京都という独特の文化、風習を持つ町。
京都人でなければその独特さはナゾでありなかなか知る機会もない。
この本はそんなナゾのひとつである京都にまつわる様々な「おねだん」価格設定にスポットを当てて京都の魅力を紹介している。
抹茶パフェのおねだんからお地蔵さん?から舞妓さんまで。
ただ「おねだん」だけでなくその「おねだん」にまつわる京都の文化や歴史を取材と体験談を交えて紹介されていてどれも非常に興味深くユーモアもあり面白い内容です。
とくに芸妓さん舞妓さんなんてなかなか知ることができない一番ナゾな「おねだん」です。
そして結局、京都の「おねだん」とは…
最後の一文に京都らしさを感じます。
本の末尾にこの本で紹介された場所やお店の地図が載っています。
この本をガイドブックにして京都を歩いてみるのも一つの楽しみになるのではないでしょうか。
いつもと違う京都が見えてくるかも
そんな一冊でした。
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京都のおねだん (講談社現代新書) 新書 – 2017/3/15
大野 裕之
(著)
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購入オプションとあわせ買い
お地蔵さんの貸出料は3000円、発売第一号の抹茶パフェは1080円、では舞妓さんとのお茶屋遊びは? 京都では値段が前もって知らされないことも多く、往々にして不思議な「おねだん」設定に出くわす。京都を京都たらしめているゆえんともいえる、京都の 「おねだん」。それを知ることは、京都人の思考や人生観を知ることにつながるはず。京都歴二十余年、サントリー学芸賞受賞の気鋭の研究者が解読する、京都の秘密。
なぜこれがこんな高いのか、あんな安いのか、なんで無料なのか、そもそもあんなものになんでおねだんがつくのか――
大学進学以来、京都住まい二十余年。往々にしてそんな局面に出くわした著者が、そんな「京都のおねだん」の秘密に迫る。
そもそも「おねだん」の表示がされていない料理屋さん、おねだん「上限なし」という貸しビデオ屋、お地蔵さんに生ずる「借用料」。
そして究極の謎、花街遊びにはいくらかかる?
京都人が何にどれだけ支払うのかという価値基準は、もしかしたら京都を京都たらしめているゆえんかもしれない。
京都の「おねだん」を知ることは、京都人の思考や人生観を知ることにつながるはず。
2015年サントリー学芸賞芸術・文学部門を受賞、気鋭のチャップリン研究者にして「京都人見習い」を自称する著者による、初エッセイ。
なぜこれがこんな高いのか、あんな安いのか、なんで無料なのか、そもそもあんなものになんでおねだんがつくのか――
大学進学以来、京都住まい二十余年。往々にしてそんな局面に出くわした著者が、そんな「京都のおねだん」の秘密に迫る。
そもそも「おねだん」の表示がされていない料理屋さん、おねだん「上限なし」という貸しビデオ屋、お地蔵さんに生ずる「借用料」。
そして究極の謎、花街遊びにはいくらかかる?
京都人が何にどれだけ支払うのかという価値基準は、もしかしたら京都を京都たらしめているゆえんかもしれない。
京都の「おねだん」を知ることは、京都人の思考や人生観を知ることにつながるはず。
2015年サントリー学芸賞芸術・文学部門を受賞、気鋭のチャップリン研究者にして「京都人見習い」を自称する著者による、初エッセイ。
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2017/3/15
- 寸法10.6 x 1 x 17.4 cm
- ISBN-104062884194
- ISBN-13978-4062884198
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商品の説明
著者について
大野 裕之
1974年大阪府生まれ。京都大学入学を機に上洛、以来京都(ただし洛外)在住。京都大学大学院人間・環境学研究科後期博士課程所定単位取得。専攻は映画・演劇・英米文化史。著書に『チャップリンとヒトラー――メディアとイメージの世界大戦』(岩波書店、第37回サントリー学芸賞)、『チャップリンの影――日本人秘書 高野虎市』(講談社)など。日本チャップリン協会会長、脚本家、映画・演劇プロデューサー。劇団とっても便利代表。脚本・プロデュースを手掛けた映画『太秦ライムライト』は、第13回ニューヨーク・アジア映画祭最優秀観客賞、第18回ファンタジア国際映画祭シュバル・ノワール賞、京都市文化芸術表彰「きらめき賞」などを受賞。
1974年大阪府生まれ。京都大学入学を機に上洛、以来京都(ただし洛外)在住。京都大学大学院人間・環境学研究科後期博士課程所定単位取得。専攻は映画・演劇・英米文化史。著書に『チャップリンとヒトラー――メディアとイメージの世界大戦』(岩波書店、第37回サントリー学芸賞)、『チャップリンの影――日本人秘書 高野虎市』(講談社)など。日本チャップリン協会会長、脚本家、映画・演劇プロデューサー。劇団とっても便利代表。脚本・プロデュースを手掛けた映画『太秦ライムライト』は、第13回ニューヨーク・アジア映画祭最優秀観客賞、第18回ファンタジア国際映画祭シュバル・ノワール賞、京都市文化芸術表彰「きらめき賞」などを受賞。
著者について
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イメージ付きのレビュー

5 星
おすすめの一冊
学生のわたしにも読みやすく、そしてわたしの両親も読んでいたので幅広い年齢層の方に親しまれる本だと思います。私は新書というと難しいイメージのものが多く感じられ、今まであまり手を伸ばしませんでしたが、こちらの本は著者の意見が述べられているだけの文章ではなく、体験を元にした具体例やその資料があったためとても興味深く、最後まで楽しく読むことができました。京都に住んでいても分かりにくい京都のおねだんが、分かりやすく述べられていて、わたしのおすすめの1冊です。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年7月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
京都人ですが、タイトルが気になって購入しました。
花街も言っていますが、なにが書かれているのかな?
