後姿が何気なくかっこいい。
飾っておきたくなる絵です。 今や伝説的なジャズギタリスト、パット・マルティーノの真骨頂といえば、あのシングルトーンで長~く引っぱるソロ。 100㍍をブレスなしのクロールで泳ぎ切るかの、流麗なフレーズではないでしょうか。
本アルバムでもそれが堪能できます。
1曲目「 イグジット」はちょっとフリーを意識したような曲調ですが、途中からスイング調の展開になり、好みの分かれるところかもしれませんね。
中盤以降の選曲は、4. 酒とバラの日々 5. ブルー・ボッサ 6. アイ・リメンバー・クリフォード、とバラエティーに富んだ選曲で、軽快なスイングギターが堪能できます。 しいて言えば、5. ブルー・ボッサをややアップテンポ気味にドライブするのですが、リズム隊のグルーブ感がちょいハンパな感じ、、、。 もっとロック調なリズムパターンか、リムショット主体のもろボサノバ調ドラミングに徹した方がよかったのかな、、、と。 個人的感想ですが、、、。 とはいえビリー・ハートのシンバルレガートは、音もパターンも流麗にスイングしていて、アルバム通して貢献度大ですね。
渋い一枚。 ジャズギター好きにはおススメです。