慰安婦、竹島問題をはじめ最近の韓国政府の反日言論には辟易していたので手に取った。
雑誌記事をまとめ直している本で、読みやすく感じたし勉強になる情報を多く得られた。
印象的な記事を挙げていくと、
勝岡寛次氏による韓国歴史教科書のフィクションぶりの話、
SAPIO誌に寄稿した途端に韓国で入国拒否に遭った呉善花氏の手記、
人権派というイメージのある金大中大統領による言論弾圧を報じたSAPIO編集部のレポート
などは興味深かった。
通読してみて、この本が設定している「嘘」というテーマが韓国について考える時に非常に重要だとよく理解できた。
どのような具体的な「嘘」があるかは本の中に詳述されているが、
最大の問題は恐らく韓国国民の多くがそれらを「嘘」だと自覚していないことではないか。
つまり韓国から見れば「日本が嘘つき」ということになってしまい、
日本側からいくら史料に基づく冷静な議論を求めても応じてもらえない。
本書には韓国の貧困層についての優れたルポも収録されているが、
そうした貧困層の不満をそらすためにも「嘘つき日本を許すな」というキャンペーンが
韓国の為政者にとっては有効な手段なのだろう。
ただし、この本を読むとよくわかるが「真実」が韓国側にないことだけは確かだ。
韓国政府の反日に対して、こちらも嘘や誇張で応じなければならないとすれば気が重いが、
日本人がすべきは事実を淡々と訴えていくことだ。
私にも韓国人の友人が複数いる。
日韓問題以外について話をする分には気のいいよき友人たちだ。
それでも歴史認識などの問題になると冷静な話ができない。
そうした時に匙を投げてしまわず、日韓問題のそれぞれのテーマについてきちんと事実を学び、
それを訴えていこうと感じた。
韓国と断交せよ、といった過激な声も聞こえてくる中で、本書のまえがきには
「相手を知り、正すべきは正した後に両国民が真の友好善隣関係を築けることを願って本書を世に送り出す」
とある。
抑制されたコメントで好感を覚えた。

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日本人が知っておくべき 嘘つき韓国の正体 (ポスト・サピオムック) 単行本 – 2014/3/12
SAPIO編集部
(編集)
慰安婦、竹島、パクリ…すべての虚言を暴く
国際情報誌『SAPIO』では、過去20年にわたって数多くの識者が論理とジャーナリズムの手法で「韓国の嘘・虚飾」を検証してきた。
その成果として、韓国が竹島領有の根拠とする古地図が捏造された証拠であることを突き止め、朴槿恵政権が世界で言いふらす「慰安婦問題」が史実とどう異なるのかを究明し、空手や剣道、折り紙など日本古来の武道や文化を「韓国が教えてやったもの」とするウリジナル主張のどこが間違っているのかを明らかにしてきた。
本書の目的は対立を煽ることにはない。韓国が付き合いにくい隣国であるという事実を冷静に直視し、彼らの主張のどこをどう正せばいいのかを示した一冊である。未来を志向した真の友好関係の礎となることを願って、本書を世に送り出す。
■収録著者(登場順):井沢元彦(作家)/勝岡寛次(明星大学戦後教育史研究センター)/水間政憲(ジャーナリスト・近現代史研究家)/高濱賛(在米ジャーナリスト)/黒田勝弘(産経新聞客員論説委員)/山谷剛史(在中国ジャーナリスト)/張赫(フリーライター)/室谷克実(ジャーナリスト)/三橋貴明(経済評論家)/呉善花(評論家)/金完燮(ノンフィクション作家)
国際情報誌『SAPIO』では、過去20年にわたって数多くの識者が論理とジャーナリズムの手法で「韓国の嘘・虚飾」を検証してきた。
その成果として、韓国が竹島領有の根拠とする古地図が捏造された証拠であることを突き止め、朴槿恵政権が世界で言いふらす「慰安婦問題」が史実とどう異なるのかを究明し、空手や剣道、折り紙など日本古来の武道や文化を「韓国が教えてやったもの」とするウリジナル主張のどこが間違っているのかを明らかにしてきた。
本書の目的は対立を煽ることにはない。韓国が付き合いにくい隣国であるという事実を冷静に直視し、彼らの主張のどこをどう正せばいいのかを示した一冊である。未来を志向した真の友好関係の礎となることを願って、本書を世に送り出す。
■収録著者(登場順):井沢元彦(作家)/勝岡寛次(明星大学戦後教育史研究センター)/水間政憲(ジャーナリスト・近現代史研究家)/高濱賛(在米ジャーナリスト)/黒田勝弘(産経新聞客員論説委員)/山谷剛史(在中国ジャーナリスト)/張赫(フリーライター)/室谷克実(ジャーナリスト)/三橋貴明(経済評論家)/呉善花(評論家)/金完燮(ノンフィクション作家)
