「衛星はなぜ惑星に落ちないのか」の説明部分で重力場をボウル状に描いてることに異論を唱えている方がいますが、ご安心ください。
「中心に向かうほど傾斜がキツくなるスリ鉢状」という本来の形も後々の話でS沢が体験します。
第一宇宙速度や第二宇宙速度についてのお話もまた、後の話で出てきます。
私のようなS沢級の物理素人にもイメージしやすいように、段階的に教えてくれているのでしょう。
登場人物のストーリーは完全におまけで、本筋は物理のストーリーですね。
読者を選ぶ作品ですが、蘊蓄を楽しめる素人や説明不足への茶々入れを楽しめる有識者には面白いと思います。

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惑わない星(2) (モーニング KC) コミック – 2017/3/23
石川 雅之
(著)
連載時のカラーを、完全収録! 理由すらわからず、瀕死のままの「地球」。S沢と及川は戸惑いつつも、「月」と共に「地球」のことを知るため「物理」を学び始める。そうこうしている内に次々とやってくる太陽系惑星の面々…「木星」「土星」「天王星」「海王星」。惑星と人間がお互いに学び、「地球」を救うべく未来を語り合う、前代未聞の惑星擬人化漫画第2巻!!
- 本の長さ188ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2017/3/23
- 寸法13 x 1.5 x 18.3 cm
- ISBN-104063887073
- ISBN-13978-4063887075
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商品の説明
著者について
石川 雅之
1997年、『日本政府直轄機動戦隊コームインV』で初連載。2004年より『イブニング』『モーニング・ツー』(講談社)連載の『もやしもん』で人気を得る。『もやしもん』『純潔のマリア』がTVアニメ化された。
2008年、『もやしもん』で第12回手塚治虫文化賞マンガ大賞、第32回講談社漫画賞一般部門を受賞。
緻密な線で描く独特の絵柄が特徴、アシスタントはおらず、すべてを一人でこなす。
1997年、『日本政府直轄機動戦隊コームインV』で初連載。2004年より『イブニング』『モーニング・ツー』(講談社)連載の『もやしもん』で人気を得る。『もやしもん』『純潔のマリア』がTVアニメ化された。
2008年、『もやしもん』で第12回手塚治虫文化賞マンガ大賞、第32回講談社漫画賞一般部門を受賞。
緻密な線で描く独特の絵柄が特徴、アシスタントはおらず、すべてを一人でこなす。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年4月2日に日本でレビュー済み
なかなか、マニアックな衛星の名前が出てきたり、惑星の大気の簡単な説明だったりと素人目にはとても興味も湧く内容で、万人ウケはしないだろうが個人的にとても好きでツボなマンガ
土星、木星の衛星各々多種多様な様相
金星のスーパーローテーションより壮大な海王星のひと吹き
そもそも太陽系の大きさとは銀河の大きさとは…
ここ発端に宇宙に興味を惹かれる人が出てくるのも面白いんじゃないかと思います
土星、木星の衛星各々多種多様な様相
金星のスーパーローテーションより壮大な海王星のひと吹き
そもそも太陽系の大きさとは銀河の大きさとは…
ここ発端に宇宙に興味を惹かれる人が出てくるのも面白いんじゃないかと思います
2017年5月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
やっぱり金星かわいい!!
口がめっちゃキツイ月の人間バージョンもかわいかったですが、金星の天然が素敵です。
衛生もいっぱいでてきて、まるでもやしもんの菌の乱舞をみているよう!
衛星が混ざってしまって、一生懸命わけている木製と土星、天王星たちかわいかったですが、やっぱり金星が一番かわいい!
シビアな水星、ビブな海王星、
太陽以外の惑星たちがやっとこそろったのに、巻末では、
「もう帰る」
となって、さびしいです。
他の方のレビューで、今度は「物理」とのことで、
びびって購入が送れましたが、
数式ではなくて、S沢をけたおして船から突き落とすことで作用、反作用を説明するなど、
笑えて、わかりやすかったです。
口がめっちゃキツイ月の人間バージョンもかわいかったですが、金星の天然が素敵です。
衛生もいっぱいでてきて、まるでもやしもんの菌の乱舞をみているよう!
衛星が混ざってしまって、一生懸命わけている木製と土星、天王星たちかわいかったですが、やっぱり金星が一番かわいい!
