江戸時代の通貨は金・銀・銭の3種類。この3つで統一された通貨体系を作っていたのではなく、それぞれどのような場面で使われるのかが違っていた、という説明からこの本は始まる。
おぉ、まるで「ドル・ユーロ・円」の3者が入り乱れている現在の国際経済のようじゃないか。場所や場面で使われる通貨が異なるため必要に応じて両替を行い、しかも相場が固定ではなく変動相場制だったなんて、もろに現在国際経済そのまんまだ。
で、さらに商人がどのようにお金を稼いでいったのかを見ていくと、ますます現在にそっくりであることが見えてくる。
これはもう少し真面目に江戸時代の経済を勉強してみたほうが良いかな、と思わせてくれた良書。非常に面白かった。

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江戸のお金の物語 単行本 – 2011/3/1
鈴木 浩三
(著)
意外で複雑な江戸時代のお金の数え方・使い方から、稼ぎ方・貯め方・貸し借り、借金にあえぐ大名・旗本やビジネスに成功した商人の様子、幕府の通貨政策など、「お金」を通じてみる江戸時代のダイナミズム!
- 本の長さ250ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
- 発売日2011/3/1
- 寸法11 x 1.6 x 17.5 cm
- ISBN-104532261155
- ISBN-13978-4532261153
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登録情報
- 出版社 : 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (2011/3/1)
- 発売日 : 2011/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 250ページ
- ISBN-10 : 4532261155
- ISBN-13 : 978-4532261153
- 寸法 : 11 x 1.6 x 17.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 189,496位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 9,699位投資・金融・会社経営 (本)
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