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地球最後の日のための種子 単行本 – 2010/8/26
スーザン・ドウォーキン
(著),
中里 京子
(翻訳)
植物の多様性を守る「種子銀行(ジーン・バンク)」。食糧と環境の危機に備え、世界中の種子を収集、計画を実現させた科学者達を描くノンフィクション
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2010/8/26
- ISBN-104163731504
- ISBN-13978-4163731506
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2010/8/26)
- 発売日 : 2010/8/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 256ページ
- ISBN-10 : 4163731504
- ISBN-13 : 978-4163731506
- Amazon 売れ筋ランキング: - 370,667位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2016年6月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
評価が遅れましたが、普通に郵送されてきました。また、機会があれば利用したいと思います。
2019年7月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
終末の日に備える、最も安全なはずだった北極種子貯蔵庫が、今は温暖化の影響で水没の危機にあるということと、資金提供をしているのは、遺伝子組み換えを進めている複数の財団であることが、何を示しているのか、疑問に感じていたが、適当な情報が得られないので、当初の、背景や設立の経緯をおさらいしてみようと購入しました。
2014年11月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「万人のために尽くすという伝統は問題解決方法ではない。それは、もっと普遍的な信条なのだ」という一文が全てを物語っている。
国家は自国の利益を最優先に考えるものだが、それは自分のことだけを考えることとは違う。自分の利益を最優先に考えた結果、他国やもっと広い「世界」と強調することを選ぶ。しかしそこには、あくまで自国の利益のためになるのであれば、という前提条件がある。
本書で語られる物語はそういうものかもしれない。
しかし、主人公であるベント・スコウマンや彼の仲間たちは国家ではなく個人として、恒久的に世界に貢献しようとしている。そこに信条があるから。
前から気になっていた本をようやく読めた。満足。
国家は自国の利益を最優先に考えるものだが、それは自分のことだけを考えることとは違う。自分の利益を最優先に考えた結果、他国やもっと広い「世界」と強調することを選ぶ。しかしそこには、あくまで自国の利益のためになるのであれば、という前提条件がある。
本書で語られる物語はそういうものかもしれない。
しかし、主人公であるベント・スコウマンや彼の仲間たちは国家ではなく個人として、恒久的に世界に貢献しようとしている。そこに信条があるから。
前から気になっていた本をようやく読めた。満足。
2010年10月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『ジーンバンク』なんて言葉、
知らなくても全然生きていけるんだけれど、
この存在が無ければ、
俺達はほぼ生きていけない。
資本主義の下の農業では、
生産性を上げるために
単一種で行われるのが一般的。
そりゃそうだ、
効率よく生産しなきゃ食っていけない。
でもそこに病気が蔓延すると
一気に広まり絶滅してしまう。
そこで世界各地で採取された種子が活躍する。
病気に抵抗のある種子を見つけ出し、
絶滅をまぬがれるのだ。
もし病気に対抗できる種子が無ければ、
一体世界で何人の人が飢え死にするのだろう。
経済大国日本なら飢え死にしないかもしれないけれど、
間違いなく物価が上がり、
生活苦になるのが目に見えてる。
この本には
世界中を駆けずり回って
俺達のために小麦の種子を集めた
ベント・スコーマン達の情熱が詰まっている。
もしそのへんの話を知らないのなら、
読んでみる価値はあるのかと思う。
何気なく食べているパンの裏に、
本書のようなストーリーがあることがわかると、
飽食だって言われていても、
俺達は真剣にごはんを食べなきゃいけないんじゃないかなと思う。
知らなくても全然生きていけるんだけれど、
この存在が無ければ、
俺達はほぼ生きていけない。
資本主義の下の農業では、
生産性を上げるために
単一種で行われるのが一般的。
そりゃそうだ、
効率よく生産しなきゃ食っていけない。
でもそこに病気が蔓延すると
一気に広まり絶滅してしまう。
そこで世界各地で採取された種子が活躍する。
病気に抵抗のある種子を見つけ出し、
絶滅をまぬがれるのだ。
もし病気に対抗できる種子が無ければ、
一体世界で何人の人が飢え死にするのだろう。
経済大国日本なら飢え死にしないかもしれないけれど、
間違いなく物価が上がり、
生活苦になるのが目に見えてる。
この本には
世界中を駆けずり回って
俺達のために小麦の種子を集めた
ベント・スコーマン達の情熱が詰まっている。
もしそのへんの話を知らないのなら、
読んでみる価値はあるのかと思う。
何気なく食べているパンの裏に、
本書のようなストーリーがあることがわかると、
飽食だって言われていても、
俺達は真剣にごはんを食べなきゃいけないんじゃないかなと思う。
2013年5月1日に日本でレビュー済み
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種の保存に生涯をかけた苦難の道のり。私がいまこうして居られるのもかれらのおかげ。
2011年4月29日に日本でレビュー済み
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その生涯をコムギの育種と作物の遺伝資源の保存に捧げたベント・スコウマン (Bent Skovmand) の伝記です。
スコウマンについては、以下のニューヨークタイムズの記事をご覧ください。
[...]