シビアな水星、ビブな海王星、
太陽以外の惑星たちがやっとこそろったのに、巻末では、
「もう帰る」
となって、さびしいです。
他の方のレビューで、今度は「物理」とのことで、
びびって購入が送れましたが、
数式ではなくて、S沢をけたおして船から突き落とすことで作用、反作用を説明するなど、
笑えて、わかりやすかったです。
2017年9月16日に日本でレビュー済み
色々説明ばっかだけど、宇宙にロマンを感じる人にとっては面白い。
一般的な漫画というジャンルからは外れるかもしれないが、こういう説明が多いのも一つの漫画。
ただ地球が風邪という設定をどう生かすのかがこれからの見どころになりそう。ひょっとしたら、まだ地面を踏み固めている段階なのかもしれない。
ふと、宇宙の話題がテレビ番組やニュースでやっていたら思い出して、読み直すだろう。
エンターテインメント性、娯楽分が少ない分、専門的でコアなファンが付きそうな感じ。なんていうのか安定して売れ続けそうな作品なのだとおもう。
一般的な漫画というジャンルからは外れるかもしれないが、こういう説明が多いのも一つの漫画。
ただ地球が風邪という設定をどう生かすのかがこれからの見どころになりそう。ひょっとしたら、まだ地面を踏み固めている段階なのかもしれない。
ふと、宇宙の話題がテレビ番組やニュースでやっていたら思い出して、読み直すだろう。
エンターテインメント性、娯楽分が少ない分、専門的でコアなファンが付きそうな感じ。なんていうのか安定して売れ続けそうな作品なのだとおもう。
2017年3月26日に日本でレビュー済み
物理の教科書の副読本としてもいいくらいの密度で、情報を語る月。一つ一つの言葉がグサリときます。星と人が交われるのかハラハラしながら読み進めつつ、次巻がめちゃくちゃ楽しみなラストでした。
2018年5月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
相も変わらず石川節炸裂ウンチクマンガなので,作品自体やこの巻の評価自体は他の方にお任せしておく。
この作者に限らずウンチク物ってのは,作者がヨクワカッテナイことやカンチガイシテイルことがままある。特に科学系においてはこいつが特に厄介で,“月”の「知っててやるのと無知の垂れ流しは違いマス」の台詞が作者自身にズシンと突き刺さることがある。
その具体例が「衛星はなぜ惑星に落ちないのか」の説明部分で,これでは読者がナンダカ理解できない?ナントナクそんなもんなのか?的なただのページ数稼ぎと見えてしまう。重力場をボウル状に描いてるのもどうかと思うが(本来は中心に向かうほど傾斜がキツくなるスリ鉢状),それを多めに見てもまるで見当違いな「重力に逆らって飛んで行く」話は,ここで必要な説明ではないからだ。
本来なら,いつかは落ちる紙飛行機をとことん速く飛ばすとどうなるかという,「いつまでも落下しながら(見た目)飛び続けている物体」の話であるべきだ。しきりに出してくる地球表面上の重力加速度の値“9.8”なんぞガン無視して,大気圏外で空気抵抗の無い宇宙空間を惑星の重力に引かれながらカッ飛んでく(人工)衛星の話に持ち込むのが筋だ。
と「木星が近づきすぎてしまったので地球ヤバい」の説明から明後日の方向に逸れてしまう。しかし,お話は流れをぶった切って重力の話題に持ち込み,その上で「ふらっと星の重力圏に飛び込むと中心に引き込まれる」ことがイイタイのだ。だったら(人工)衛星状態から「重力に逆らう必要はない!そのまま(もっと)速く飛べ!」と,地球ならば第二宇宙速度につながる話題になる。
や,余計ややこしい話になっているが,実は木星の重力圏から逃れたいのならロケットのごとく重力に逆らって飛んじゃって良いのだ。それができるの状況にあるのであれば。だからこそ作者は,重力場を物理学に反するボウル状しかも床が動く構造にして,これだと駆け上がるのは無理だから回るように走れという“まさにマンガ”を描いてしまった。
粗探しをしたいのではない。登場キャラクターに物理物理と言わせるのなら,肝心の物理学を歪曲しちゃあイカンでしょう(そこが石川マンガなのだと言われればそれまでなのだが)。