花街も言っていますが、なにが書かれているのかな?
2017年8月22日に日本でレビュー済み
京都のお値段、と題されてはいるが
どちらかというと金銭的お値段を軸に
元々は余所者である筆者が、RPG的に京都を
制覇する過程が書かれている一冊。
これ一冊で、気になる京都価格のすべてが
詳らかになるわけではないが、値付けに隠された
京都人の思考方法が垣間見えるのは興味深い。
どちらかというと金銭的お値段を軸に
元々は余所者である筆者が、RPG的に京都を
制覇する過程が書かれている一冊。
これ一冊で、気になる京都価格のすべてが
詳らかになるわけではないが、値付けに隠された
京都人の思考方法が垣間見えるのは興味深い。
2018年9月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
わかりにくい京都の、特に料亭、舞子、芸子の料金が説明されていて一気に読めます。
2017年5月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
学生のわたしにも読みやすく、そしてわたしの両親も読んでいたので幅広い年齢層の方に親しまれる本だと思います。
私は新書というと難しいイメージのものが多く感じられ、今まであまり手を伸ばしませんでしたが、こちらの本は著者の意見が述べられているだけの文章ではなく、体験を元にした具体例やその資料があったためとても興味深く、最後まで楽しく読むことができました。
京都に住んでいても分かりにくい京都のおねだんが、分かりやすく述べられていて、わたしのおすすめの1冊です。
私は新書というと難しいイメージのものが多く感じられ、今まであまり手を伸ばしませんでしたが、こちらの本は著者の意見が述べられているだけの文章ではなく、体験を元にした具体例やその資料があったためとても興味深く、最後まで楽しく読むことができました。
京都に住んでいても分かりにくい京都のおねだんが、分かりやすく述べられていて、わたしのおすすめの1冊です。

学生のわたしにも読みやすく、そしてわたしの両親も読んでいたので幅広い年齢層の方に親しまれる本だと思います。
私は新書というと難しいイメージのものが多く感じられ、今まであまり手を伸ばしませんでしたが、こちらの本は著者の意見が述べられているだけの文章ではなく、体験を元にした具体例やその資料があったためとても興味深く、最後まで楽しく読むことができました。
京都に住んでいても分かりにくい京都のおねだんが、分かりやすく述べられていて、わたしのおすすめの1冊です。
私は新書というと難しいイメージのものが多く感じられ、今まであまり手を伸ばしませんでしたが、こちらの本は著者の意見が述べられているだけの文章ではなく、体験を元にした具体例やその資料があったためとても興味深く、最後まで楽しく読むことができました。
京都に住んでいても分かりにくい京都のおねだんが、分かりやすく述べられていて、わたしのおすすめの1冊です。
このレビューの画像

2018年2月18日に日本でレビュー済み
純粋の京都人には書けないエッセイでしょう。京都人は「おねだん」のことを話題にするのを無粋だと習ってきているので、本当は知りたいのにやせ我慢してお高くとまる習癖があります。
本書は、そんな京都人気質も一定知りながら、京都を形成する文化の背景にある「おねだん」の価値を様々な事例を基に説明してあり、それを読むだけで京都の伺いしれない奥深さを知ることが出来る内容だと思いました。
筆者の大野裕之さんは、実に豊富な知識を持っており、堅苦しくない分かりやすい文章で綴られており、このように自然体の文が綴れたらよいなあ、と思うエッセイストでした。
150pに書いてありましたが、筆者は5万回切られた男として有名な福本清三さんが主演された『太秦ライムライト』の脚本とプロデューサーを務められた方でした。ラストシーンが美しく福本さんの「仕出し」人生を、哀愁をもって描いた作品です。そんな印象を映画から受けたこともあり、本書を好意的に読んだのかもしれません。
書かれている事柄がどれも興味深く、京都を深く知る人もあまり知らないような薀蓄が披露されており、とても参考になりました。