英語版のWikipediaにも紹介されています。
[...]
科学書として読むには、内容がやや断片的で物足りなく思うかもしれません。
育種学、遺伝学、分子生物学などの知識があれば、より深く理解できると思いますが、それがなくてもそれなりに興味深く読み進めることができるでしょう。
コムギなどの作物の病気との闘い、「緑の革命」のノーマン・ボーローグの人々を飢えから救いたいという思い、CIMMYTを中心とするCGIARの活動、生物多様性をめぐる議論等々、ひとつひとつは詳しい記述ではありませんが、1970年代からの一連の流れをスコウマンの活動を通して、知ることができます。
読者はそれぞれの関心に応じて、さまざまな受け取り方をされ、思いをめぐらせるのではないでしょうか。
スコウマンについては、以下のニューヨークタイムズの記事をご覧ください。
[...]
英語版のWikipediaにも紹介されています。
[...]
科学書として読むには、内容がやや断片的で物足りなく思うかもしれません。
育種学、遺伝学、分子生物学などの知識があれば、より深く理解できると思いますが、それがなくてもそれなりに興味深く読み進めることができるでしょう。
コムギなどの作物の病気との闘い、「緑の革命」のノーマン・ボーローグの人々を飢えから救いたいという思い、CIMMYTを中心とするCGIARの活動、生物多様性をめぐる議論等々、ひとつひとつは詳しい記述ではありませんが、1970年代からの一連の流れをスコウマンの活動を通して、知ることができます。
読者はそれぞれの関心に応じて、さまざまな受け取り方をされ、思いをめぐらせるのではないでしょうか。
2011年7月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトル通り、最終的にはノルウェーにある永久凍土の下に建設された種子保管庫(どこかのテレビ局で紹介された)に関わったノーベル平和賞受賞の一人の男の話になるのだが、そこに至るまでの経緯が非常に面白い。
有名な「緑の革命」の背景や小麦の世界的な病気の対処など、関心することばかりであった。農業技術の発展の観点からでも、人類の飢餓との戦いの歴史からでもどちらの視点からでもまずまず満足できる読み物であると思う。また、主人公の人物そのものが魅力ある人物であるため、その人の伝記のようなものとして読んでもいいと思う。
さほど生物学的知識も必要ではないと思うが、あればより楽しめるかもしれない。(僕は生物学は履修していないので・・・)
訳文もこなれていて違和感なく、読みやすい。
有名な「緑の革命」の背景や小麦の世界的な病気の対処など、関心することばかりであった。農業技術の発展の観点からでも、人類の飢餓との戦いの歴史からでもどちらの視点からでもまずまず満足できる読み物であると思う。また、主人公の人物そのものが魅力ある人物であるため、その人の伝記のようなものとして読んでもいいと思う。
さほど生物学的知識も必要ではないと思うが、あればより楽しめるかもしれない。(僕は生物学は履修していないので・・・)
訳文もこなれていて違和感なく、読みやすい。
2012年5月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この地球では、毎日2万5千人の人が餓死する一方で、人口は増え続け、2050年には、90億人を突破することが予想されています。しかも、世界中で大規模な作物の病気が発生し、世界中の学者が、「世界から飢えを一掃すべく」この作物の病と戦っています。この代表が、スコウマンという学者でした、「もし種が消えたら、食物が消える、そして君もね」というジョークを残したスコウマンは、小麦なら小麦、稲なら稲の、ある病気にかかった種と生き残った種が、生物学的に遺伝子構造的にどう違うのかを分析すべく、世界最高峰の作物研究所CIMMYTを設立し、世界中の種を収集したのでした。そして、この努力が、ノルウェイにある『ノルディック・ジーン・バンク』という種子銀行の設立に結実したのでした。この「銀行」は、永久凍土層下140メートルの倉庫に、300万種の作物の種子が貯蓄・保存され、人類を危機に及ぼすような作物の異変に備え、食糧危機を克服するための研究をバックアップするための強力な基地となっています。つまり、ここにあるのは「地球最後の日のための種子」なのです。なお、冷戦が終わったとかいった理由で、作物の病気に対する研究対策予算と資金援助が世界的に大幅に削減するなか、研究内容にもしっかりと目を配りながら莫大な資金援助を行っているのが、ビル・ゲイツ財団なのでした。