- 本の長さ155ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2014/3/12
- ISBN-104091031633
- ISBN-13978-4091031631
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2014/3/12)
- 発売日 : 2014/3/12
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 155ページ
- ISBN-10 : 4091031633
- ISBN-13 : 978-4091031631
- Amazon 売れ筋ランキング: - 476,476位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2014年3月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2014年3月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「日本人が知っておくべき」シリーズの第3弾。
29件の記事が収められているので、ページ数の割に情報量は多いが、室谷克実や水間政憲の本を何冊か読んだ人には既知のことばかりで、不満を感じるかもしれない。それでも新情報(少なくとも私にとって)もあった。
在米ジャーナリストによる「アメリカの議会が『慰安婦像設置』を却下した」「朴槿恵の慰安婦『告げ口外交』が破綻し始めた」が目を引いた。
アメリカのカリフォルニア州のグレンデール市で慰安婦像が設置された後、同州のブエナパーク市でも設置案が上程されたが、市議の反対で事実上の廃案となった。朝鮮戦争に従軍した日系の退役軍人が「慰安婦問題は我々には無関係な外国人同士の言い争いではないか」と批判したのが大きかったという。「韓国のために戦ったアメリカ兵」に衝かれては、その後にアメリカに移民としてやってきた韓国人も反論できないからである。
朴大統領の「アメリカを怒らせて日本をこらしめてもらう」という狙いは、あまりに姑息かつ執拗に繰り返されたことで反発を生んだようだ。「告げ口外交」が効力を失えば、そのシンボルである慰安婦像設置運動にも当然陰りが出る。ブエナパーク市議会で慰安婦像設置の動きが頓挫したのに続き、韓国系市長が2代続いた別の市でも慰安婦像設置阻止の動きがあるという。グレンデール市長も「私は日本が好きだが、我々は『日本で最も憎まれる都市』になってしまった」と語り、像設置を後悔しているほどだという。
1999年に「ハンギョレ新聞」が、ベトナム戦争での韓国軍の戦争犯罪(民間人虐殺)を糾弾する「ベトナムキャンペーン」を展開したところ、ハンギョレ新聞本社は2000人を超える暴徒らに襲われた。
「一時はベトナムでの韓国軍の蛮行を断罪する機運が高まったが、退役軍人会などの圧力で尻すぼみになってしまった。最初にこの問題をリポートした女性記者も、度重なる迫害を受け海外生活を余儀なくされている」という。
韓国教育省は先ごろ、既に検定を通過している高校歴史教科書の一部にベトナム派兵における「民間人虐殺」の記述があることを問題視し、「民間人の被害」に書き換えるよう勧告した。都合の悪い史実を改ざんする露骨な歴史修正主義そのものである。
「『夢も希望もないウリ社会』の実態」「『漢江の奇跡』の成れの果ては世界一の貧困率だった」では、予想以上に厳しい韓国人庶民の貧しさが書かれている。
「大学新卒者が5人集まれば正規雇用は1人だけ。3人は非正規、1人は無職」と言われるほど、韓国の就職事情は厳しく、多くの若者が約150万〜190万円の年棒で細々と暮らしている。
「先日、あるコンビニに面接に行くと『うちは時給3000ウォン(約280円)。働きたい奴はいくらでもいる』といわれた。働ける場所は限られているので従うしかない」(20代・男性)
「40〜50代になるとコンビニのアルバイトすらできない。ホームレスになった者は、目先のカネ欲しさに国が発行する『住民登録証』を30万〜50万ウォン(約2万8000〜4万7000円)で犯罪組織に売り渡すこともある」
農村部の貧困は更に深刻で、暖房費が捻出できず、寒くても暖房器具を使わない老人が多発しているという。また全羅南道の過疎部では、生活保護を受ける住民が大腸菌などで汚染された地下水を飲んでいるという。
