一昨日、友人からこの本のことを教えてもらい一気に拝読しました。
わたし自身はあえて言うなら異性愛者(と思っている)ですが、自分が抱える孤独感と孤立感との向き合い方や生き方のヒントをいただいた気持ちです。
著者がこの本を出すまでの相当なご苦労は計り知れなく、所々涙しながら読ませていただきました。パートナーの方と何度も何度も喧嘩し、その度に話し合いで解決しようとする描写に心の強さと相手の大切さがひしひしと伝わってきました。
「ひととひとが付き合うなら、傷つけないなんて、無理だと思うよ」
当たり前のことに目を逸らして生きてきたために今自分が悩んでいるのだと気付かされました。誰かと一緒に生きていくヒントも自分の愛し方もこの本には書いてありました。
そして、いのちが失われても次の誰かを救ういのちになって続いていくのだなと、わたしも救われた気持ちです。
これからも応援しております。
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孤独な世界の歩き方 ゲイの心理カウンセラーの僕があなたに伝えたい7つのこと 単行本(ソフトカバー) – 2017/5/12
村上裕
(著)
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購入オプションとあわせ買い
生きることに悩む、すべての人に……
大丈夫。
あなたは、あなたらしく、
この孤独な世界を生きてゆけるから。
「なぜ、生きることはこんなに苦しいんだろう?」
この孤独な世界の中で、私達は、とても小さな存在。大きな道標のように見える誰かの強い価値観や様々な情報に翻弄され、迷い、時に、抜け出せない迷路に入り込むこともある。
けれど、生きていれば、必ず道がある。どんな道でも、あなただけの道を歩くことができる。
虐待、いじめ、自殺未遂、カミングアウト……。ゲイの心理カウンセラーである著者が、自分自身の半生を紐解きながら、セクシュアル・マイノリティの視点と心理学的視点で語る、この生きにくい孤独な世界との向き合い方。
NHK「おはよう日本」、日本テレビ「解決! ナイナイアンサー」、朝日新聞、日経新聞、毎日新聞など多数メディアに登場する、ゲイの心理カウンセラーによる、待望の初著書。
人生の答えは、外に落ちているものではなく、あなたの心の中から見つけ出すもの。
他の誰でもない、世界でたったひとりの「あなた自身」になるために……
大丈夫。
あなたは、あなたらしく、
この孤独な世界を生きてゆけるから。
「なぜ、生きることはこんなに苦しいんだろう?」
この孤独な世界の中で、私達は、とても小さな存在。大きな道標のように見える誰かの強い価値観や様々な情報に翻弄され、迷い、時に、抜け出せない迷路に入り込むこともある。
けれど、生きていれば、必ず道がある。どんな道でも、あなただけの道を歩くことができる。
虐待、いじめ、自殺未遂、カミングアウト……。ゲイの心理カウンセラーである著者が、自分自身の半生を紐解きながら、セクシュアル・マイノリティの視点と心理学的視点で語る、この生きにくい孤独な世界との向き合い方。
NHK「おはよう日本」、日本テレビ「解決! ナイナイアンサー」、朝日新聞、日経新聞、毎日新聞など多数メディアに登場する、ゲイの心理カウンセラーによる、待望の初著書。
人生の答えは、外に落ちているものではなく、あなたの心の中から見つけ出すもの。
他の誰でもない、世界でたったひとりの「あなた自身」になるために……
- 本の長さ200ページ
- 言語日本語
- 出版社イースト・プレス
- 発売日2017/5/12
- 寸法12.8 x 1.8 x 18.8 cm
- ISBN-104781615414
- ISBN-13978-4781615417
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商品の説明
著者について
村上 裕( Murakami Yutaka )
ゲイの心理カウンセラー
一般社団法人全国心理業連合会公認
上級プロフェッショナル心理カウンセラー
LGBTQIビジネスコンサルタント
1982 年 2 月 17 日生まれ、福島県福島市出身。
福島南高等学校にて情報・会計を学び、千葉商科大学にて経営・商学を学んで後、専門学校にて、マイクロカウンセリング理論、来談 者中心療法、動物介在療法、芸術療法、等を学ぶ。
