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昼顔(期間限定盤) [DVD]

5つ星のうち4.0 58

フォーマット 色, ドルビー, ワイドスクリーン
コントリビュータ ジャン・ソレル, ピエール・クレマンティ, ルイス・ブニュエル, ミシェル・ピコリ, カトリーヌ・ドヌーヴ, ジュヌヴィエーヴ・パージュ
稼働時間 1 時間 40 分

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商品の説明

昼に咲く花=昼顔の偽名を使い、夫に隠れて売春を始めた人妻。
その心の奥底にあるものは……。
美貌の絶頂期にあったカトリーヌ・ドヌーヴが
巨匠ルイス・ブニュエルと初めて組んだ名作。
若く美しい人妻セブリーヌ(カトリーヌ・ドヌーブ)は、医師の夫ピエール(ジャン・ソレル)と平穏な結婚生活を送る一方、鞭打ちや緊縛といったマゾヒスティックな夢想に耽ってもいた。彼女は夫を愛しているが、夫との性生活にはのめり込めないものを感じている。ピエールはそんな妻の気持ちを尊重しつつも、二人の間には欲求不満がくすぶっていた。ある日知人の男ユッソン(ミシェル・ピコリ)から、パリにある秘密高級売春宿の住所を聞いたセブリーヌは思い切って売春宿に足を運ぶ。そして夫が勤務中の昼間だけ、そこで客を取り始める……。
故国スペインならぬ、世界各国で数々の傑作を生み出したルイス・ブニュエルが、フランスで作り上げた一篇。
ジョゼフ・ケッセルの同名小説に基づき、ブニュエルと共に脚本を執筆したのは、ジャン=クロード・ガブリエール。すでに『小間使の日記』(64)で組んでいたガブリエールとブニュエルは、本作以降も様々作品で名コンビぶりを発揮し続ける。
主演は、フランスを代表するスター女優の一人、カトリーヌ・ドヌーヴ。その美貌の絶頂期にあった彼女が、夜は貞淑な人妻、昼間は売春婦の二重生活を送る女を見事に演じる。
多様な性的嗜好を備えた客の要求に応える売春婦たちを描いた奇妙な場面には、ブニュエル一流のユーモアと恐怖とエロティシズムの融合、不合理なものに対する探究心がうかがわれる。加えて若妻の秘められた欲望と罪悪感、過去のトラウマを白昼夢のように描いた不可思議な場面の数々が、彼女の現実世界と内面世界を常に反転させ、鑑賞後も観る者を惑乱し続けるだろう。1967年度ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞受賞作品。
なお、2006年にポルトガルを代表する映画監督マノエルド・オリヴェイラにより、本作の後日譚的作品にして、ブニュエルへのオマージュとも取れる『夜顔』が製作された。この作品ではセヴリーヌ役をビュル・オジエ、ユッソン役を本作と同じミシェル・ピコリが演じている。

登録情報

  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 製品サイズ ‏ : ‎ 25 x 2.2 x 18 cm; 100 g
  • EAN ‏ : ‎ 4580416630030
  • 監督 ‏ : ‎ ルイス・ブニュエル
  • メディア形式 ‏ : ‎ 色, ドルビー, ワイドスクリーン
  • 時間 ‏ : ‎ 1 時間 40 分
  • 発売日 ‏ : ‎ 2014/7/21
  • 出演 ‏ : ‎ カトリーヌ・ドヌーヴ, ジャン・ソレル, ミシェル・ピコリ, ジュヌヴィエーヴ・パージュ, ピエール・クレマンティ
  • 字幕: ‏ : ‎ 日本語
  • 販売元 ‏ : ‎ マーメイド・フィルム/復刻シネマライブラリー
  • ASIN ‏ : ‎ B00M0E983Y
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.0 58

