他の方が仰るように最終ラウンドに向けての俗にいう「箸休め」的な巻と言えます。
私が印象に残ったのは永井くんの母親が一貫して冷徹なイメージがありましたがそれには意味と彼女なりの愛情があったと思える描写です。
永井くんの性格は母親譲りで頭がよく冷静でどんなときにでも合理的に分析し行動に起こすというもので母親は元々の性格と経験から完成された合理的な性格をしています。
ただ冷徹と思われがちではありますが情に厚いである永井くんの父親を好きになったり自分の大切なものを守ろうとしています。
今までの永井くんに対しての態度は「亜人と判明したから『息子とは思えない』と思い切り捨てた」という印象ですが、逆に「息子だと思えない」と周囲に思わせて自分や自分の近くにいる娘(永井くんの妹)を守ったり、永井くんが母親に電話をしてきたときも冷静に息子が自分自身で生き抜くように諭すなど今までとは違う母親としての接し方になっています。
最初話がどんどん膨らんでいくと思っていましたが各エピソード(オグラ博士、亜人佐藤、戸崎、日本亜人第一号)がどんな結びつきをするのかとても楽しみになり話が広がりすぎると「ついていけない」と投げ出す人が多くなりますがこの漫画は世界観や人物がとても魅力的で「もっと深く知りたい」と思わせるので続きがとても気になります。
巻が進むにつれキャラクターの魅力が深まり納得することが多くなります。
母親とのやりとりから永井くんが実験施設から脱走するときに自分を逃がしてくれた施設の職員をわざわざ戻って助けたり、逆に命を懸けて助けてくれた海斗くんのことを「もういらないよ」と発言したりする意味が少し分かった気がしました。
ちなみに海斗くんは過去の話で「ケイがいらないと言えば引く。でも助けが必要ならかけつける」というのもこういう冷静で頭の良い永井くんを深く理解しているからこそいえることなのだとも感じました。
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亜人(10) (アフタヌーンKC) コミック – 2017/4/7
桜井 画門
(著)
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フォージ安全ビルでの激闘は永井圭と亜人管理委員会のトップ・戸崎たちが組んだ共同戦線に壊滅的打撃を与えた。圭は母との電話の後に姿をくらまし、亜人テロリスト・佐藤は厚生労働省と接触を図る。だが戸崎を始め、生き残った者たちは、このままで済ませるつもりはない。チームは再び立ち上がり、反撃の準備を着々と進める。さらに、国内第001番目の亜人が明らかになり、佐藤が亜人として目覚めた瞬間も描かれる最新刊!
- 本の長さ194ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2017/4/7
- 寸法13 x 1.3 x 18.3 cm
- ISBN-104063882489
- ISBN-13978-4063882483
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商品の説明
著者について
桜井 画門
東京都出身。男性。
2008年アフタヌーン四季賞で大賞を受賞。
2012年から「good!アフタヌーン」で『亜人』の連載を開始。
東京都出身。男性。
2008年アフタヌーン四季賞で大賞を受賞。
2012年から「good!アフタヌーン」で『亜人』の連載を開始。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年4月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主人公の永井は正直あんまり好きではなかったです。冷血で凄まじく合理的な時もあれば、人を助けるときもあったりとなんかふわふわとしたキャラクターだなぁと思っていました。しかし今回の母親と電話するエピソードで永井の性格が掘り下げられ納得することが出来、今までより好きなキャラクターになりました。
一方で亜人になる前の佐藤のエピソードでは右足を失った状態でありながら5年間マフィア相手に遊んでいた事が明らかになり、改めて佐藤の異常性や戦闘センスを感じることが出来ました。
また佐藤たちと大臣の会談に向けての作戦会議では国内の亜人の中で一番酷い扱いを受けたであろう田中が流血沙汰は無しだといい、遊びたい佐藤たちと田中の間でなんだか不穏な空気が出ているのが田中好きとしては少し怖いです。
ストーリーはあまり動かないですが個々の人物描写や久しぶりにでたフラッド現象という言葉、4巻の表紙のトゲトゲ頭のIBMを出す消防士の亜人のことなど今後の展開が気になる要素が出てきていて続きが待ち遠しいです。
一方で亜人になる前の佐藤のエピソードでは右足を失った状態でありながら5年間マフィア相手に遊んでいた事が明らかになり、改めて佐藤の異常性や戦闘センスを感じることが出来ました。
また佐藤たちと大臣の会談に向けての作戦会議では国内の亜人の中で一番酷い扱いを受けたであろう田中が流血沙汰は無しだといい、遊びたい佐藤たちと田中の間でなんだか不穏な空気が出ているのが田中好きとしては少し怖いです。
ストーリーはあまり動かないですが個々の人物描写や久しぶりにでたフラッド現象という言葉、4巻の表紙のトゲトゲ頭のIBMを出す消防士の亜人のことなど今後の展開が気になる要素が出てきていて続きが待ち遠しいです。
2017年11月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これからのストーリーが、気になります!!ありがとうございます!!