独立開業後は LGBTQI のサポートに必要と感じ、社会心理学とアドラー心理学を学ぶ。 2007 年より、東京都中野区にてカウンセリングルーム P・M・R を経営しながら、数百人を超える多種多様な LGBTQI 当事者や周辺家族の相談を受ける。 また、「セクシュアルマイノリティ当事者が、ありのままに生きる姿を社会に現すこと」 を理念にメディア活動も展開しながら、LGBTQI へサービスを提供したい企業や法人に対し、マーケティングやコンサルテーションも行う。
現在は、延べ 1,000 件以上に及ぶ LGBTQI の心理相談を背景に、LGBTQI の心理学講座の開講や、孤立しやすいLGBTQIの周辺家族や友人をサポートする家族会や心のケアワークショップの開催、企業や学校へ向けてのLGBT研修を提供し、心理カウンセラーを目指す個人への直接指導を行う人材育成にも注力しながら、社会の新しい動きから起こる様々な変化に向けて尽力している。
NHK「おはよう日本」“カミングアウト"の悩みどう支える、日本テレビ「解決! ナイナイアンサー」相談員、フジテレビ「マネースクープ」などに出演。
朝日新聞、毎日新聞、日経新聞、東京新聞、東京グラフィティ、ハフィントンポスト日本版など多数メディアで、これまでの取り組みが取り上げられている。
ゲイの心理カウンセラー
一般社団法人全国心理業連合会公認
上級プロフェッショナル心理カウンセラー
LGBTQIビジネスコンサルタント
1982 年 2 月 17 日生まれ、福島県福島市出身。
福島南高等学校にて情報・会計を学び、千葉商科大学にて経営・商学を学んで後、専門学校にて、マイクロカウンセリング理論、来談 者中心療法、動物介在療法、芸術療法、等を学ぶ。
独立開業後は LGBTQI のサポートに必要と感じ、社会心理学とアドラー心理学を学ぶ。 2007 年より、東京都中野区にてカウンセリングルーム P・M・R を経営しながら、数百人を超える多種多様な LGBTQI 当事者や周辺家族の相談を受ける。 また、「セクシュアルマイノリティ当事者が、ありのままに生きる姿を社会に現すこと」 を理念にメディア活動も展開しながら、LGBTQI へサービスを提供したい企業や法人に対し、マーケティングやコンサルテーションも行う。
現在は、延べ 1,000 件以上に及ぶ LGBTQI の心理相談を背景に、LGBTQI の心理学講座の開講や、孤立しやすいLGBTQIの周辺家族や友人をサポートする家族会や心のケアワークショップの開催、企業や学校へ向けてのLGBT研修を提供し、心理カウンセラーを目指す個人への直接指導を行う人材育成にも注力しながら、社会の新しい動きから起こる様々な変化に向けて尽力している。
NHK「おはよう日本」“カミングアウト"の悩みどう支える、日本テレビ「解決! ナイナイアンサー」相談員、フジテレビ「マネースクープ」などに出演。
朝日新聞、毎日新聞、日経新聞、東京新聞、東京グラフィティ、ハフィントンポスト日本版など多数メディアで、これまでの取り組みが取り上げられている。
登録情報
- 出版社 : イースト・プレス (2017/5/12)
- 発売日 : 2017/5/12
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 200ページ
- ISBN-10 : 4781615414
- ISBN-13 : 978-4781615417
- 寸法 : 12.8 x 1.8 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 603,909位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 19,290位自己啓発 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年6月11日に日本でレビュー済み
自分もゲイの当事者であり、数年前からカウンセリングでお世話になっていたご縁で読ませて頂きました。
元々、(特にセクシャル)マイノリティが感じる「切なさ」や「孤独感」という気持ちにはすごく興味があり、自分以外のセクシャルマイノリティ当事者が感じているけれど、普段は中々知ることの出来ない本当の思いはどうなんだろう?と常々思っていました。この著書は、そんな気持ちを知ることの出来る貴重な素材だと思います。
