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戦闘破壊学園ダンゲロス (ちくま文庫 か 54-3) 文庫 – 2016/5/10
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- 本の長さ752ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2016/5/10
- 寸法10.6 x 2.9 x 14.8 cm
- ISBN-104480433570
- ISBN-13978-4480433572
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2016/5/10)
- 発売日 : 2016/5/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 752ページ
- ISBN-10 : 4480433570
- ISBN-13 : 978-4480433572
- 寸法 : 10.6 x 2.9 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 490,533位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について

2001年よりジャンプ感想サイト「The 男爵ディーノ」を始める。
2002年、早稲田大学四年の6月頃に就活という概念を知るが、既に就活を始めるには遅すぎたので、まあいいやと思い、そのままフリーターへ。パンクバンドとかする。
2004年頃、所属するパンクバンド「真剣に解散を考えている。」のライブの様子をテキスト化したサイト、「完全パンクマニュアル」がまあまあウケる。http://punk-manual.cagami.net/
2005年、「完全パンクマニュアル」が書籍化し、作家デビュー。まあまあ売れた。
2007年頃まで「クソの役にも立たないマニュアル」を合言葉にマニュアル本を作り続ける。「完全覇道マニュアル」「完全HIPHOPマニュアル」「少女マンガから学ぶ恋愛学」など。どれもクソの役にも立たず、読んでもあなたの人生に1ミリも寄与しない。
2008年、刊行予定の本が出なくなるなどのトラブル続きで生活が苦しくなる。
2009年、「完全覇道マニュアル」が「よいこの君主論」と改題され、ちくま文庫より発売される。売れたので生活が少し楽になる。
同年、ちくまの担当から「架神さんは悟りについてどのようなご見識をお持ちで? ......エッ、悟りについて何も知らない?? そりゃ一年ほど勉強してもらわねばなりませんな」と無茶ぶりされ、一年かけて「完全教祖マニュアル」を書き上げる。まあまあ売れた。
2010年、悟りを頑張って勉強して「もしリアルパンクロッカーが仏門に入ったら」を出版。あんまり売れなかった。
2011年、2年位かけてなんとなく書いていた「戦闘破壊学園ダンゲロス」がなんとなく賞を取ったので小説家としてデビュー。「戦闘破壊学園ダンゲロス」を出版。まあまあ売れた。
2012年、ダンゲロスがコミカライズされたので、調子に乗って第二弾の「飛行迷宮学園ダンゲロス」を出版。あんまり売れなかった。
2013年、必死にキリスト教の勉強をしたのに、なんか本が出なくなったり、なかなか出してもらえなかったりで困る。生活が苦しく、つらい。
2014年、あまりにつらそうな私を見かねて筑摩さんが「仁義なきキリスト教史」を出してくれた。まあまあ売れた。
同年、Kindle出版を一度試してみたかったので、仲間たちと「作ってあげたいコンドームごはん」を出版。カネにはならんが楽しかった。
同年、「かわいい☆キリスト教のほん」を出版。あんまり売れなかった。
同年、「『バカダークファンタジー』としての聖書入門」を出版。たぶんあんまり売れなかった。
2015年、講談社が出してくれなかったのでシリーズ最新作『ダンゲロス1969』をKindleにて出版。結構いい具合に売れ続けてる。それまでのダンゲロス短編も『ダンゲロス・ベースボール』『戦慄怪奇学園ダンゲロス』『怪傑教師列伝ダンゲロス』の名で販売。
2016年、漫画原作者としてもデビュー。週刊少年チャンピオンで『放課後ウィザード倶楽部』、アーススターで『こころオブ・ザ・デッド』がスタート。遂に定期収入を手に入れ、生活は楽になったが、忙しくて泣きそうになる。
2017年、定期収入があっという間に消えてなくなった割に、忙しさは特に変わらないという不思議な状況になる。『ダンゲロス』のボードゲームを作ったり、至道流星先生に誘われて『小説家になるな』をKindleで出したりし始める。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
少々お値段は張りますが、ボリュームもたっぷり。
なにより「能力バトル」と「バトルロイヤル」というジャンルを語る上では歴史上絶対に外せない一冊になることでしょう。能力バトルへ悪ぶった意見を抱えている方への一種の回答になるはすです。
物語から恣意的な要素を一切省けばどうなるか?