114pに京都の範囲が記されていました。「京都」を指し示すエリアのカテゴリーについて記述があり、「以上、はたから見ると細かい差異に思えるのだが、内部にいる人にとっては」「それぞれ大きな差異がある。」と説明してありました。個人的には対して変わらないと思いますが、類型化することで、京都をうまく捉えることでできるのでしょう。
なお、200pに「お茶屋の請求書、大公開」として、『お花代』について、詳しく書かれていました。普通「花代一式」とありますので、その内訳の意味合いを知らないのが普通だと思われますが、筆者の強い思いがここに込められていました。
「舞妓、芸妓、地方の3人の料金」でしたが、書かれているように紹介者のお蔭で特別料金になっているのかもしれません。
野暮な試みでしょうが、他にこのようなアプローチをした人を知りませんので、それはそれで結構なことかもしれません。
本書は、そんな京都人気質も一定知りながら、京都を形成する文化の背景にある「おねだん」の価値を様々な事例を基に説明してあり、それを読むだけで京都の伺いしれない奥深さを知ることが出来る内容だと思いました。
筆者の大野裕之さんは、実に豊富な知識を持っており、堅苦しくない分かりやすい文章で綴られており、このように自然体の文が綴れたらよいなあ、と思うエッセイストでした。
150pに書いてありましたが、筆者は5万回切られた男として有名な福本清三さんが主演された『太秦ライムライト』の脚本とプロデューサーを務められた方でした。ラストシーンが美しく福本さんの「仕出し」人生を、哀愁をもって描いた作品です。そんな印象を映画から受けたこともあり、本書を好意的に読んだのかもしれません。
書かれている事柄がどれも興味深く、京都を深く知る人もあまり知らないような薀蓄が披露されており、とても参考になりました。
114pに京都の範囲が記されていました。「京都」を指し示すエリアのカテゴリーについて記述があり、「以上、はたから見ると細かい差異に思えるのだが、内部にいる人にとっては」「それぞれ大きな差異がある。」と説明してありました。個人的には対して変わらないと思いますが、類型化することで、京都をうまく捉えることでできるのでしょう。
なお、200pに「お茶屋の請求書、大公開」として、『お花代』について、詳しく書かれていました。普通「花代一式」とありますので、その内訳の意味合いを知らないのが普通だと思われますが、筆者の強い思いがここに込められていました。
「舞妓、芸妓、地方の3人の料金」でしたが、書かれているように紹介者のお蔭で特別料金になっているのかもしれません。
野暮な試みでしょうが、他にこのようなアプローチをした人を知りませんので、それはそれで結構なことかもしれません。
2017年9月14日に日本でレビュー済み
インテリにしか読めないというレビューもあったが、それはその通りだと思う。逆に言えば、京大あるいは同等レベル以上の大学を出た人にはすんなると腑に落ちる、見事な京都論だ。無理に、いちいち京都の「おねだん」を付けた感じもするが、花街が銀座よりも安いことはわかった。
2017年4月22日に日本でレビュー済み
いつも途切れることなく奔流のごとく生み出される京都本です。この本もその一つです。ただ類書との差異化がそこには必要とされます。そこで今回着目されたのが、値段です。すべてのものが「値付け」できるというのが、資本主義の原則ですが、derivativeでの原資産によるreplicationと異なるのが、京都での値付けなのです。ここでその値付けの対処つとして選ばれたのは様々な京都のtangileやintanngibleです。どちらも京都というcoatingをされることにより、不思議なpricingとなるというわけです。残念なことにもうここには西陣織は含まれていません。京都在住ではあるものの京都のfirst generationである著者がその新鮮な視角で値付けの謎をたどっていきます。そこで明らかにされるのは、近代とはいいがたい不思議な値付けのからくりなのです。資本主義の時代のブランド戦略の極致ともいうべき京都は一方では昔ながらの狭い共同体の世界なのです。その「狭さ」が様々な側面から辿られていきます。そこに悪乗りしてくるのが元は京都のでではない非京都の参入です。ただどうでしょうか、京都に魅惑された第一世代は「公平」な観察者であることはできません。結果としては、手の込んだ新手の京都礼賛本となってしまいました。