かりそめの経済発展が韓国に残したのは絶望的な格差社会であり、韓国歴代政権の罪は重い。
29件の記事が収められているので、ページ数の割に情報量は多いが、室谷克実や水間政憲の本を何冊か読んだ人には既知のことばかりで、不満を感じるかもしれない。それでも新情報(少なくとも私にとって)もあった。
在米ジャーナリストによる「アメリカの議会が『慰安婦像設置』を却下した」「朴槿恵の慰安婦『告げ口外交』が破綻し始めた」が目を引いた。
アメリカのカリフォルニア州のグレンデール市で慰安婦像が設置された後、同州のブエナパーク市でも設置案が上程されたが、市議の反対で事実上の廃案となった。朝鮮戦争に従軍した日系の退役軍人が「慰安婦問題は我々には無関係な外国人同士の言い争いではないか」と批判したのが大きかったという。「韓国のために戦ったアメリカ兵」に衝かれては、その後にアメリカに移民としてやってきた韓国人も反論できないからである。
朴大統領の「アメリカを怒らせて日本をこらしめてもらう」という狙いは、あまりに姑息かつ執拗に繰り返されたことで反発を生んだようだ。「告げ口外交」が効力を失えば、そのシンボルである慰安婦像設置運動にも当然陰りが出る。ブエナパーク市議会で慰安婦像設置の動きが頓挫したのに続き、韓国系市長が2代続いた別の市でも慰安婦像設置阻止の動きがあるという。グレンデール市長も「私は日本が好きだが、我々は『日本で最も憎まれる都市』になってしまった」と語り、像設置を後悔しているほどだという。
1999年に「ハンギョレ新聞」が、ベトナム戦争での韓国軍の戦争犯罪(民間人虐殺)を糾弾する「ベトナムキャンペーン」を展開したところ、ハンギョレ新聞本社は2000人を超える暴徒らに襲われた。
「一時はベトナムでの韓国軍の蛮行を断罪する機運が高まったが、退役軍人会などの圧力で尻すぼみになってしまった。最初にこの問題をリポートした女性記者も、度重なる迫害を受け海外生活を余儀なくされている」という。
韓国教育省は先ごろ、既に検定を通過している高校歴史教科書の一部にベトナム派兵における「民間人虐殺」の記述があることを問題視し、「民間人の被害」に書き換えるよう勧告した。都合の悪い史実を改ざんする露骨な歴史修正主義そのものである。
「『夢も希望もないウリ社会』の実態」「『漢江の奇跡』の成れの果ては世界一の貧困率だった」では、予想以上に厳しい韓国人庶民の貧しさが書かれている。
「大学新卒者が5人集まれば正規雇用は1人だけ。3人は非正規、1人は無職」と言われるほど、韓国の就職事情は厳しく、多くの若者が約150万〜190万円の年棒で細々と暮らしている。
「先日、あるコンビニに面接に行くと『うちは時給3000ウォン(約280円)。働きたい奴はいくらでもいる』といわれた。働ける場所は限られているので従うしかない」(20代・男性)
「40〜50代になるとコンビニのアルバイトすらできない。ホームレスになった者は、目先のカネ欲しさに国が発行する『住民登録証』を30万〜50万ウォン(約2万8000〜4万7000円)で犯罪組織に売り渡すこともある」
農村部の貧困は更に深刻で、暖房費が捻出できず、寒くても暖房器具を使わない老人が多発しているという。また全羅南道の過疎部では、生活保護を受ける住民が大腸菌などで汚染された地下水を飲んでいるという。
かりそめの経済発展が韓国に残したのは絶望的な格差社会であり、韓国歴代政権の罪は重い。
2015年7月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
表紙の漫画が少し載っていると期待したけれど、それはない。
文章はよく聞く内容で新しさがない。
文章はよく聞く内容で新しさがない。
2014年3月12日に日本でレビュー済み
韓国の横暴が続いています。
慰安婦像を、全米に建て続けています。
しかも、それだけでは飽きたらず、全豪にまで建てる、と宣言しています。
また、竹島を、自国の領土、とうそぶいて武装し、既に60年も居座り続けています。
しかも、日本海、という呼称を世界地図から消滅させて、
東海という呼称に改めさせようともしています。
独島(竹島)が「日本海」という日本の名を冠した海域にあるのは可怪しいと考え、
独島があるのは「東海」だ、という理屈です。
これによって、既に、フランスの出版社「ラルース(Larousse)」社の事典・辞典類では、
日本海と東海の併記採用まで、こぎつけています。
毎年、「東海地名と海の名称に関する国際セミナー」を世界各国で開催し、
「東海」の名を広めつつあります。