セクシャルマイノリティ当事者として読んでみると、共感できる節は確かに多くあります。しかし、この本は元々、セクシャルマイノリティからセクシャルマイノリティ以外へも向けた本として出版されたとのことで、セクシャルマイノリティ当事者でなくても、何か皆と違うことでの「生きづらさ」を抱えてる人なら、読んでみる価値があるかと思います。何か心に引っかかってしまうその「生きづらさ」というものが、セクシャルマイノリティとして感じられるのか、それ以外の要素で感じられるのかは、あくまで人それぞれとして。
今の日本でだと、皆と違うことで感じてしまう「生きづらさ」というものが、実は水面下では大きく問題になっていると思うし、そんな心の悩みへの取り組みが、これから更に重要になってくると思っています。自分も、自分自身の抱える悩みや思いと向き合いながら生きている最中ですので、今だけでなく、これから一緒に寄り添っていける著書にしたいと思っています。
元々、(特にセクシャル)マイノリティが感じる「切なさ」や「孤独感」という気持ちにはすごく興味があり、自分以外のセクシャルマイノリティ当事者が感じているけれど、普段は中々知ることの出来ない本当の思いはどうなんだろう?と常々思っていました。この著書は、そんな気持ちを知ることの出来る貴重な素材だと思います。
セクシャルマイノリティ当事者として読んでみると、共感できる節は確かに多くあります。しかし、この本は元々、セクシャルマイノリティからセクシャルマイノリティ以外へも向けた本として出版されたとのことで、セクシャルマイノリティ当事者でなくても、何か皆と違うことでの「生きづらさ」を抱えてる人なら、読んでみる価値があるかと思います。何か心に引っかかってしまうその「生きづらさ」というものが、セクシャルマイノリティとして感じられるのか、それ以外の要素で感じられるのかは、あくまで人それぞれとして。
今の日本でだと、皆と違うことで感じてしまう「生きづらさ」というものが、実は水面下では大きく問題になっていると思うし、そんな心の悩みへの取り組みが、これから更に重要になってくると思っています。自分も、自分自身の抱える悩みや思いと向き合いながら生きている最中ですので、今だけでなく、これから一緒に寄り添っていける著書にしたいと思っています。
2022年11月10日に日本でレビュー済み
ゲイであることによる小さな頃からの苦しみが書いてあり、その視点での孤独対策なので、基本ゲイの方向けです。
他の方にはちょっとピンとこないかも。
他の方にはちょっとピンとこないかも。
2017年5月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読んでいる間に、何度も涙しました。
村上先生の様々なマイノリティに苦しみもがいている姿に、私自身の苦しみ、もがきが重なりました。
しかし、それは痛みをなぞるだけではなく、希望を感じさせる文章でもありました。
村上先生は真摯にご自分の人生に向き合い、勇気を持って、この孤独な世界を歩いていらっしゃる。
「悩むのは誠実に人生に向き合っているから」その言葉に、あぁ私は頑張っているのだな、ちゃんと人生に向き合っているのだなと思い、自分を褒めてあげてもいいのだと感じました。
この本は様々なマイノリティの方だけではなく、生きづらさを感じている全ての方々に、是非読んで欲しい本だと思います。
読み終わった時に、もしかしたら一歩前に進める、そんな希望を感じる本です。
カウンセラーとしても、教科書の一冊にさせていただきます。ありがとうございました。
村上先生の様々なマイノリティに苦しみもがいている姿に、私自身の苦しみ、もがきが重なりました。
しかし、それは痛みをなぞるだけではなく、希望を感じさせる文章でもありました。
村上先生は真摯にご自分の人生に向き合い、勇気を持って、この孤独な世界を歩いていらっしゃる。
「悩むのは誠実に人生に向き合っているから」その言葉に、あぁ私は頑張っているのだな、ちゃんと人生に向き合っているのだなと思い、自分を褒めてあげてもいいのだと感じました。
この本は様々なマイノリティの方だけではなく、生きづらさを感じている全ての方々に、是非読んで欲しい本だと思います。
読み終わった時に、もしかしたら一歩前に進める、そんな希望を感じる本です。
カウンセラーとしても、教科書の一冊にさせていただきます。ありがとうございました。
2017年5月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
感動して涙しました。大変勉強になりました!