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鈴の音と馬車が運ぶものは贖罪か喜びか・・?
5 星
鈴の音と馬車が運ぶものは贖罪か喜びか・・?
なんだか水の底を歩いているような不思議な浮遊感、奇妙な遊離感が漂います。スーパーナチュラルなことは画面上、描かれていないのですが、白昼夢のような非現実感を感じます。それは時折り挿入される時間的空間的つながりの薄い、夢とも幻想ともつかぬシーンに留まりません。後述するよう鈴の音が、観客までもめまいのような彼女の妄想に引きづりこみます。こちらまでボーッとしてしまいます。一方で、本作の底に流れる宗教的イメージ。私はキリスト教に明るくありませんが、カソリック系の儀式の際に、聖体(ウェハース様の白い煎餅みたいなもの)を司祭さんが信者?の口に含ませるシーンを見かけます。本作にも出てきます。少女時代のセヴリーヌがこれを頑なに拒むシーンがあります(回想なのか比喩なのかは判然としませんが)。現在の彼女の行為や妄想は、「聖」と呼ばれるものへの無意識の反発からくる、被虐的で正直な汚れ堕ちる背徳の歓びか。信仰しない神への贖罪(あるいは不感症の罪悪感の罰)として、汚れ堕ちることの受け入れか。愛せない愛さない人間との行為に喜びを覚え、愛する者とはできないということも描かれる。いくつかのシーンで、馬車(馬)あるいは鈴の音がシャンシャン響きます。これが(彼女の)耳に鳴り響くとき、性的な妄想や恍惚の昂まりが表されているように感じられます。冒頭の森の加虐。牛追いの西部らしきところでの言葉責め&泥プレイ(?)。そして謎の大金持ちの郊外のお城での「棺プレイ」(?)。夫とユッソン(ピシェル・ピコリ)の決闘シーン。木に縛り上げられたセブリーヌを奪い合う男たち。謎の東洋人、初めてエクスタシーを感じた(と思われる)「初仕事」の相手の手首の鈴もそうです(行為後のベッドに伏せた顔をあげた時の「オンナ」であることを再発見したお顔の艶めかしさ・・)。そして一見不合理で謎めいたラスト(車椅子。パリ自宅から観る森。オープニングと違い、2人が乗っていない馬車)。どこが現実でどこが妄想か。娼館にまつわるところと夫の後遺症のところが幻想なのか。森の馬車、鞭打ち、泥投げ、決闘シーンのみが幻想なのか(つまり娼館シーンは現実。「商売」を経て、彼女の罪悪感は治癒されたのか。快楽を受け容れられるようになったのか)。これらもドヌーブの心理や原因をストレートに説明したり、共感を与えるなんて無粋なことをブニュエルはしないところが偉い。とはいうものの、こんな理屈をこねてもこねなくても、ストレートに観れば、性癖さまざまなユニークな男たち、人妻の押さえられた欲望、深層心理、二重生活、性嫌悪の解消とこれらを巡る夫との関係修復の物語と美しいドヌーブにため息をつく作品として面白い。あらゆるものが美しく、謎めいて滑稽で醜悪で観る者の眼を惹き付けてやまない。ドヌーブのすべては言うに及ばず、曇り空の秋のパリや緑と赤の鮮やかな森や公園(撮影はサッシャ・ヴィエルニ。アラン・レネ、グリーナウェイ作品、『私生活のない女』『アメリカの伯父さん』)アブノーマルで欲望に忠実で赤裸々な男たちの本音・素。一点の曇りもない娼館女主人アナイス(ジュヌヴィエーヴ・パージュ!。『シャーロック・ホームズの冒険』(こっちの方がお綺麗でした。70年、ワイルダー監督)でのホームズの永遠の人・・)。ピエール・クレマンティ演じるマルセルの不安定さ、執着、幼稚さが印象的でした。ピシェル・ピコリの位置付け、内面が私には謎です。ブニュエル監督は初鑑賞ですが、本作はそれまでのブニュエル作と一味違うような意見もお見受けします。ぜひ追々観ていきたいですが、ブラックで辛辣で不条理な皮肉な作風と少し異なり、リアルと妄想の間を行きかうとそのまま受けっとっても面白いチャレンジ作かとも思いました。監督の「ははは。はったりや遊びに騙されて理屈こねやがって」「おれは撮りたいように撮っただけ。欲望に忠実に」という嘲笑が聞こえるかも知れません。一筋縄ではいかない方のようですから。多様な解釈が面白く(しなくても面白い)迷路みたいな本作。ニューロテックでサタイア。新たな気づきや魅力が再発見できそうな不思議な静謐感(音楽が一切ない)な1作でしたBELLE DE JOUR 1967 FR=ItalyTheatrical Aspect : 1,66:1 画質は可もなく不可もなく。関連キーワード:妄想・幻想、夫婦、二重生活、娼館、贖罪、セックス、パリ、特殊性嗜好、馬車、鈴、車椅子、杖、鞭、不感症
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上位レビュー、対象国: 日本

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