オーストラリアの教科書でも、既に「東海」の名が併記されています。
この東海併記活動は、除除に浸透し、2000年から2010年までの10年間で、
わずか2.8%でしかなかったところから、30%まで増えています。
この10年で、恐ろしいことに10倍にまで広がっています。
さらに、日本が右傾化している、軍国主義化している、と激しく非難しています。
中国と結託して、世界中でロビー活動を展開し、
歴史の歪曲と、過去の戦争犯罪について、一方的な謝罪を要求しています。
凄まじい、プロパガンダです。
しかし、日本人も黙ってはいません。
既にアメリカでは「歴史の真実を求める世界連合会」というNPOによって、
慰安婦像撤去の提訴をロス連邦地裁に行っております。
海外では既に、根拠の無い反日活動への、戦いが始まっています。
審理の過程では、韓国の横暴、事実の捏造が、明るみになります。
日本人や韓国人、世界中の人が、正しい歴史、真実の歴史を知る、
非常に重要な意義があります。
また「ホワイトハウス請願」による嘆願書の署名活動を行っています。
膨大な署名を集め、韓国の大嘘運動が誤りある、という事実を突きつけ、
情報戦に勝利しています。
日本は、黙っていてはいけないと思います。
韓国の傍若無人極まりない、大嘘を、阻止しなければなりません。
そのための行動をしなければいけません。
本著は、韓国の大嘘を知り、韓国の大嘘が、
どれほど世界に浸透しているかを知れます。
そして、プロパガンダ活動を阻止するための解決策と、
行動指針を与えてくれます。そんな貴重な一冊です。
国際情報誌「SAPIO」の20年の集大成、と銘打っているだけあって、
素晴らしいクオリティです。
多種多様な名うての論客による、多面的な視点からの本著は、
韓国の大嘘と虚言を浮き彫りにするには、最高の一冊だと思います。
是非、多くの方々に読んで頂きたい一冊です。
慰安婦像を、全米に建て続けています。
しかも、それだけでは飽きたらず、全豪にまで建てる、と宣言しています。
また、竹島を、自国の領土、とうそぶいて武装し、既に60年も居座り続けています。
しかも、日本海、という呼称を世界地図から消滅させて、
東海という呼称に改めさせようともしています。
独島(竹島)が「日本海」という日本の名を冠した海域にあるのは可怪しいと考え、
独島があるのは「東海」だ、という理屈です。
これによって、既に、フランスの出版社「ラルース(Larousse)」社の事典・辞典類では、
日本海と東海の併記採用まで、こぎつけています。
毎年、「東海地名と海の名称に関する国際セミナー」を世界各国で開催し、
「東海」の名を広めつつあります。
オーストラリアの教科書でも、既に「東海」の名が併記されています。
この東海併記活動は、除除に浸透し、2000年から2010年までの10年間で、
わずか2.8%でしかなかったところから、30%まで増えています。
この10年で、恐ろしいことに10倍にまで広がっています。
さらに、日本が右傾化している、軍国主義化している、と激しく非難しています。
中国と結託して、世界中でロビー活動を展開し、
歴史の歪曲と、過去の戦争犯罪について、一方的な謝罪を要求しています。
凄まじい、プロパガンダです。
しかし、日本人も黙ってはいません。
既にアメリカでは「歴史の真実を求める世界連合会」というNPOによって、
慰安婦像撤去の提訴をロス連邦地裁に行っております。
海外では既に、根拠の無い反日活動への、戦いが始まっています。
審理の過程では、韓国の横暴、事実の捏造が、明るみになります。
日本人や韓国人、世界中の人が、正しい歴史、真実の歴史を知る、
非常に重要な意義があります。
また「ホワイトハウス請願」による嘆願書の署名活動を行っています。
膨大な署名を集め、韓国の大嘘運動が誤りある、という事実を突きつけ、
情報戦に勝利しています。
日本は、黙っていてはいけないと思います。
韓国の傍若無人極まりない、大嘘を、阻止しなければなりません。
そのための行動をしなければいけません。
本著は、韓国の大嘘を知り、韓国の大嘘が、
どれほど世界に浸透しているかを知れます。
そして、プロパガンダ活動を阻止するための解決策と、
行動指針を与えてくれます。そんな貴重な一冊です。
国際情報誌「SAPIO」の20年の集大成、と銘打っているだけあって、
素晴らしいクオリティです。
多種多様な名うての論客による、多面的な視点からの本著は、
韓国の大嘘と虚言を浮き彫りにするには、最高の一冊だと思います。
是非、多くの方々に読んで頂きたい一冊です。