2023年11月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自身が死ぬまでそうだとは分からない亜人は、吸血鬼やゾンビ、狼男とは違う新たな存在である。
死んでから復活することで判明し、不死の人間であること以外は、人間と全く変わらないため殆どの亜人は自身が亜人とは気付かず生活し、そして死んでいく。
主人公はなろう系小説のような死に方をして、復活したことで自身が亜人であることがわかり、「人間(政府)」から追われることで物語はスタートする。
そして、物語が進むにつれて、亜人vs人間の対立構造になっていきスケールも壮大になってくる。
本書で面白い点は、主人公にあまり感情移入が出来ない点である。
主人公の永井圭は95%論理性と5%の感情で行動しているため、読者から見ると殆どサイコパスのように感じられる。かろうじて5%の感情的行動で、主人公的行動を選択するために物語が適切に進んでいくが、友情・努力・勝利のような主人公とは一線を画するため、主人公らしさはあまり感じない。
また、主人公のライバル(=敵)の佐藤も面白い。
物語が進むにつれて判明してくるが、行動原理が不明である。そして、戦闘経験、センスが抜群のため、予測不可能な行動をする最強キャラとして君臨する。しかし、ダークヒーロー的な要素は感じられない。
主人公、敵ともにあまり感情移入はできないが、かといって、羨望を感じたり憧れを感じるわけでは無いため、どこか客席から舞台を見ているような距離感は感じる。
しかし、題材も珍しく、類似作品があまり無い面白い作品と感じた。
死んでから復活することで判明し、不死の人間であること以外は、人間と全く変わらないため殆どの亜人は自身が亜人とは気付かず生活し、そして死んでいく。
主人公はなろう系小説のような死に方をして、復活したことで自身が亜人であることがわかり、「人間(政府)」から追われることで物語はスタートする。
そして、物語が進むにつれて、亜人vs人間の対立構造になっていきスケールも壮大になってくる。
本書で面白い点は、主人公にあまり感情移入が出来ない点である。
主人公の永井圭は95%論理性と5%の感情で行動しているため、読者から見ると殆どサイコパスのように感じられる。かろうじて5%の感情的行動で、主人公的行動を選択するために物語が適切に進んでいくが、友情・努力・勝利のような主人公とは一線を画するため、主人公らしさはあまり感じない。
また、主人公のライバル(=敵)の佐藤も面白い。
物語が進むにつれて判明してくるが、行動原理が不明である。そして、戦闘経験、センスが抜群のため、予測不可能な行動をする最強キャラとして君臨する。しかし、ダークヒーロー的な要素は感じられない。
主人公、敵ともにあまり感情移入はできないが、かといって、羨望を感じたり憧れを感じるわけでは無いため、どこか客席から舞台を見ているような距離感は感じる。
しかし、題材も珍しく、類似作品があまり無い面白い作品と感じた。
2017年4月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
kindleの利便性を活かして、発売日に早速読了。序盤は、永井圭の屈曲した言動に面白味を感じていたが、徐々にわかってきたその人間性に、益々、このキャラクターが好きになる。主人公自体をこういう感じに演出するやり方があるんだなぁ。今回は穏やかなエピソードが多いけど、物語がいよいよクライマックスへ向かう前の嵐の前の静けさかな。
2017年4月8日に日本でレビュー済み
佐藤の圧倒的な強さが際立った前巻から続いて、
今回の巻は内面に目を向けた描写が目立ちました。
しかし、決して退屈な話ではなく、
『どうして永井圭は冷淡なのか』
『どうして永井圭の母親は実の息子のことを『息子とは思えない』と言ったのか』
『どうして海斗はそんな冷淡な永井圭に対して『助けが必要ならいつでも駆けつける』と言ったのか』
『どうして佐藤は亜人と気づいたのか』
など、今までのサラッと読み流すと気づかないような伏線がたくさん回収されました。
永井圭の亜人覚醒
↓
戸崎グループへの合流
↓
佐藤グループとの戦争敗北
↓
内面描写(10巻)
↓
???
この先にあるのは、次のクライマックスへの導線なんだろうと思います。
今回の巻を読むと次の展開がとても待ち遠しくなります。
発売された直後ですが、次巻が楽しみです。
今回の巻は内面に目を向けた描写が目立ちました。
しかし、決して退屈な話ではなく、
『どうして永井圭は冷淡なのか』
『どうして永井圭の母親は実の息子のことを『息子とは思えない』と言ったのか』
『どうして海斗はそんな冷淡な永井圭に対して『助けが必要ならいつでも駆けつける』と言ったのか』
『どうして佐藤は亜人と気づいたのか』
など、今までのサラッと読み流すと気づかないような伏線がたくさん回収されました。
永井圭の亜人覚醒
↓
戸崎グループへの合流
↓
佐藤グループとの戦争敗北
↓
内面描写(10巻)
↓
???
この先にあるのは、次のクライマックスへの導線なんだろうと思います。
今回の巻を読むと次の展開がとても待ち遠しくなります。
発売された直後ですが、次巻が楽しみです。
2017年4月11日に日本でレビュー済み
私はこの10巻、面白かったです
亜人 らしい?バトルはありませんでしたが
永井圭とその家族の空気感とかすごくよくわかったし
また【対佐藤メンバー】が集まったし
佐藤のキモさもよくわかったし 笑
次に繋がる巻だと思いました(*'w`*)
亜人 らしい?バトルはありませんでしたが
永井圭とその家族の空気感とかすごくよくわかったし
また【対佐藤メンバー】が集まったし
佐藤のキモさもよくわかったし 笑
次に繋がる巻だと思いました(*'w`*)
2017年4月8日に日本でレビュー済み
今回の巻は、嵐の前の静けさって感じの休憩の巻だったかなぁと思う。ただ、退屈せずに読めたので良かった!!最後の戦いまであと少し!亜人と人間の今後はどうなるのか!?楽しみにしながら次巻を待ってます。