本当にありがとうございます!
プライベートの事に触れるのは失礼かもしれないですが
気になったので(^ ^)
パンダさんとマイティさんと
3人で住んでいるのですねー(^ ^)
そういう生き方も良いなぁって思いました!
本当にありがとうございます!
プライベートの事に触れるのは失礼かもしれないですが
気になったので(^ ^)
パンダさんとマイティさんと
3人で住んでいるのですねー(^ ^)
そういう生き方も良いなぁって思いました!
2017年5月20日に日本でレビュー済み
久しぶりに、本を読んで号泣した。
表紙のイラストのように、心の奥にポツンと座っている小さな私の背中を、あたたかく抱かれたような気がした。
この本には、オープンリーゲイの心理カウンセラーである著者の今までの人生の出来事と、心の描写、そして読者への語りかけが交互に入っている。
読み手が著者の心の旅路をなぞりながら、自然と「【孤独】と上手に付き合っていく」準備を出来るように、と構成されている。
とてもやわらかな文章で読みやすいので、「ゲイ」「心理学」「いじめ」「虐待サバイバー」と言うワードに馴染みがない人にも、思春期の子どもたちにも、是非読んでほしいと思う。
私が本書で最も強い印象を受けたのは「心が抑圧された怒りで一杯だったから、それ以外の感情を感じることが出来なかった」という部分。
その感じは、私も知ってる!そう叫びたくなった。
個人的な話になるけれど、
私は長い間自分を好きになりたくて、
ここにいてもいいのだと安心したかった。
そのためにも
勉強に打ち込んだり、
仕事を頑張ったり、
外見を綺麗にしようとしたり、
恋人探しをしたり、
友達を増やそうとしたりした。
人に認められると嬉しかったし、この本の中の言葉を借りると、そんな経験は「自信」、「自己価値」を高めてくれた。
でも実は、「自分を好きか」(自己肯定感)と、それらは思ったほど関係なかった。
「イヤだな」と思ったことは止める、
「疲れたな」と思ったら自分を労う、
「悲しいな」と思ったら悲しむ、
「辛いな」と感じたら離れる、
「大丈夫だよ」と優しく自分に声をかける、
こう言う一見些細なことのほうがずっと、自分を愛することと繋がっていた。そして、私はそういうことが一番苦手だった。
読みながら、そのことに気づいた。
でも、大丈夫。きっと良くなる。
読み終えなから、そう思えた。
「孤独」を抱えて生きるすべての人に、お勧めしたい。
表紙のイラストのように、心の奥にポツンと座っている小さな私の背中を、あたたかく抱かれたような気がした。
この本には、オープンリーゲイの心理カウンセラーである著者の今までの人生の出来事と、心の描写、そして読者への語りかけが交互に入っている。
読み手が著者の心の旅路をなぞりながら、自然と「【孤独】と上手に付き合っていく」準備を出来るように、と構成されている。
とてもやわらかな文章で読みやすいので、「ゲイ」「心理学」「いじめ」「虐待サバイバー」と言うワードに馴染みがない人にも、思春期の子どもたちにも、是非読んでほしいと思う。
私が本書で最も強い印象を受けたのは「心が抑圧された怒りで一杯だったから、それ以外の感情を感じることが出来なかった」という部分。
その感じは、私も知ってる!そう叫びたくなった。
個人的な話になるけれど、
私は長い間自分を好きになりたくて、
ここにいてもいいのだと安心したかった。
そのためにも
勉強に打ち込んだり、
仕事を頑張ったり、
外見を綺麗にしようとしたり、
恋人探しをしたり、
友達を増やそうとしたりした。
人に認められると嬉しかったし、この本の中の言葉を借りると、そんな経験は「自信」、「自己価値」を高めてくれた。
でも実は、「自分を好きか」(自己肯定感)と、それらは思ったほど関係なかった。
「イヤだな」と思ったことは止める、
「疲れたな」と思ったら自分を労う、