万有引力の法則は,質量のある物体の重心同士が近くなれば近くなる程その距離の二乗に反比例して強くなる。近づけば近づくほど傾斜がきつくなる蟻地獄。だから地球ヤバい。これは文字で書くより“マンガ”の武器である絵で示した方が圧倒的に分かりやすい。
例えば地球の場合の重力蟻地獄にS沢を立たせ,さらに木星の場合の蟻地獄はもっとデカくてえげつなく深い穴になる!そんな絵だけで残りのウンチクとコマ回しをチョコチョコ描けば済む話なのだ。
余談。粗探しというかこれはこの作品の主題となるから仕方がないのだけれども,どれだけ理科が不人気であろうとその前に抹殺されてるのは数学なんじゃないのかな。余計に話が進まなくなるから仕方ないとはいえ,数学という言葉に対するS沢・及川の反応は「数学だけは多少なりとも苦痛を味わってる世界デスヨ」という“お約束”に違和感があった。
この作者に限らずウンチク物ってのは,作者がヨクワカッテナイことやカンチガイシテイルことがままある。特に科学系においてはこいつが特に厄介で,“月”の「知っててやるのと無知の垂れ流しは違いマス」の台詞が作者自身にズシンと突き刺さることがある。
その具体例が「衛星はなぜ惑星に落ちないのか」の説明部分で,これでは読者がナンダカ理解できない?ナントナクそんなもんなのか?的なただのページ数稼ぎと見えてしまう。重力場をボウル状に描いてるのもどうかと思うが(本来は中心に向かうほど傾斜がキツくなるスリ鉢状),それを多めに見てもまるで見当違いな「重力に逆らって飛んで行く」話は,ここで必要な説明ではないからだ。
本来なら,いつかは落ちる紙飛行機をとことん速く飛ばすとどうなるかという,「いつまでも落下しながら(見た目)飛び続けている物体」の話であるべきだ。しきりに出してくる地球表面上の重力加速度の値“9.8”なんぞガン無視して,大気圏外で空気抵抗の無い宇宙空間を惑星の重力に引かれながらカッ飛んでく(人工)衛星の話に持ち込むのが筋だ。
と「木星が近づきすぎてしまったので地球ヤバい」の説明から明後日の方向に逸れてしまう。しかし,お話は流れをぶった切って重力の話題に持ち込み,その上で「ふらっと星の重力圏に飛び込むと中心に引き込まれる」ことがイイタイのだ。だったら(人工)衛星状態から「重力に逆らう必要はない!そのまま(もっと)速く飛べ!」と,地球ならば第二宇宙速度につながる話題になる。
や,余計ややこしい話になっているが,実は木星の重力圏から逃れたいのならロケットのごとく重力に逆らって飛んじゃって良いのだ。それができるの状況にあるのであれば。だからこそ作者は,重力場を物理学に反するボウル状しかも床が動く構造にして,これだと駆け上がるのは無理だから回るように走れという“まさにマンガ”を描いてしまった。
粗探しをしたいのではない。登場キャラクターに物理物理と言わせるのなら,肝心の物理学を歪曲しちゃあイカンでしょう(そこが石川マンガなのだと言われればそれまでなのだが)。
万有引力の法則は,質量のある物体の重心同士が近くなれば近くなる程その距離の二乗に反比例して強くなる。近づけば近づくほど傾斜がきつくなる蟻地獄。だから地球ヤバい。これは文字で書くより“マンガ”の武器である絵で示した方が圧倒的に分かりやすい。
例えば地球の場合の重力蟻地獄にS沢を立たせ,さらに木星の場合の蟻地獄はもっとデカくてえげつなく深い穴になる!そんな絵だけで残りのウンチクとコマ回しをチョコチョコ描けば済む話なのだ。
余談。粗探しというかこれはこの作品の主題となるから仕方がないのだけれども,どれだけ理科が不人気であろうとその前に抹殺されてるのは数学なんじゃないのかな。余計に話が進まなくなるから仕方ないとはいえ,数学という言葉に対するS沢・及川の反応は「数学だけは多少なりとも苦痛を味わってる世界デスヨ」という“お約束”に違和感があった。
2017年4月21日に日本でレビュー済み
太陽系大集合。天文学と物理学の講義を聞いているようだった。私も天王星推しです。
2017年5月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
(1)にひきづき、不思議な世界観で、面白い。科学的な内容もあり、読み応えがある。