「〇〇なら〇〇する」という文面で書かれる能力を作中人物に対して一切の例外なく適用したらどうなってしまうのか?
少々ぼかしましたが、要は「ここは顔合わせだから鞘当てだけして撤退しよう」、「噛ませ犬は早々に退場願おう」、などと言った物語のお約束を一蹴しちゃってるんですよ。
それが、どのような結果を招くことになるかは実際に御覧になられるのが一番だとは思いますが、少なからず作者と作劇は誠実で平等とだけ申し上げておきます。
後付けの理屈で結果が覆されることはありません。作中で提示されたルールは強く、何よりも残酷、気まぐれという余地さえ入りません。あるのはただ、確率と論理だけ。
この物語に憤るか、それとも作中における超越者の立場に自分を置くか、いろんな意味で身悶えするかはあなた次第。
で、作品の性質ですが。
山田風太郎先生の『忍法帖』シリーズ、菊池秀行先生の『魔界学園』などの系譜をいただいた作品ですが、そう言っても馴染みがない人に対して紹介しますと。
「一人一能力、役に立つも立たないも千差万別な超能力を持った登場人物たちが陣営もしくは個人の勝利を目指して奮闘する」というものです。
容赦ない展開の荒波の前では、如何に前評判が高かろうと関係なし、一見すると「?」な能力者が凄く活躍したりもしますし、その逆も然り。
ある意味万人が主人公として置かれた作品です。
便宜上、視点に置かれることが多く能力が作中のキーになる「両性院男女」の活躍も意外と控えめに置かれていますし。
むしろ生徒会長「ド正義卓也」、番長「邪賢王ヒロシマ」、両者の傘下に置かれた数多のキャラクターが目まぐるしく、時に眩暈のするような躍動を見せたりもします。
上述の通り、小学生~高校生のセンスをごた混ぜにしたようなネーミングセンスは作者一人の脳で生まれたものであったり、そうでなかったり。
詳細な説明は省きますが、この本。
架神恭介というライターの集大成であると共に、彼のファンの想像が生み出したキャラの見本市だったりするんです(要は形を変えた読者投稿)。
単純なエネルギー量としても凄まじいものがあるので、ネットの普及などによって創作へのハードルが下がっている昨今、作るという行為に興味を持つ方は当てられてもいい気がします(服用者の感想)。
続編、関連書籍、作者の所見などなど、本書籍を含め創作論に根差した発言は多いと思うので、受け手として飽きませんし、一人の書き手としてもそんな余裕はないですね。
とは言え、この手の話の性質上、人死にが非常に多いのは美点であると同時に、人によっては欠点でもあるのです。
文体としてはさらりと流す感があり、グロ描写も後には引かないとは思いますが、なんでよりによってイラストレーターの「左」さんがご自身で選んだ挿絵四点はそこなんでしょうか、と納得反面疑問半面。
その辺、気合入ってるとは思うんですけどね。
どちらにせよ、本書末に付属している藤田直哉氏の解説は助けになるようでいて、現時点で「架神恭介」が描く「ダンゲロス」という世界観を定義しきるのは無理に思えるのが、この著作の奥深さを感じさせます。
論理と感情を同居させながら、どちらが主なのか従なのかって問いかけは何度目か読み返している私の中で健在です。
けれど、当のかがみさんの中に絶対不変の答えはあるのでしょう。
むしろ、これが方便だったら何を信じればいいのかというレベルで強靭な結末が待っているはずです。
ゆえに、あなたはしっかりとした軸を胸に物語に挑む気概を持てるはずです。この場合は「愛」、ですね。