「悲しいな」と思ったら悲しむ、
「辛いな」と感じたら離れる、
「大丈夫だよ」と優しく自分に声をかける、
こう言う一見些細なことのほうがずっと、自分を愛することと繋がっていた。そして、私はそういうことが一番苦手だった。
読みながら、そのことに気づいた。
でも、大丈夫。きっと良くなる。
読み終えなから、そう思えた。
「孤独」を抱えて生きるすべての人に、お勧めしたい。
2017年8月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本当に行き詰っている人には響かない。著者の不幸な生い立ちを交えて、ゲイの人達の人生観を綴っているだけ。ゲイのカウンセラーを売り文句に商売をしないで欲しい。
2017年5月13日に日本でレビュー済み
まず最初に「孤独な世界の歩き方」という、この本のタイトルについて。
「孤独な世界」とは、文字通りこの世界のことであり、違う見方をすれば「孤独な『人生』(個人レベルの世界)」と捉えることも出来るかもしれません。
そして重要なのが「歩き方」という表現です。
孤独で寂しい世界(人生)だけど、それでも前を向いて、自分の意志で、自分のペースで、自分らしく歩んで行ってほしい。
そんなとても前向きで優しいメッセージが、この本のタイトルには込められているのではないかと、私は思いました。
表紙についても触れると、とても「光」が感じられるデザインになっていると思いました。
一見すると寂しそうな表紙ですが、こちらもタイトルと同様、寂しさのなかに希望を感じさせるようなデザインになっています。
ここから、内容についてです。
前半は著者のセルフヒストリーとともに、壮絶な虐めや、「ゲイ」「母子家庭」であるということを始めとした「普通ではない自分」との葛藤が書かれています。
読んでいて胸が苦しくなるような、時には読み進めるのをためらうような、私からすれば「幻のような現実」が、そこには広がっていました。
「死」というものと向き合い続ける著者から見える世界は、限りなく「モノトーン」「無機質」に近いものであることが感じられました。
しかし、様々な葛藤の中で「死」についてではなく、著者が「生きる」ことについて考え始めるようになった場面から、読み手に対するメッセージが色濃くなっていきます。
その後も、著者のセルフヒストリーと、読み手に対するメッセージが交互に展開していくのですが、それがこの「孤独な世界の歩き方」の特徴とも言えます。
読み手に対する著者の文章には、優しさが溢れています。
時に語り掛けるように、時に励ますように、時に微笑むように、そして寄り添うように、文章が綴られていきます。
本作(特にセルフヒストリーの部分)を読むと、著者が多くの「マイノリティー(少数派)」を抱えて生きていることがわかります。
そして、心理カウンセラーとして多種多様な方々の心理相談を受けてきたからこそ、「多様な人生」「多様な関係性(パートナーシップ)」があることを学んだ、ということも記されています。
だからこそ、「普通とは?」「自分とは?」「生きるとは?」「恋、愛とは?」などといった、人生において誰もがぶつかるであろう、ある種普遍的な悩みに対する、著者なりの答え(メッセージ)が、とても説得力をもって読み手に迫ってきます。
私が「孤独な世界の歩き方」を読み終えて感じたのは、良い本に出逢えたという「幸福感」と、背中を優しく押してもらえたような「前向き感」でした。
そして何よりも、「人間は本当に多種多様(グラデーション)なんだな」という、当たり前のようで忘れがちなことを、改めて気づかせてくれるものでした。
カウンセラーとして大切なことも、本作には詰まっています。
ゲイのカウンセラーである村上さんが書いた本を、ゲイでカウンセラーを目指している私が読んだので、親和性が高かったのは事実です。
しかしその事実を差し引いても、本作のもつメッセージ性やエネルギーは、なんら変わることはないと断言できます。
マイノリティーに限らず、この難儀で息苦しい世の中を歩くすべての人に読んでほしい、そう思える作品です。
ちなみに、「カウンセリングルームP・M・R」の「P・M・R」についての由来も、本作には記載されています。
読もうかどうか迷っているなら、読んでみることを私はお勧めします
「孤独な世界」とは、文字通りこの世界のことであり、違う見方をすれば「孤独な『人生』(個人レベルの世界)」と捉えることも出来るかもしれません。
そして重要なのが「歩き方」という表現です。
孤独で寂しい世界(人生)だけど、それでも前を向いて、自分の意志で、自分のペースで、自分らしく歩んで行ってほしい。
そんなとても前向きで優しいメッセージが、この本のタイトルには込められているのではないかと、私は思いました。
表紙についても触れると、とても「光」が感じられるデザインになっていると思いました。
一見すると寂しそうな表紙ですが、こちらもタイトルと同様、寂しさのなかに希望を感じさせるようなデザインになっています。
ここから、内容についてです。
前半は著者のセルフヒストリーとともに、壮絶な虐めや、「ゲイ」「母子家庭」であるということを始めとした「普通ではない自分」との葛藤が書かれています。
読んでいて胸が苦しくなるような、時には読み進めるのをためらうような、私からすれば「幻のような現実」が、そこには広がっていました。
「死」というものと向き合い続ける著者から見える世界は、限りなく「モノトーン」「無機質」に近いものであることが感じられました。
しかし、様々な葛藤の中で「死」についてではなく、著者が「生きる」ことについて考え始めるようになった場面から、読み手に対するメッセージが色濃くなっていきます。
その後も、著者のセルフヒストリーと、読み手に対するメッセージが交互に展開していくのですが、それがこの「孤独な世界の歩き方」の特徴とも言えます。
読み手に対する著者の文章には、優しさが溢れています。
時に語り掛けるように、時に励ますように、時に微笑むように、そして寄り添うように、文章が綴られていきます。
本作(特にセルフヒストリーの部分)を読むと、著者が多くの「マイノリティー(少数派)」を抱えて生きていることがわかります。
そして、心理カウンセラーとして多種多様な方々の心理相談を受けてきたからこそ、「多様な人生」「多様な関係性(パートナーシップ)」があることを学んだ、ということも記されています。
だからこそ、「普通とは?」「自分とは?」「生きるとは?」「恋、愛とは?」などといった、人生において誰もがぶつかるであろう、ある種普遍的な悩みに対する、著者なりの答え(メッセージ)が、とても説得力をもって読み手に迫ってきます。
私が「孤独な世界の歩き方」を読み終えて感じたのは、良い本に出逢えたという「幸福感」と、背中を優しく押してもらえたような「前向き感」でした。
そして何よりも、「人間は本当に多種多様(グラデーション)なんだな」という、当たり前のようで忘れがちなことを、改めて気づかせてくれるものでした。
カウンセラーとして大切なことも、本作には詰まっています。
ゲイのカウンセラーである村上さんが書いた本を、ゲイでカウンセラーを目指している私が読んだので、親和性が高かったのは事実です。
しかしその事実を差し引いても、本作のもつメッセージ性やエネルギーは、なんら変わることはないと断言できます。
マイノリティーに限らず、この難儀で息苦しい世の中を歩くすべての人に読んでほしい、そう思える作品です。
ちなみに、「カウンセリングルームP・M・R」の「P・M・R」についての由来も、本作には記載されています。
読もうかどうか迷っているなら、読んでみることを私はお勧めします